「まったく、もう!坊ちゃん、また御令嬢方に冷たく当たったんですか?」
「当たってねぇよ。帝国の藩屏たる当家に華麗さを求めるなと、釘を刺しただけだ。それと坊ちゃんと呼ぶな、俺はもう18だ」
「その目がいけないんですよ。せっかく坊ちゃんは元が良
いのに、その険のせいで全てが台無しです。それじゃぁ、どなただって萎縮してしまいます」
「おい、人の話を聞け!」
「そんな事では、いつまで経ってもお相手が見つかりませんよ。坊ちゃんは公爵家の跡取りなんですから、早く身を固めていただかないと、旦那様が安心できないじゃないですか」
「…お前、ずいぶん親父に肩入れするんだな?」
「そりゃぁ、当然じゃないですか。あの時、旦那様が命を救ってくれたからこそ、今の私があるんです。しかも、何もできない私に居場所まで作って下さったんですから、少しでも恩返ししないと…」
「チッ」
「そこで舌打ちしない!…まったく、旦那様はあんなにお優しい方なのに、どうしてこんなに口が悪くなってしまったんだか…」
「主人の陰口を叩くなら、部屋を出てからにしろよ…」
ばたん。
「…クソ、人の気も知らないで。覚えていろ、――― 俺は、お前を絶対に離さないからな」
***
7割シリアス、3割コメディ。異世界恋愛ものですが、バトルシーンは割と容赦がありません。
20話まで毎日更新、以降は週末に2話更新。
本作品は、「小説家になろう」「カクヨム」で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 14:10:00
495454文字
会話率:59%
侯爵家の夫妻は、気まぐれな優しさで双子の私生児を引き取った。
侯爵家に迎えられた二人は、全く違う呼び名を与えられる。
姉は、恩知らずな悪女。
妹は、全てに愛される聖女。
妹は、ついに王妃の座に上り詰める。
全てに愛され、全てを手に入れた聖女
は、悲痛の叫びをあげる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 20:29:25
3161文字
会話率:0%
ある日突然異世界のベッドの上にいました、18歳(高校は卒業しました)のうら若き少女、海凪潟 綴(みながたつづる)と申します。ええ、おどろ木ももの木さんしょの木でして、大学に無事合格したというのに、入学金を払い終わったのよってのに、入学式すら
まともに行けずに異世界へGO!!ってなんなんすかそれ!?
ふざけんな、と怒り狂う私の前に、恐ろしげな雰囲気を漂わせる偉そうな人たちが詰め寄ってきて、殺されるー!と内心ビビりながらも徐々に周囲に溶け込む...?私ですが、一先ず言いたいのはですね、
「お前ら人の話を聞けーーー!!」
注意事項:このお話には主人公の知識披露が度々行われますが、必ずしも正確ではない可能性がありますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 23:14:36
46047文字
会話率:36%
――仲間守るために大魔法ぶっ放したら3000年経ってて記憶も無くしたけど日記(黒歴史)見たら思い出した件についての考察――
「なんてどうでしょう?」
「この上なく馬鹿にされているような気がするんだが」
「私に限ってそんな事は有り得ません
」
「……」
――時を超える無職(20)~記憶能力喪失だけど頑張ります~――
「これだったらどうですか?」
「おいこら、オレは無職じゃない。それと記憶能力失うってなんだ」
「えー、まだだめですか? なら……」
「人の話を聞け」
――何かの見返りを求めていたわけではない。
かつての戦いでその男には守りたいものがあり、自身の行いでそれを成し遂げた。それだけのことだった。
だが因果は巡るものである。
時を経て、その男は全てを失ったかのように見えた。記憶を失っていたのだ。そう、愛すべき仲間と過ごした日々や楽しかった思い出さえも。
それを取り戻せたのは必然だったのか? 他でもない自身が記した記録は語る。そして突きつけられる自身の行いの結果。全て読み終えたその時、男の胸に去来するものは――
「こんな感じならどうですかね?」
「却下。オレをカッコ良く見せようとしないでくれ。もっと普通にして。お願いだから」
「えー」
――こんな感じでユルく語り継がれるかもしれない「冒険譚」――
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 17:00:00
187552文字
会話率:29%
中堅シューズメーカーに勤める、敏腕秘書の杉浦紗那(すぎうらさな)。
黒髪ロングのストレートヘアをハーフアップにし、真っ黒で隙の無いスカートスーツの、完璧業務最優先のスーパー秘書。
普段から落ち着いている紗那のクールな視線に高揚を隠せなくなっ
た社長の福士成彰(ふくしなりあき)が、遂にトンデモ告白!
「お前が好きだから、仕方なく付き合ってやる」
そんな告白の仕方、ある?
「お・こ・と・わ・り」(笑顔)
「まずはデートだ。食事へ行こう! 俺はステーキが好きだ。でも、一番好きなのはそのドSなお前の瞳だ」
人の話を聞け!
