幼い頃、優等生のふりをしていた「俺」に悪い遊びを教えたのは、リックという悪名高い美少年だった。彼は学校にもろくに通わず、孤高で、どこか超然としていたが、俺たちは不思議な絆で繋がっていた。
しかし時は流れ、成人した俺は彼と疎遠になり、父親から
与えられた屋敷で孤独な日々を送っている。そんなある日、再会したリックが「人を殺した」と言い放つ。軽い調子で告げられたその言葉をきっかけに、俺は再び彼と関わり始める。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-17 00:40:55
42947文字
会話率:41%
「ああ、月が出てる。」
罪の意識はあるのに人の命を奪った事には何の感慨も抱けない少女、リコス。
彼女の足元に広がる血溜まりと転がる死体。
人を殺した事への罰を受ける事も出来ず、それでも人殺しの自分に嫌気がさす。
また何かの拍子に人を殺し
てしまうんじゃないか……
自分の中に深い闇を持っている事に気がつき、それ自体を恐れると同時に、受け入れてしまっている自分に嫌悪感を抱いていた。
そんなある時『魔眼病』を発症し、魔眼を得た彼女はアルカディア帝国最強の存在である『暗黒騎士』を目指す事となる。
「人殺しは罪だ、罰を受けないと。」
これこそ自分に与えられた罰なのだと解釈し、屈強な男であっても悲鳴をあげる過酷な修行に打ち込み、彼女は才能を開花させる。
『人を殺す』才能を……
アルカディア帝国を、多くの人を護るため、自ら罰を受けるため……
リコスは茨の道を突き進む。
罪を贖うその時まで……
これは贖罪を求める少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:55:33
175415文字
会話率:29%
人殺しの「僕」と人殺しの「君」の物語です。
最終更新:2024-12-27 14:08:05
494文字
会話率:0%
僕は昔、人を殺した。僕は十四歳で、殺した相手も十四歳だった。それから十年が経った。僕はまだ生きている。のうのうと生きている。──そして僕の前に、過去が姿を現した。
最終更新:2024-12-22 00:05:05
36388文字
会話率:46%
《K市連続少女殺人事件》
──当時十五歳の少年が同級生の少女を激しい強姦の末殺害し、その二日後、近所に住む女子小学生二人も同様に殺害した事件だ。加害者の年齢や事件の残虐性から、各メディアで様々な議論を呼んだ。
当時未成年だったことか
ら名前も顔も報道されなかったが、インターネットはその限りではなかった。少年の名前である《木下誠》で検索すると、彼の生い立ちから事件の経緯までが事細かにまとめられたサイトが数多く存在した。
木下誠はその後少年院に送致されたが、当然ながら死刑になったわけではない。
いつかは自由の身となる。
そしてみんなと同じように食べ、眠り、仕事をして生きていくことになる。
そう、名前を変えたりして──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 20:12:47
26745文字
会話率:31%
「小説通りに殺人を行うので私の小説を出版してほしい」
この文章が小説のはしがきとして添えられある出版社に届けられた。送付主は自らを「文豪」と名乗った。犯行は自殺に見せかけて人を殺したとのこと。一緒に首を吊った中年男性の写真が添えられていた。
当初出版社はいたずらと考え無視していた。死体は既に火葬されており、警察も真偽のほどを計りかねていた。
しかし、2件目の犯行予告の小説が送られてきた。今度は現役女子高生の手足を切断し、全裸の状態で段ボール詰めにしてその親に送りつけるというもの。ここから連続殺人が始まる。
警察、ネット民、出版社、一番早く犯人に辿り着けるのは誰だ!?
また「文豪」の連続殺人の目的は!?
