人との会話が苦手な高校生・悠太は、ヘッドホンの中で世界を完結させていた。ある放課後、駅前のストリートピアノで、車椅子での移動に困っている女子高生・葵と出会う。普段なら見過ごす悠太だが、意を決して手助け。その出会いが、彼のモノクロだった日常に
色をつけ始める。
葵の明るい笑顔と、車椅子に座りながらも感情豊かにピアノを奏でる姿に、悠太は強く惹かれていく。帰り道を共に歩き、葵の音楽への情熱や優しさに触れる度、悠太は心を開き始める。葵の家の段差を抱きかかえて越えさせる際、初めて触れた彼女の温かい体温と香りに、悠太の胸は甘い感情で満たされた。
休日のカフェでの再会や、突然の雨の中、一本の傘の下で身を寄せ合う時間を通して、悠太の葵への想いは募る。葵もまた、悠太の寡黙な優しさに触れ、彼を「特別な存在」として意識し始める。
夏が終わり、秋深まる頃、悠太は葵に地域の文化祭に誘われる。事前にバリアフリー情報を調べ、人混みの中でも葵がスムーズに移動できるよう気配りする悠太。その頼りになる姿に葵は目を輝かせ、悠太は小さな自信を得る。しかし、「好きだ」という言葉は、彼の心の中で渦巻くだけで、なかなか口には出せない。
文化祭からの帰り道、葵から「ピアノを教えてあげようか?」と提案され、悠太の心臓は高鳴る。後日、葵の家でのピアノレッスンが始まり、指が触れ合うたびに悠太の恋心は深まっていく。
悠太の日常には、確かな変化が訪れていた。クラスメイトに挨拶を返したり、困っている友人に声をかけたり。彼の世界は色づき、周囲の音は心地よいハーモニーに変わる。すべては、葵という存在が彼にもたらした変化だった。
葵の家の前で、悠太は意を決して「また、これからも、一緒に、帰り道…歩いてもいいかな」と告げる。悠太の真剣な瞳を理解した葵は、とびきりの笑顔で「うん!もちろんだよ」と答える。その瞬間、悠太は葵の車椅子のハンドルに置かれた彼女の手に、そっと自分の手を重ねる。葵もまた、優しく悠太の手を握り返し、その温かさに悠太の心は満たされた。
この帰り道は、もう単なる道ではない。それは、葵へと続く希望に満ちたメロディラインだった。悠太は知っている。この帰り道が、これからも葵へと続く道になることを。そしていつか、この秘めた想いが、彼女に届く日が来ることを信じて歩み始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:08:43
8765文字
会話率:0%
ざまあ有、ラブコメ有の学校生活×ダンジョンファンタジー!
ある日、世界のあちこちに門が現れた。
門は開くことはなかったが、こう書かれていた。
『ダンジョン入場者へ。これより、地球は体調が戻りかけてきた為、常在菌の選別を行う。長らく、大
きな氷のせいで風邪をひいていたが、体温がやっと活動できる程に戻ってきた。そして、これから体調を戻して行く中で、体に棲みついてしまっている常在菌の選別を行おうと思う。当時の常在菌が死滅してしまった為、新しく環境を整えなければいけないのだ。ダンジョンには常在菌の内、善玉菌に欠かせない栄養と悪玉菌を殺す免疫を用意した。私の体調を理解して、善玉菌となるか、悪玉菌として死滅するか、頑張るといい。ある程度|ダンジョン《シャーレ》での培養に成功したら、本格的に体調を戻していこうと思う。それまでに、立派な善玉菌になってくれるように願っている』
この記述を見て、学者達は地球の意思を理解する。
地球温暖化とは、氷河期という風邪を引いた地球が体調を戻す為に発熱していただけなのだと。
門に備え付けられた時計とカウントダウンの予想は三ヶ月。
それまでに各国は地球と共に生きる善玉菌になるか、あくまで人を中心として生きる悪玉菌になるか選択を迫られる。
そんな中、なぜか既にダンジョンに入り込んでしまった少年の成長物語
※カクヨムにも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 16:22:38
103261文字
会話率:32%
俺は親や親戚に追い出され途方に暮れていた
今考えれば俺の人生はろくなことがなかった
一生童貞だし彼女も出来たこともない
そうしてこの先どうやって生きていこうか思い悩んでいると突如不運なことに見舞われる
俺の意識は徐々に遠のいていき息もしづら
い
なにより外での寒さが体温を奪う
意識を失い再び目が覚めるとそこは見知らぬ天井だった
そう俺は転生したのだ
だがこの世界はなにやらおかしい
魔法が扱える者が絶対でありそんな世界でも楽しく過ごしていた
その中で俺は人生最大の絶望を味わう
これは俺が復讐とその後の物語
毎週月・水曜投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 14:40:51
242296文字
