「生命とは、何ですか」
そう問うた少年は、「生ききってみればわかる」と、はぐらかされてしまった。
──これは、現実とは異なる歴史をたどった世界。
科学と魔術が共生する時代。
命を救う「医者」という職業が存在するように、魔術師の間にも、治
癒に特化した「魔術医師」なる職業が存在する。
主人公・今井舞は、かつてある魔術師に問うた「生命」に関する問いの答えを、いまだ求めていた。
魔術医師となり、数多くの戦場で傷を癒してなお、見つけられない至上命題。
どんなに命を救っても、その答えを得られることはなかった。
だが、幸いにも救う命に困ることはなかった。
数多くの魔術組織が跋扈し、日夜抗争を繰り返し、理念を追い求める現代。彼もまた、魔術医師として、戦禍に身を投じていく。
「生命とは何か」を、知る為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 01:07:06
6136文字
会話率:17%
ダングルバトル……それは科学の発達により生み出された、全長五メートルから十メートルほどの人型ロボットを戦わせるバトルゲームだ。パイルバンカー(杭打ち機)やドリルやチェーンソーといった白兵戦用の武器、そして実弾入りの銃火器やミサイルといった
飛び道具も搭載した機体で試合を行う。
ルールは非常に簡単だ。二体のロボットが、バトルリングと呼ばれる闘技場にて戦う。勝利条件は、制限時間の中で、相手マシンのコックピットを破壊することだ。
当然ながら、敗れたマシンに乗っていたパイロットほ死ぬ。これまで、ひとつの例外もない。
そう、ダングルバトルは……負けたら確実な死が待っている。とんでもなく危険なゲームなのさ。
世界的に見ても、危険なゲームやスポーツは衰退化していっている。あるいは、ルールを改正して安全なものに変え、良識派の許可をもらっている状態だ。しかし、ダングルバトルだけは堂々と開催されている。ルールの改正も、今のところ予定されていない。
そんなゲームに参加する奴が、普通の神経じゃねえのはバカでもわかるよな。ダングルバトルのパイロットは、どんな人間でどんな人生を送ってきたんだろうね……。
※重苦しく鬱展開多めな作品です。糖分過多な甘ったるい展開のWEB小説が好きな方が読むと、気分が悪くなる可能性があります。なので、そういうのが好きな方は読まないでください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 00:27:14
70036文字
会話率:27%
大きな壁に隔てられた廃校舎の教室で目覚めた主人公トウヤ、周囲には同年代の男女、皆が目覚める前の記憶は何も無く、唯一わかるのは自身の名前のみ。
そんな中、教室内に置かれたディスプレイに映る男が壁の中を国と認め、自国との出入国を拒否すると語り出
す。
一体誰が何故自分を閉じ込めたのか、トウヤは自身なりの憶測の元脱出方法を模索する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 00:23:02
23713文字
会話率:30%
誠は普通の高校二年生だったが、他の子とは違う秘密があった。夢の中ではあるが、幼少の頃から長い耳のお姉さんと飽きるほど会話をしてきたのだ。そして夏休みの初日、彼女は願いの言葉を告げた。『私達を助けて欲しい』と。誠の答えは当然、決まっている。だ
けど異世界で待っていた状況は予想と違っていて……
旧タイトル:積み上げた見栄は空よりも高く
※二〇一八年五月十六日(水)タイトル変更しました。
<本作品の特徴>
・科学ではなく魔術で時空間制御まで成し遂げた異世界が舞台。
・お姉さんは街エルフという長命種。
・誠経由で現代文明知識は十年間に渡って伝えられており、多くの影響を既に与えている。
・誠は本好きなだけの高校二年生。一般を逸脱するような技能は持ってない。
・スキルシステムのような便利な仕組みは存在しない。
<手っ取り早く読みたい人は>
四章は、そこから読んでもわかるように、最初の数パートで一章から三章までの粗筋、キャラ紹介をしているので、そちらから読んでみるのも良いかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:10:00
4418809文字
会話率:38%
「あいつの部屋の鍵は持ってるけど、許可もないのに泊まり込むのもなんか……その、さすがに悪いしさ。でもきっとあの部屋に帰ってくるから、それまで近くで待っていたいなって思って」