※1話が短い時は複数話投稿してます。だから、2話が3つあったりしますが、ミスではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 06:00:00
142546文字
会話率:59%
王侯貴族達による、優美で華やかな文化が咲き誇る18世紀。各地を転々とする吸血鬼のラウルとベアトリスは、旅の支援者を新たに得るためパリへと向かったのだが、ラウルはある出来事のせいで悲観にくれて道端で泣いていた。
すると、偶然にもかつて彼を
助けてくれたファビアンと出会い声を掛けられる。ラウルは彼の現況を尋ねるとなぜか「人を殺したくなった事はないか?」と心優しいはずの彼からそう問われてしまう。
実はファビアンは兄弟と継母に虐げられており、彼らによって財産も恋人も何もかも奪われてしまっていたのだ。そのためラウルは彼に向かってこう言った「僕が代わりに彼らを殺してあげる」と。だが、それには別の目的があるようで……
※全十五話
※話の一部にR18を含みます
※登場人物と設定が異なる話(ifストーリー兼プロトタイプ)
「僕をいじめていた君達への復讐-謝罪の言葉はもう遅い-」
https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n0690jq/
※本作は「血族奇譚ー月下の夜に交わした約束ー」のサブストーリーです
https://ncode.syosetu.com/n9093ez/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 20:13:30
100976文字
会話率:22%
私、ナナクレナ・ルスティカーナは負けヒロインです。王子に婚約破棄され、王子の愛人を殺そうとして、わたしの人生は終了…するはずだった。
私には二つの能力があったのです。『死に戻り』と『未来視』の二つです。
『死に戻り』はその名の通り死んだら
5歳の誕生日に戻りらようになっています。そして『未来視』は、人を殺したらその夜の夢で王子と結ばれる相手を知る事ができる能力です。
その二つの能力によってやり直す事ができた私は、41回繰り返しても、私が王子と結ばれる事はありませんでした。
42回目の人生、私はある方法を実行します。
それは、王子と結ばれるヒロインを全て殺害する事です。
ヒロインにならないならヒロインを殺す、これが私の恋愛道です。
この道では様々な困難が私に襲いかかってきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 19:20:48
61960文字
会話率:35%
私、ナナクレナ・ルスティカーナは負けヒロインです。王子に婚約破棄され、王子の愛人を殺そうとして、わたしの人生は終了…するはずだった。
私には二つの能力があったのです。『死に戻り』と『未来視』の二つです。
『死に戻り』はその名の通り死んだら
5歳の誕生日に戻りらようになっています。そして『未来視』は、人を殺したらその夜の夢で王子と結ばれる相手を知る事ができる能力です。
その二つの能力によってやり直す事ができた私は、41回繰り返しても、私が王子と結ばれる事はありませんでした。
42回目の人生、私はある方法を実行します。
それは、王子と結ばれるヒロインを全て殺害する事です。
ヒロインにならないならヒロインを殺す、これが私の恋愛道です。
この道では様々な困難が私に襲いかかってきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 21:28:38
3837文字
会話率:29%
月刊コミックREXで漫画連載中です!(詳しくはページ下部)
━━━━━━━━━━━━━━━━━
16歳の冒険者ライトはあらゆる攻撃を防ぐ最強の盾を出現させるユニークスキル「イージスの盾」を武器にBランクパーティ「太陽の絆」で活躍していた!
しかしそれはそれとして実はそこまで活躍していなかったので、ある日リーダーのジョシュアにパーティから追放されてしまう!
紆余曲折の果てに冒険者ギルドの書類整理の仕事に就く事になったライトだが、そこで読み書きを覚えた事により「イージスの盾」と呼ばれた自身のスキルが実は自分自身の能力(ステータス)を覗き見る一枚の枠(ウィンドウ)のようなものである事に気付く。
しかもその最下段には「※ステータスを変更する場合は上から新しく書き加えてください」とあり、試しに筋力に9999と入力してみると……?
「凄い! この能力があれば人生バラ色だ! きっとみんな僕の事を尊敬するぞ!」
よかったねと笑顔で祝福してあげたいチート小説『パーティ追放からチート能力に覚醒して9999のステータスを手に入れてしまったんだが?』ここに開幕! 今更戻ってきてくれと叫んでももう遅い!
旧題:もしもなろう小説の主人公がうっかり人を殺したら折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:10:00
344592文字
会話率:45%
何故西宮に?涼宮ハルヒが好きだから!
次の質問です。人を殺した経験は?
