とあるアパートの一室。
そこには、3人の学生が住んでいた……
一人は、異世界からの男の子で。
一人は、ただの可愛い男の子で。
一人は、魔王で…………
個性豊かな3人が、気ままでチグハグに生活する様を、覗いてみよう━━━━━━
最終更新:2025-07-28 22:30:00
3831文字
会話率:60%
主人公雷雨は高校2年の春休みに遠出する事になり夜行バスに乗車中、事故に巻き込まれてしまう。
雷雨は寝ていた為、事故に巻き込まれていた事に気づかぬうちに、神様の一室に連れ込まれていた。
雷雨は神様にある提案を出され、嬉々として受け入れた。
ある提案は雷雨にとって願ってもないことだったからだ。それは神様たちが暇つぶしに創ったスキル、魔法を使える世界でクエストをクリアして、生き返る権利を獲得しろとの事だった。
さらに雷雨の場合は好きなスキル、魔法に加え、好きな武器も作ってもらえるのだ。嬉しくないわけがない。
雷雨はスキル、魔法がある世界に移され、ゴブリン、オーク有名な魔物などとの戦いが始まる。
ストックがなくなれば週1、2ぐらいで投稿していきたいと思っています。
よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:00:00
3137文字
会話率:60%
「私を抱いて」
―― そうしたら……もう少しだけ、生きられるから。
一石宏人は平凡であることを憂いていた。周囲の人間は成功しているのに、同様に努力しているはずの自分は報われない。その気持ちを吐き出すこともできず、ただ逃げたいと思う日
々を過ごしていた。
ある夜、ネオンが花畑のように輝く街中で、蝶のように色気を放って周囲を魅了する、混沌とした黒い瞳の女性に目を奪われた。
再会は早かった。蛾のように邪険にされ、いじめられている同級生こそがその彼女だったのだ。
一定の距離感を保ちつつ、彼女の部屋でひそかに行われる勉強会。詮索しあわない関係に依存していく二人。しかし、受験を機に一時離れてしまう。一石がようやく彼女と再会したのは、大学病院の一室――。
掲載場所:カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 15:10:00
73168文字
会話率:44%
東京・霞が関。
灰色のビル群を抜けた先に、若者たちが静かに集まる一室があった。
「総裁養成ゼミ」と名付けられたその秘密の勉強会に集うのは、
公務員試験を突破したばかりの、熱意だけが武器の新人官僚たちだった。
「いいか、お前ら。俺たちは出世
街道のエリートじゃない。
だが……人事院の頂点に立つ総裁だけは、俺たちが掴み取る!」
リーダー格の青年、**白石 知紀(しらいし とものり)**が吠える。
彼は小さな町役場職員の息子として育ち、
「誰もが平等に評価される公務員制度」を夢見てきた男だった。
知紀の横には、
冷静沈着な法学オタク、緒方 ひかり、
筋肉と人情が取り柄の体育会系、田所 俊介、
誰よりも試験に落ちた回数が多い苦労人、山下 悠真。
それぞれが自分の弱さを抱えながら、
「いつか人事院を変えたい」という一つの願いだけを胸に抱いていた。
出世争い、上司の横やり、裏切り……
霞が関の権力の荒波に揉まれながら、
彼らの友情は、時にぶつかり合い、時に助け合い、
やがて「総裁への道」という一つの奇跡を起こしていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 09:00:00
7679文字
会話率:35%
東京の片隅、古びたアパートに暮らす23歳のフリーター、遠峰遥斗。大学卒業後に内定取り消しを食らい、バイトとプログラミングで細々と生きる彼の日常は、ある日突然、押し入れに現れた神秘的な扉によって一変する。好奇心に駆られ扉を開けた遥斗は、ファ
ンタジー感のあふれる異世界 「エリドリア」と、SFとしか思えない宇宙時代の世界の「ガルノヴァ連邦」へと繋がる異次元への扉を発見。そこから、彼の人生を賭けた壮大な交易冒険が始まる。
エリドリアでは、家族思いの少女イリス・テルミナと出会い、地球のチョコレートや食品ラップなどの日用品が魔法の触媒として貴族や魔法使いに大評判。金貨を手に、村の小さな工房から王都を視野に入れた商会へと成長していく。
一方、ガルノヴァでは、荒々しく借金に追われる女整備士のヴェラ・ギアホークと手を組み、天然食材や鉱物が連邦の富裕層や企業に革命を起こす。遥斗は両世界の品をスピリチュアルグッズや技術素材として日本で売りさばき、お金をためてはそれぞれの世界へとまた物品を運ぶようになる。アパートの一室から始まった商売は、やがて「異世界交易商会」として三つの世界を股にかける一大事業へと発展する。
だが、成功の裏で危機が忍び寄る。エリドリアでは権力者と盗賊団が、ガルノヴァでは裏社会に連邦が、日本では闇市場や当局が遥斗の異質な品に目を付け始める。魔法と科学が交錯する戦いの中、イリスの魔法道具とヴェラの技術が遥斗を救い、三人の絆が試される。押入れの扉を越えた先で、彼はただのフリーターから世界を渡る交易王へと成り上がれるのか? 異世界の富と危険が交錯する、商売冒険譚が今、幕を開ける!