WEBライターの仕事をする四谷由梨は、行方不明になった彼氏・二
階堂伊織の行方を捜していた。彼は、八幡マンションに引っ越してから様子がおかしくなっていたのである。それも、まるで幽霊でも見たかのような事を口にしていた。
同じマンションに自分も引っ越せば、何かがわかるかもしれない。
由梨は己も303号室の部屋を借りて住むことにする。しかし、引っ越し当日から、マンションでは奇妙な出来事が頻発することに。
子供などいないはずなのに聞こえる、子供が走り回る音。
入れないはずの四階の部屋に感じる人の気配。
そして、忽然と消えた隣人の死体――。
やがて由梨は、恐ろしい真実に辿り着くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:00:00
92944文字
会話率:34%
札幌に暮らすC級探索者、雪村冬真(ゆきむら とうま)。
彼の生きがいは、ただ一つ――ダンジョン帰りに食べる、熱々の一杯のスープカレー。
最強を目指すわけでも、大金を稼ぎたいわけでもない。戦闘スキルは皆無。
彼が持つのは、モンスター
の美味しい部位や調理法がわかるだけという、およそ探索者としては“役立たず”と名高いユニークスキル『味の探求者』。日銭を稼いでは、その全てを至高の一杯に注ぎ込む、そんなささやかで満たされた毎日を送っていた。
そんな彼の前に、一人の女が現れる。
B級の実力を持つ、クールで美しい氷の魔女・氷室凛(ひむろ りん)。
ソロ活動の効率化に行き詰まっていた彼女は、冬真の奇妙なスキルに利用価値を見出し、伝説級の食材『霜降りグリズリー』の討伐へと、彼を巻き込んでいく。
「あの肉でスープカレーを作ったら、きっと究極の味がする……」
最高の美食を求める“グルメ”な鑑定士と、最強を求める“クール”な魔法使い。
目的は違えど、利害が一致した、ちぐはぐな二人の美味いものを巡る冒険が、今、始まる。
―――はずだった。
その裏で、彼らの愛する街は、静かに、そして確実に蝕まれていた。
ダンジョンから、市場から、レストランから、全ての食材から「味」そのものが失われていく、原因不明の異変によって……。
これは、ただ美味いものが食べたいだけだった一人の男が、やがてスプーンを片手に、失われた日常と、街の味を取り戻すための戦いに挑むことになる、現代ダンジョン・グルメファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
38733文字
会話率:28%
アードレン男爵家長男、リュウ・アードレン。
彼のプライベートは謎に包まれている。
領民A「たまに森に行くのを見かける。よく知らない」
執事B「勉強ができない無能。長男失格」
家族C「いつもどこかで遊んでいる愚鈍。廃嫡予定」
そんなリュウの
正体とは一体……?
無能と罵られる彼は本当の家族を救うため、ついにその重い腰を上げた。リュウは群雄割拠のこの時代に名乗りを上げるのか、それとも上手く爪を隠し続けるのか。
全ては本人の気分次第。
これは誰にもわからない……いや、わかるはずのない、最強にして最高の物語。
「さて、そろそろ抗ってみるか───運命ってやつに」
【追記】
この度、双葉社様より、書籍化とコミカライズ化が決定いたしました。
いつも応援ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
121941文字
会話率:61%
これは『こねこのチビのおくりもの~ストレイキャット・ツリータワーをつくろう!@Cluster World~』の続編です。
ひとのことばのわかるねこたちと、ねこたちを支える人間で、チームをくんで……
前作でつくりあげたワールド『チビのストレイ
キャット・ツリータワー』に、四季のいろいろや、新エリア・ギミックを実装する様子を描いていきます。
ほんわか、童話調の『ものがたりパート』と、粗忽作者の初心者まるだしな奮闘を描く『エッセイパート』を交互に投稿。
ゆるゆるのんびり、やっていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 15:04:30
564436文字
会話率:11%
つい最近シリーズを完結させた作者が、心残りをぶつけます。
えっ、自作にじゃない? 参加したかった企画について? 誰得!
