時は現代。
とうの昔に失われたとされた忍びの里は、霧や雨に隠れながら今も残っていた。
霧隠れ、伊賀の立花家次期当主、立花楽。
雨隠れ、甲賀の法雨家次期当主、法雨里冉。
二人の少年は家同士が不仲でありながらも、唯一無二の親友であった。
し
かし、里冉は楽の前から姿を消した。それも里冉の十歳の誕生日に、突然。
里冉ともう一度会いたい。何年経ってもそう願ってしまう楽は、ある時思いつく。
現在甲伊を騒がせている〝梯〟という組織に関する任務に参加すれば、どこかで里冉にも繋がるのではないか、と。
そう思っていた矢先、梯任務にも携わる里直属班・火鼠への配属が楽に言い渡された。
喜ぶ楽の前に現れたのは───────探していた里冉、その人であった。
そんな突然の再会によって、物語は動き出す。
これは二人の少年や彼等を取り巻く忍び達が、忍びとは、自身の正心とは何かを探しながらもがき、成長していく物語。
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現代×忍びの和風ファンタジー創作『紅雨』の本編小説です。
物語の行く末も、世界一の紅雨のオタクとして読みたいものを形にするぞ〜〜!と頑張る作者の姿も、あたたかく見守って頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。
アルファポリス、カクヨム、ハーメルンにも掲載中。お好きな場所で読んで頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 18:00:00
301322文字
会話率:57%
スローガン国の公爵令嬢、ルルーナ・ダルダニオンは、十八歳で死を迎えるたびに七歳の自分へと時間を巻き戻されてしまう。
理由も分からず繰り返される九度目の人生。
初めての死因は、婚約者カサロ・ローリングによる毒殺だった。以降、彼を避けるため
に様々な手段を講じてきたが、毒や事故で命を奪われる運命から逃れられない。
カサロの裏切りに傷つきながらも、何度も巻き戻される中で気づいたのは、彼だけが自分の死の原因ではないということ。そして、初恋の黒髪の少年、カサロに似た誰かに、もう一度会いたいという願いだった。
ルルーナは自らの死に戻りの真相を解き明かし、運命に抗うことができるのか。そして、彼女が求める初恋の少年との再会は叶うのか。それとも、それすらもまた新たな運命の罠なのか。
ループする時間の中で毒に抗いながら、彼女が進むのは命がけの真実への道だった。
「毒、毒、毒⁉︎ 毒で死んでループする令嬢は見知らぬうちに、魔法使いに溺愛されていた。」のタイトルを変えて、新たに書きたいと思います。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 08:40:10
26231文字
会話率:33%
一日だけのデートで会社を辞めていった女の子にどうしてももう一度会いたい男。
ある日彼女から手紙が届く。
キーワード:
最終更新:2025-07-22 14:55:43
10828文字
会話率:57%
海に沈みつつある街に暮らす青年テオ。
彼は百年前に海の神様の肉を食べて不老不死になったひとりである。街の治安を守る自警団員たちを鍛えたりして、人々の生活を見守っていた。
どこからか流れ着いた記憶喪失の青年シャオハと暮らしている。
ある日、
同じように不老不死になったギャングのボス・アーサーに呼び出され、彼の部下であるフランシスの他殺死体を見せられる。フランシスも神様を食べていた。
死ぬはずのない不老不死者が死んだ。
百年にしてはじめての出来事に、テオとアーサーのあいだに動揺が走る。
海上に孤立した街に逃げ場はない。犯人はいまだ街のどこかにいる。
テオは街に巡回にでる。神から与えられた命と身体で、大切な人々と場所を守るために。
そんなテオのことをシャオハがそばで見守っている。
「海の神様にもう一度会いたい。ずっとそう思っている」
※3万8千文字ぐらいの短編。完結。
※BL要素ありだけどキスや濡れ場はない。心の繋がりが書きたかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:10:00
36578文字
会話率:34%
もう一度会いたい気持ちと、それに勝るほどのいらない感情は、靴に入った砂や、それに混じる異物が足の裏をついてくるようで。
でももしも会えたら、君はなんと言うだろうか。
日常の断片を描くシリーズ、十九作目。
最終更新:2025-07-20 12:00:00
2248文字
会話率:11%
【あらすじ】夏のホラー2025 人魚
とあるお屋敷、その庭の池にて。
昼の湿っぽい暑さが残る夜。
主人公が酔い覚ましに池の水に触れる。
そこには誰もいないはずが、水面を揺らす音がした。
よく見ると池の鯉が尾ひれを跳ね上げ、こちらに向かって
きている。
主人公と鯉が向かい合う。
池を泳ぐ鯉に見えた、それは人魚に姿を変える。
驚く主人公だったが、人魚の手を取りしばし見つめあう。
その時感じた、甘美な誘惑に抗えなくなる。
思わず人魚を、自身に引き寄せ、口づけをしてしまう。
ここで初めて主人公は、自身の渇きを自覚する。
