僕には二人の妹がいる。上の妹の『春奈』そして下の妹の『 雪奈 』。
下の妹の『 雪奈 』は――転生者かもしれない。と、僕は少しだけ疑っている。
きっかけは下の妹の『 雪奈 』の大人びたしゃべり、言動、『しょうがくせいはさいこうだぜ!
!』という謎の言動によるものだと記憶している。ちなみに、『転生者』という単語と概念はネットに掲載されているマンガと小説で読んで覚えた。雪奈は賢い。でもときどき、バカな気もする。僕は雪奈を見守ってやらなきゃならない。危なっかしい事をやりそうになったら、助けてやらなきゃいけないと思う。だって、雪奈は僕の大事な妹だから。
そして、マンガや小説によれば……転生者は無茶をしがちだ。注意してやらないと。だから僕は、今日も雪奈の事を気にかけているのだ。――妹は、転生者かもしれない、のだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 18:00:00
475472文字
会話率:62%
『…皆さんに、勝利の喜びを教えてあげます。』
入部早々に弱小野球部を制圧した女子生徒は、そう言った。
投・打・走のすべてで圧倒的な能力によって、野球部の実権を握った新入部員。
【 山崎 桜 】は、自称…前世の記憶を持つ女である。
俺こと北島 悟は、こいつと小学生の頃からの付き合いだ。こいつが本当に前世の記憶を持った未来人なのかは俺にはわからない。
わかっているのは、こいつが『やる』と言ったことは必ずやるやつだという事、そして『やれ』と言った事は必ず完遂させられる、という事だけ。ちなみに俺は10年来の子分扱いである。逆らうことは不可能なのだ(身に染みているのだ)。
これは山崎 桜という破天荒かつ超人的とも言える身体能力の女子と、彼女に引っぱりまわされて一緒に高校野球で甲子園にちょっと出場する(山崎の言である)事にした、俺とチームメイトの話である。
※※※※※カクヨムにも投稿(というか転載)しています。どちらかというとペンネームかぶりの予防とかそんな理由で始めたので、メインはこちらですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 00:00:00
815305文字
会話率:50%
公爵令嬢のソフィアが、彼女の婚約者であるロバートの元に向かったとき事件は起きた。
彼の寵愛()するアンナが何者かに殴られたのだ!当然疑いはソフィアに向くが、彼女は身に覚えすらない。だったら私が犯人でないと証明いたしますわ。
婚約破棄、悪役令
嬢というテンプレですが、一応推理もの(恋愛要素ないので)※ラブコメは保険です
ただし、トリックもなにもないのでゆるくお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 00:30:37
4441文字
会話率:46%
私の名前は宮村秋。特に特筆すべきことのない普通の高校一年生である。
特徴としてはちょっと表情筋が死んでて、セリフに『読点のない女』と言われてるくらいの本当に普通女子高生、のはず。
なのに、今日も今日とて三人のイケメンがこんな平凡極まりない私
を兄貴と呼んで憚らない。
兄貴と言われてもそもそも私女なんで勘弁して下さいマジで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 00:00:00
22715文字
会話率:23%