「知らない人と結婚なんて、私は絶対にしないから!」
入軍試験の直前に見合い結婚を押し付けられそうになった神族のルシルは、転移魔法の失敗で、旧大陸ロトに迷い込んだ。そこは人族の皇帝や大公という貴族の住む別世界で、神族は残忍で傲慢な存在だとされ
ていた。膨大な魔力を持つ神族であることをひた隠し、か弱い貴族令嬢のふりをして大公国に拾われたルシルは、複雑な事情の大公との契約結婚を打診される。さらに皇帝の子供を公子として育てる事になり、恋愛未経験のルシルだが、目的のために奮闘する。そんな時、魔物のスタンピードが起こったと聞かされて!?
最強種族のヒロインが、正体を明かせないまま初めての恋愛を経験し、世界を巻き込んで本当の自分探しをすることになる物語。
最初の3日間は区切りの良い所まで駆け足で投稿して、その後今月中は毎日1話投稿で頑張ろうと思っています。宜しくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 09:44:49
80992文字
会話率:29%
リリーには生まれた時から婚約者がいた。相手は格上の公爵令息で三歳上の天使の様な美貌を持つ天性の女たらしであるルシルだった。五歳にしてそれを見極めたリリーはお茶会の時に解消を持ち出したが、面白い子だと思ったルシルは応じようとはしなかった。そ
れからもルシルの女性に対しての態度は変わらなかった。リリーは虎視眈々と婚約破棄を狙うことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:36:08
7035文字
会話率:44%
『おや、これは何て綺麗な瞳(魔力)なんだー』
幼い頃に宝石の瞳を持つことで捨てられたルシル。
幼いルシルに一人で生きていく力はなく倒れていたところ、壊れた【魔導具】の噂を聞きつけた世界最後の魔女ーソロンに出会う。
そのまま魔女
に拾われ弟子として世界中を回る事になる。
彼は今は亡き魔女、そしてその魔導具を持つ人間の様々な願い、祈り、欲望に触れ何を思うのかー
【これは僕が世界最後の魔女と旅した物語】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 10:32:34
2309文字
会話率:25%
街で針子をしているルシルには前世の記憶がある。
百年ほど前の時代、若くして病で死んだが、それでも平穏で幸せな人生だった。
そして今世、ルシルは教会から聖女に選ばれた。
聖女――それは天に上って主神の花嫁となる女性。その実は命を捧げる神への
生贄、人身御供である。
「綺麗な景色をたくさん見て、おいしいものをいっぱい食べるぞ!」
にもかかわらず、わくわくと生贄になるための旅の準備をするルシル。
そうして出発の数日前、旅の護衛隊との顔合わせで、魔術師の青年クロードに会った彼女は唐突に確信した。
この人、前世の夫の生まれ変わりだわ、と。
聖地を巡礼し、途中の名所などにも寄りながら、終着地での定められた死。
帰路はない、ルシルにとって最後の片道旅が始まる。
そしてクロードとの行く末はどうなる――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:19:27
86822文字
会話率:20%
両親から虐げられている伯爵令嬢のアリシア。
ある日、父から契約結婚をしろと言い渡される。
嫁ぎ先は、病死してしまった姉が嫁ぐ予定の公爵家だった。
早い話が、姉の代わりに嫁いでこい、とそういうことだ。
結婚相手のルシルは、人格に難があると
もっぱらの噂。
他人に対してどこまでも厳しく、これまでに心を壊された人間が大勢いるとか。
赤い血が通っているとは思えない冷酷非道なその所業から、青血閣下、という悪名がついている。
そんな恐ろしい相手と契約結婚することになってしまったアリシア。
でも実際の彼は、聞いていた噂とは全然違う優しい人物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 19:03:54
28987文字
会話率:33%
記憶を失った男が、夢の中の現実のように感じられる奇妙な世界で、自分の忘れ去られた過去の秘密を解き明かさなければならない。謎のノートに導かれ、問いに追われながら、彼は非現実的な風景を進み、謎めいた存在と出会う。自分の存在のパズルを組み立てる中
で、彼は自分自身とその周りの奇妙な世界についての真実に直面しなければならない。彼は求める答えを見つけることができるのか、それとも未知のものに飲み込まれてしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 02:56:07
19394文字
会話率:47%
ルシルが母からおつかいを頼まれ、早五年。
魔法使いである母から依頼されたおつかいは、「赤ドラゴンの卵一パック、人型樹の実三個、夜行石亀の尾一束、りんごとはちみつカレーの究極ルー一箱」など、とんでもない内容だった。
きっと、これはおつかいでは
なく魔法使いの修行の旅。そう推察するルシルだったが、魔法というより武術の技が磨かれるいっぽう。
このおつかいには、異なる意味が含まれている……。
旅の剣士ヒューや、かつて勇者と呼ばれ放浪の旅に出た父と遭遇しつつ、ルシルの運命が動き出す――!
