「これで満足しましたか?」
感情の無い笑顔で彼女は僕達にそう言った。
異世界転移させられた聖女は帰還を餌に魔王討伐の旅へ向かい、苦労の末仲間と共に念願を果たしたが結局「ごめん帰還術は無い」と言われ、国も仲間も想い人も全て捨てた。
ー召
喚された聖女は慈悲深く、当たり前のように慈愛の心で私達を救ってくれるー
そんな国民共通の常識を押し付けられた聖女と、彼女がいなくなってから始めてその意味に気づいた王子の後悔の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 18:00:00
158841文字
会話率:41%
僕・町田泰司は大学生である。
僕には年上の恋人・乃木綺華がいる。
僕達には確かな愛があるものの、それを他人よりも大きく表現しようとしない。
そんな僕たちの短い恋物語
最終更新:2024-12-16 20:46:05
1000文字
会話率:15%
世の中理不尽だ。
皆当たり前の様に生きてるけど、それは皆が皆同じじゃ無い。
なら僕達は、僕達にできることで生きるために足掻いてやる。
最終更新:2024-02-25 18:44:02
12417文字
会話率:46%
僕は知っていた。 目の前の敵には勝てないと。
仲間は知らない。 敵が僕達に手を抜いていることを
目の前に絶対的に勝てないと分かっている敵がいる時、あなたのその一歩は
前に行きますか? 後ろに行きますか?
最終更新:2024-02-04 18:53:21
5230文字
会話率:43%
突然襲うのは虚無感と希死念慮
それでもここにいる僕達に
夜を越えるのが怖いそんな僕達に向けて
最終更新:2023-10-28 23:20:31
790文字
会話率:0%
人それぞれきっと、その解釈が異なっても、どちらでもない人たちにはきっと、どちらかであるとか、どちらでも持っているとか、そういうもののために造られたこの世界はきっと、行きにくいよなぁ……やだな……理解されないのは、憶えてもらえないのはさ
最終更新:2023-08-18 01:17:16
313文字
会話率:0%
僕、坂月康太には小学生の頃からライバルだった女の子がいる。
左文字姫子、同じサ行だから隣の席になる事が多い女の子だ。
テストの度に点数を競い、そして負けて悔しがる。
負けた時の姫子を見ると、なぜだかちょっとだけ愉悦に浸る自分がいた。
僕はク
ズなのかもしれない。
小学校、中学校とずっと勝ち続けてきた僕に対し、姫子は言い放った。
「大嫌いなので、近寄らないでもらえますか」
とても丁寧に、とても静かに、とても破壊力を秘めたその言葉。
言葉通り、僕は姫子との距離を取り続けていたのだけど……。
高校に進学すると、中学から同じなのは姫子だけ。
無駄に成績の良かった僕達に、昔の連中は付いてくることが出来なかったんだ。
「中学の時のことは忘れて、また勝負して欲しい」
姫子からのお願い。
「勝負だから、勝った方の言うことを何でも聞くってルールを追加したい」
また同じクラスになって席が隣になってしまったから、無理にでも僕から逃げたいのか。
中学の時はそれに素直に応じた。
でも、裏を返せば僕が勝ち続ける限り姫子は僕から逃げられなくなる。
それに気づいた僕は、彼女との点数勝負を受ける事になった。
彼女の言葉の全てが、裏返しの意味だとは気づかずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 09:16:57
8141文字
会話率:26%
「おめでとうございます!あなた方は私達、女神に選ばれました!」
いきなり僕達にそう告げてくる女神メイーナ。
メイーナ様の言う話では、僕達はアーチと呼ばれる世界を救う為に選ばれた英雄という事
らしく、その恩恵として『ギフト』と呼ばれる力.
..所謂、チートの力を貰えるらしい。
その事を聞いたクラスメイト達は歓喜していたが、僕はそれをニガ笑いを浮かべて
見ていた...。
だって、それは自由と引き換えに得られる力で、英雄なんかに選ばれたら
きっと苦労はしないだろうが、自由な時間はなくなるだろうと...。
だから、僕...蒼井瞬(あおいしゅん)は女神様にこう言うのだ...
「すいません女神様、僕はギフトなんて要りません...!」
...と。
だが、この選択が僕の意と反する展開になっていこうとは、この時の僕には
まだ知る由もなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:32:05
605560文字
会話率:37%
小説家を目指す主人公「青木 蒼太」は自身の感化されやすい性格により、自分の言葉で小説が書けず悩んでいた。そこにクラスメイトの「佐藤 優」が現れる。
彼女は言った。その言葉とは正反対にある満面の笑みで。
「私を泣かせる小説を書いて」と。
これ
は哀情に対して未熟な二人が互いに互いを妬み、羨み、生かす。青春ストーリー。
涙を求めて生きてきた、僕らの人生に句点をつけよう。僕から君へ、最後の哀情を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 18:00:00
207454文字
会話率:31%
中学校時代の友人が死んだ。ガンによる5年の闘病の末亡くなったと連絡があったのだ。
友人の死を知った時、悲しい等の気持ちより先に二十数年前にタイムスリップをした様な気持ちになった。あの頃の僕達には、ただただ楽しい思い出も、甘酸っぱい思い出も
沢山の時間を共有してきた仲間が居た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 19:00:00
3272文字
会話率:0%
君と僕の心を引き裂く! 切り裂き魔が僕達に立ちはだかる!