というネタを考えたので試しにしばらく書いてみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 07:00:00
320326文字
会話率:36%
自己満足の為に世界を滅ぼそうとする魔女の分体との死闘の末、世界を救った魔法少女。イニーフリューリング(通称イニー)。だが世界を救う代償に肉体を失ってしまう。
生前の契約により新たな身体を手に入れる事が出来たが、魂と身体が馴染むには時間が
必要となる。
世界の代理人(部長クラス)の提案により異世界へと休暇に出掛けるが、出向いた先は地下室の一室だった。
「あなたが悪魔ですか?」そう問いかけられたイニーは困惑するが、とりあえず場の流れに任せるしかないと割り切る。
「私がアクマです」――異世界で新たな戦いが、イニーへと襲い掛かるのだった。
※前作魔法少女がいく~TS魔法少女は運が悪いようです~の続きとなります。多分前作を知らない方が楽しめると思います(コメディとして)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:00
466113文字
会話率:33%
高校を中退した藤花は独り暮らしのアパートの一室で傷心の日々を送っていた。後輩のリコや瑞希が足しげく通って来てくれるが、藤花はそんな後輩に複雑な思いを抱いていた。
リコは藤花を裏切った過去を悔いており、瑞希はそんなリコと藤花との間を取り持
ちたいと何かと気を使っていたのだ。瑞希はどうすれば良いか親友の真珠子に相談するが、真珠子はそれは「リリカルダメージ症候群」なのだと言う。
そんな中、藤花はえみりという少女に出会う。そして少女たちの夏休みの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 01:03:18
73327文字
会話率:59%
人類が宇宙に進出し、地球人型や地球人をもとに改造された宇宙人(デザイナーズ)、義体(サイボーグ)などが、軋轢を超え同じ人類として入り交じるようになってきた遠未来。
惑星ハイアースのアパートの一室に引き篭もり、没入型ヴァーチャルエロゲーを楽
しんでいた地球人型の中年男性ホーズキヒロシ(41歳)は、メタバースの中で見つけたプログラムにある動画のせいで、ありもしない多くの記憶を思い出す。
「俺が、前世の俺が沢山いる…?」
無数の前世の記憶と能力を引き継いだヒロシは、頭の辞書から前世の能力を使える者になった。
それは、引きニート部屋から出ていき非情な宇宙で生き延びよとの前世からの呼び声だった、かもしれない。
ヒロシは宇宙を彷徨うスペースニートを名乗り、非常な宇宙と社会に出るのであった。
これは、チート能力、無限俺《インフィニット・ミー》と、そこから派生した時の女神の死の鎌である自在鎌《スウィングサイス》を手に入れたスペースニートヒロシの宇宙冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 17:48:55
573404文字
会話率:43%
——助けたくれて“ありがとう”…じゃあ、“殺すね”?——
旅商人である【カイル】は樹海窟で1人の少女—否、狡猾かつ残虐非道で恐ろしい生き物『魔族』と遭遇した。魔族とは人類の敵——最高峰の化け物である。たかが商人がどうすることもできない…刹
那で殺されるのなんか目に見えている。だが…『ゴフッ——』突然少女は血を吐き出した。彼女(魔族)はどうも瀕死にあるようだ。カイルの存在はまだ気取られていない——ならこの隙に…この時カイルはただ逃げればよかった…よかったのだが……
『どうしてこんなことしちゃったんだァア僕はぁああ!!??』
気付けば少女を助けてしまっていた。
自身の荷馬車に少女を乗せ——オマケに商品である貴重な薬草まで使ってしまって——
人類の宿敵である魔族を助けてしまう程の【トチ狂った“お人好し”】——コレが旅商人カイルだった。例え魔族だったとしても、傷を負った少女を森に置き去りになんてできなかった。
そして、彼女は今…宿屋の一室に設えたベットに寝かせて安静にさせている。『これからどうしよう』カイルは思案しつつ、その寝息を立てる少女を捉えたが…すぐさま現実を逃避するように視線を外した。次の瞬間——突然の浮遊感——
