リチア・リブランド公爵令嬢には最愛の妹がいる。
隣国へ留学から帰ってきたリチアは、妹フローラが学園で悪役令嬢だと噂されていると知る。どうやら男爵令嬢を虐めている事が原因らしいが常日頃から心優しい、善意の塊のようなフローラがそんな事をするはず
が無い。
「私の可愛い妹が悪役令嬢ですって?」
事実無根の噂を流され学園でも冷遇されている。可愛い妹を傷つけられて黙っている筈がない。
だってリチアは、この世の誰よりも妹を愛しているのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 17:00:00
9094文字
会話率:49%
無限で謎めいた宇宙の中、セナは理解を超えた力を持つ存在で、永遠に彷徨っている。彼の存在はビッグバンよりも前にさかのぼり、何千年もの間、星々を旅し続けているが、孤独な存在にされ続けている。彼が出会うすべての文明によって拒絶され、その恐怖のオー
ラと時空の歪みが恐れと疑念を引き起こしている。
星々を渡り歩きながら、セナは受け入れられる場所を必死に探し続けている。その希望が次第に薄れる中、恐怖に満ちた文明の祈りが至高の神々に届く。これを圧倒的な脅威と見なしたこれらの天の存在たちは介入を決定する。
しかし、それは彼にとってあまりにも過酷で、彼は野望を脇に置き、自ら創り出した次元に孤立することを決意する。その深淵の奥で、彼は最悪の方法でリブラという剣を創り出し、そのエネルギーを封じ込めることで次元が崩壊するのを防いだ。
そしてある日、彼は何かがうまくいっていないと感じ、彼の剣が次元から消えたことに気づく。そこで、彼は「マスター」と呼んでくる若い少女と出会う。
彼女のそばに留まろうと決心し、彼女を傷つけたくない彼は、彼女に自分が達成できなかったことを成し遂げさせるアイデアを思いつく。それは受け入れられることだ。こうして彼らの旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 18:04:35
51290文字
会話率:28%
前世とそのまた前世――魔女として処刑された五〇年前と、侯爵家の女主人として生きた一五〇年前の記憶を持って生まれたエルメリア・ロッシュは、リブラント侯爵家が子息ユスツィート・ケリーとの婚約の解消を望んでいた。
前世の罪を忘れられない。前々
世の恋を忘れられない。
〝過去〟の苦い経験を引きずっている彼女にとって、彼が自分ではない誰かと恋に落ちることは決定事項だったのだ。
しかし当のユスツィートにその気がないこと――運命とも呼ぶべき出会いを果たし、恋をしたとしても、それをなかったことにするつもりでいることを彼女は知らない。
婚約を解消するための唯一絶対の条件。
それは、エルメリアが自身の幸福のために望むこと。
自責の念に囚われるあまり不幸こそを求める彼女を彼は認めない。
どうあっても幸せになりたくないというのであれば一生を掛けてでも確実に、必ず幸せにしてみせる。
婚約者として紹介されたその日。その場で。
拒絶された彼が抱く感情は愛と定義付けられながら復讐心にも近く。
ただ、エルメリアに惚れ込んでいることだけは間違いがなかった。
一五〇年前から抱き続けてきた恋心に終止符を打つと同時。
記憶を有したまま生まれ変わった原因を知り、自らもまたユスツィートを愛していることを自覚せざるを得なくなったエルメリアは契約している精霊から、そんな婚約解消の条件を聞かされ考えを改めることになる。
ユスツィートには幸せになってもらいたい。
そのために必要なこととは。
非正式だった婚約を正式なものへと変えることを受け入れた彼女は悩みながらも決意する。
もしもこの選択が過ちに変わるならその時は。
彼を傷付け、不幸に落とすことを“最後の罪”としよう。
魅了の魔法を受けてなおユスツィートの愛は揺らがない。
ならばもう求められていることを認める以外にない。
侯爵家に生まれた令嬢らしい傲慢さと素直さを亡国の教会で培った純朴さで覆い、忌むべき名を持って生まれた少女という殻の中に押し込めていた彼女は愛する者の願いを叶えるため、自らの幸福に手を伸ばす。
