異世界行きを告げられた後に三日間の猶予があったら君は何をする?
現代の農場で働く平凡な青年・天貴(てんき)は、ある日、予言を告げる仔牛クダンのクータンによって、3日後に異世界へ転生する運命を知らされる。
限られた時間の中で、「持っていけ
るのは3つまで」というルールに従い、後輩の玄太とクータンと共に、いつもの日常の中で“選択”を重ねていく天貴。しかし、この何気ない選択が、後に神の計画すら狂わせることになるとは、彼自身も知らなかった――。
転生先は、魔法と異能が交錯する異世界の王国アグリスティア。 天貴は、天候を操る異能「スカイリンク」を与えられ、王国最大のアルカノア農場で働くことになる。 そこで、未来視の力を持つ少女アリスと出会う。
しかし、裏切者ゲドと帝国の侵攻により、王国アグリスティアは滅亡の危機に瀕する。 「王国が墜ちたのに、農場だけは生き残るとは滑稽だ」と迫るゲド。
スカイリンクの力で徐々に戦局を変えていく天貴だったが、それは同時に神の計画に近づいていくことでもあった――。
◆◇◆
一方、現代では天貴の留守を守る玄太が、クータンと共に過ごしていた。 本来、「予言を告げて3日で死ぬはずのクータン」が、なぜか生き続けている。
「てんぱいを追って異世界へ――!」
天貴の異能を強化する秘策を見つけた玄太は、クータンと共に異世界へ向かう決意を固める。
◆◇◆
しかし、天貴を異世界に呼んだ神の目的は別にあった。 天貴は「神の器」として、異世界をリセットするための駒、カラミティトリガー(天災の引き金)だったのだ。
神の計画通り、神の器となった天貴のスカイリンクによる天災“ストームサージ”で農場を含む世界全体が洪水に飲まれようとしていた。
しかしアリスはこの天災も予知していた!?アリスはこの絶望的な展開をどう切り抜けるか?
「この世界全部は無理でも、この農場だけは守るわ!」
そして玄太は!?クータンは!?
絶望の中で、天貴が「3つの持ち物」として選んだものが、神の計画を覆す鍵となっていく――!!
選ばれた3つの選択が、“神の計画”すら覆す異世界農場戦記――ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 23:35:06
132851文字
会話率:45%
東京都内の大手精密機械メーカーに機械系エンジニアとして勤務する星野カナコ。彼女は幼い頃に亡くした機械設計技術者の母親の影響を受け、幼少期から一流の機械設計者になる事に強くこだわり、学生時代に青春を投げ捨て物理や機械設計の勉強や電子工作に明け
暮れていた。
メーカー勤務12年目の冬、自身の人生を振り返り、学生時代に勉強ばかりでまともな青春を過ごしてこなかった事に疑問を持つようになっていた。そんな中、カナコはある雪の降る夜、魔導と科学が融合した技術が存在する異世界の王都ハーベライトに、17歳の少女に戻り召喚される。
この異世界でカナコは、魔導科学家の少女達ポーラ、メイユイ(美雨)、ジョセフィーヌ、レイの4人と出会い、彼女達とともに魔導と科学の融合した魔導科学に挑戦する。
彼女達4人と魔導遠投投石機を開発したり川の水質魔粒汚染を解決したり、子供の魔法仕掛けの玩具の修理をしたりする中で楽しみを感じ、カナコは徐々に自身の学生時代への疑問と向き合っていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 22:00:00
15455文字
会話率:52%
―― 治癒魔法がなければ、転生すればいい。
本名不明のヒスイは、かつて『最高位魔術師』と謳われていた死者の体に転生した。
とある世界の王国・フローレンタム研究所で、治癒魔法が存在しないゆえに秘密裏に行われていた実験があった
。それが、『死者を蘇生する転生魔法』。ヒスイはその実験の『実験体』であった。
研究所の所長から、ヒスイ自身は『死者の体に異世界人の魂を召喚された人形』と言われる。
人形のように反応の薄いヒスイは、果たして自分は人間なのかを疑問を抱え込むことになった。
しかしここで、ヒスイは研究者の知らない事実に気付く。
それは、『体』である『最高位魔術師 スグサ・ロッドの記憶』が、自分の中に存在しているということだった。
※カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、ハーメルンにも同作品あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:31:19
90856文字
会話率:30%
田舎住まいの少女ユーラシアがある日不思議な夢を見た。帝国との戦争で命を落としてしまったが、その功績に敬意を表し、ギフトを授けて二度目の人生を用意してやろうと女神に言われたのだ。ところが実際には戦争など発生しておらず、もちろんユーラシアも死ん
でなどいなかった。女神が時間を100日ほど勘違いしていたため、まだ何も始まっていなかったのだ。ユーラシアは同居していた精霊クララとともに冒険者となった。1年後には『世界の王』と呼ばれることになるユーラシアの伝説が今始まる。コメディー仕立てでハッピーエンドのハイファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:31:50