最終更新:2022-08-24 03:00:00
982文字
会話率:40%
初めて目が合った。その瞬間に、運命だと悟った。
この人が自分の生涯の伴侶となる守るべき人であること、相手が今考えていること、次に自分が言うべきこと、そのどれもが理解できた。
理由はわからない。でも結論だけはわかる。
僕達に言葉はいらない
はず。何も言わなくても全部わかると信じられる。
でも今だけは声に出して伝えたい。
「来世でも、必ず、キミのすべてを、僕のものにしてみせるよ」
「来世でも、必ず、アナタのすべてを、私のものにしてみせるわ」
誓い合うのは「現世」でのことではなく、「来世」に目掛けたこと。
現世は当然、イチャラブできることは互いにわかりきっているから。
幼い2人は周囲の驚きと混乱を置き去りに強く抱きしめ合い、唇を奪い合う。
今の本人たちに自覚はないが、<前世馴染>の2人。
到底9歳の少年少女がするものとは思えない濃厚なキスを見せつけるように絡み合う2人の間は言葉がなくても一切すれ違いのない物語。
来世でも今以上の幸せを送るためのハッピーライフを「繰り返す」!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 05:00:00
72037文字
会話率:19%
高校を卒業したばかりの主人公 柊木 真(ヒイラギ マコト) は、祖父の秀爺こと 柊木 秀(ヒイラギ シュウ) と2人で平和に暮らしていた。
しかし、真夏のある日に2人は化け物に襲われてしまう。
奇跡的に生き残った真に、秀爺はそれまでの生活で
は想像も出来ないほどの貯金と不思議な本を遺していた…。
その後20歳になった真はついに不思議な本【創造の書】を開く。
そして実力と想像力次第で文字通り"なんでもあり"な創造という力を使って、真は、仲間達は、これまで身を潜めていた悪意の存在を知り立ち向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 01:00:00
2262238文字
会話率:61%
僕達は死なない。
僕達には付いているから。
僕達を産み育む霊木様。
この肉体は霊木様から頂いた殻に過ぎない。
魂はいつも霊木様と共にある。
だから、今日も僕達は守る。
凶悪な悪魔ー木喰ーから。
「シメイを全うせよ」
最終更新:2022-02-17 12:41:21
3950文字
会話率:39%
MARIA
君の涙を見た時、沢山の景色を見る事が出来た。
電脳とは違う精神で繋がる世界の中で僕は生きている。
脳と脳は繋がっているけれど、心で生きる僕達にとって
本当の生きている意味、存在とは形のあるものになるのかは分からない。
私が1
6の時に描いた変わった小説です。
楽しんでいただけたら嬉しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 06:00:00
6292文字
会話率:33%
救うだなんて、簡単に言うな―――
僕達にはきっと、限られた事しか出来ない。
与えられた事しか出来ない。
けれど、だから最大を尽くす。最高を掴み取りたかった。それだけだった。
これは竜の物語で、人の物語で、誰かの物語であったもの。
御伽の話ほど優しくなかった、誰しも抱える闇の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 20:00:00
66224文字
会話率:42%
北の港町で出会った君は、僕と僕達に奇跡をもたらしてくれたんだ。
最終更新:2021-05-05 07:36:20
2616文字
会話率:4%
男爵令嬢ナターシャは卒業パーティーを控え片想いの相手ディーンのパートナーになれるかどうかヤキモキしていた。
しかしいつも恋の相談に乗ってくれていた友人ホリーが、秘かにディーンと付き合っていたことを知る。ショックを受けるナターシャだが、二人の
恋を祝福しようと思っていた。しかし、いきなりディーンに「二度と僕達に関わらないでくれ」と言われてまたまたショック。
どうしてこんなに嫌われてしまったのだろう?
卒業パーティーの相手も決まらないし、どうしたらいいの?
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-24 14:04:52
24945文字
会話率:56%
何をやっても満たされない毎日。
そんな時、僕は会社の命令で半年程留学することになった。
そこで、偶然出会った一人の留学生シャン。
僕は彼女と過ごすことで徐々に心が惹かれていった。
でも、僕達には時間が無い。
帰国までの時間は残りあと
わずか……。
僕は帰国してもう二度と彼女とは会えないままなのか。
それとも……。
二人の運命は物理的距離を超えて繋がることが出来るか。
僕とシャンの恋の行方は?
衝撃のラストにあなたは涙する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 23:07:29
14738文字
会話率:16%
魔法をかけてあげよう。僕達にはあたりまえに見えている景色が、見えない君へ。(※重複投稿しています)
最終更新:2021-03-06 13:00:00
292文字
会話率:15%
ポチャ……ポチャ……と何かが水底に落ちる音が夢の中で聴こえる。
それはまるで何かの願いが掌から零れ落ちるよう。
いつも通りの朝。けれど、今日はお嬢様の婿殿をお迎えする日。
けれど、何かがひたりひたりと忍び寄るように唄う声がする。
逢いに来た
のは二人の王子。一人は人間。もう一人は獣人。
「僕達には君が必要なんだ」と彼女を連れ出した。
連れ出した彼らはお嬢様を名前で呼ぶ事は一度もなく。
ある日、男が現れた。人の成りをしているが、その実、人でも獣人でもない者。彼は彼女に問うた。逃げ出したいか? と。
彼に逢い、夢を視なくなった。水底の夢を。
けれど代償に「名前を呼んで」「私を愛して」というその言葉が届かない。まるで本物の人魚姫のように。
そんな時、再び男が現れて「脚をあげる。自由に飛んでみなよ。此処から出る為に」と脚を貰ったお嬢様は、外へ逃げた。けれど、二人の王子は彼女を逃がさなかった。彼らは彼女を捕まえた。
男は嘆いた。彼女を救えなかったのを。だから……。
もう二度と、そう呟いた声が泡となって、消えてーーーー……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-11 22:48:41
1467文字
会話率:43%