兵庫県神戸市から大阪の阪神、その中でも兵庫県西宮市、そして両隣の芦屋市、尼崎市の阪神間は裏家業が多い、セレブ殺し屋だらけの芦屋、揺り籠から墓場まであらゆる始末を請け
負う始末屋だらけの尼崎、そして裏家業の仕事で人を殺してはいけないルールのある西宮市は必然的に守り屋が多い。
そんな裏家業を牛耳る謎の元締めハリマオ会。
そんな阪神間の西宮市、大谷記念美術館でゴッホの贋作展が行われるという中、ハリマオ会から西宮市、芦屋市、尼崎市の裏家業にそれぞれ依頼が入る。
芦屋市の殺し屋“六麓HS(ヘブンズソード)には贋作展の画商を殺せと、尼崎市の始末屋“よる“にはゴッホのひまわり贋作7点を始末しろ、そして西宮市の守り屋“宮水ASS(オール・セイヴァー・サービス)“はゴッホのひまわり贋作の護衛。
贋作展をめぐる、主催者、殺し屋、始末屋、守り屋が協力、共闘、宴会、敵対、殺し合い。
もちろん本業の仕事もこなし、それぞれの道が一つにつながった時、生き残るのは? 死ぬのは誰か?
※カクヨムコン8参加 面白ければブクマ、いいね、星評価、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 08:30:00
134094文字
会話率:56%
高校2年生として転校してきた天野快斗は、異世界からの意図しない帰還者だった。そんな快斗は何者かの襲撃にあう。
異能力のない現代だというのに、超人的な能力のその襲撃者から、救い出してくれたのはなんとクラスメイトの女子だった。
その力は何かと問
うた時、快斗は今のこの世界の仕組みを知ることになる。
「いい?この世界は今、人を殺した数だけ強くなるようになってるの。」
その後も狙われ続ける快斗。その理由を突き止めた時、快斗は衝撃的な事実を告げられる。
「天野君、君は一体何をしたんだい。7京人も殺すなんてさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 12:15:16
58900文字
会話率:50%
この世界の裏に、裏社会があるのは知っているかい?
私はその裏社会で、殺し屋をしている。
そして、小さい頃に助けてもらった『新月』という反社組織に憧れている。
毎回『新月』を助けるために、人を殺したりしていた。
これはそんなとある日の話だっ
た。
朝一、学校の前で人を殺した。
そこを学校の教師の1人に見られた。
だけど、その人はまさかの『新月』のボスで...!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 14:41:56
5017文字
会話率:34%
下記のYOUTUBE動画
【馬渕睦夫】これまでの全ての黒幕は●●です…【ひとりがたり/振り返りpart248】
馬淵さんの情報はある程度参考になるから一目置いていたけど、
酷い二重思考、ダブルシンクを見てしまったのでエッセイにします。
ウィキペディアから引用します。
二重思考(にじゅうしこう、ダブルシンク、doublethink)とは、
ある人が相反する2つの理論にあったら、
この2つの理論の間の矛盾点を無視しつつ自然のように受け入れ、
他人からその違和感を指摘されても、矛盾した2つの理論を同時に固く信じ続けること。
ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に登場する思考能力であり、物語の中核を成す概念でもある。
ここまで。引用終わり。
最近、ダブルシンクだっけか他のワードだったか覚えてないけど、
ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984」に出てくる言葉、
言葉の意味を逆に覚えさせる洗脳みたいなものが身近にあっても
信じる人はそうはいないかなとスルーしていたのですが、この動画が
あまりに酷くて気づいてしまった。
日常にも、二重思考の洗脳があった!!!
この動画は一見まともな情報を流していて納得するのですが、
最後のこじつけが酷かった!
ウクライナや旧ソ連の裏にいる奴は同じ系統だと言う。
そこまではいい。その後がいけない。
その後ろにいる奴の名前は出さない。
恐らく、ハザールユダヤ人系の奴だと思う。
そして、ハザールユダヤの名前は出さず、
共産主義がファシズムより悪だと言い出した。
共産主義が今まで多くの人を殺したから悪いのだと。
酷い理屈だなあ。その旧ソ連の裏にいるハザールユダヤ人まで
知っていて悪は共産主義?