『ねぇ…人間、ここはどこ? 納得いく答えをくれれば楽に“殺して”あげる』
気づくと、カイルは首を掴めれ小さな少女に壁に押し付けの状態にさせられていた。幼気な少女は狂気に満ちた言葉を当然のように吐き捨て——その表情は冷たく無表情——まさに残虐非道——彼女は『魔族』だった。
『そう……助けたくれて“ありがとう”……じゃあ、“殺すね”?』
後に、カイルに突きつけられた言葉がコレであり——この時、カイルは死を覚悟した。
だけど……
まさか——この子と旅路を共にすると……誰が思うのだろうか……?
これは……
1人の なんの変哲もない ただの旅商人の若い青年が……
己の どこまでも善人気質で 飛んだお人よしな性格が 偶然的に——
残虐非道で狡猾 どこまでも快楽殺戮主義の『魔族』である“筈”の娘と出会い……そんな彼女と 何故か旅をするお噺。
そこには 数多の偶然が重なり合う。
互いの『打算』がありきな行く末に——
やがてそれは……
2人にとって大きな奇跡を紡ぐのだった……
◇基本情報◇
・この作品は完全オリジナルです。
・カクヨムにも掲載有りです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:25:54
188352文字
会話率:57%
とある国の、とある冒険者ギルドの一室。
そこで出会う、彼や彼女たち。それぞれに以前所属していたチームから、追放された者たちだ。
たくましいふくらはぎを持った黒魔術師に、足技が得意な格闘家。
それと、下手なくせに歌好きの呪術師、口が悪い回復術
師…などなど。
それぞれに、それぞれの葛藤とドラマを経てやってきたその部屋は、理由さておきソロ冒険者になってしまった人たちが集う場所。
仲間を見つけるためのその部屋で出会い、ともに冒険の旅に出るまでのお話。
仲間になったその先は、また別の話…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:01:43
23498文字
会話率:27%
ウィンスレイド王国の王立学院高等科に在学中だったルナリアは、ある日突然、王宮警護隊によって王宮へ連行された。
そこで故郷ダーラウに発生した疫病で領主の父と母を失ったことを知らされるが、王命のせいで王宮の一室で軟禁生活を強いられ、身動きが取れ
ずにいた。
軟禁生活がひと月を過ぎる頃、王宮で仮面舞踏会が開かれることを知り、この絶好のチャンスにルナリアは王宮脱出を試みる。なんとしてでも王宮を出て、王都で頼れる唯一の人、婚約者のトレヴァーに助けを請うつもりだった。
仮面をつけて王宮内を歩き回るうちに、ルナリアは黒い仮面の美しい青年と出会い、彼の助言を得て王宮から出ていこうとするが、そのとき、彼女の前に妖獣と呼ばれる異形が立ちはだかる――。
それから3ヶ月後。
ルナリアは王太子妃となり、夫である王太子ジェレルと愛のない結婚生活を送っていた。
ジェレルが、疫病が原因で死の街と化したルナリアの故郷ダーラウへ旅立つことになり、ルナリアは自分も連れていってもほしいと懇願するが、ジェレルを怒らせてしまう。
王太子夫妻に対する心ない噂にうんざりしながらも、ジェレル不在の王宮をなぜか心細く感じるルナリア。
そこにルナリアの弟フォルシアンが面会に訪れ、ルナリアは意外な形で王宮を出ることになる――。
ウィンスレイド王国に伝わる【月の女神と邪神】の神話の再来が近いとされる中、【呪われた魔剣】を手にした王太子ジェレルと、月の女神の力を封じ込めた【紅の秘宝】を両の瞳に宿すルナリア、そして【国内最強の剣士】でルナリアの元婚約者トレヴァーが、それぞれの生き方・愛し方を模索しながら運命に立ち向かう物語。
※ルナリアの苛酷な過去、及び【月の女神と邪神】の神話に関する記載・戦闘シーン等に残酷な描写が含まれます。
※【同時掲載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:20:00
103767文字
会話率:40%
晩夏の蜂蜜宴(ハネムーン)* ヘイゼル×ルチシャ
竜王×人間の異類婚姻譚。
「封印を解いてくれたこと、心から礼を言うよ」
暦(月の巡り)を司り、太古の森を守護する高位精霊である竜王は、竜種にしては穏やかな気質であり、数多の知識を有する
賢者であると評されている。