そんなどうしようもない、自作キャラたちによるネタ座談会SSです。
第一期を読んでいれば最低限わかるかな……と思います!
ho<作者のやつ、暑すぎてついにこわれたのニャ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 18:14:03
1255文字
会話率:60%
!このままだと、既存の文章につかえなくないかい? というミスがありましたので、修正してまいりました。
(Part2.「これ三」を満たした文章を書く、のあたり、
『……それと同内容のかんたんな文章を、チェックように用意します。』を追記いたしま
した。)
大変申し訳ございませんでした!
また、「結局この文章自体、わかりづらさが解消しきっていなかった」原因として、「かんたん」が「かんたんじゃなかったのではないか」というところが浮かび上がってきました。
これではタイトル詐欺になってしまうので、事例等を修正いたします。
自分の文章はわかりづらいといわれる。
『文章チェックには、他人の目で読むこと!』といわれてるけど……
でも、いろいろあってそれができない!
そんなときどうやって、自分の文章をセルフチェック、そして改良すればいいんだろう?
たとえ完全に、はむりでも、もうちょっと、ましにしたい!
自作のなかの「わからない」ところを、「わかる」ようにしたい!
悩みまくった筆者が、ちょっとがんばって調べたり考えてみました。
覚書みたいなものです。
すこしでも、どなたかの役に立つといいのですが。
ho<この文章ネコぶんたりないよどうなってるニャ!
作<ネコの出てる作品に言及してるからそれでゆるしてニャ!!
がんばりすぎてときどき壊れてますが、生暖かい目で見守ってあげてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-14 23:26:05
21333文字
会話率:11%
マンションの一室で会社社長の家元泰宏が殺されていた。
最初は殺人事件だと思われたが、家元には九人のクローンが存在する事がわかる。そして、この事件は『クローン殺人』であると発覚する。
クローン殺人とはクローンで生まれた同じ人間同士が殺しを
行うもので、現行の法律では『自分が自分を殺した』という認識により、『殺人』ではなく『自殺』と定義される。
人を殺しておいて、法律上、逮捕ができない状態。
しかし、クローン達に話を聞いていると幾つかの不審な点が浮かび上がり、この事件は『クローン殺人』では無い可能性が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:00:00
21792文字
会話率:45%
はじめて会ったとき、その人が運命の人だとわかるのか?
僕は、23歳で結婚する小林すみれと14歳で出会った時、間違いなく運命の人だとわかっていた。
でも自意識と自己顕示欲にとらわれていた僕は素直にそれを認められず、思わぬ遠回りをすることに・
・・。
周囲から純愛だ一途だと賞賛される2人の結婚の馴れ初めはそんなきれいごとでは収まらない。2人に何があったのか、これは若林修治の視点からの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:59:41
12970文字
会話率:28%
伝説の聖女が未だ現れず、王国は焦っていた。
しかし俺は知っている。この国に聖女が現れることはない。未来永劫、絶対に。
なぜわかるのか?
