市へ買い物に出かけた少女は、途中辻占の美少年と、侠客のような少年に出会う。
辻占の美少年には両親が決めた縁組が破談になることを告げられるのだが。
R15は念のための保険です。陰惨な描写は極力しない予定ですが、設定上残酷な内容も出て参ります
。
また、ある程度は調べているけど、調べ切れないものなどもあるので、設定の甘さなどはご容赦下さい。
紀元前八十年頃の前漢の話です。
基本設定としては
1.同姓不婚→同姓(男性が王さんなら女性の王さん)は結婚出来ない。
2.偏諱→本名を呼ぶことは失礼なので、上位者(親・上司・皇帝など)以外は呼ばない。
3.女性の結婚は父親が決めて、新婚初夜に初めて夫婦が顔を合わせるというのも良くある。
4.子供同士が幼い内に両親が決めて婚姻を結んでおくこともよくある。
婚姻可能になるまで実家で過ごし婚礼を行うので一般的な婚約状態に近いけれど、周囲の
認識は婚姻状態であるため、男性側が死去すると女性は未亡人の扱いになる。
一話一話はあまり長くしない予定です。全話数はまだ決めてませんが、現段階で全三十~五十話くらいかな。
不定期更新にしてますが、五十日あたりに更新する可能性が高いです。
後書には、本文中判りにくい言葉や日本ではあまり馴染みのない習慣などについての解説を入れています。もし判りにくい単語などがありましたら、お知らせ下さい。普段読み慣れているとどれが知られていないとか、失念してしまうので(笑)
2019/10/11「三、帝位を拾う」一話部分に「探剣詔」を割込投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 12:00:00
56969文字
会話率:36%
江戸幕府第二代将軍、徳川秀忠の名前はおかしい。
松平元康は旧主である今川義元の「元」を捨てて「家康」になって今川家から独立し、鍋島信生は旧主である龍造寺隆信の「信」を捨てて「直茂」となって龍造寺家を乗っ取り、陶隆房は主君大内義隆を殺して「隆
」を捨て「晴賢」になった。主家や主君を見限るなら、貰った名は捨てるのだ。
それなのに、父と共に豊臣家を滅ぼした秀忠は、豊臣秀吉から貰った「秀」を捨てていないのだ。
これは、いかなる事なのだろうか?
秀忠と秀吉には、歴史の裏に隠れた秘密の結びつきがあったのではないだろうか?
※「カクヨム」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-28 18:00:00
8715文字
会話率:37%