5679624文字
会話率:59%
世界の王様ヨシキとオカマのゼロが織りなすSFファンタジー。
最終更新:2025-05-21 15:38:29
24926文字
会話率:25%
それはありふれたクラス召喚だった。異世界の王国に突然クラスごと呼び出された『道立山士幌高校一年一組』20名と先生がひとり。入学式から三日目の出来事だった。彼らは召喚時に『神授職』といういわばジョブを得ていた。そんな学生たちの中、この春に高校
があるこの町に引っ越してきたばかりでまだ友達も少ない主人公、八津広志(やづこうし)は【観察者】という職を得た。どうやら直接戦闘には向いていなさそうで、実に微妙だ。他のクラスメイトたちが強そうな職を持つのに対し、この手の物語に造詣がある八津は追放に怯える。だがこのクラスの連中は違った。八津と一緒で【鮫術師】というこれまた微妙な職を得た綿原凪(わたはらなぎ)は言う。「大丈夫、ウチのクラスは頼りになるわ。長い付き合いだもの、わたしは信じてる」そしてそれは事実だった。これは普通だけどちょっと普通じゃない高校一年生たちが、大人たちの都合に振り回されながらも日本への帰還を目指す、そんな物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 10:28:06
3095519文字
会話率:39%
異世界へ勇者として召喚されたタクミは魔王討伐を果たし、元の世界へ帰還した。
平和な日常を取り戻し新しい生活をスタートさせた拓実だったが、そんな拓実が通う高校に転校してきたのは異世界で冒険を共にし拓実に恋心を抱いていたセインの姿だった。
最終更新:2025-05-19 06:14:30
390073文字
会話率:53%
異世界召喚された世界最強の勇者は、魔王を倒した後に裏切られて殺され、日本の女子高生と魂と一緒に異世界の王女ルリナ―ディアとして転生する。
だが、ルリナ―ディアは精霊から嫌悪される暗殺スキルを持っており、王族の恥さらしとして王宮の中で疎まれて
いた。
ルリナーディアはそんな王宮を抜け出し、自由に生きていくことにした。
暗殺スキルと勇者スキルの2種類を掛け合わせ、冒険者として自由に過ごすルリナ―ディア。
しかし精霊を信仰する教会に目を付けられ、王国の大事件へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 23:00:00
5536文字
会話率:36%
香月 彩音(こうづき あやね)と双子の弟、香月 祥護(こうづき しょうご)。
ごく平凡に高校生活を送っていた二人がある日突然、住んでいる所とは異なる世界に引き込まれる。
そこは昼だけの世界と、夜だけの世界に別れた奇妙な世界。
彩音は夜の世界
の王・氷蓮(ひれん)に引き込まれ「この世界を救って欲しい」と請われた。
彩音に続き祥護も引き込まれ、氷蓮(ひれん)の願いを断った彩音は、祥護を理不尽に奪われる。
祥護を助ける術がない彩音は、氷蓮と敵対する昼の世界の王・皓緋(こうひ)の元へ身を寄せることに。
彩音と皓緋の利害が一致し、共に氷蓮に戦いを挑む事を誓う。
だがそれはこの世界の理を壊し、戦いに関係のない人達を傷つけて行くということ。
彩音は悩み、戸惑うが、それでも祥護を取り戻すためなら、荊棘の道をも歩いてみせると決意する。
それでまた、二人で一緒に生きることが出来ると信じて―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 17:07:29
292214文字
会話率:37%
運動も勉強も人付き合いも平凡な少年「遠藤 隼人(エンドウ ハヤト)」は、文武両道・才色兼備な幼馴染「田貫 穂乃花(タヌキ ホノカ)」に巻き込まれる形で、異世界の女神によって中世ヨーロッパ風の異世界に送り込まれてしまう。女神から大量の「加護
」を与えられた幼馴染ホノカが異世界の王様からの絶大な期待を浴びる一方で、「幸運の加護」しか与えられなかったハヤトには、単身での辺境の治安維持が命令されてしまい__いろいろ平凡・ちょっと幸運な少年ハヤトは、「救国主」にされた万能幼馴染との愉快な日常を取り戻せるのか?!
「チート無し」で「チート有り」の世界に挑む、異世界冒険ファンタジー。
(この物語はフィクションです。実在する人物・組織・地名・その他呼称とは一切の関わりはありません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:00:00
389733文字
会話率:44%
主人公は、普通の少年「ユウ」。だが、異世界に召喚されてしまった時、突然目覚めた「コピー能力」。
異世界の王国で目を覚ますも、自分の能力がどんなものかまったく理解していない。最初は、自分に何の力もない普通の少年だと思い込んでいる。
最終更新:2025-05-16 21:06:36
33059文字
会話率:75%
ある日突然、ナズナの部屋に現れたのは、自称「異世界の王女」──アウリサ。
月光のような白銀の髪、堂々たる態度、なのにどこか子どもみたいで、ずるいほど無防備。
「泊めて」と言われて断ったはずなのに、気づけば“魔法少女みたいな姿”で宙を舞って
いた!?
