美しい悪魔グレモリーはとても不機嫌であった、その理由は悪魔大元帥ルシファー様の命により、最近人材不足の陰府(ハデス)に赴き、亡者達の罪を審判する<大罪審査委員会>の委員として日々亡者達の罪状を書面にまとめるという過酷なデスクワークに勤しんで
いたからだ。
そんな仕事内容に不満を抱いていたグレモリーは、これほど地獄(ゲヘナ)に送る亡者の数が多いのは、地上界とやらの秩序が怠慢で、欲望と自己中心型の人間が蔓延しているからだと怒りを覚え、この際だから地上界全てを第2地獄界に変えてしまえば亡者達もここまで来る事は無くなり、オマケに部下の過酷な仕事も激減し、めでたく自分のお役目も終了(これまでの優雅な生活が帰って来る♪)と考え、急ぎ上層部へ長期休暇届を出し、とりあえず傲慢な王が居り、更に紛争も絶えず治安の悪い所から地獄に変えるのが手っ取り早いと考えたグレモリー、こうして意気揚々と魔界と地上界を繋ぐ扉を潜ったのだが、到着先はなんと2025年の平和な東京!…それが悪魔の彼女にとって予想外な生活の始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 21:00:00
26731文字
会話率:39%
それは神話と現代を繋げる物語。
ある時、出産により命を失ってしまった伊邪那美命ちゃん。
それを迎えに行く伊邪那岐くん。
けれど黄泉には変わり果てた伊邪那美命ちゃん。
伊邪那岐くんはショックのあまり、伊邪那美ちゃんを黄泉に閉じ込めてしまいます
。
黄泉の国で毎日シクシク泣いていた伊邪那美ちゃん。
終わらない悲しみ、募る孤独。
だがしかし、そんな彼女に事件は起きた!
突然現世に呼び出された伊邪那美ちゃん。
そして、とある美少女女子高生に憑依する。
無事、事件は解決され黄泉へと消える予定だった伊邪那美ちゃん。
けれどまたも奇跡が起こる。
優しいJKのおかげで現世(JKの中)に残れた伊邪那美ちゃん。
とっても嬉しい、感謝感激雨あられ。
だがしかし、そんな伊邪那美ちゃんには秘密があった。
宿主が寝た後に訪れる毎夜毎夜の伊邪那美タイム。
宿主JKに感謝はあれど止められない。
今のブームは夜のネットサーフィン。ニ〇動だって見られちゃう。
そこで出会ったV-tuber。
そして思った伊邪那美ちゃん!
せっかく現世に出てきたのだから自分の好きなことをやってみよう!!
そうして始まる伊邪那美チャンネル!!!
でも一人は寂しいから黄泉の国から亡者達を召喚しちゃう。
この話は、そんな伊邪那美ちゃんの配信物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 22:20:00
6003文字
会話率:4%
目を覚ますとそこは見知らぬ駅だった。
夕暮れ時の駅から見える桃源郷。
闇に潜む亡者達。
そして。その先で待ち受ける強者。
俺は生きる為に、死地へ向かう。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。
最終更新:2024-08-20 23:40:19
5042文字
会話率:52%
リンハー大陸最大の強国、ロシュール帝国の帝都ロシュランを拠点とする冒険者パーティ『豪華絢爛』。
彼らはそれぞれが単独でA級以上の実力を持ちながらS級昇格を頑なに拒む「訳アリ」だ。
彼らに執着する「訳アリ」になった原因の権力者とその周辺
は、彼らを「無責任だ」と責める。
だが彼らは「それで結構」と、現在の自由な生活を謳歌する。
そんな、訳アリな実力者達の日常の物語。
※不定期更新で、一章分書き上がったら一気に投稿のスタイルで行く予定です。その分、一つの章は短めになると思います。
※※諸事情により感想の個別返信は出来ませんが、どのような内容のコメントも有り難く読ませていただきます。
※※※誤字脱字報告は受け付けない設定にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 00:00:00
158959文字
会話率:19%
14歳の少年が生まれながらにして持つスキル【忍耐】はあらゆることに耐えられる。
しかし少年は剣術が上達せず、低層のダンジョンで魔物を狩って日々を過ごしていた。
しぶといだけのザコやゾンビなどと蔑まれて、ある時は盾にされる。
虐げられながらも
生きるために少年は戦い続けた。
ある日、少年はダンジョン内で二人の冒険者に殺されかけた上に地割れに落ちてしまう。
落ちた先は死者が行きつく死の世界、冥界だった。
冥界の亡者達の恐怖と強さに折れずに前へ進む。
やがて少年は【忍耐】の真価に気づく。
耐え続けることによって新たなスキルが芽生えて、果てには冥界の瘴気すら克服してしまう。
誰も知らなかった忍耐と冥界という相性が、世界でただ一人の闇魔法の使い手を生み出してしまった。
死の世界で恐怖や苦しみに耐えた結果、少年は死を超越した存在となる。
現世とは違う時の流れの中、少年は冥界で2万年以上も戦っていた。
冥界の頂点として君臨した少年は冥王を襲名して現世に顕現、自らを倫理として裁きを下す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 20:14:20
128241文字
会話率:31%
幼少時に両親と死別した如月良は遠方の親戚をたらい回しにされながらも懸命に生き、中学校を卒業後に独り立ちをする。
その後定職に就き、貧しいながらも幸せな生活を送っていたリョウだったが、最愛の妻と死別した事で絶望し、自ら命を断った。のだが──
気が付けば上下左右真っ白な空間。
何故か自分と同じ顔をしたフランクな神様曰く、異世界に転生して、成し遂げて欲しい事があるらしい。
そこまでは理解できたのだが……
「俺、なんで自殺なんかしたんだっけ?」
これは運命を覆したい亡者達と、大切なものを失った喪失者達の物語。
注)作者は異常に筆が遅い上、気紛れです。
社会情勢的なアレコレの暇潰しとして書いていきます。
追記)なんか楽しくなってきました。
最低でも週一更新はして行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 00:00:00
