非の打ちどころのない婚約者を持つ高貴な姫君が恋したのは、敵方の青年。
飛鳥時代ファンタジー。悲恋です。
「なにが違うのよ、いくじなし。わたしを攫うんなら、最後まで攫い通してよ!」
──知らず、敵方の青年に恋をしてしまった高貴な姫君の絶望
。
「なぜ……放棄するっ! 沙枝が欲しいんだろ? 好きなんだろっ? 彼女を守ったのは、おまえじゃないか!」
──最愛の姫君の心を奪った恋敵から、彼女を譲られた婚約者の憤り。
「おれだって…幸せにしてやりたかった…」
想いは桜吹雪と共に散り、そして──想いの結晶が悲恋を救う──。
(2000年頃 執筆)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 14:00:00
29044文字
会話率:46%
出雲大社に参拝した美知は、試練の後に幸福が訪れると告げられ、大黒様の化身である黒神健と出会う。ところが、美知の父である光一と黒神が前世で仇同士であることを悟る。美知は、黒神との交際を断念しようとするが、雑誌の取材で再び訪れた出雲でハクの夢を
見て、黒神がイザナギから生まれた三貴子の一人であるツクヨミであり、自ら犠牲になることで幽神界の王となり人々の縁結びを担ってきたことを知る。そして、黒神と美知が結ばれることで、黒神が幽神界から解き放たれると告げられる。美知は、迷いながら黒神と結ばれるのだが。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 14:37:06
31611文字
会話率:62%
出逢いから二人の道は違っていた。お前を憎み滅する為に俺は存在している……。惹かれあってはいけない相手なのに、あの日の瞳が忘れられない。想いを断ち切れないまま、二人は再会を果たす。 仇同士のラブストーリィです。
最終更新:2010-06-17 00:14:02
4105文字
会話率:23%