しかも、なぜか身体まで子供のようになっていて……!?
自称王女との奇妙な同居生活が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:40:28
4519文字
会話率:43%
前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。
え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!私が好きなのは、彼等ではなく、サブキャラの近衛騎士団長様なんですからね!
攻略対
象よりもサブキャラの方がハイスペックなクソゲーに生まれ変ってしまった主人公は、自分の平和を脅かすフラグを叩き折る事を決意する。
憧れの近衛騎士団長様と結ばれる日を夢見て、転生王女は今日も突き進む。
※アリアンローズ様より、書籍化及びコミカライズ致しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:00:00
1200095文字
会話率:32%
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「ここは……どこだ?」
サクヤ・ヒロハタは目を覚ますと、見知らぬ世界にいた。
混沌と偽りに満ちた人生に疲れ果て、彼が望むのはただ一つ――静かに畑を耕し、平穏な日々を送ること。
しかし、運命は彼を放っておいてはくれなかった。
目覚めた力と不思議な能力により、サクヤは王位を巡る激しい争いに巻き込まれていく。
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他にもストーリーの続きを日本語で書きたい場合は、どうぞ教えてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:26:24
3400文字
会話率:49%
フィギュアと静かに暮らすだけの人生を望んでいた三十路男・榎波悠真。
ある日、模型店の奥に埋もれていたボロボロのフィギュアを手に取った瞬間、彼の世界は一変する。
目覚めた場所は、女しか存在しない世界──女人国だった。
「穢れた異物」として追
われ、処刑されかけた悠真を救ったのは、この世界の王女。
だが、全ての混乱は彼女が起こしたものだった。
二人は協力して現実世界へ戻る方法を探し始める。
──だが問題は、彼女のほうが「彼の世界」に来たがっていることだった。
「待て待て、こっちは男が半分いる世界だぞ?
女しかいない国から来たお前に、それ、本当に耐えられるのか?
……だって俺は、そっちの世界で既にギブアップ寸前だったんだからな。」
逃げるはずが、いつの間にか付きまとわれ、
ついには“年長者として若者を諭す”という、妙なポジションに落ち着いてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 09:58:16
14649文字
会話率:12%
気づけばウチは、異世界の王子になっていた。
──しかも、毒殺されて死んだ。
さらに目覚めたら、ゾンビに腹を裂かれて、また死んだ。
そしてまた現代に戻ってきたかと思えば、鉄骨に潰されて即死。
……ちょっと待って。これってもしや、“死に
戻り”ってやつちゃうん?
名前はシエル=ローデン。中世ファンタジー世界の王子さま。
けど中身は、関西の高校生でツッコミ芸人志望の「綾城あまね(あやしろ・あまね)」。
相方・真宵と解散したその日、事故で死んだウチは、何度も命を落とすたびに、
“別の体”でこの世界に巻き戻ってくるようになってしまった。
どの世界でも共通してるのは──
・誕生日に毒を盛られて死ぬ運命
・死ぬと“ダンジョン世界”に飛ばされて、さらに死ぬと現代に戻るというヤバすぎるループ
・しかも誰にも「死に戻ってる」ことは話せない(話そうとすると脳が焼かれる)
おまけに王宮は、兄弟姉妹が全員クセ強で、命を狙われる理由も謎だらけ。
信じられるのは、黙って見守ってくれる専属執事・ヴィルだけ……かもしれん?
