「奴隷を買いたいんですか? それでは、絶対に食事は与えてください。お風呂も与えてください。部屋も与えてください。それと、何かあったらすぐに病院に連れて行ってあげてください。その他諸々書いた書類も用意していますので、それにも目を通していただけ
ると」
「はぁ? なんだそれ。奴隷風情にそこまでやらせんのかよ。やっぱいいわ。別のところで買う」
「あ、ちょっと!」
スレイは全く売れない零細奴隷商人である。訳あってやりたくない奴隷商人をやっているのだが、商品である子たちへの愛情が強いばかりに客には相手にされない。同業者にすらバカにされ、スレイの地位は低いものだった。
「スレイ! また売れなかったの?」
「全く、あなたは奴隷に甘すぎるのよ」
「だ、大丈夫ですよ。また、えっと。次があります?」
「……奴隷たちに励まされている奴隷商人なんて聞いたことないよな」
挙句の果てには奴隷である獣人のミーア、吸血鬼のイヴ、エルフのレイレイに励まされている状況である。しかし、スレイにとっては彼女たちが幸せになってほしいと願ってしていることであった。だが、そう上手くはいかない。
スレイが奴隷商人をやっている理由の一つとして、両親が抱えていた借金を返済するためという事情があった。更に、奴隷たちに快適な生活を送ってもらうために費やしたお金で更に借金は膨らみ続け、最終的に「この日までに返さないと首が飛ぶぞ」と言われていた日を迎える。
このままでは自分の首が飛ぶ……!
考えたスレイは借金取りから逃げるために辺境へと逃げることにした。いっそのこと、辺境で愛している奴隷たちと幸せな生活を送ろう。そう誓ったわけだが……逃げた辺境は魔物だらけ悪人だらけの荒れ果てた土地。
もう終わりだ……と死を決意したスレイだったが――あれ、奴隷たちが全てを蹂躙していってるんだけど?
え、というか俺が育てた魔族たちが最強種ってマジですか?
これは、奴隷を愛する駄目商人が実は最強種だった奴隷とともに辺境でスローライフを送る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:30:00
56009文字
会話率:45%
魔族の王である俺は、ゲスな豚勇者との戦いで相打ちになるはずだった。
しかし死の間際で、勇者の体を奪うことに成功。
その姿で人族の国へ帰還すると、国王様から魔王討伐の褒美がもらえることに。
「第一王女と結婚?騎士団の指南役?――お断りします
!!」
提案を飲めば、王国の豚として飼い殺し。
王女も内心では『ゲス豚勇者』だと俺を嫌悪している。
しかも騎士団を指揮して魔族を根絶やしにしろって?元魔王の俺が??
だったら俺は、権力も立場も捨ててセルフ追放されてやる!
そうして俺は、王様へのおねだりで辺境の村をゲット。
これで辺境の村で平和なスローライフを送ってやるぜ!
え、虐げられていた第三王女がついてくる?
――仕方ないけど面倒みるよ!
空腹で行き倒れた獣人を世話してくれ?
――なら俺が育てた野菜を食べさせるよ!
もふもふ聖獣がやってきた!?
――それは大歓迎です!
多少のトラブルも我がスローライフの邪魔はさせません。
あれ?育てた野菜を食べていたら、豚勇者の体に変化が……?
こちらはアルファポリスやカクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 19:14:54
164825文字
会話率:47%
中年、小太り、非モテ、社畜のこの俺は、乙女精霊サーガと言う名の携帯ゲームアプリに骨の髄まで嵌っていた。このゲームでは六人の美少女を育てる事ができ、俺は彼女たちを愛でることで、社会に揉まれ荒んだ心を癒していた。
そんなある日、ガチャ課金で手
に入れたアイテムの効果で俺は異世界へと飛ばされてしまう。
そして何と、俺が育てた六人の美少女までもが異世界転移を果たしていたのだ。
「主様」、「マスター」、「旦那様」、「我が君」、「師匠」、「ご主人様!」
愛する美少女たちを実物大で目の当たりにした俺は、狂喜乱舞し喜びと嬉しさで感涙に打ち震える。
しかし俺は未だ知る由もなかった。
この先、気苦労が絶えない日々が待っている事を……
※完結しました。
※「カクヨム」様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 09:35:29
1011420文字
会話率:45%
本編、ひとまず完結。
KADOKAWA ドラゴンノベルス より 一巻発売中!
コミカライズ決定!
マンガUP!&ガンガンOnlineにて連載予定!
MBSラジオ「寺島惇太と三澤紗千香の小説家になろうnavi」8月の朗読劇に選ばれ
ました。放送は計四回。バックナンバーはYouTubeにて視聴いただけます。*リンクは作中にあります。
『あらすじ』
前世の記憶を取り戻したシリルは、自分が乙女ゲームの登場人物、悪役令嬢・ソフィアの執事であることに気付く。
このままでは、ヒロインに王子を奪われたソフィアが闇堕ちして処刑されてしまう。
お気に入りだった悪役令嬢を救おうと考えたシリルは、執事として彼女が闇堕ちする要素を排除し、王子の愛を勝ち取れるような才色兼備の令嬢に育てるのだが……
8月30日に異世界恋愛の日間1位、週間1位、月間1位、同時入り果たしました! 四半期1位と年間3位も獲得しました。応援してくださったみなさんありがとうございます!