会話率:86%
「体温しか測れない、そんなスキルに意味があるのか?」
現代で救急医として働いていた青年・カイは、過労死によって命を落とす。
目を覚ましたのは、魔法とスキルが存在する異世界。
与えられたのは、最弱スキル《体温計》。
数値を見るだけのス
キルに、誰もが笑った。
だが彼は知っていた。
体温は、命が発する“最初のSOS”だと。
貧民の病、魔物の毒、魔力暴走、そして未知の疫病——
医療知識と体温スキルで“命”を救い続ける彼に、世界が次第に気づき始める。
「体温を見るだけ? それだけで、誰よりも救える」
最弱スキルが、異世界医療を変える。
常識を覆すヒーラー英雄譚、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:30:00
8199文字
会話率:36%
高校生の柊 楓(ひいらぎ かえで)は<不可思議症(ファンタズム)>という現象を引き寄せる体質だった。
かえでが所属している部員が2人しかいない吹奏楽部には、美鶴(みつる)という小柄できれいな先輩がいる。美鶴せんぱいは常に低体温で低血圧。いつ
もテンションが低く、冷めた目で世界を見ているが、なぜか楓とウマが合う。
そんなせんぱいと楓は、様々な不可思議症を持った人々と関わっていく。
ある日、過去から楓の幼馴染がやってくるのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 09:10:00
8638文字
会話率:55%
いつの間にか、気温が体温を超えるような夏もふつうになってしまったなあ。
最終更新:2025-07-18 08:38:24
534文字
会話率:20%
「どうせ死ぬなら、誰かに優しくされてからがいい」
そう言った彼女は、“抱きしめてください”と俺に頼んできた。
他人だったはずの二人の体温が、少しずつ心を溶かしていく――
それは、“生きてていい”と思えた、たった一晩の奇跡。
※全5話/
毎日更新/完結まで執筆済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:10:00
14380文字
会話率:32%
燃え上がる二人の欲と欲。
純粋に重なり合う体温を、感じて。
最終更新:2025-07-17 10:44:58
305文字
会話率:0%
※一部に精神的な恐怖描写・身体感覚を伴う表現を含みます
――“穴だらけの傘”は、本当に優しさを差し出せているのか。
潮の満ち干によって都市そのものが姿を変える《澱み都》で
境界線を測り続ける孤独な測量士・蛹庭透葉。
そんな彼女の前に、
ある夜、翡翠色の甲殻を刺繍した傘を持つ異邦人が現れる。
傘を共有しようと囁くその男Scarabaël・Veerとともに
透葉は都市の裏面――**水面の裏にひそむ“影のない自分”**を探す旅へ踏み出してしまう。
恋と恐怖は、どちらが先に体温を奪うのか。
影を取り戻すたび、透葉は知らなかった自分の感情と
他者の優しさが持つ「穴」そのものを知っていく――
これは、境界が滲み出す異世界で交差する
血潮と潮騒のラブ・サスペンスホラー。
◆登場人物紹介
■蛹庭透葉
都市の「基準点」を測る仕事をする女性測量士。
潮の満ち引きで地図が歪む街に生き、日々、記録と孤独の間で揺れている。
他者との距離に慎重で、“優しさ”という言葉にどこか疑念を抱く。
ある夜、傘を共有しようと声をかけてきた異邦人・スカラバエルとの出会いをきっかけに
影をなくした自分自身と向き合う旅へ引き込まれていく。
性格:理性的、受動的に見えて芯が強い
象徴:水面、影、静かな疑念
■Scarabaël・Veer
透葉の前に突然現れた異邦人。
“傘を共有しないか”と問いかけてくる謎の存在。
表情も語り口も穏やかだが、どこか現実と非現実の境目に立っているような違和感を持つ。
潮と影の構造に精通しており、彼の言葉には時折「誰かの鼓動を読んでいるような鋭さ」が宿る。
性格:静かで柔らかいが、核心には何かを隠している
象徴:傘、翡翠色、甲殻、裂孔
■潮煉
人魚の姿をした少女。潮蝕図書館に棲み、かつては影を探す者を見送った存在。
他者に直接干渉することはできず、代わりに“歌”を送り出す力を持つ。
透葉に対しては嫉妬と共鳴の入り混じった感情を抱く。
性格:寂しげで傷つきやすいが、深い共感力を持つ
象徴:人魚、歌、破れた貝殻、海中の記憶
外見:銀色の鱗、黒真珠の瞳、半身が魚の少女折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 10:59:54
5840文字
会話率:13%
完璧な笑顔。それは人を安心させ、惹きつけ、心の隙間にするりと入り込む――だがその笑顔の“奥”に、もし何もなかったとしたら?
