始まりは婚約解消から。両親の不慮の死から公爵家の一人娘アンジェリーナことリナは、親族のバーバラ叔母と従姉妹のエミリに下女のような扱いをされ、事実上家を乗っ取られてしまった。社交界デビューの機会を奪われ、変人とうわさを立てられ、イアン王太子の
婚約者の座は知らない間に辞退したことになっている。「代わりは私よ」エミリは得意げ。「あんたなんか始末してやる!」簡単に婚約解消に応じる王太子には不信感しかないし、エミリ達はなんだかヤバそう! リナは、隣国に住む大魔術師の伯母マラケスタ侯爵夫人を頼って逃げ出した。伯母の小さな別邸についたものの、連絡が取れず生活に困ったリナは、町でジュース売りをして、貧相な騎士と知り合いに。騎士を助け、自分の道を進むよう促し、リナ自身もジュースやポーション作りとして自立するつもりだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 18:16:28
108236文字
会話率:36%
ガイサースという国にやって来た、と或る“田舎”出身の彼女は、屋台で“飲み物屋”を、営んでいる。王都、城下街にて紡いで行く小さな“恋愛”話ーーです。
最終更新:2022-07-05 22:03:37
19891文字
会話率:18%