◆note様掲載作品◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 18:36:06
27389文字
会話率:33%
移民船「ノア」が不時着した惑星「エルシル」は獰猛な原生生物が跋扈し、気候や大気組成に関してもとても人が暮らせる星ではなかった。
しかし飛行管制が壊れた「ノア」は再び飛び立つまで数百年を要する。仕方なく人類は長期的な復旧作業のため、この星
のテラフォーミングを開始する。
墜落から百年経った頃、使い捨てと切り捨てられた人間が暮らす街で、原生生物と共生する便利屋「バイル」がある物の回収依頼を受ける。彼は向かった先で自らを「エルフ」と名乗る少女と出会う。
かつての移民船防衛機構が牙を剥き、更に一部の選ばれた人のみが生き、その他の人々を切り捨てる世界で、人々は自らの命を繋いでいく。その先にあるのは新天地か、あるいは母なる本星「地球」か――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 11:30:15
32851文字
会話率:45%
公爵令嬢ルシルは、婚約者である第二王子の生誕パーティーで、公衆の面前で婚約破棄を言い渡されてしまう。
彼の隣には、深海のような青の瞳に、美しい銀の髪を持つ、可憐な少女がいた。
彼は言う。彼女が新しい婚約者なのだと。
ですが、ご存知
ですか? 元婚約者様。
貴方が溺愛されているその方、男性ですよ。
――これは、元婚約者の浮気相手である美しい少女(実は男)に、何故か執着・溺愛されてしまう令嬢のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:25:16
112160文字
会話率:29%
馬鹿みたいな理由で婚約破棄されたルシルは嫌われ悪女として『呪われ辺境伯』の元へ押し付けられることになる。
「予知夢で見たわ?私は愛されず、婚約者様にはもうすぐ運命のヒロインが現れて私は悪役になっちゃうのよね!」
それでもルシルは動じない
。生きているだけで価値がある、愛され猫として生きてきた前世の記憶を思い出したから!
呪われ辺境伯は素敵だし、運命のヒロインが現れるまでは暫定婚約者を満喫します!
しかし無自覚チートで周りを惹きつけ振り回し、いつのまにか誰もがルシルを愛するように。
呪われ辺境伯もそんなルシルに次第に興味津々になっていき……?
「ところで、運命のヒロインが解いてくれるはずのその呪い、嫌われ悪女の私が先に解いちゃダメですか?」
自己肯定感つよつよ主人公ルシルと、予知夢と初対面時の態度のせいで全然ルシルに意識してもらえない残念呪われヒーロー。
「俺は君のような心の醜い愚かな女が一番嫌いだ」
「私を嫌いでも問題ないわ!だって、こんなに猫ちゃんが可愛くても犬派が存在する世界ですもの。好みってあるわよね」
そんなラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 22:54:03
314429文字
会話率:32%
「それは、課せられた運命に向き合い、女神に叛逆する神造生体兵器と人間たちの物語」
絶対創造神である女神ソラが作った2人の超生命体が、彼女の人理消滅計画を阻止するため手を組み「神への叛逆(世界管理権の奪取)」に挑む!魔法探偵&解決屋を営む
謎多き神造生体兵器と、微生物で構築された体を持つ魔人王、その仲間たちが繰り広げるファンタジーバトル小説!