これはそういう話だ。
※他投稿サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:00:00
101368文字
会話率:31%
「――キスしてみませんか? 先輩」
「……へ?」
――秋が去り、冬が訪れようとするそんな時期のとある日の放課後。
ブラリブラブラ、恋愛経験に乏しい俺は体育館の裏に呼び出されて、人生で初めて告白というものをいきなりされた。
強引に交際を迫
る彼女は一個下の後輩。
だが、俺は彼女の気持ちをすぐに受け取ることが出来なかった。
なぜなら俺には別に好きな人がいたから。
果たして恋の行方は――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 00:00:48
59086文字
会話率:31%
【第1章完結!現在第2章連載中】
「堀川梨里さん。僕の図書館で、館長である僕の秘書をしてもらえませんか?」
勤めていた古本屋が閉店してしまい、職を失った梨里。次の仕事が見つからないままある日訪れたカフェで、古本屋の常連・焔と会う。笑顔
で告げられた言葉はとても有り難いけれど、勤務先はまさかの異世界?!
毎朝異世界に出勤して、好きなときに元の世界に帰ってくる。そんな自由気ままな生活は、果たして平和に過ぎてゆくのでしょうか。
「本が好き」――ただそれだけでぼんやりと毎日を過ごしていた梨里は、異世界で「誇り高い孤高のお嬢様」や、「伝えられない想いを抱えた青年」や、「高飛車で世間知らずな少年」達と出会い、悩み、そして恋をして、一歩ずつゆっくりと成長していきます。
踏み出す勇気。
それを手に入れた時、やっと顔を上げて前へ進んでいける。
本にしか興味のない大賢者様と、その秘書として働く主人公の優しい恋愛ファンタジー。
「ようこそ、ここは国立大図書館リブラリカ。異世界一の蔵書を誇る、僕と君のための聖域だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 15:23:32
999332文字
会話率:36%
=現代日本に酷似したパラレルな世界、または並行世界における物語=
天地創造の初め。
天上の神アモルはこの地球に最初の人類、真人を創った。真人は全てにおいて神々と等しかったが、唯一その心だけは醜悪であった。その醜い心を忌み嫌った神々は、
真人を地下の奥深くへと追放し、新たに今の人類を創った。それ以降、真人は魔人と呼ばれるようになり、伝説の存在となった。
主神アモルを祀るリブラ教会。その修道女、英舞花(はなぶさまいか)は、エスタと呼ばれる魔人対策のスペシャリストである。
その日彼女は、通報を受けた教会の指示で、とあるマンションの一室を尋ねる。住人である鳴神亜門(なるかみあもん)を魔人と勘違いし、舞花は彼を拘束した。
仲間のエスタからの連絡により、部屋を間違えたことに気が付いた舞花は、神器で魔人を滅するため、嫌がる鳴神を連れて一つ下の階へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 18:26:07
67157文字
会話率:52%
伯爵令嬢アスーナ・ブラアランは、自己中心的で精神年齢が低くて底意地の悪いカリブラ・ゲムデス侯爵令息と婚約していた。婚約してからアスーナは、カリブラに振り回され続けて心労が絶えない。
しかし、とあるパーティーの最中でカリブラが婚約破棄を突き
つけた。その理由はアスーナの妹ソルティアと仲良くなったという理由らしい。
そこでアスーナは自由になったと思い喜んで婚約破棄を受け入れた。その後すぐにハラド・グラファイト公爵令息に求婚されて、婚約を受け入れることとなる。
だが、二人のもとにカリブラとソルティアがやってきて「婚約破棄はドッキリ」だと口にするのであった。
無神経なカリブラとソルティアにアスーナは本気で心を鬼にした。
「私の方から貴方に婚約破棄をさせていただきます」
結局、アスーナはカリブラと婚約破棄して新たにハラドと婚約することになった。