398519文字
会話率:44%
府中3億円事件の真相に作者が自分の記憶に基づきながら 綴ります 、第1部は事件のあらましと当日の出来事 第2部は作者の歩んだ道と真相への手掛かり 第3部次次起こる変な事 第4部金の亡者達 第5部”結論“
事件を作った時代、環境、生活 偶然
という必然 証されない真実 先に言います本当です 下手な小説よりも現実のが数倍ヤバイのです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 12:34:23
24125文字
会話率:70%
平凡な田舎娘のオランジュは十四歳のある日、自分が、名門貴族の令嬢が結婚前に秘密裏に産んだ子だったと知る。
実母に引きとられたオランジュ。
だがそれは、今は亡き伝説の英雄の花嫁として、神殿に入ることが決定した異父妹の身代わりになるためだった。
生者でありながら、死者に嫁いだオランジュ。
新月の夜、伝説どおり亡者達が出現して…………。
注意:キーワードを確認してから、お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 12:04:44
24638文字
会話率:27%
地獄の釜が開かれた。閻魔王の命により、逃げ出した亡者達の回収をするべく現世へ赴いたのは鬼の獄卒、赫座。無愛想で感情の起伏が乏しく、周囲から敬遠されていた赫座だが、現世での生活を通して仲間達から慕われ、自身も心を開いていく。心身共に成長して
いく赫座達は、無事に亡者達を回収する事が出来るのか……? そして、亡者達を逃がした黒幕とは一体……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 18:32:33
9370文字
会話率:51%
父から虐待により、この世を去った少年 不剛 志門
碌でもない人生でも、幸せに生きると言う小さば夢があったが、かなえられず死んでしまった。
死に切れなかったシモンは、目がさめると驚くことに異世界にいた。
そこにはシモンと同じく死に切れなかった
亡者達が集められていたのだ。
彼らに与えられたのは、『死因を具現化する能力』
シモンの死因は狼に食い殺されたこと。
そしてシモンは他人を喰らうことで他人の『死因』を奪う能力を手に入れた。
シモンはこの力で、今度こそ夢を叶えるために異世界を生き抜く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-11 00:08:59
10237文字
会話率:37%
人は古より、その命を終えた後に再び蘇る事があった。かの者は「亡者」と呼ばれ、人を襲ってはその血肉を貪り、世界は恐怖に包まれた。そんな「亡者」と「生者」はお互いを受け入れる事なく、関係は徐々に悪化…遂には争いに発展したのだった。火蓋を切った長
い長い争いは双方に大きな打撃を与え、多くの犠牲者を出した。
争いが始まってから悠久の時が経ち、漸く争いは無干渉条約を結ぶ事によって終止符が打たれ、数百年の安寧が築かれた。しかし、二十年前、その安寧は突如終わりを迎えた。亡者達が条約を破棄し、生者達にその牙を向けたのだ。
そして再び、生者と亡者による争いが繰り広げられるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 21:04:08
80486文字
会話率:61%
ダグライマー大陸のほぼ中央に存在する神聖都市カーディグラ。
そこでは昔、一年に一度、亡者達が路上にあふれ出し人々を死の道連れにする恐怖の夜が訪れていたが、ある時、ふらりと都市を訪れた賢者の敷設した結界によって封じられ、人々に安息がもたらされ
た。
――これは、その600年後の物語。
頻発する神隠しの調査を命じられた騎士フェリエ・ヴル・ディバイソンは、二人の女性を伴って神隠しの謎に迫っていく。
その先に待っていたのは、神聖都市の歴史に潜む深く暗い影の存在だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-13 00:00:00
11719文字
会話率:32%
長い間海外で暮らしていた犬飼丈二は、日本の大学に通うべく房総にある父親の実家へと引っ越してきた。その屋敷は大きく、畑や裏山もあり、そして広い中庭がある。
日本の田舎で一人暮らし、という悲願を叶えた丈二は意気揚々と帰国してきたが、そこに待
っていたのは家の中庭に巨大なダンボールハウスが建てられている異様な光景だった――
中庭を占拠する残念なホームレス(?)少女達と過ごすライブ(LIVE)なコメディ、ひっそりゆったり更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-12 01:35:02
78189文字
会話率:32%
元亀二年九月十二日――この日、信長の手によって比叡山の焼き討ちが行われた。
僧侶、学僧、児童――逃げ惑う多くの者が見つけ次第、斬首され、踏み躙られていく中で、一人の僧侶がある術を用いる。
憎悪を持って行われた儀式は、魔を司る大門を押し開く
禁断の秘術だった。
僧侶の命と引き換えに押し開かれた地獄の大門からは、無数の亡者共が溢れ出し、それは見境無く暴れ出した。
これに対し、信長は一時撤退後、二度目の比叡山進攻を開始し、著名な僧侶達の協力の下、比叡山に開いた大門を封じる事に成功する。
しかし、時既に遅し――
秘術によって空間の繋がりが乱れた事によって、各地で地獄の門が開き始める。
そして、そこから溢れ出た亡者達は圧倒的な数と力で、人々の住処を奪っていった。
元亀三年二月十日――多くの国が亡者を前にして崩壊していく中、ようやく各地の大名達は生き延びる為に手を組み始める。
全ての国が同盟によって結ばれた頃、日本の半分は亡者が蠢く死の土地となっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-14 12:50:17
73908文字
会話率:28%