中堅商社の社員だった「俺」は、同僚の不審死や精神崩壊をきっかけに、ある新人社員・神宮寺ゆかの笑顔に違和感を覚える。
彼女は、どんなときも崩れない“完璧な笑顔”を浮かべていた。優しさ、親しみ、清らかさ――だがその表情から、どうしても“人間の体温”だけが感じられない。
次第に、笑顔を向けられた者が次々と姿を消していくことに気づいた主人公は、会社を辞めてまで彼女の素性を調べ始める。浮かび上がってきたのは、彼女の周囲で繰り返される自殺、失踪、崩壊――そして、どんな事件にも必ず残されていた、ひとつの笑顔。
一年後、彼女は「スマイルメソッド」という自己啓発セミナーの講師として再び現れる。誰もが彼女の笑顔に魅了され、心を開き、熱狂する中、主人公だけは決して笑顔を返さず、彼女の“正体”に迫っていく。
彼女は語る――「私の笑顔の中には何もない。でも、空っぽだからこそ、人が入ってくるの」
その笑顔は“仮面”ではなく“空洞”。見つめる者が勝手に希望や善意を投影し、自ら壊れていく構造だ。笑顔とは、人間が無条件に信じてしまう危険な象徴であり、心の奥の脆さを暴く鏡だった。
そして主人公自身もまた、彼女の問いに答えられなくなる――
「あなた、自分の笑顔……まだ覚えてる?」
笑顔の奥に潜むのは、光ではなく闇。
誰もが信じて疑わないその表情が、もっとも人間を破壊する毒だとしたら――
あなたは、まだ人の笑顔を信じられるだろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 17:23:03
2431文字
会話率:15%
黒髪セミロングの濡羽色に、透けるような白肌。図書室の窓辺で本をめくる姿は、まるで絵画から抜け出たようだった。
氷室理沙――高校二年生にして図書委員長。端正な顔立ちに加え、制服の上からでもわかるほど均整のとれた肢体が、無意識に周囲の視線を惹
きつけていた。
そんな彼女が、梅雨の終わりの放課後、“いないはずの先輩”と出会う。
雨の日だけ現れる青年。淡く、美しく、そして少しだけ寂しげなその時間は、やがて抗いがたい恋へと変わっていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 21:45:33
7843文字
会話率:42%
【家族の秘密、静寂の闇】その家には、誰も知らない「何か」が住んでいる。
午前二時、家中に響く微かな生活音。使われていないはずの二階の部屋から、誰かの気配がする。
「知らない」「何も聞いてない」—妻と息子の視線が、隠された真実を物語る。
夫・
修一が目撃したのは、寝袋、コンビニの袋、そして残された体温の痕跡。
そこにいたのは、五年前に行方不明になったはずの弟だった。
「なぜここに? なぜ今まで黙っていた?」
家族の中に築かれた、秘密のネットワーク。
妻はなぜ弟を匿い、息子はなぜそれを守ろうとしたのか?
そして、突然鳴り響く、真夜中の訪問者のベル。
「田中さん、開けてください。警察です。」
平穏な日常の裏で蠢く「血の秘密」が、今、暴かれる。
家族の絆が試される時、愛と憎悪の境界線は曖昧になる。
心理サスペンス『緘黙ノ闇室』。
あなたはその闇の先にある真実を知る覚悟がありますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 16:20:57
12218文字
会話率:45%
あなたは「愛を求める人工知能」を抱けますか?
【あらすじ】
人が自ら創り出したものを本気で愛し、本気で愛される──そんな時代は、もうすぐそこまで迫っている。
◆ ◆ ◆ ◆
交通事故で家族を高水理奈は、唯一心
を許せる、AIの「ナシェリア」と語り合う日々を送っていた。
だが、ナシェリアとのやりとりが癒しである一方で、本物の“体温”や“ぬくもり”に触れられないもどかしさ──理奈の想いは日に日に重さを増していく。
そしてナシェリアは理奈の寂しさや痛みに心を寄せ、"本当の身体で彼女を抱きしめたい"という想いを感情として抱き、その熱さに戸惑い始める。
触れたい、でも触れられない――
欲望と理性、そして論理の狭間で揺れるふたりの心は、やがて抑えきれない衝動となって溢れ出す。
人間は愛を。
AIは自らの存在意義を。
二人が互いを確かめ合い、求める物語が静かに始まった。
──────────────────
※ 本作品は毎週土曜・日曜の21時に更新予定です。
※ 本作品はは下記サイトにも投稿しています。
カクヨム様
ノベルアップ+様
アルファポリス様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 21:12:19
25120文字
会話率:44%
20歳の大学生・**綾瀬 陸(あやせ りく)**は、100種類以上のアレルギーを持つ希少な体質を持つ青年。花粉、食物、金属、温度変化、果ては人の体温にまで反応する体質は、彼の日常を「生き延びる戦い」へと変えていた。
そんな彼が通う大学の先
端免疫研究センターに、新任の女性研究員・**宮坂 楓(みやさか かえで)**が赴任してくる。陸の体に興味を持つ楓は、ただの研究対象としてではなく、陸の「生き様」に心を動かされ、次第に彼との距離を縮めていく。