(俺が、その聖女だからだ)
魔法で男に姿を変えた聖女が、冷徹騎士団長に溺愛されてしまうお話。
最終更新:2025-07-03 07:15:04
4512文字
会話率:31%
カレナ・ブラックウェルは研究学園都市クモーに在籍する研究生だ。彼女は入学早々魔石の研究がしたい一心で飛び級し、魔石の研究室へと入る。彼女の目的は魔石を研究し、人々の生活を豊かにするものだ。最終目標は自分の育った地下都市キキーイルの人々が石化
状態からも元に戻すこと。そして地上の人と同じ生活を送れるようにすること。カレナは魔石以外のことに興味が薄く、研究室に籠ることが多い。時にはフィールドワークと称して近くの森に出没する魔物を討伐して魔石を調達することも多い。彼女は魔石の特性を研究し、人間が利用できるように加工していた。時には砕き、粉々にし混ぜ合わせ全く別の物を作る。元の武具に組み込んで新たな力を付与したりと様々だ。
カレナの眼は特別で魔力を視認できる。魔石に込められた魔力からどんな特性を持つかがわかる。また、魔力を持って生まれた人種(ウェネーフィカ)の魔力の流れも見ることができるため魔力の滞りから不調をきたす魔力暴走を予見できる。魔力暴走を起こしたウェネーフィカは自滅するか、廃人のようになり死同然になるため、恐れられていた。カレナは独自の技術で石に魔力を移して魔石を作ることができるが、それは相手の合意がなければできない。カレナは日々研究しながら魔力暴走を起こしそうな人を見つけては交渉していた。
魔石以外に興味のなかったカレナは休日も研究室にいた。そこに訪れたのはアラン・ウォードと名乗る侯爵家の嫡男。彼は突然カレナに「婚約が決まった」と告げた。カレナの研究成果に目を付けた魔力を持たない人間(アンスロポス)側の軍人たちが軍事利用する前にカレナをウェネーフィカ側の領、ロズイドルフ領へと囲うための政略結婚だと付け加えられる。
アランは女性たちの婚約をすべて断っており、周囲から冷酷と噂される人物だった。
困惑するカレナに出された条件はウォード家内の工房を自由に使って良いものだ。工房を貰えると聞いたカレナは婚約を承諾し、翌日にはウォード家へと引っ越すことに。
アランの妹アリス、彼の両親、使用人たちと話すうちに彼の不器用さ、素に触れていく。アランと会話を重ねていくうちにカレナの心情に変化が訪れる。
それはそうと、場所が変わろうとカレナの魔石、魔鉱物への情熱は変わらない。魔石欲しさに人助けをしたら恩人だと感謝されてカレナは困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:20:00
139628文字
会話率:44%
まだ、気づいていないそうです。
最終更新:2025-07-03 06:03:18
2202文字
会話率:18%
気付いたら不思議な場所にいた。水みたいなのに浸かってる自分の体。体は浮き、何かにつながってる。それに何も思い出せない。ここじゃないどこかに居たと漠然とわかるけど……なんだっけ? そんな事を思ってると、近くで激しい音が聞こえてくる。
外
では魔王と勇者が世界の命運をかけた戦いをしてた。でもこのままじゃ世界がやばい!? だから私はそれを止めようとして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 23:55:41
1746165文字
会話率:37%
探偵、凸守龍太郎は世捨て人のような生活を続けていた。そんな凸守の元に、小鳥遊小鳥という依頼人が訪れる。小鳥の依頼は、家を出たまま戻らない婚約者の「佐藤一郎」を探すこと。最初は断る凸守だったが、佐藤は家を出る前に「僕は神さまが設計ミスした人間
。生きていてはいけないのかもしれない」という謎の言葉を残していたことを知る。奇しくもそれは、自殺した凸守の妻、羊が言っていた言葉と同じものだった。妻がなぜ自殺したのか?その原因がわかるかもしれないとかすかな希望を抱き、依頼を引き受けることに。職場に行くなどして調査を進めていくうちに、佐藤のステータスには、ある不審な点があることに気がつく。なんと「固有の眷属は一人につき一体」という理に反し、佐藤は複数の眷属を所有しているようなのだ。どうにか佐藤を見つけ出すものの、今度は依頼人である小鳥が誘拐されてしまう。彼女を拐った犯人は高橋と名乗る男で、目的は佐藤の眷属「神威属性 大蛇」を奪うこと。佐藤を守るために奮闘する凸守だったが、高橋の眷属の前に苦戦を強いられる。結果、佐藤の命と引き換えに勝利することができたが、凸守の元には次々と「八咫烏」という組織の刺客がやって来るのだった。やがて凸守は、国家がひた隠しにしてきた「天津神計画」に巻き込まれていき、衝撃の事実を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:35:52
5665文字
会話率:35%
俺は中二病である。
人より自身を客観的認識する事には長けているからわかる。まあ定義はいろいろあるだろうけど間違いなく中二病と言われる部類には入るはずだ。
ちょっと顔が良くてイケメンと言われても、やっぱり中身は中二病なので恋愛は下手くそ。
物心つく頃から何かと女性にちやほやされるくらいにはかわいい容姿だったらしく、それは高校に上がってもやっぱりそんな感じ。可愛い、だけじゃ男としてはモテても少し複雑。
小学校、中学校、そして高校。モテと同じくらいフラれ続け気がつくと俺の恋愛観は捻くれまくってイタいヤツになっていた。
これでも結構努力した。それでも結構頑張った。
でも、結果はいつも同じ。
ならさ、これが恋愛ってことなんだよね?