けれどもそれはあくまで『竜種にしては』穏やかなだけで、人間の基準ではやはり、脅威は脅威でしかない。
そして彼の得意とする『呪い』は、じわりと染み入る毒のように、肉体から精神に至るまで自由自在に蝕む悪辣さを有している。
▽
「僕は暴力には向かないんだ」
「……。(他の竜の鱗を悉く剥いだって言っていたような…)」
「加減がうまくないからね」
「……。(察し)」
「呪いは万能だから、こちらの方が扱いやすい」
「……私の事は呪わないでくださいね?」
「必要がなければ、呪わないよ」
ハシバミ色の瞳に宿る蜂蜜のような甘さに絆されて、ルチシャはいつも、それならば良いかと許してしまうのだ。
▼プロローグ
耽溺という言葉の意味を身を以て思い知ったのは、ルチシャが十九歳になった晩夏の頃。
地上で最も力ある竜である竜王に、嫁入りしてからの事だった。
深い深い太古の森のなかに佇む、木と漆喰壁で出来た大きく荘厳なお屋敷、その一室。
部屋の主が竜の姿に戻っても困らぬよう、主寝室は人間には想像できないくらいに広く、天井も高い。
そんな寝室に置かれた、人間が五人くらいは横になれるサイズのベッドに、人型になった竜王とその妻であるルチシャはぎゅっと身を寄せ合って横になっている。
自分を抱き込むようにして眠る竜王の立派な体躯に頬を寄せながら、ルチシャは小さく欠伸を噛んだ。
目を閉じれば今でも思い出せる。
ルチシャが生まれ、十八年間を過ごしたカントリーハウス。
その裏手の森にひっそりと佇んでいた、竜が眠るという伝承を持つ祠石。
すべてはそこから始まったのだわ…と、ルチシャは夢と記憶の狭間にその身を委ねた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:49:42
200552文字
会話率:36%
「ひとりぼっちの最終防衛線(ラストライン)」あらすじ
現代日本。中学一年生の月詠朔(つくよみ さく)は、両親を事故で亡くし、莫大な遺産を運用しながらマンションの一室に引きこもる孤独な少女。唯一信頼していた家政婦にも裏切られた過去から人間不信
に陥り、通信制中学に籍を置くだけで、誰とも関わらず部屋の中で完結する生活を送っていた。
そんなある日、世界は変貌を遂げる。高次元たら現れる「怪異」の襲撃。それと時を同じくして、朔を含む一部の若者(10歳から20歳の約5%)が不思議な力を覚醒させ、怪異と戦う宿命を負うことになった。
人に会うことを極度に嫌う朔は、高次元存在から一方的に与えられた情報を元に、見つからないよう隠密性と遠距離攻撃能力に特化した装備を選択。マンションの自室や屋上から、誰にも知られることなく怪異を狙撃し始める。
その戦いぶりは圧倒的で、彼女は図らずも「名無しのヒーロー」「一人方面軍」とネットで噂されるほどの戦果を上げていく。しかし、その裏では「私、何やってるんだろう」という虚無感と、人知れず戦うことへの疲労を募らせていた。
高次元の存在は二つの勢力に分かれており、一つは地球支配を目論み怪異を送り込む敵対陣営、もう一つは地球の在来種を守ろうとする味方陣営。朔は味方陣営から一方的な情報提供と装備(初期は固定、後にカスタマイズ可能)を受け、戦いに身を投じる。
彼女の戦果に応じて装備の自由度は上がり、より強力で、より彼女の望む「誰にも見つからない」戦い方が可能になっていく。
これは、引きこもりの天才少女が、誰にも知られず、誰とも繋がらず、たった一人で世界の危機に立ち向かう「最終防衛線」となる物語。
彼女は孤独の中で何を見出し、何を守るのか。そして、その戦いの先に待ち受けるものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:23:37
507088文字
会話率:21%
> 「なぜ、あなたはそれを開けてしまったのですか?」
記憶喪失の青年・ミナトが目を覚ましたのは、古びた洋館の一室。手には一冊の封印されたノート。
ノートにはこう書かれていた。
──絶対に、最後のページを開いてはならない。
だ
が、ミナトの周囲で次々と起こる“不可解な出来事”は、彼をページをめくる行為へと追い詰めていく。
失われた記憶、現れる謎の女、歪んでいく世界の法則。
最後のページに記された“答え”は、彼の過去か、それとも世界の終わりか──?