地球と同じ時間軸を共有する異世界「フォーミッド」
その世界は2次元と3次元の境界に存在し、異世界から転移現象に巻き込まれた者たちが集う場所、そしてその境界における交差点とも呼ばれる重要な領域である。誰もが転移をする際にこの世界を一旦通り抜けて別の世界に移動しているという。
そこにあるアクシミデロと言う地球型惑星に、有名な魔法探偵&解決屋「ハーネイト・ルシルクルフ・レーヴァテイン」と言う人物が名を馳せていた。
かつて古代超文明が栄え、その末にこの星に起きた人的災害「大消滅」により文明が衰退したこの世界で、彼は自身の出生や謎を追い求めながら多くの偉業を成し遂げ、多くの命を守護してきたという。
そんな彼が、ある時事務所に来た異星からの来客者により戦争屋の宇宙人「DG」と戦うことになる。それと同時期に発生した大国のクーデター事件。脱出した国王、家臣らの依頼を受け、新たな仲間、そして旧友たちとも力を合わせ「ハーネイト遊撃隊」として事態の解決にあたることになる。
そして、かつて刃を交えた不滅の菌魔王「サルモネラ・エンテリカ・ヴァルドラウン」との再会、霊量士、天界人との出会いが彼の運命を大きく変えることになり、自身が追い求めていた力と出生の正体に気づくのであった。
それこそがフォーミッド界にて実在する、世界創成を司るヴィダール・ティクス神話の最高女神「ソラ・ヴィシャナティクス」との長い闘いの幕開けになることは誰も知る由がなかった。女神は人間を失敗作、イレギュラーな存在として排除しようとする。ハーネイトと伯爵は彼女の計画を阻止するため、彼女から世界管理権を奪うため戦いを挑むのであった。
最初に世界観の解説や人物紹介を置いています。それを飛ばしたい人はCode1から見てください。
カクヨムとアルファポリス、マグネットでも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 19:00:00
960766文字
会話率:63%
「同じ女神に作られた、呪われた運命と力を持つ神造生体兵器と、微生物で体ができた菌界人が異世界で力を合わせ、英雄伝説を築きながら神の試練に立ち向かう長編小説。」
自身の存在理由とその力を理解した2人の英雄は運命のすべてを受け入れ、人理と
世界を守る星の守護者になる。
最後に忌まわしき力の元凶となった、主人公の造物主で神と言う超生命体「ソラ」に対し、相棒である魔王と共に叛逆するのであった。
地球とは異なる別次元、「フォーミッド界」そこにある巨大な惑星アクシミデロは、他の次元から来る人や物などが流れ着く場所である。独自の文化や文明、超技術が星を大いに発展させるも、古代人が起こした次元融合実験の失敗で突如消滅した。
300年後、次元転移現象「次元ルフループ」の活動が突如活発化、異世界や別次元から魔獣や怪物などが頻繁に流れ着くようにもなる。それと同時期に、フォーミッド界において、惑星規模で、謎の組織による星の壊滅や、消滅が起こるようになる。それに関して「DG」「天界人」という存在がこれらの事件を引き起こしたとされ、彼らの掲げる恐るべき計画が本格的に始動しようとしていた。
そんな中、アクシミデロには一人の英雄がいた。名前はハーネイト・ルシルクルフ・レーヴァテイン。解決屋という仕事で名を馳せ、魔獣退治から探偵、掃除、傭兵からあらゆる仕事を着実に完遂する彼は、この世界の解決屋の元祖にして、誰もが知っているような存在であった。彼はかつて長い旅をし、自身の出生や潜在能力の謎を解き明かそうとした。今では事務所を構え、仕事をしながら、手掛かりになりそうな古代遺跡の調査や研究をしていた。
そんなある日、ハーネイトが事務所のリビングで、ブラッドルと言う球技の試合を観戦し、そしてしばしの眠りにつこうと思ったその矢先、事務所のドアからノック音が聞こえる。急いで扉を開けると、そこには傷だらけの青年が倒れており、看病することになった。
この青年との出会いが、自身の謎について答えを得る、長く険しい戦いと旅の始まりであった。