新たな婚約者と共に歩むことになったアスーナ。その一方でカリブラは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 19:00:00
86897文字
会話率:63%
私は、国立魔導図書館に勤めるリブラと申します。蔵書の管理や、図書館にいらっしゃる利用者様へのご案内が私の仕事です。
その日、私がお見かけした利用者様は、片手にポットを持ち、呪術関連の書架の前で立ち尽くしていました。
私が声をかけると、利用者
様はとても困ったようにお話しくださいました。
「ポットから、パンツが出てくるようになったんです」
と。
当選くじ:本 ポット パンツ
※くじ引き小説とは
100個くらいの適当な単語をくじにして、当てた単語を使って小説を書くシリーズ。三題噺のようなもの。
ノープロットの行き当たりばったりなので、作者もどんな話になるか書き上がるまでわかりません。
オチがないことや、引いた単語が出オチになる可能性も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 20:00:00
8469文字
会話率:18%
才能ある妹の引き立て役と尻拭いを長年勤めて来たリブラ・メイディックは父からの勘当宣告に喜んで同意し、森の奥に建てた念願のマイホームにて自由を謳歌していた。
しかしある日、妹の身代わりに皇帝陛下の妻として差し出されることに。光栄なはずの申し出
になぜ妹は拒絶したのか。
強制的に連れられた帝都でリブラは引きこもっていた間に、世界が随分様変わりしたことを知るーー。
役立たずと言われ続けたお掃除魔法によって帝都に蔓延る病魔を綺麗にし、顔面最恐の不眠皇帝から求愛される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 07:11:49
43378文字
会話率:42%
落ち目の貴族令嬢ジゼルが嫁いだのは黒い噂のある伯爵家。
曰く、奴隷商人のお得意様で、
曰く、屋敷の地下で買った子どもたちの手足を切り刻んでいる──らしい
不在がちな伯爵の託けを預かったのは家令のビル。
ある日、中庭で子どもの姿を見かけたジ
ゼルはひょんなことから地下室へ訪れることとなり……
※よくある令嬢ものかと思ったら全然違うのでご注意ください重ためですどうしてこうなった
『マリブラ!〜偽装結婚した伯爵の不在〜』を連載用に書き直したものです。色々もうちょっと詰めたかったので、好きなだけ書きました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 10:10:15
152850文字
会話率:47%
ガッタガタに傾いた落ち目の貴族令嬢、ジゼルは
黒い噂のある伯爵へ嫁ぐことが急遽決まった。
曰く、奴隷商人のお得意様で、
曰く、屋敷の地下で買った子どもたちの手足を切り刻んでいる──らしい
「偽装結婚だから、地下室にさえ行かなければ屋敷
の中で自由に暮らせば良い」
伯爵の求めるものはそれだけ。不在がちな伯爵の託けを預かったのは家令のビル。
ある日、中庭で子どもの姿を見かけたジゼルはひょんなことから地下室へ訪れることとなり……
『共通恋愛プロット企画』の遥彼方様のプロットをお借りしています!出会ってしまったのでどうしても書きたかった!時間ギリギリに申し訳!ですが投稿します!まだ書き終わってないけど!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:10:23
57530文字
会話率:53%
貧乏子爵家の庶子リブラ・スヴェンは、とある男の元で下働きをするため、片田舎にやって来た。
主はジータ・ライト、元々は第一王子サジタリアス・ブライティア。令嬢と婚約破棄して平民の少女と婚約したが、色々あって王族から廃嫡された。いわゆる「ざま
ぁ」された側。
最初は会話すらなく寂しい日々を過ごしていたが、リブラが自給自足しようと農作業をし始め、関係に変化が・・・?
