自分の町内の弟分たちが誰一人として遊郭の遊女にモテなかったことに不機嫌になる兄貴分の勝五郎。
そこへ同じ町内に住む松吉が訪ねてくる。
聞けば昨日、初見の遊郭の仲見世でモテた上にいい思いまでしてきたという。
それを聞いた弟分の一人、六兵衛は…
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 14:37:44
9683文字
会話率:1%
碧紫神社の境内に並ぶ仲見世通りには、五坪に満たない小さな空き地がある。
彼岸と此岸の境目にあるその空き地では、碧紫神社とその神域に祀られているカミサマの眷属である白犬と白狐、そして白蛇が店員を務める茶房――高天原茶房が営業をしているのだ。
高天原茶房はお勤めしているカミサマが高天原からお茶をしにきたり、井戸端会議をすませたりする会場になるほか、悩みを持っていたり地に足が付いていなかったりするニンゲンが迷い込んだりする喫茶店だ。
カミサマたちは迷い込んだニンゲンから相談事を受けるのが大好きな割に、面倒くさいことは眷属に任せる適当っぷり。
白犬、白狐、白蛇はお客のオーダーを叶えるため奔走するけれど、彼岸の者のドタバタは此岸の世界も巻き込んでしまうから大騒ぎになることもしばしばだ。
さて、そんな茶房に今日もひとりのニンゲンが迷い込んできた。
彼は長く付き合った彼女との結婚を、とある理由から躊躇っているという。
遊びに来ている噂話が大好きな縁結びの女神がしゃしゃり出ると面倒だ、と白狐はやんわりと話を終わらせようとしたけれどそうは問屋が卸さない。ちゃっかり聞いていた女神は早速縁結びを企み始める。
時給アップをちらつかせられた白犬と白狐、白蛇は彼を躊躇させる原因を取り除けという女神の頼みを受け入れるが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 20:00:00
22178文字
会話率:47%
浅草は好きですか?
海外生活から戻ってきた僕の昔の恋人には、
魅力的な街のようです。
売れっ子画家モモと、デザイン会社勤めの僕が、
浅草で再会する話です。
個人的には浅草のヨシカミって洋食屋さんが、
僕はお気に入りかも。
ちなみに、コル
チゾールはストレスホルモン。
緊張すると分泌される、アレ、です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 21:40:52
5643文字
会話率:7%
【全3話・短編のつもりでしたが、ちょっと長くなったので分割投稿にします。】タイトル=あらすじ。GWの浅草で幼い少女に翻弄されまくる少年が、ツンな妹や学年一の黒髪美少女に囲まれて、自分が本当は無自覚リア充である事に気付くほっこりストーリー。1
話の時点で既にハッピーエンド感満載ですが、別視点やその後の妹ターンの2話と結の3話も読んで頂ければ、さらにほのぼのな物語を堪能できると思います。*****今年のGWでは浅草寺仲見世通りのあの賑わいを見る事は叶いそうにありませんが、また活気立つ姿でふへへと妄想しながら書いてみました。自宅でゆっくり過ごす合間、ちょっとでも楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 09:49:54
15317文字
会話率:47%
内外の観光客で賑わう浅草浅草寺の仲見世で、一人の女性の腹が突如裂けると云う事件が起きた。
やがてこの正体不明の奇病は、生物ではありえないスピードで地球全体に拡散を開始、人類を生命を浸食していくのだ。
地球のRESET。
今それは現実と
なって溶けていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 13:00:00
61124文字
会話率:0%
東京の下町「浅草」で生まれ育った少年は、実家と自転車で数分の母親の実家とを行き来する生活をしていた。
母親の実家は仲見世のすぐ脇にある八百屋だった。
おじいさんは兵隊帰りのお酒好き。
おばあさんは働き者で厳しいけれど実は優しい。
そんな預け
られた先の八百屋で毎日繰り返される日常の中、昭和49年のある一日の記憶。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 17:25:46
25275文字
会話率:37%
江戸時代末期、人買いに売られた姉妹の悲運と恋の物語です。
“どんなに恋焦がれても、この世では結ばれない縁(えにし)というものがありんす”
前編「夢のあとさき」では、吉原のとある仲見世に売られ、女郎になった姉、朝霧と武器商人との恋物語を、
後編「雪見桜」(後日掲載予定)では、同じく吉原の小見世に売られ、その後人斬りとなった妹、夕霧と町警護の武士との恋物語を描きます。
ふたつの物語が、どうリンクしているのか、というところも楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-12 22:34:03
17733文字
会話率:54%