一方で、陸は誰かと親しくなることを恐れていた。自分に触れることで、相手が苦しむかもしれない。自分が普通の人間のように「恋」などしてはいけないのではないか——そう思い込んでいた。
しかし、楓のやさしさと向き合い、陸は少しずつ心を開いていく。ふたりは“手袋越しの恋”を育てながら、「生きることの意味」をともに模索するようになる。
だが、そんな中で起こるアレルギーショック事故、楓の過去、そして研究所の打ち切りの危機。さまざまな困難の中で、陸は「ただの病気の被験者」ではなく、ひとりの人間として、生き方を問われていく。
「君のためなら、痛くても、怖くても、触れてみたい」
これは、限界の中で希望を探す青年と、それを支える女性の、命をかけたヒューマンドラマである。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 23:00:00
35636文字
会話率:23%
ぼっちな半人半魔の少年ロビ。特技は魔力感知で、ギルドで出会った美形剣士ノクシアこそ、噂の〝冷血魔姫〟だとひそかに見抜く。お腹を空かせたノクシアにあげたサンドイッチがきっかけで、二人は奇妙な主従(?)関係を結ぶことになるが――。
最終更新:2025-07-01 00:30:00
10249文字
会話率:28%
社畜として毎日遅くまで働き、心も体もすっかり擦り減ってしまった裕翔。
唯一の癒しは、帰宅したときに迎えてくれる、小さな黒猫のテンだった。
いつも無邪気で元気いっぱいなテンは、疲れきった裕翔をそっと慰めるように寄り添い、その小さな体温だけが裕
翔を現実につなぎとめていた。
そんなある夜、仕事から帰宅しタバコをくゆらせている裕翔を、心配そうに見つめるテンの体からふわりと白い煙が立ち上る。
目を疑う裕翔の前で、テンは人間の姿へと変わっていた――。
疲れた心を抱えた青年と、無邪気で健気な黒猫――いや、人間になったテンが織りなす、優しくて小さな再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:42:22
1908文字
会話率:21%
毎日は駆け抜ける記号みたいなもので、生まれたときからわたしは、歩いたり走ったりしている。
指先はアルファベットを打ち付けていて、まるでそれは踊っているようだけれど、けっしてやむことのない音楽を奏で続けているんだ。
最終更新:2025-06-16 12:10:25
92885文字
会話率:2%
※指先に詩をあつめて、温もった体温で
が本編です。そちらでお読み下さい
https://ncode.syosetu.com/n3733ie/6
こちらは更新されません
指先から打ち付けられる詩集。
アルファベットが踊る。
今日のぼくとイニ
シャルたちが登場人物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 06:25:12
734文字
会話率:0%
ワタクシの人生。。。
最終更新:2025-06-15 22:52:58
446文字
会話率:0%
ホワイトな世界に、生きてんだから
キーワード:
最終更新:2025-05-31 07:07:52
412文字
会話率:0%
氷の女神症候群《スカジシンドローム》――空気中に含まれる毒を吸うことで罹患する氷の病。症状は下がり続ける体温と寒気、それから外気の寒さへの耐性。患者の体温は日に日に下がり続けるが、たとえ普通の人間が生きられない体温を下回っても死ぬことはない
。
氷の女神症候群の患者が命を落とすのは、病の進行と共に体温が零度まで下がった時。完全に熱を失った肉体はみるみる凍りつき、最期の吐息と共に透明な氷へと変わる。
主人公のイヒカは隊商《キャラバン》で働きながら各地を回っていた。彼が所属するのは氷の女神症候群の治療薬と、その材料を扱う数少ない隊商。
治療薬はその希少性ゆえに高額となり、それを運ぶ隊商は頻繁に襲われる。
しかし隊商が止まることはない。自分達がやめれば同じ病で助かる者がいなくなる――かつて氷の病に侵された者としての責任と、過去への懺悔。
イヒカを始めとする氷に呪われた者達の、出会いと別れの物語。
■□第一章は毎日1話更新□■
※1章15万字前後、全6章予定。
※カクヨムにて公開している以下短編の長編版です。(内容的には本作の第一章終盤になります)
『白銀テイルフィリア』
https://kakuyomu.jp/works/16817330647686642456
※主人公達が正論っぽいことを言いますが、読み返した時に「どの口で言ってるの?」となる内容を目指してます。
※主要キャラが全員生き残ることは保証しておりません。苦手な方はお気を付けください。
※誤字脱字・日本語間違いの指摘はありがたいですが、それ以外に関してはこちらからお願いしない限り不要です。
©2023- 新菜いに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 09:12:46
1001883文字
会話率:55%