「ざまぁ」された元王子×健気な下働きの少年折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 20:04:27
12078文字
会話率:38%
ある日とある河原を通りかかったナルシストの青年出水光代(いずみこうだい)はそこで衝撃的な真実を耳にする。
キラーズの対戦に負けると、死ぬ。
さっそく今まで勉強で勝てなかったライバル松山大智(まつやまだいち)を圧倒、あっさりと殺した
出水の前に、黒服の怪しい男が現れる。
「出水光大さんですよね。パーフェクト・リブラをお持ちの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 07:00:00
1464687文字
会話率:56%
長年に亘り戦争を繰り広げている二つの国、タータンとリブラ。
文化の違い、考え方の違い、相応の無理解の結果生まれた戦争は、二つの国ができた頃から長きに渡り、今も尚、その戦火をとどめようとしない。
あまりにも長すぎる戦いの中、二つの国の人々は、
それぞれ異なる考えを持つ二つの教団を作り上げた。
万物の命を平等とし、輪廻転生を信じ、死を受け入れるものとする教団「リンネ」
死を拒絶し、不老不死を希い、永遠を求める教団「プシュケ」
リンネはタータンを本拠地としているが、戦争には反対し対立している。
プシュケはリブラと手を組み戦争の再戦を求めている。
二つの教団はそれぞれの考え方の違い、そして現在休戦中の二つの国の戦争の再戦をかけて対立し、戦いを繰り広げることとなる。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/my/works/16817330650883329222
pixiv→https://www.pixiv.net/novel/series/9780926折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 14:23:04
241952文字
会話率:41%
リブラの所属するギルドには色々なタイプの人がいる。女の子みたいに可愛い男の子、お調子者で天然なイケメン、敬語系の奇麗な魔道師、むさ苦しいけど優しい大男、おまけに男勝りな格好良い女性、そして俺様系の強引な男…その人は初恋の人に似ていて姿を見る
だけで勝手にドキドキしてしまう。
だけど逆ハーレムなんて程遠い。敵視されたり、男だと勘違いされたり。
ごく平凡な主人公は個性強めな人達に囲まれて翻弄される日々を送りながら、ある探し物をしている。
R15は念の為です。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 18:00:00
60285文字
会話率:53%
辰野 聖隆(たつの まさたか)くんは県立八健高校サッカー部所属の2年生。近くの高校3校のサッカー部にそれぞれ所属する、実力ありだけど問題もあり、とされる残念プレイヤーの代名詞、それぞれが名前に「聖」の字を持つ、通称「もったいない3大聖」の
一人、速度超過の唯我独尊ドリブラーだ。
そんな彼に異変が起きた。ある朝、目が覚めたら、なんと股間にドラゴンが生えていたのである。なんてこった。茫然とオリエンタルドラゴン的な容姿の爬虫類然とした瞳と見詰め合っていると、別に幼なじみでもないけど最近、よく起こしに来てくれる早乙女 胡花(さおとめ こばな)ちゃんに見られてしまったぞ。
さぁ大変だ。胡花ちゃんはその場にへたり込んで、恍惚に潤んだ瞳で、「素敵……!」とうっとり呟く始末である。この子も何とも変な娘さんなんだなぁ。
こうして聖隆くんのドラゴン憑依ライフがスタート。リューと安直に名付けたドラゴンをパンツの中に四次元的に収納しながら、学校生活再開だ。
※この作品は他のサイトにも掲載するかもしれません。掲載したら随時追記いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 22:00:00
146277文字
会話率:40%
コーヴァス伯爵家令嬢「リブラ・コーヴァス」は、15年も愛し合っていた王国第三王子に婚約破棄を言い渡され、情緒不安定になってしまった。
自ら命を絶とうと、吸血鬼が出ると言われている森、「迷宮の森へと入っていった」
そこに現れたのは……
「あの……大丈夫?」
雪のように白い少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 18:29:48
106981文字
会話率:53%
異世界と地球が瞬間的に繋がってしまい異世界の文明が流出。
流出した地点は日本の荒神町と呼ばれる場所であった。そしてその日から、この町で続々と不可解な事件が頻発するようになる。
友達の少ない高校生、水嶋蓮は美しい宝石のような石を拾った直後、異
世界人の襲撃を受け命を落としかけるが、同じ異世界人であるリブラに命を救われる。命を救われた蓮は、リブラに仕事の手伝いを頼まれる。なんでも彼女は異世界から逃げ出した犯罪者を追ってきたらしい。さらに、こちらの世界にも関わる重大な事件の可能性が浮上する。リブラの正義感に感化された蓮は自ら協力を申し出ることに。加えて拾った宝石は使用者に特別な力を授けてくれるらしく・・・?
