俺は、割合いい夫だと思う。
結婚前にした約束。家事はできる方ができることを分担する、というのを守ってるし。妻ができないときは、家事をやってやってるからな。
妊娠中はいつも怠そうにしていたから、家事は俺がやってあげた。
子供が生まれてか
らは妻はいつも目の下に隈を作り、いつ見ても不機嫌そうだ。もっと身形に気を遣えばいいのに。
それに、ちょっとしたことで酷く怒ったりして、気が滅入って面倒だったが……これが、子育て中のガルガル期かと見守ってやった。
子供も、ようやくよちよち歩きができるようになって手が掛からなくなったのでふと思った。
「そろそろ、二人目が欲しいな。どうだ?」
すると妻は、所謂薄い本と称される……BL本を恥ずかしげも無く渡して、言った。
「わたしね、知ってるの。世の中は男女平等を謳っているけど、そんなのただの綺麗事だって。真の男女平等など、存在しない! そう、真の男女平等という世界を創り上げるには、男が妊娠出産をすべきなのよ! そうでなければ、平等足り得ない! というワケで、二人目が欲しいならあなたが産めばいいじゃない」
「すみませんでしたっ、勘弁してくださいっ!!」
設定はふわっと。
※タイトルにBL本って入ってますが、内容はBLじゃないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 05:15:59
2050文字
会話率:43%
未来を予知するヨオボンドウ。
最終更新:2025-04-14 22:54:57
2927文字
会話率:59%
2020年8月。千家春彦はある事がきっかけで、10年前の2010年8月にタイムリープする。
そこで自殺したはずの同級生、南小夜子から連絡が入り、それは春彦の人生を狂わせていく事になる……。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
無邪気に笑う真弓
を見て、なぜか懐かしさを感じる。僕の元いた世界は2020年。今から10年後だ。でももうほとんど覚えていない。今いるこの世界に元から産まれ育った感覚さえある。
車椅子を握る手に力が入る。この世界でも真弓と2人で歩んで行きたい……。
「あっ!いたいた!おぉい!真弓!春彦!」
「美緒!遅い!どこまでトイレ行ってたの!もう!」
「ごめんごめん!あまりに混んでたから道路向かいのコンビニまで行ってた!」
「美緒があまりに遅いから、一足先に私達はめでたく結婚しましたぁ!」
真弓が薬指にはめた玩具の指輪を美緒に自慢する。
「え!?ちょっと!何その指輪!!春彦!もうプロポーズしたの!早くない?」
「してないしてない。それはくじ引きの景品だ」
「あぁ、そうなんだ。はいはい良かったでちゅねぇ、真弓ちゃん。よちよち」
「春彦君!何でバラすの!もう!」
「えぇぇぇ……」
「ぷっ!あははは!」
こんなに笑う真弓を見るのはいつぶりだろう。胸の奥で熱くなるものがある。
…
……
………
「手を!!手を伸ばせ!!もう少し!」
「もう駄目……私の事はもういいから……春彦君だけでも……お願い――」
「うるさい!!もう少し――!!」
「うぅ……!!」
彼女はもう助からない……苦しそうな彼女の顔を見て、そんな現実が脳をかすめた。それでも僕は必死で手を伸ばしている。それは罪滅ぼしなのか、自己満足なのか……?