「解く?」「解!」……その選択が、すべてを決める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:30:00
7161文字
会話率:17%
星川冬華ほしかわとうかは自他共に認めるダメ人間である。そんな彼だが実の所、家事全般はそこらの一般人より出来、料理の腕は料理人にも引けを取らず、一通りこなせる超人である。
今ではアニメや漫画でしか語られない【魔術】などと言った現象が信じられ
ていた時代に存在した今では忘れられた国の王の子孫である。
冬華は魔術士として育ちながらも一般人として過ごしている。今は故郷を離れて高層マンションの一室に住んでいる。
冬華の住んでいる部屋の隣には妖精みたく可憐であるからと【妖精様】という愛称(他にも二つ名あり)で呼ばれている自他共に認める美少女、紅野あかのエリカが2年前程前に引っ越してきて住んでいる。
とはいえ、冬華はダメ人間として定評があるし、隣同士だからと言って特別関わる事もなく、学校でも話すことはなかった。
よく晴れた真夏日のように暑い、入学式の帰り道、公園のベンチで座っているエリカを見た冬華は熱中症になるのを危惧して日傘や水やタオルを押し付けた事から星川冬華の物語は動き出す。
これは星川冬華と口と愛想が悪く素直じゃない妖精様、そして沢山の友人や仲間達で織りなされる日常ラブコメファンタジー物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:46:44
155586文字
会話率:40%
七十を過ぎ、後悔ばかりの人生を送ってきた健一は、不眠症の薬を飲んで眠りにつく。次に目覚めると、そこは20代の頃に住んでいた下宿の一室。鏡に映るのは若き日の自分だった。この若返りは、あの頃の「もしも」を叶えるチャンスだと胸躍らせる健一。彼が一
番に思い出したのは、大学の後輩で密かに想いを寄せていた麻美だった。
しかし、若返った健一がアパートの隣室で再会したのは、悪友タカシと、その新しい恋人として紹介された麻美だった。健一は絶望するが、麻美はまるで健一の心を見透かすかのように「おかえりなさい」と呟く。そして麻美は、健一が過去に何度も若返り、その度に臆病さから自分の想いを告げず、身を引いてきたことを告げる。長年健一を診ていた病院の看護師こそが麻美であり、若返りの薬は、健一が繰り返す後悔の連鎖を断ち切るために彼女が与えたものだったのだ。
麻美の真実を知った健一は、今度こそ逃げないと決意し、麻美の手を強く握る。タカシが合宿で不在の間、健一と麻美は深く愛し合い、過去の後悔を乗り越える。タカシに真実を告げ、二人は新たな生活を始めるが、若返りの効果は永遠ではなかった。
やがて健一は元の老いた体に戻り、最後の時を病院のベッドで迎える。隣には看護師姿の麻美が寄り添い、健一は感謝と満たされた心で静かに息を引き取る。麻美は彼の死を見届け、静かに「これで、あなたも、ようやく自由になれるわね」と呟く。繰り返された後悔の物語は終わりを告げ、健一はついに本当の幸福を見つけたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:22:00
5312文字
会話率:25%
――その水音は、泣き声だった。
フリーのデザイナー・神崎美咲が引っ越したのは、古びたマンション「メゾン・アクア」の一室。
都心へのアクセスも良く、家賃も破格。リフォーム済みの内装に安心したのも束の間、彼女の日常に、じわじわと“異変”が忍び
寄る。
浴槽の排水溝から聞こえる不気味な音。
水道水に混じる赤黒い液体と生臭い匂い。
そして、無限に“生えてくる”髪の毛――。
次第に露わになるこの部屋の過去。
水回りに潜む女の怨念が、静かに、確実に、美咲の精神と命を蝕んでいく。
日常に潜む恐怖を、静謐かつ粘着質に描き出す都市型ホラー。