こうして蓮は、同じ異能力を手に入れた仲間たちとともに流れ込んでしまった文明の処理や犯罪者、そして一連の事件の黒幕に迫ることになる。
現代版異能系バトルファンタジー 恋愛要素ありでやっていきます
※本作はカクヨムでも連載中です。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218626781849折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 17:24:32
510860文字
会話率:40%
気付けば異世界で貴族の娘として赤ん坊に転生していた元・日本人のエミリア・リブラ。前世は病弱で早世してしまったことから、今生は前世の分まで人生を満喫して楽しみ幸せになると心に決めた。
そのためにはまず誤解ですれ違いが生じている両親の中を修復し
たり、話が通じるウサギと友情を育んだりと赤子の時から大忙し!そうして成長していく中で、やがてアメリアは諸事情で王位継承権を持たない、しかし聡明な第一王子に出会い……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 06:00:00
118662文字
会話率:40%
巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』
その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の監視、補佐として国外へと旅に出る。任務とは、オフィックス王国に昔
から伝えられている儀式『星巡り』を完遂させることだった。オフィックス王国を囲むように点在する12の国で行われる『星巡りの儀式』にコブラたちは挑んでいく盗人と騎士が織りなす冒険ハイファンタジー。
7つ目の国『ライブラ王国』に辿りついたコブラ一行の前に、この国で王位をも持つ巫女リブラが現れる。彼女はコブラを見るなり微笑んだ。「お久しぶりです。お兄様」と――。
コブラを兄と慕う少女の出現が、オフィックスで孤児をしていた頃の幼いコブラの記憶を呼び覚ます。共に過ごそうと提案するリブラの誘いに対してコブラが導き出す答えとは、そしてコブラたち一行に迫るライブラ王国での星巡りの儀式とは――。
ついに語られるコブラの過去と運命を描く、12の国を巡る長編ファンタジー第7弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 13:46:18
131406文字
会話率:51%
種族問わず、様々な種族が共存している世界「テレジアノーツ」
種族ごとに居住区という名の国が存在し、そこで民は生活を営んでいる
テレジアノーツの平和の為に日々奔走する統治機関「星刻天秤(エクリプスリブラ)」
平和の為に働き、数多の歴史を残し、
火種を消し去る・・・多方面に活動する機関である
そんな機関の中に国から国へ想いを「伝える」仕事を担う「伝聞師」が所属する「伝聞局」が存在する
多言語を操る語学力と、国から国へ、険しい道のりを歩き抜ける体力。そしてその立場を重んじ、立場に奢らない性格を持つ堅実な者しかなれない選び抜かれた精鋭の仕事だ
そんな伝聞師を目指す「アリエス族」の「エリシア」は養成機関の卒業試験まで漕ぎ着けたが、落ちこぼれと揶揄される愚直な少年
卒業試験は護衛の同行者を決め、学校が選んだ依頼人の伝聞を完遂させること
そんな彼の初めての依頼人は貴族「ユーリ・テスラヴェート」
彼の依頼はのちに「限りなく不可能に近かった案件」と揶揄され、物語の始まりに刻まれることになる
これは、伝聞師を目指す少年エリシアと彼の護衛を務める事になる魔法使いカルルの初めての冒険の物語
伝えたいことは、山ほどあります。それは手紙の後にでも、お話ししましょう
(同様のものをノベルアップ+にも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 01:00:00
33275文字
会話率:63%