時は二千五十一年。
舞台は神戸沖の人工島、いざなみ県、いざなみ市。
内閣直属の非公開執行組織『治安調査会議(治安会)』の最年少である黒峰曜子に課せられたミッションは、いざなみ市長のボディガードだ。反政府過激派組織『オープン・ファイア(OF
)』の市長殺害予告に端を発して生じた業務である。
警護の仕事をを続ける中、様々なアクシデントに見舞われ、曜子はしばしば経験不足を露呈する。しかし、彼女にはフォローしてくれる心強い味方の存在があった。彼らのおかげでなんとか役割を果たしつつ、それに伴い、彼女は徐々にではあるが確実に自らの器を広げていき、また市長の信頼も勝ち取ってゆく。
これは黒峰曜子の成長を描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 22:48:59
93388文字
会話率:70%