素直にハザールユダヤ人が悪でいいのでは?
結論としてどう持っていきたいかはわかるよ。
ファシズム、軍事国家を日本に作りたいわけで、
そのための肯定する理屈が欲しいんですよね。
それでこんな酷い理屈を平気で動画にする。
皆さんも、こんな酷い理屈、二重思考に騙されないようにしましょう!
普段思っていて、なかなか言えなかった事、
ファシズムもグローバリストも、庶民から見たら、
小さな国か大きな国かだけで、どちらも同じ、どうしようもない
庶民の敵のシステムなんだよっ!!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 00:02:44
921文字
会話率:0%
昔々、ある子どもが神に選ばれた。神はあの子に不死身の身体と強靭な力、魔法を知る権利を与えた。子どもは自らそれらを望んでいたわけではなかったが、神に愛されることが嬉しくて、喜んでその力を受け取り、神の意志に従って世界各地で自分のような『魔法使
い』たちを導いた。太陽から逃げて、人格を保つため人を狩らねばならなかったが、少女にはもう、どうでもいい話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 22:47:35
3899文字
会話率:30%
主人公レイクは、暗殺を生業とする家の次男で、特別な才能を持つとされる白髪を持つが、グロイのが苦手で人を殺したくないという弱点があった。
ある時、彼は世界が「役」という仕組みで成り立っていることを知り、親友エミリコに「悪役令嬢」という役割が
与えられ、どんな行動を取っても悪い結果に繋がる運命であることを知る。
彼女を助けるため、「師匠」と呼ばれる謎の男性に弟子入りしたレイク。名前のバグを直せば強大な「裏ボス」の力を得られると知り、追放された後も正体を隠しエミリコや「聖女」を救うために活動を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 17:30:00
10417文字
会話率:36%
ナルフェック王国の女王ルナは夫である王配シャルルとの子供を妊娠した。その後、ルナは悪を見る。多くの屍の上に立ち、赤黒い血に染まった手のルナ。定期的にその悪夢を見るようになった。
一方、シャルルはルナに宿った新たな命を慈しみ、親になる覚悟が出
来ていた。しかしルナは悪夢を通じて思い出す。かつて自身が間接的に死に追いやった政敵達や救えなかった民達を。
間接的とはいえ人を殺したルナは、自身に新たな命を育んだり、親になる資格はあるのか自信をなくし、不安に囚われていた。
これはそんなルナが救われ、前を向くまでの物語。
※妊娠、出産、つわり等の表現があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 17:30:00
13169文字
会話率:24%
「もうすぐここへ勇者がやってくるわ。貴方にはそれを撃退してほしいの」
……えっ、初仕事なのに内容重くね?
突然異世界に召喚された高校二年生の【レンマ】は、軽はずみな言動や行動を取ることが多いという変わった名前の由来を持つ、魔王軍の召喚師で
ネクロマンサーの美女【カルハ】と出会い、彼女の依頼を受けることになった。
異世界転生特有のチート能力もないまま、初めて任された依頼は勇者の撃退――!?
無力なレンマは魔王軍の面々に全力で縋ろうと考えるが、その肝心な仲間たちは、幻覚魔法を得意とし、その幻覚に誰よりも惑わされる人間の少女【ルーリア】、無策で無謀なゾンビ【リュウ】、なぜか魔王軍にいる軽薄な天使【エンジェル.巫女天使】と、カルハを含めポンコツ揃いのトラブルメーカーばかりだった。
はたして、ロクな作戦も力もないまま勇者を倒すことはできるのか?