この作品は、Pixivにも掲載していますが、内容や説明を足したものになります。長編連載小説なので、不定期に続きを上げていきます。脚本のようになっているのは、ある程度したら修正版をだすのでご了承ください。現在修正版を第一話から出しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-10 20:09:21
265306文字
会話率:64%
「人を殺める兵器を、人を助ける道具に生まれ変わらせる。(ゼペティックス・ハイマン・ロジャー)
地球から遙か離れた、と言うより別の次元にある星。アクシミデロ星と呼ばれる所はDGという武器輸出製造組織の脅威にさらされていた。伝説の解
決屋ハーネイト・ルシルクルフ・レ―ヴァテインとその仲間がDGと激闘を繰り広げている中、フューゲルたちとは別の方向からDGを追う集団がいた。その名は「民間救助会社 ゼペティックス」人を殺める兵器を転用し人を救う道具に改造することを理念とし掲げ、それらを使いこなす人たちが集まる会社である。工場と移動基地を兼ねた、古代文明の超遺産が一つ、巨大人型移動要塞「グランドタイタン」に乗り世界を回り今日も人命救助を行う彼らの記録と、犯罪組織アールマティス、ゴルドラン、式天教団との争いの中で、背後に潜む巨大な組織を見つけ出し、ハーネイトたちと共闘して、この星を脅かす存在に立ち向かう。また秘書でありもう一人の主人公ルテシアは、旅路の末に恩人と結ばれることができるのだろうか?
「ヴィーダル・ティクス神話」の万人を助ける神、ゼペテックスの様に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-19 21:04:44
4115文字
会話率:62%
ルシルは婚約者のアルバートの従姉妹ジャネットからアルバートを解放して欲しいと言われる。アルバートは剣の師でありルシルの亡き父であるダレンにルシルを頼まれて仕方なく婚約しているのだと……。
しかしアルバートはルシルを溺愛しており……?
アルバ
ートの本心は?分からないなら考えても仕方ないから本人に聞きましょう。
※ご都合貴族物、細かい箇所には目を瞑って楽しんでもらえれば※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 22:10:11
5313文字
会話率:44%
魔力を一切持たない『無能聖女』ルシル。
しかしルシルは、豊富な知識とその頭脳を活かし、魔法を使わずに脅威の魔物討伐実績を上げていた。
だが、膨大な魔力を暴走させた『魔人』フィリップを拾ったために、ルシルは教会を追放される。そして。
「俺は
、男として師匠のことが好きですから」
それ以来、心底ルシルに惚れ込んでいるらしいフィリップは、日々愛を告げるようになり、ルシルは戸惑うばかり。
そんな時、ルシルの元に教会から怪しい魔物の討伐命令が舞い込んだ。奇妙な魔物の謎を追うなかで、フィリップは、ルシルの本当の目的が「教会の大聖女への復讐」だと知る。
「あなたでも、そんな泣き方するんですね」
「君、のせいだ」
本心を隠したお気楽元聖女と、彼女を溺愛する天才魔術師の、拗れに拗れた恋と復讐の物語。
◇
毎日投稿。十万字程度完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 20:17:59
115923文字
会話率:51%
わたしとルシルのお話。
病気にかかった犬とわたしの物語。
ルシルの病気は動物もなる子がいる‘てんかん’という発作の病気です。
描写が残酷かもしれませんので、苦手な方は読むのをお辞めください。
最終更新:2023-04-05 14:09:43
12155文字
会話率:5%
十六歳の令嬢ルシルは十歳の王子の婚約者になった。流石に恋愛感情はなかったが、それでも仲が良い二人だった。王子はとてもルシルを好きでいてくれるが、当の本人はその気持ちをまだ理解できないまま…。けれど、ある日ルシルの気持ちを揺るがす男性と出会っ
てしまう。特に三角関係にはならないちょっと不思議なお話です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 22:43:29
39946文字
会話率:52%
異世界+現実世界+天界無双!