しかし誰よりもそれを悟った彼女の表情が、ふと笑顔に変わる。
「ま……真弓?」
――そして彼女は最後に……笑ってこう言った。
「ありがとう……」と。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
※この物語は災害について記載しています。
執筆2023.11.17〜12.25
公開2023.12.31
改訂2024.12.10〜2025.1.7折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 21:44:20
102156文字
会話率:68%
いつもの仕事の帰り道。
住宅街にある小さな公園で、白と黒の2匹の子猫を見つけた。
周辺を探してみても親猫は見当たらず、このまま置いて帰るのも気が引けたので連れて帰ることに。
友人家族彼氏もおらず、たいした趣味もないアラサー女が推定生後1か
月ちょっとのよちよち歩く子猫たちに癒されながら頑張るお話。
…………かと思いきや、実は2匹は異世界のバグで地球に生まれてしまった猫の獣人だった。
異世界の神様が慌てて迎えに来た時に、まさかの一緒に異世界に転移されちゃったアラサー女が老若男女種族問わず愛されまくるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 19:10:13
19273文字
会話率:60%
~異世界はトイレ(T●T●)と共に~
主人公の東都弁蔵は日本の高校生だ。
彼は急な便意に襲われてトイレを探していたが、不幸なことにトイレが見つからなかった。このままでは人としての尊厳を失うことになる。
道路向かいのコンビニに向かって、信
号無視をして道路を横断する東都。
しかし、猛烈な腹痛により彼はよちよち歩きになってしまい、トラックに轢かれてしまう。
そうして不慮の事故で命を失った主人公は、女神を名乗る存在の前で、異世界に送られると告げられる。女神は貴方の望みを――と、スキルを与える前の定型文を読み上げるが、猛烈な便意に襲われていた東都は「トイレに行きたい」と言ってしまう。
すると、女神はそれを「トイレが出せる能力」と解釈し、東都にそのスキルを与えて異世界に送り出す。
異世界に送り出された東都は、さっそくトイレを出して、その中で用を足す。
しかし、東都が降り立った場所は、異世界転生おきまりのチュートリアルゴブリン、チュートリアル山賊団と遭遇する確立が100%の危険地帯「致死率十割大森林」だった。
はたして東都はこの異世界で「トイレが出せる能力」だけで生き延びられるのか?
麻雀に負けた作者が送る、その場の勢いで身内が考えたうっすい設定の物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 08:10:20
333152文字
会話率:46%
「僕は! 真由美ちゃんのことが大大大好きです!」
中学校卒業の日、物心ついてからずっと片思いをしていた幼馴染の真由美ちゃんに告白をした。
しかし、返ってきた言葉は想像を絶するものだった。
「あんたみたいな暑苦しいデブと付き合うわけ
ないじゃん」
「鏡見てから出直してこいよ。ぷぷっ」
「二度とわたしの前に姿を現さないでね♡バイバイ」
僕はショックのあまりに立ち直れなくなってしまう。
実に三ヶ月間。部屋に籠って枕を濡らし続けた。
「真由美ちゃん……真由美ちゃん……うぅ……」
そんな絶望の淵で手を差し伸べてくれたのは妹だった。
「辛かったね」「よちよち」「いいこいいこ」
あまりの心地よさに、ほかでもない妹に依存してしまい……。気づけばバブみ。
それから『バブバブ』して『パフパフ』する日々を送り──。
見事、立ち直りには成功する。
おまけにダイエットにも成功。
その結果、超絶イケメンに大変身──。
美少女たちが僕を取り合って、さぁ大変!
あれ、でもなんで? その中に〝真由美ちゃん〟がいるの?!
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 00:13:55
39750文字
会話率:23%
大店の一人娘である5歳のひろは、母親の顔を覚えていない。ひろがよちよち歩きの頃に「若い男と逃げた」らしい。父親はひろを可愛がってくれているが、商いに忙しく、世話係の下女がひろに見せる態度はそっけない。次第に1人遊びが増えていた。
そんな
ひろのここのところの楽しみは、傀儡師でもある飴売りから飴を買い、人形芝居を見ることだ。
飴売りから飴を買うようになってからは、優しそうな頬にえくぼのある女が頭に浮かび、母親に違いないと喜んでいた。
そうしたひろの寂しくはあるが平凡な日々は、旅に出た父親の死の知らせで一変する。
大店内で突如起こる刃傷沙汰。
呆然としているひろを助けたのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 19:03:02
28562文字
会話率:31%
皆さま、小さなころ、天井の模様を眺めていましたか?
