20××年2月22日、日本国は初めて憲法改正を行った。それは、憲法前文に新たな内容を付加するものだった。~世界のはじっこで僕らはカワイイを発信するすることで武力行使で国際紛争を解決するっていうマッチョでキモい行為の消滅を図り、難しいけど、本
当の国際平和と全生命体の幸福の実現を求めていくのね…【憲法前文より】
これは日本で初めての革命、「かわいい革命」が始まり、成し遂げられるまでの物語です。
第1部:市民サークル「猫地獄」編
202X年、沖縄県の宜野湾市という街にある小さな保護猫カフェから物語はスタートする。
主人公の女性ナオは仕事に追われ疲れていた。そして、孤独だった。
ある日、彼女は猫おばさんKと出会う。
〝ネコは自由なんかじゃありませんよ〟
〝ネコに限らず全ての生き物には自由なんてありません〟
〝ネコがカワイイんじゃなくて、ネコを見てあなたが「かわいい」と思ってるだけですよ。カワイイはヒトの中にだけ存在する特別な感情だと思います〟
〝素敵な感情だと思いませんか?〟
第2部:オヤジ撲滅党 編
ナオは若き革命家マリコと出会う。
パワハラ、セクハラ、カスハラ…アップデート出来ない人々。マリコはナオにオヤジ撲滅運動構想を語る…マリコの語るオヤジとは、おっさんだけにとどまらず、おばはん、スポコン、ヤンキー、偽ギャル…カワイイの向こう側にいる者の総称だった。
〝オヤジ共よ、マウントをとるな、道具を取れ!〟
〝威張り散らすな、まず、話を聞け!〟
〝カワイイは、日本人の本質、いや、人類の本質だ!〟
~オヤジ撲滅党、スローガンより
第3部:カワイイ革命 編
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 00:21:53
13003文字
会話率:2%
トラブル続きで疲れたときふと目に留まった保護猫カフェ。
何気なく入ってみるとさらにトラブルに巻き込まれてしまった。のかも?
※非日常な日常の保護猫カフェの続編です。主人公が変わっています。
※ベースとして前作を読むとなんとなく話がわ
かりやすくなりますが読まなくても大丈夫なはずです。
※長編小説になります。
※モデルは実在する保護猫カフェです。
※登場人物は架空です。
※暴力やエッチなのもありません。
※「小説家になろう」と「カクヨム」に投稿しております。他には未発表です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 18:50:50
38776文字
会話率:53%
行き場のない猫たちを引き取りのんびり暮らしながら人とふれあい新しい家族を見つけるための保護猫カフェ。
そんな保護猫カフェを取り巻くお客様やスタッフ、猫ですら普通と少し違う。
変わった環境にある保護猫カフェの日常。
※長編小説になります
。
※モデルは実在する保護猫カフェです。
※登場人物は架空です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 09:10:35
73178文字
会話率:57%
雑貨屋「五十鈴屋」で働きながらゲーム配信を趣味としている五十鈴裕昌(いすずひろまさ)は、保護猫カフェで片前足のない黒猫を譲り受ける。黒音と名付けた愛猫は、実は400歳の猫又!?さらに、霊感なんて無いのに視えるようになってしまった!?
そんな
黒音と裕昌のもとには、続々と怪異が訪れてーーーー。
口は悪いが可愛い(自称)黒猫又と、平々凡々だったはずの飼い主による怪奇譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 23:12:17
2567文字
会話率:43%
平日の朝食を終えて、仕事用の服に着替えようとクローク部屋に入っていると、慌てたように妻が呼びかけてくる。見ると、ずっとテレビ画面に見入ったままだ。送還後の空港のロビーで、警察に連行されていく映像だ。男女混在の5人の中にその人物を見つけ、自
分でも確認するように指さしながら私に押し示す。「ほらっ、ほらっ、この黄色いキャップの男の人、あの人に間違いないよ。保護猫の猫カフェで説明してくれたひとだよふーん、|篠田優希《しのだゆうき》って名前だったんだ」
「わたしたち夫婦にとって、ユウナがわが子であることは何ら変わらない。そのことだけは揺るがない真実です」養親のアメリカ人夫婦は、インタビュアーに対してそのことだけを淡々と繰り返していた。アシスタントの女性アナウンサーは放送事故と思われないよう、あの事件のとき3歳だったユウナちゃんは成長して5歳になっています。日本語も日本人であったことも知らずに、現在のご両親の愛情に包まれ幸せに過ごしていたそうです、と手元のメモを読みあげた。
シルバーヘアーのコメンテーターが「今回のことの不可思議さ、奇妙さは兎も角も、まずは良かった。虐待されて死んでしまったと皆んなが思っていたあの3歳の女の子が生きていて、幸せに暮らしていたんだから」といった。
三歳のときのその女の子の写真がアップになる。ただただ「愛おしい」しか浮かんでこないその幼い顔をみつめていると、事件のやるせなさ切なさがフラッシュバックされる。あのとき、なんでこんな非情さが本当の現実として目の前に現れてこなければならないのかと、誰もが沈痛な想いにとらわれた。殺されたものが無垢であればあるほど、やり場のない気持ちはどこか別の場所におけずに自分の処へ戻ってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-14 08:20:22
4207文字
会話率:50%