以下作る際に考えてるストーリー
…会社員の28歳男性の男 瑠樹 隼人(ルウキハヤト)
彼の働いてる会社は世間一般で言われる常識なんて無視の非常識 BLACK企業(ネイティブ風)……
だが煮詰まって過労死 そして
天国へ
勿論天国だからホワイトです!!……なんて嘘!
忙しそうで辛そうだなと社畜の思いが体を動かし
お金不要のボランティア!!……1000年が経過し…はい
天使長ルシフェルと呼ばれるようになりました……
ですが給金もなしの部下育成諸々疲れました…
なのでもう天使長辞めます!!
そうして瑠樹改めルシフェル改めルシルは
3つの世界で生きていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 19:45:32
2584文字
会話率:54%
エミ国の第二王女スイラは変わり者で王宮では侍女のルシルしか話相手がいない。
部屋にある本を読むだけの退屈な日々を送っていたある日、東の森から妖精姫がやってくることを聞きつけた。
幼いころから物語の妖精に憧れていたスイラは友達になるため、ひそ
かに行動を開始するが……⁉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 12:40:17
34859文字
会話率:53%
哀しい理由により15歳で命を落とした少年、桃ノ木 鷲太(もものき シュウタ)。死後、出会った死神の凡ミスによって異世界へのチート転生を運よく果たせることとなった、ラッキーボーイ。転生を果たすも、生前のいまわしい記憶が彼の前途に届くはずの祝福
の鐘の音を時折かき消してしまう。シュウタにとっての祝福の鐘の音とはなにか? つらい記憶をかかえながらも、一歩ずつ前を向いて歩を進める気にさせてくれるのは、唯一の旅のパートナーである妖精のリンクの存在だった。転生後の旅の目的は、死神から託されたリンクを女神ルシルのもとへ無事に送り届けることだった。シュウタはファンタジー系のゲームが好きで、死の寸前まで自室のベッドの上で連射パッドを握り締めていた。ゲームの世界の中でだけ彼は強くなれる方法を実践し続けられた。他の誰にでもできることだが、彼は、もうそれしかできなくなっていた。自宅を一歩出れば、いじめと言う生き地獄しかなかったからだ。そこでの日々は、図られた友情と孤独の連鎖、その果ての破滅を喰らって楽しく成長する魔少年たちのはびこる牢獄学園でのパシリ生活。耐えかねて死んだ彼を今一度、現世に戻そうとする死神は彼に同年の魔法使いを紹介した。名を戦記 翔太(おののき ショウタ)と言った。それが一度目の死神とシュウタの出会いだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 02:47:51
176195文字
会話率:29%
パーティーで姉のキャロルと踊る美貌の王子様に憧れた妹のルシル。自分のほうが王子様にお似合いだと、キャロルとの入れ替わりを考えつくが、果たしてルシルの思惑通りになるだろうか。
※表紙絵イラストをあっきコタロウさんに描いていただきました。
最終更新:2022-07-27 10:53:11
4701文字
会話率:46%
実家の食堂の手伝いをしながら、忙しく過ごすルシル。友人たちは嫁いで、世間では行き遅れと言われる年齢に。
それでも、ルシルは結婚に乗り気になれない事情があった。
それは、子どもの頃の約束。相手はとても可愛らしい女の子。その子はルシルの
心に深く刻まれ、恋路を邪魔するほど。
その子から預かったハンカチを返せば、きっと前に進める。そう信じて再会する時を待つルシル。そして、その日は突然やってきた。
可愛らしい女の子から、綺麗な青年へと成長した姿で。
※アルファポリスにも掲載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 12:03:29
12681文字
会話率:51%