あなたの家の蛇口からも、今夜、誰かの「叫び」が聞こえてくるかもしれない――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:48:05
4149文字
会話率:11%
夜風が心地よいアパートの一室で、レンを待っているのは、
タバコの煙をくゆらせる大人びたお姉さん・ミナト。
一回り年上の彼女と、まだ不器用な青年が同棲を始めてからの日々は、
ときに甘く、ときに胸が締めつけられるような瞬間の連続だった――。
タ
バコの煙の向こうに見える、ふたりだけの小さな世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:24:20
2698文字
会話率:40%
雨の日になると、私の部屋には子供の幽霊があらわれる。
ーーーーー
まい日が、雨に、なりますように。
※子供が可哀想な描写があります。自衛お願いします。※
最終更新:2025-07-21 00:00:00
4879文字
会話率:24%
とあるアパートの一室。男はネットで見つけた『悪魔召喚の儀式』なるものを試していた。もちろん、本気で信じていたわけではない。ただの暇つぶしで、現実からのささやかな逃避行だった。
しかし、並べた蝋燭の火がふっと一斉に消えた瞬間、部屋の空気が
変わった。おや? と思った次の瞬間、もうもうと煙が立ち込め、その中から角を生やした悪魔が姿を現した。
悪魔は、魂と引き換えにどんな願いでも三つ叶えてくれるという。それを聞いた男は目を輝かせ、まず大金を願った。
悪魔が指を鳴らすと、男の目の前に札束が現れた。しかし……
「……何だ、これは?」
「お望みの大金ですよ。どうぞ、お受け取りを」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-20 11:00:00
1753文字
会話率:69%
「ははーん、そういう感じね、ふーん、ほー……」
とあるアパートの一室。男は腕を組み、じっと床を見下ろしていた。
その視線の先――床に転がっていたのは、人間の指だった。
すべての始まりは、ある日、いつものようにポストを開けたことだっ
た。小さな紙袋が入っており、中には缶詰が一つだけ。差出人の記載はない。もしかすると母親が寄ったのかと思い、後で電話で確認したが違った。
消費期限の部分が削られており、気になったものの、缶自体には穴やへこみ、錆もなく新品に見えた。生活に困っていた彼は、ありがたくそれをいただくことにした。
それからというもの、毎日のようにポストに何かが届くようになった。
缶詰、カップ麺、レトルト食品、新品のシャツや靴下など、いずれも実用的で、今の彼にはありがたいものばかりだった。食品は例外なく、期限表示が削られていたが、味に問題はなかった。手料理が来たら、さすがに口にするのはやめておこうと身構えていたが、送り主はそのあたりをちゃんと心得ているようで、届くのは既製品だけだった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-13 11:00:00
1860文字
会話率:33%
「クソ! クソどもがよお! 消えろ! 消えろよおおお!」
夜、とある住宅の一室に響き渡る少女の怒声。その獣じみた絶叫に、夫婦はただ耳を塞ぐしかなかった。
以前はこんな子ではなかった。笑えば頬にえくぼができ、素直で、拍子抜けするほど手の
かからない娘だった。だが、ある日を境に、何かが壊れたかのように豹変したのだ。
「もう無理よ……あの子がどうしてこんなふうになっちゃったのか、あたしにはわからない……!」
「落ち着けよ。君まで取り乱してどうするんだ。大丈夫、きっと医者がなんとかしてくれるさ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-17 11:00:00
2448文字
会話率:60%