最終更新:2024-01-09 08:00:00
250文字
会話率:0%
首輪をしていなかった犬がよちよちと。
ただ晩秋の果てにむかって歩いていました。
最終更新:2023-11-11 17:23:44
200文字
会話率:0%
ある時代まで確かにあった、共に生きるという感覚が失われました。
つながりを連呼して、人はひとりも繋がってはいない。
今は、そんな時代です。
人と人が共に生きるとはどういうことなのでしょう。
今の時代を少しでも疑問に思ったら、読んでいただきた
い物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 20:21:27
2857文字
会話率:50%
9月22日
今日から虚無を飼うことにした。名前はムー子。生後三か月の女の子だ。まだ少し足取りがおぼつかないようだが、そのよちよち歩きが可愛らしい。これからどんな風に成長していくのか楽しみでたまらない。
最終更新:2021-09-22 19:58:55
1477文字
会話率:0%
ペンギンは空を飛ぶことが出来ない
白鳥のように優雅に飛ぶことも
鷲のように勇ましく飛ぶことも
同じ鳥なのに許されない
白銀の世界で、寒さに震え
よちよちと地面を歩き
身を寄せ合っていなければ
生きることすら許されない
そんな彼らは
夢を見るのだろうか?
空を飛びたいと願うのだろうか?
たとえ引力に引かれ落ちるだけだとしても
そうありたいと思うのだろうか?
空と陸を隔てるフェンス越しに、彼は告げる
「ペンギンは空を飛ぶ夢を見るのだろうか?」
これは飛び降りられない少女と
飛べない空を夢見る少年の
引力なんて常識にむけた
宣戦布告のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 15:12:11
75779文字
会話率:58%
「王子、いつも笑ってるんですね」
「人形だからだよ……」
高校一年の紬《つむぎ》は、ある日、押入れから、昔作った失敗作のフェルト人形が、よちよち歩いて出てくるのを見た。
「私は王子だ」
と名乗るその人形に、異世界に連れ去られた紬は、作
りかけの人形をすべて完成させるように言われる。
この世界の戦いは、人間が人形に乗り移ってするものだからだ。
「ところで、お前の作ったこの身体、首が常時傾いている気がするのだが……」
「気のせいです」
「傾いて……」
「気のせいです、王子」
(この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 10:19:11
15229文字
会話率:31%
安易に転生など試みるものではない。俺は目の前に立ちはだかる炎でその身を清めることにより、鳳凰へ転生を試みたが、炎の熱さと苦しさと冷たさに失敗する――。
最終更新:2019-03-01 14:33:50
2106文字
会話率:24%
なろうの問題点を、神視点から断罪する!! ふぉおおおお!!!
最終更新:2018-04-01 18:02:37
2286文字
会話率:19%
思うが儘、感じる儘に
つらつら連ねた言の葉は
やがてよちよち歩きだす
親の心子知らずとばかりに
そんなもんさ
生きているのなら
最終更新:2017-10-21 02:56:56
2612文字
会話率:58%
よちよち歩き系恋愛。どうか、見守ってください。謎多き隣席に夢中の連載版。
最終更新:2016-06-03 21:23:43
2573文字
会話率:34%
死んだと思ったら同じ世界の同じ立ち位置に生まれ直していた。
俺、三十余で死んだよね?
魔族滅亡してたよね?
零歳児からやり直しなの?
まさかのゼロ地点からの再出発。
これはそんな、魔王様のよちよち滅亡回避奮闘記。
※当小説は本編『メビウ
ス・クラウン』の日常短編集です。
本編URL http://ncode.syosetu.com/n2539da/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-17 00:24:52
19105文字
会話率:24%
日本兵田中は、サイパンでアメリカに基地を攻められ、撤退するのだが・・。
最終更新:2014-01-05 20:40:18
444文字
会話率:40%
子供を助けて身代わりに轢かれたが、神さまが来て転生になるのだが、転生先は魔法の無い今住んでいる地球の生活とあまり変わりの無い世界でした。
最終更新:2013-08-28 12:52:32
1785文字
会話率:50%
彼氏いない歴=実年齢の、あたし。
親友には、カッコいい彼氏がいるのに。
そんなある時親友から、
「男の子を紹介させる」
ってことになって。
よちよち歩きで、お付き合いすることに。
それはいいんだけど。
デートの最中に、ある子が現れて……
。
二股かけられてる?
本当にあたしだけの、彼氏さんなの?
――信じていいのか分からないよ。
そんな淡い、恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-23 10:01:06
17157文字
会話率:34%