何度も死んで、痛みと恐怖と後悔を繰り返して、ようやく気づいた。
──ウチ、ほんまは死にたくなかったんや。
せやから、決めた。
どんなに無様でも、もう“誰かのせいで死ぬ”のはゴメンや。
ツッコミ入れて、毒見して、真実暴いて、この腐った運命ごと生きたるわ。
これは、死ぬたび強くなる“魂”の物語。
ツッコミ女子高生、異世界王子として全力で生き直す、100回目の人生。
笑って、泣いて、怒って、生きる。
──だってウチはまだ、“ちゃんと生ききった”って言えてへんから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 21:00:00
18322文字
会話率:22%
よくある異世界転移だった。
でも、僕達はまだ8歳の小学2年生だったんだ。
僕達も戸惑ったが、召喚した王国側も戸惑った。
だから僕達は小勇者と呼ばれ10年間の教育を受けた。
小学2年からの異世界の王国への編入。
特別な恩恵があっても学生
時代に青春なんかなかった。
そして僕が配属されたのは王直属の暗殺部隊。
通称【王の影】
毎日任務をこなすうちに、僕は選択を迫られた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 05:47:41
10516文字
会話率:29%
ごく普通のキャンパスライフを謳歌していたある日、自宅の鏡が光ったかと思うと――次の瞬間目の前にいたのは、黒いローブを着た怪しげなおじさんたち。足元には禍々しい魔法陣。「救世主さま、この世界の悪王を滅ぼすためにお力をお貸しください」どうやら私
らは、怪しげなおじさんたち異世界に召喚されてしまったらしい。この世界のわるーい王様を倒さなければ彼らは私を元の世界に返してくれないようで――って、私を召喚した人たち、見るからに“悪の組織”だ! 「救世主さま」なんて呼ばれてチヤホヤされてるけど、この世界の王様を倒すなんて絶対無理! でもやらなきゃ彼らは元の世界に返してくれない! 悪の道に進むのか、元の世界を諦めるのか――「救世主さま」は第三の道を探そうと日々奮闘中です。 ※過去作を加筆編集して再投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 19:19:46
229019文字
会話率:32%
甲子園を目指すプロ注目の高校球児、山田 球太郎(ヤマダ キュータロウ)は夏の地方予選真っ只中という状況で、異世界の王国から勇者として召喚されてしまう。
召喚した王女からは、100年以上続いている戦乱を収めて王国の窮地を救ってほしいと懇願され
るが、球太郎は元の世界に戻って甲子園を目指し、プロになるという夢をかなえたい。
300年前の勇者召喚では使命を果たした勇者は元の世界に戻ったという言い伝えに一縷の望みを託し、球太郎はやむなく戦場に行くことに。
だが、彼が特典として獲得したスキル「野球」は、戦場にいる敵味方を全て仮想空間の球場に引きずりこみ、そこで行われる試合に勝てば戦場の全てを勝ち取れるが、敗者のベンチ入りメンバーは世界から消滅するというデスゲームであった。
球太郎は生き残るため、元の世界に戻るために異世界で野球を全力プレーする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 01:10:00
316946文字
会話率:23%
とある異世界の王国から異世界召喚された高校3年生のタツノスケ。
召喚の特典として授かったスキル「旗手」を、召喚主である王様にゴミスキルだと言われ追放されてしまう。
だがそれは、王様の上から目線でエラソーな態度が気に食わなかったタツノスケが、
ワザとゴミを装ったからであった。
これは、タツノスケが異世界での安住の地を求めてあちこち彷徨いながら、時にはスキルの真の能力「フラグを立てる」で無法者を成敗したり、そんな気ままな旅のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 01:00:00
114730文字
会話率:41%
「この俺が召喚してやったんだから、ありがたく思ってこの国のために働け」
――もともとは日本で暮らしていた美亜を「聖女」として召喚した王子は、あまりにも高圧的にそう言った。
美亜が転移した異世界の王子と王女は、それ以外にも暴言や失礼なこと
ばかりで、こんな奴らには従うわけにはいかない、と美亜は命令を拒否する。
「あなた達がそんな態度なら、私は聖女の力を使いません」
「聖女のくせに命令に従わないなんて、処刑してやりますわ!」
「聖女である私を処刑したら、困るのはあなた達ですよ」
そんな美亜をわからせてやりたいと、ある日王女は美亜の足元に、死にかけの騎士を転がす。
「さあ、聖女の力を使いなさい! それともあなたは、この騎士に死ねと言うんですの?」
自分で手当てや処置をするわけでもなく、ただ美亜を従わせるための道具として騎士を利用する王女に、美亜の怒りは限界に達する。
そうして美亜は王女に、聖女の特殊な力を使い、とある反撃をするのだった――
※短編版の続きは5話からです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 12:01:33
246349文字
会話率:48%
「この俺が召喚してやったんだから、ありがたく思ってこの国のために働け」
――もともとは日本で暮らしていた美亜を「聖女」として召喚した王子は、あまりにも高圧的にそう言った。
美亜が転移した異世界の王子と王女は、それ以外にも暴言や失礼なこと
ばかりで、こんな奴らには従うわけにはいかない、と美亜は命令を拒否する。
「あなた達がそんな態度なら、私は聖女の力を使いません」
「聖女のくせに命令に従わないなんて、処刑してやりますわ!」
「聖女である私を処刑したら、困るのはあなた達ですよ」
そんな美亜をわからせてやりたいと、ある日王女は美亜の足元に、死にかけの騎士を転がす。
「さあ、聖女の力を使いなさい! それともあなたは、この騎士に死ねと言うんですの?」
自分で手当てや処置をするわけでもなく、ただ美亜を従わせるための道具として騎士を利用する王女に、美亜の怒りは限界に達する。
そうして美亜は王女に、聖女の特殊な力を使い、とある反撃をするのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 20:01:20
13092文字
会話率:38%