哀しくも侘しいハードボイルド・アイランド・ストーリー。
最終更新:2023-08-14 17:55:10
576文字
会話率:17%
とある田舎の、あぜ道の外れ。
朽ちて侘しい墓場の隅に、女が独りで座っている。
街灯のぼやけた光を浴びて、男はピアノを弾こうと思った。
戯曲形式の作品です。
最終更新:2022-12-01 19:04:46
8585文字
会話率:1%
結果ありきで破った約束、また約束しましょう。
最終更新:2022-10-05 10:05:01
482文字
会話率:0%
僕は騎士を喪った。
私は母を喪った。
僕は母を殺された彼女に申し訳なく思った。
私は騎士を殺された彼を哀れに思った。
僕は構えた弓を投げ捨てた。
私は命を差し出した彼に寄り添った。
僕達はまだ幼過ぎた。
私達はまだ温もりから離れたくなかった
。
僕達は助け合わなければ生きられなかった。
私達はそれぞれでは立ち直れなかった。
そんな生活も月日が経てば気慣れたものになっていった。
ぎこちない日常も季節が巡れば心安らぐものになっていった。
彼女の牙は大きな脅威も恐れ慄くものだった。
彼の弓は気付かれないままに獲物を仕留めてみせた。
何よりも気の知れた仲になった。
寝食を共にするのが当たり前になった。
寒い日に身を寄せ合って眠るのが心地良かった。
暑い日に水を浴びせ合うのは楽しかった。
でも。
けれど。
僕は王子であるという事実からは逃れられなかった。
私は人と共に生きる事への苦難を知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 10:00:00
130648文字
会話率:24%
魔法省魔術研究所で研究員をしていたオーサーは、今日定年退職の日を迎えた。花束を抱え自宅に戻ると、食事を作って待っている筈の妻の姿はなかった。
妻は一体どこにいるのか、探したくても彼は妻の事を何も知らなかった。
彼は妻が毎日作ってくれて
いたサンドイッチを手掛かりに、妻の三十年に及ぶ結婚生活をたどって行く。
どこにでもいる一人の男性の、少し侘しい、後悔に満ちた人生の黄昏を描いています。切ない話です。暗い話が苦手な方はご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 17:38:58
18564文字
会話率:32%
読むに値しない、くだらないお話。
最終更新:2020-03-10 01:04:42
387文字
会話率:0%
とっ散らかった部屋の中男が独りで飲んでいる
最終更新:2019-06-22 22:31:03
279文字
会話率:0%
日常に不満なんかない。毎日3色食べられるし、清潔な布団も温かなお風呂もある。人間関係だって悩んじゃいない。だけど、不思議と満たされない。どこか虚しい。どこか侘しい。原因なんか分からない。壁に空いた穴を見つめる時間ばかり過ぎていく。ならいっそ
の事死んでしまおう。
そう思って書きなぐった文字列。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 19:37:44
1171文字
会話率:58%
話し相手がほしかった僕と、幽霊の彼女の物語。
最終更新:2016-02-26 18:05:41
3963文字
会話率:9%
結局は自分の幸せを一番に考えてしまう、侘しい気持ちをつづった話。
キーワード:
最終更新:2014-02-02 09:48:39
468文字
会話率:0%
入学時の初手をしくじり架空の存在であると思われた存在『ぼっち』になってしまった僕は、この状況を『名誉ある孤立』としてイタい乗り切り方を図っているような侘しい青春を送っていた。
そんなある日のこと、それは唐突に、明らかに非現実的な青い髪と手作
り感溢れるフェルトの羽をくっつけた少女が僕の部屋に現れ「私は30日後、あなたが自ら命を絶つのを阻止するためにやってきた」とか言ってきた。ちょっと待てなぜ俺が自殺なんかするんだという謎もスルーで僕とアイツの不思議な30日間は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-15 00:31:37
2656文字
会話率:0%
神の眠る聖地・青い草原グラスブルーにたどり着いた青年、コウ・ハセザワは、母神竜(ぼしんりゅう)その人である少女・イリサにとり憑かれたことにより不老不死になってしまった。
同じ人を追う目的のあるふたりは、500年の長く侘しい旅に出る。
不
老不死を手に入れても素朴すぎるマイペース男と、おしとやかに見えて無茶ぶりな女のロードファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-01 12:27:45
36760文字
会話率:36%