書籍化に伴い、サブタイトルが変更になりました。
(旧サブタイトル)~俺が育てた彼女はとても可愛い~ (連載版)
*カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 20:00:00
572423文字
会話率:40%
前世の記憶を取り戻したシリルは、自分が乙女ゲームの登場人物、悪役令嬢の執事であることに気付く。
このままだと王子をヒロインに奪われた悪役令嬢が闇堕ちして処刑されてしまう。
お気に入りだった悪役令嬢を救おうと考えたシリルは、執事として彼
女が闇堕ちする要素を排除し、王子の愛を勝ち取れるような才色兼備の令嬢として大切に育てるのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 20:01:42
11291文字
会話率:39%
魔物の楽園《アルカディア》と呼ばれるゲームをしている俺は普通に寝たはずだった。
その日見た夢は何というかテンプレ間満載の神様から世界を救えという内容である。
どうせ何の脈絡もないただの夢だと思っていたら本当に異世界に転移していた。多分
チートスキルと思われる神様からもらった力はゲームの力、アクション、RPG、シミュレーション、アドベンチャー、シューティングの5種だと言うので多分戦闘系ゲームの力だと思ったら、箱庭ゲーの育成ゲームの力だった!!
育成ゲームでどうやって世界を救えばいいんだよ!!それ以前に俺が育てたモンスター、子供達が居ない!!
それなら世界を救うなんて無視して子供達を探さないと!!
箱庭ゲームの生産チートを使いながら子供達(モンスター)を探すファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 14:00:00
739975文字
会話率:46%
日本人のおっさんは願った。俺が育てたゲームキャラで異世界転移して無双したいと。
小説に感化されたよくあるかもしれない願いである。しかも日本に戻れる能力つきで。
おっさんにとって都合の良すぎる願いは叶うかと思われた。ゲームキャラが自
我を持っていなければ。
おっさんは魂を賭けた戦いであっさりとゲームキャラである少女に負けてしまう。そうして現実化してゲーム少女はゲーム理論で旅を始めたのである。
「鏡、敵がリポップしないんですが?」
「いや、この惑星ではリポップはないから!」
「えぇ〜! 変な惑星ですね!」
魂を乗っ取ったおっさんをサポートキャラとして、ゲーム少女は2つの世界を股にかけて遊び始める!
更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 19:00:00
857477文字
会話率:42%
「資産は100兆ギル!?」
貧乏で苦しい社畜生活から一転、転移した異世界で金髪美少女魔法使いと生活することになってしまった主人公のミヤ。
定期的に一億ギルのお小遣いがもらえるというので、社畜という苦しみから解放されたミヤは、この世界をの
んびり楽しく満喫することにしたのだった。
こうして世界最高の魔法使いであり、資産100兆ギルという超絶チートの魔法使いフウとのヒモ生活が始まった。ゴロゴロしたり買い物をしたり釣りをしたり、楽しくも自堕落な毎日。
だが、奴隷の少女アクアとの出会いにより、働かないことに罪悪感をおぼえたミヤは、今度行われるという魔物討伐の依頼に参加する決意をしたのだった。
なんやかんやの金持ち居候ほのぼの(ハーレム?)少しコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 23:57:25
74918文字
会話率:49%
書籍化が決まりました。どうもありがとうございます! ファミ通文庫様より12/29に一巻が発売されます!
――この世界の伝説の武器は、俺が育てた。
青年ラグナ・スミスは毎日、夢を見ていた。オンラインゲームという遊びを運営している青年の夢
だ。そしてラグナは、夢の中でプレイしていたゲームキャラと自分の名前や装備が同一であることに気づく。更にはこの世界のシステムもゲームと同じで、夢の中でレベルマックスまで育て上げた武器と同じ名前の女性が、傍にいるということにも。
この世界に適合する大量の知識、そして力と経験を手にした彼は、レベルマックスの武器少女を相棒にして、自分らしく生きていく。
(カクヨムにも重複投稿中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-20 23:52:24
109575文字
会話率:43%
高校生だった主人公、群城 火狩(むしろ ひかり)はなんやかんやあって無様に死んでしまう。そして死後の世界へ旅立つ……はずだったのだが。
そこで待っていたのは一人のサラリーマン。「君に運営を頼みたい」そう言われて連れてこられたのは土に囲ま
れた密室。どうやらダンジョンを作って侵入者を撃退しなければならないらしい。
「さて、困った困った、あ〜困った」
『……全然困ってないですよね?』
これから始まるのは一人の青年が苦難苦節の末作り上げたダンジョンと、そのダンジョンに住む極悪非道で奇々怪々な仲間たちとの日常を描いたハートフルラブロマンス。
『いや、違うでしょう?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 00:22:24
214640文字
会話率:50%
よう、元気か?俺の名前はエセック。俺が育てた勇者の話をしてやるよ。まぁ、魔王とか悪の組織とかを倒す話じゃないんだが、俺の育てた勇者だ、きっと魔王とかが居たらソロプレイでも無双出来ていた事だろう。まぁ、そんな勇者も最初から強かった訳じゃ無い、
俺の神の如き導きってヤツのお陰だろうさ。アイツを初めて見た時に”ああ、コイツなんだな”ってすぐ解かったさ。あいつの名前は”マイラー”いつも俺の後ろから付いてきて「エセックお兄ちゃん待ってー」って可愛いヤツだった。まぁ、そろそろあいつの話を始めようか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-01 09:00:00
22067文字
会話率:54%
なんかよくわからないけど、幽霊になったらしい。で、目の前にはかわいらしい赤ん坊がいる。こうなったら、やることは一つっしょ!
最終更新:2013-11-30 22:58:31
4405文字
会話率:5%