そして、カルハがレンマを召喚した真の目的とは……。
「私には、貴方に感謝されるほどの価値がない。私は昔……、人を殺したから……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 17:06:34
107323文字
会話率:39%
気が付いたら、男に組み敷かれて、今にも犯されそうになっている美しい少女が居た。
贅肉で醜くなった裸を晒す男に押さえられて、鎖に繋がれて。
呆然とするばかりでなにもできずにいた俺を動かしたのは、白いドレスを無惨に裂かれ、大粒の涙を零す少
女だった。
「たす、けて……」
請われ、無意識に動いた身体は傍にあった短剣を握る。
そして、少女を襲う男を突き刺していた。
何度も、何度も。
ハッと我に帰った時には男は事切れていた。
悪党とはいえ人を殺した事実に嘔吐し、崩れ落ちる。
泣いて、呻いて。
どうして、なんで、と子供のようにただただ嘆く。
そんな俺を慰めようとして、健気に笑った少女の顔を見て、俺は意識を手放した。
――どうして現実に乙女ゲーのヒロインが?
薄れゆく意識の中、瞳の裏には花のように笑うメインヒロインのゲームスチルが浮かび上がっていた。
※この作品は『カクヨム』『小説家になろう』に掲載しております※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 08:10:00
86637文字
会話率:21%
…静かな夜、白銀の月、鈴虫の鳴く声。
こんな夜は人間界でしか見ることができない。
今日も軽くスキップしながら夜風にあたる
私が手に持っているこの刀も、この場所だとほんとに良く輝いている。でも、その牙も今はまだ口を閉じて隠す……
そして獲物を見たら瞬時に口を開き首元に喰らい付く……
今日も私は人を斬った。
鈍い音と共に斬られた事に気づかず倒れる獲物(人)。この瞬間(とき)自然と私はにやついている。
その後見つめていると焦げ色のアスファルトにそれは赤黒いが生き物のように一定の粘土を持って進み、広がっていく……。
この時初めてにやけていた口元から声が漏れる。
「ふふっ。」
と。
でも同時に苦しくもなる。だから自然と涙が溢れる。
数々の殺人鬼はだいたい人を殺した時に快感を覚える、そして次々と殺していく…。
”でも私は好きで殺ってるんじゃない”
信じられる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 23:25:37
55132文字
会話率:34%
勇気へ
一体、何がしたかったんだろう。多分、プライドが高かったんだ。
プライドが無ければ生きていけない。
でもプライドだけで生きてはいけない。そうだろ。
俺は人を殺した。
なぁ、知ってるか?人を殺すって、本当に気持ち良いん
だよ。なんていうか、生きているって感じ。
1番好きなのは、人の腹を切って苦しみに悶える顔を見るとき。あの感触。たまらない。お前にも味わってほしい。
勇気。本当はお前も、人を殺したいんだろ?でもできない。名前は勇気なくせに、お前には勇気がないんだよ。でも俺にはあった。
ただ、遂に妻を手にかけちまったとき、思ったね。あぁ、俺は一体、何をやっているんだろうって。
妻は俺を愛していた。心から、そう思う。俺も勿論愛していた。心の底から愛していた。妻のためなら死んでもいいって思ってた。いや、今も思っている。俺は優しいんだ。
妻が風邪で寝込んだとき、俺は一生懸命、看病した。彼女が食べたがってた菓子をコンビニで買ってきて、家で渡してやったさ。嬉しそうだったなぁ。
でも、そのときだった。俺が妻を殺そうと決意したのは。勿論、その場ですぐ殺すなんてことはしてない。じっくり計画を練って、どうやったら1番、妻が苦しんで死ぬか、考えた。自分が世界で1番信じている人を殺す。世の中に、これほど辛いことってない。
言っておくが、俺は妻のために妻を殺した。神様仏様に誓って言うが、決して俺が殺したくて殺したんじゃない。大義のためだ。
もし信じてくれないなら、お前に誓ってもいい。もし俺が嘘をついているんなら、勇気。お前との友人関係を解消してもらっていい。俺は正直に、ただありのままに語っているだけだ。
信じてくれるよな?
覚えてるぜ、子供の頃、お前と遊んだこと。俺が人生で1番幸福だった時代だ。お前と、小学校から帰ったら、近所の裏山で秘密基地作って遊んだ。あのとき作った基地、今どうなっているんだろう。
愛する友より
追伸
今度、長野にスキーしに行かないか?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-01 10:29:26
811文字
会話率:0%
僕は過去に人を殺した。
事故死だが。
最終更新:2024-08-29 21:58:33
2730文字
会話率:41%