「キ・モ・い・で・す」(笑顔)
「そんな暴言吐くと、俺に嫌われちゃうぞ?」
「ご・じ・ゆ・う・に」(笑顔)
「紗那っ。あぁー、その冷たい眼差し、たまらんっ。好きだ! 仕方がないから俺がお前と付き合ってやる。有難く思え」
「社長、書類に早くハンコ押してください」(笑顔)
「ハンコが欲しけりゃ、俺と付き合え」
「では、本日付で退社させていただきます」(笑顔)
「Oh,NO!」
断っても、断っても、折れないメンタル。それどころか喜び勇むなんて、まさにドM。
頭のネジが数本行方不明の天然ボケでドMの割に、口調は俺様社長に付きまとわれ、彼女の苦悩の日々は、残念ながらどこまでも続いていきそうな予感。
成彰は、長身・ルックス良し・仕事は大変優秀のコスパ最良花丸男に認定されているから、次から次へと女性が寄ってくる!
新商品開発締切を目前に、取引先社長ご令嬢との縁談が成彰に舞い込んだ為に、成彰が『紗那と付き合っている』と宣言!
自身にも見合い話のとばっちりを受けた紗那も、話を合わせてしまう。
業務に支障がきたさないよう、利害関係が一致した当面の間だけ恋人になって欲しいと頼まれ、社運を賭けた新商品開発に全精力を注ぐ紗那は、やむなく成彰の恋人役を引き受けるハメになり・・・・?
「私に指一本でも触れたら、即・刻・退・社、しますから!」
「指一本触れないという事については約束する。だからその冷ややかで恐ろしい目で俺を見つめ続けてくれ!」
「この変態っ」
果たして紗那は、成彰の包囲網から逃げ切れるのか、それとも捕らえられてしまうのか?
さあ、どうする!?
ラブコメ大魔神さぶれが贈る、超絶愉快な大人ラブコメ。
とくとご賞味あれ☆彡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 18:00:00
109251文字
会話率:40%
メア「ルイーおーいルイっ!おかし!!お菓子食べたいー!!」
ルイ「はいはい、お仕事が終わったら食べましょうね〜」
メア「いまっ!今食べたいんだってば!!」
ルイ「はーい、仕事しましょうね仕事〜」
メア「人の話を聞けぇぇ!!」
ルイ「ぐはっ…
…」
さらばルイ、安らかに眠れ。
ルイ「…いや死んでませんからね!?ちょっとぉ!?!?」
この物語は魔王メアのドタバタラブコメディ。
伝えられない想い。身分違いの恋。
そうなるはずだった。
そうなるはずだったんだけどなぁ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 02:43:59
77305文字
会話率:57%
落雷、事故、飛び降り、巻き添え。
様々な原因で命を落とした人々の魂を拾っていた回収者に緊急招集がかかる。
え、荷物(魂)いっぱいなんだけど。今から手続きしに戻ると間に合わないし、別にいいよね。
そのまま輪廻の渦に放り込まれる魂たち、彼らは正
しい処理が行われず記憶を持ったまま転生することになった。
その中の一人、ヒィロは冒険者のパーティに育てられ、やがて自身も冒険者として旅を始めるのだが、いつしか「人の話を聞け!」「今度は何をやらかした!?」が口癖に……
良くある転生物が書きたくなったので書きました。チートは無いです。
さらに、甘ったれた話が好きです。
ぶっちゃけ自分の好きな展開詰め込むだけです。
登場人物甘やかしまくります。
不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 22:08:49
177688文字
会話率:49%
何の手違いだが間違いだかで私は死んだらしい。
でも何も希望していないのに勝手に自小説の主人公の姿で異世界に移転だなんて。とにかく人の話を聞けよ!
これは右も左も分からない異世界で女から男にされた上、人外な存在にされた主人公が異世界人との交流
を深めつつ異世界の情勢に翻弄される物語である。
★のある話に画像を載せています
現在不定期更新中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 20:34:31
96824文字
会話率:14%
ある日、異世界へ連行されたクズ:月影優希(つきかげゆうき)と純真無垢な幼女:ヒナタ。本来関わらない、いや関わってはいけない2人。そんな彼らが異世界という夢の舞台へ!!が、夢のファンタジー世界はそんなに甘くはなかった…。神様を煽りすぎたせいで
優希の体が若返ったり、ヒナタの闇鬱モード発動、そして挙げ句の果てには罪人扱い!?ってふざけんな!!
「優にぃ、優にぃーってば」
「黙れガキ。俺に近づくな」
「お腹がぐーぐーいってるからお菓子ちょーだい♥︎」
「人の話を聞け!」
こんな感じで大丈夫か?!はたして、どうなる?クズと幼女の異世界ファンタジー生活。いざ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-09 00:23:04
534文字
会話率:14%
今日は待ちに待ったお見合いの日!
元気な笑顔がチャームポイントの彼とやっとの思いでこぎつけた縁談話に、心を躍らせるビアンカ。
しかし、彼女の前に現れたのは……?
髭? 眼鏡の似合う男性? お呼びじゃありません!!
猪突猛進、おせっかいな
男爵令嬢と、眼鏡と髭がそれなにり似合う男性とのお見合いの行く末は!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-27 18:29:04
34133文字
会話率:30%
まず、状況を整理したい。俺には二人の幼馴染がいた。一人は要領と面倒見の良い掴めない奴で、一人は奇行が目立つものの憎めない奴だった。そんな二人と再会し、奇行が目立つ方と向き合い、俺は言葉を失った。だっておまえ、何で――――――スカートを履いて
いるんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-24 01:25:25
51371文字
会話率:54%