かつて、世界全土で戦争が勃発していた暗き時代。
そのような最中、数百という戦場を駆け、その全てを鎮めたその男は、ヴェラリオ王国の騎士長、グフストル・アンバー。
だが、人々から伝説の英雄とまで呼ばれるようになったグフストルもまた人であ
る。年を取り、とうとう天寿を全うする時が来た。
幼い頃から国のため、争い無き世界のためと尽力してきたグフストル。無論それは己の誇りであったが、ふと自分の人生を振り返れば、あろうことか戦場での記憶ばかり。
「この世界、戦場以外には何があるのだろうか?」
生涯全てを城の中と戦場のみで過ごしてきた彼はそんなことを考えながら、永遠にその目を閉じる………はずだった。
だが、その目は再び開いた。しかしそれは長年共にしてきた肉体ではなく、産まれて間もないであろう赤ん坊。しかもなぜだか女の子。
そんな神の悪戯を受け入れたグフストル改めシルカは、再びこの世界で生き、その全てを見るためにかつて自身がこの世に確立させた職業、冒険者となる。
人、魔物、竜。数々の出会い、そして戦いの果てに、シルカは何を思うのだろうか―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 11:00:00
595436文字
会話率:43%
人の視点によって、物語は激しく変動する。
新美南吉著『ごんぎつね』なんかもとても良い例ではないだろうか?
茂兵とごんの視点で、抱える感情が半回転する。
だからこそ、叩く時にはそれ相応の目を持たなければならない。
注意事項1
起承転結はあ
りません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
人を中傷する時に、しこたま考えて欲しいんですよ。
ただ『苦しいから』なんて言ったら、其れは中傷する人と変わらない時があるんで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 08:59:00
820文字
会話率:14%
ある日、世界各地で空間に亀裂が走った。
そして、後に|次元門《クラックゲート》と呼ばれるようになった亀裂が拡大し、化け物が溢れ出した。
人類は抵抗したが人類の生存圏が危ぶまれた。
しかし、|次元門《クラックゲート》の出現と同時に
現れた超能力を持った特異な人によって人類の滅亡は免れた。
後にこの出来事は『|空想侵略《くうそうしんりゃく》』と呼ばれた。
この物語はそこから約30年後から始まる。
この世界にはただ一人の主人公はいない。全員が全員、自分が主人公の物語を持っている。
心に傷を負った青年
差別を忌み嫌い壊す青年
育ての親の意思を受け継ぐ少女
自分を何よりも信じる少年
そして、ある目的のために全てを見る者たち
全てが世界を作っている創造している。そして壊していく。自らの想いを貫くために。
群像劇です。視点が色々変わっていきます。お気をつけを。
こちらの作品は三部構成です。
第一部 幻想世界で人は夢を見る
第二部 不穏な栄光と大きな変遷
第三部 過去の大罪と新たな一歩
初投稿です。
初めてのことだらけなので読みづらかったりミスがあったりすることがあると思います。こちらも試行錯誤しながら執筆しています。もし何かあればは遠慮なく言ってください。
不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 00:00:00
301231文字
会話率:38%
これは、この世の全てを見るために世界を渡り歩いた、1人の少女の物語。
そして、最後に辿り着いた結末とは…?
最終更新:2022-06-05 21:15:29
3041文字
会話率:44%
自我を持った街。
彼らにとって、日々を共に過ごす人間達は最高の娯楽だ。
人間は喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、愛しみ、嫌悪、様々な感情を街の中で顕わにし、それらを糧に物語は紡がれる。街はただ見ている事しか出来ないが、自分の中の事ならば全てを見る
事が出来るのだ。
そんな彼らだからこそ知っている物語。今、その一部を語ろう。
これはパン屋の息子がとある貴族の令嬢を攫った事件についてのほんの一欠片である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-18 00:21:08
1426文字
会話率:55%
過去も未来も異世界さえも覗くことが出来、“世界の全てを見る魔女”と呼ばれるアーリアデットは恋に憧れる少女。だが、ラグシオン王国の外れにある森の中の屋敷に、引きこもって暮らしていた。そんな主をオウムの使い魔ハルピオスは心配するが、ついに一念発
起して恋人(兼執事)を作る事に……!?その相手の青年・ヘクトもやや問題があり――
+++++++++++
魔女の少女が主人公のファンタジー。恋と成長の――でもキラキラしていない、くすんで少し閉鎖的な話です。コメディ・アクション要素も少々あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 16:58:56
94773文字
会話率:40%
太陽の力が弱まり、地球は氷に覆われた。人々が『ラグナロク』と呼んだ超自然災害。それ以降、地球は氷河期へと突入した。《地上の天国》を求め彷徨うチアキ。世界の全てを見ることを夢見るサエナ。氷の世界で出会った二人は『ラグナロク』以前の世界を取り戻
す為、最後の希望《太陽の一族》を探す旅に出る。
【1章 氷河期に挿絵があります】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 22:15:25
25498文字
会話率:40%
モンキー武器屋の百二十七代目の主人ことハイル・ライクスは、周囲の武器屋が次々と名のある武器を作りながらも、伸ばせない技術をどうやったら伸ばすことができるのだろうかと考える日々を送っていた。分かってはいた。考えるだけでは駄目なのだと。けれど、
才能が無いのに親から武器屋を継ぐのだと言われて、早五年。作れる武器と言えば、スライムを三撃程しなければ倒せないと思われるショートソードだけであった。強化をしようと剣を叩けば、数秒足らずで壊れる始末。道具を握らなくなってから半年は経とうとしていた。そんなある日、同じく半年振りにお客様が来店されたのだ。感謝感激雨あられとはこのことを指すのだろうが、すぐに天変地異を引き起こす。明らかに貧しそうな外装と容姿をしておられる少女騎士、リーナ・ミュードは小さな果物ナイフを方手に、「ご、強盗なのです! こ、この店で一番優れている剣を……」その、明らかに成っていない扱い。姿勢。その全てを見るまでもなく、ハイルはリーナが武器を握ったことも無い素人だと分かる。そう、ハイルが武器を造ることが出来ない理由は才能だけではない。造る側の武器屋ではなく、使う側の騎士になりたかったのだ。――この物語は、武器をまともに造れない武器屋と貧困少女が織り成す、英雄伝を描いた作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-31 04:29:07
171707文字
会話率:23%