セックスしてりゃ恋愛ってことなんだよね?
中二病じゃなきゃ違ったのかも。
モテない人生なら違ったのかも。
でも誰も教えてくれないし、頑張って身を削って見つけたこれが俺の答えだ。
恋愛=セックス
純粋だった中二病少年は、そこそこモテて全てフラれた結果ここまでイタいヤツになりました。
でも本当は夢に描いたような普通の彼女、やっぱりほしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 14:37:08
292172文字
会話率:33%
【毎日更新&電撃小説大賞☆二次選考通過作】「私、絶対、魂送りできるようになるから……!」「必要ないって何度言ったらわかるんだ……っ」──奴隷の少女と孤独な剣士が巻き起こす、癒しと解放の鎮魂歌(レクイエム)。
旅の剣士アスターは、亡者に襲わ
れていた少女を助ける。剣だけでは倒せない亡者にとどめを刺す歌と踊り──通称、魂送り。少女はその魂送りを仕込まれた奴隷だった。魂送りをしてアスターの旅についていきたいと願う少女メルだったが、アスターはそれをかたくなに拒む。アスターにはある悲しい秘密があって……?
──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つける物語。
(※作中に登場する歌詞は、作者本人が作詞したものを、歌手・作曲者の了解のもと使用しています。カクヨム様、NOTE様にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:32:10
356531文字
会話率:34%
身嗜みには気を遣っているが、クラス1のイケメンでもない。
友達が少ないわけではないが、多いわけでもない。
勉強が出来ないわけではないが、天才でもない。
運動は人並みに出来るかもしれない。
要するに普通の人間。
それが俺、鹿島蒼斗の自分自
身に対する評価。
そんな普通の人間がある日たまたま偶然にも、見知らぬ女子が告白している場面に遭遇してしまったらどうするべきなのか。
あまつさえ、その女子が目の前で泣いていたらどうするべきなのか。
中学三年の夏。
部活を引退した直後の俺にはその答えがわからなかった。
だけど、とりあえずわかる事もある。
たとえばそれは、告白に失敗して涙を流していた女子が卒業式の今日、俺の視線の先で楽しそうに走っていると言う事とか。
たとえばそれは──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 09:00:00
164563文字
会話率:45%
「君の心、全部見えてるよ。でも、それを言ったら傷つくだろ?」
高村勇人は、異世界に召喚された日本の高校生。与えられたスキルは《察する力》――相手の本音や感情が直感的にわかる、という地味で役立たずなハズレスキルだった。役立たずとして追放され
るも、彼は笑ってこう言う。「……わかってる。でも、言わないだけだ」
だって、彼にはすべて察しがついていたから。
この世界の矛盾、人の嘘、そして――少女たちの恋心までも。
口ゲンカばかりのツンデレ騎士見習い・セリナ。
計算高くも優しい腹黒聖女・エイリン。
無口だけど真っ直ぐに心を向けてくれる魔族少女・ルーナ。
勇人は、彼女たちの言葉にできない想いを察しながらも、あえて鈍感を演じ続ける。自分が踏み込めば、誰かを傷つけてしまうかもしれないから。けれど、そんな勇人の優しさが、少しずつ周囲の心を変えていく。
陰謀渦巻く王都、明かされる聖女の過去、察しすぎるという呪いに苦しむ勇人――
痛快なラブコメとほんの少しのシリアスが交差する中で、勇人は決断する。
もう、察するだけでは終わらせない。
本音で語り合うことこそが、勇者としての使命だから。
これは――
本音が見えるからこそ、あえて鈍感を演じる優しさと、
最後に本音を語ることで始まる、新たな関係の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:17:15
23287文字
会話率:44%
どこから現れたのか。そのモノは何者なのか。
ただわかるのはその世界の物語は動き出したということ。
新連載です!ぜひ読んでください!
最終更新:2025-07-02 06:00:00
15539文字
会話率:41%