自分自身の気持ちを止めらなくなってしまい、快楽に身を任せてしまう。
気絶していた主人公、妹の声に応えて目を覚ます。
既に人魚の姿は無く、全身びしょ濡れになっていた。
妹と共に屋敷へ戻る。
翌日の夕暮れ時、主人公が池のほとりに立っている。
何故そこに立っているのかは本人にもわからない。
ただ、あの人魚ともう一度会いたい、その思いだけで足がこの池に向いた。
鏡のように凪いでいた水面が跳ね上がり、人魚が姿を現す。
主人公に近づき微笑むが、次の瞬間に牙を剥き襲われる。
その時、全てを確信し行動に移す。
時折、どうしようもなく湧いてくる飢え、渇きの感情を満たしたい。
昨日、人魚はそれを満たしてくれた。
思わず主人公は、逆に人魚に喰らいつき、血を飲み干してしまう。
しばらく後、屋敷に大きな鯉を抱えた主人公が戻る。
妹が出迎える。
「あら、兄《あに》さま。何を捕まえてきたの?」
妹が無邪気に問いかける。
「これは人魚だよ。今夜のメインディッシュ」
ニヤリ、と主人公がする。
「そう。それは楽しみね」
ウフフ、と妹が同意した。
その日の夕飯。
煮付けにされた人魚が食卓に並ぶ。
主人公が口にすると、しっかりした歯応えが。
感触を確かめ、ゆっくりと口から出す。
それは人の指の骨だった。
それを見た主人公は何かに納得したように骨を見て、皿に置いた。
おしまい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 01:06:48
3268文字
会話率:17%
17歳の高校生・蒼真は、放課後の図書館で1通の不思議な手紙を見つける。
差出人は“遥”という名の少女。手紙には、自分の名前が明記され、こう綴られていた。
「あなたにもう一度会いたい。ずっと待ってる」
そして、その日から蒼真は“見知らぬ町
の夢”を見るようになる。
夢の中で出会ったのは、まさに手紙の差出人・遥。彼女は微笑みながら言った。
「やっと、来てくれたね」
二人は夢の中で再会を重ね、少しずつ心を通わせていく。
だが、遥の記憶は曖昧で、現実には彼女の存在が確認できない。
やがて蒼真は、彼女が10年前の事故で昏睡状態に陥り、今も眠り続けている少女であることを知る。
さらに、その事故の現場には、すでに亡くなった蒼真の兄の名前が刻まれていた。
兄の死、遥の眠り、そして10年越しに届いた手紙。
全ては一本の線でつながっていた――
遥はなぜ、夢の中で蒼真を呼び続けたのか?
手紙に込められた“本当の想い”とは?
そして、二人はもう一度、「現実の世界」で出会うことができるのか。
これは、時を超えて心をつなぐ、ひとつの奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 17:22:24
943文字
会話率:12%
チイはラカルシア王立アカデミー初等部に平民特待生として通っていた。しかし図書館での事故で本棚に潰された生徒達を救うため、教師の許可を得ず魔法を使うという校則違反を犯し、卒業まで一ヶ月なかったが放校処分となってしまった。もっともアカデミーには
バレていなかったものの、学費を稼ぐのに冒険者として働くという校則違反をも犯していたため、チイは仕方ないと割り切っていた。一方で同級生の第一王子アーサーは、崇高な行為でありながら処分されたチイの力になれなかったことを悔いていた。二人は意外な場所で出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 07:42:00
6961文字
会話率:43%
「婚約破棄だっ!」
トラエシア王国第一王子コンラッドは、婚約者の侯爵令嬢ウィロー・アシュバートンに言い放った。これは仲のいい二人のふざけ合いみたいなものなのだ。全然本気ではなかった。しかしコンラッドには内緒であったが、ウィローは自分の身体が
病に侵されていることを知っていた。コンラッドの婚約者として自分が任に堪えないことも。ウィローは婚約破棄を受け入れた。ウィローとの再会を期し、四年間自らを成長させたコンラッドであったが、貴族学校入学者名簿にウィローの名がないことに気付く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 07:45:00
6800文字
会話率:43%
人魚の少女ジゼルは、人間の世界に憧れている。幼なじみの蛸の人魚ルイスは、ジゼルが陸に近づくことを禁止していた。
そんなある日、ジゼルは嵐の夜に人間の青年を助ける。
彼にもう一度会いたいと思ったジゼルは、ルイスから人間の姿になる魔法薬
を盗み、一人で人間の街に行ってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 21:17:28
2691文字
会話率:32%
技術が進んだ社会の中で、生きる意味を失った人々が生活し新たな文明を築くようになったもう一つの世界「VirtualDive」。
VirtualDiveの世界で人々が自由に生活,交流していく中、人間の感情から生まれるエネルギーはシステムの予想を
遥かに上回ってしまっていた。溢れた感情エネルギーは互いに惹かれ合い増幅していく。システム管理者達はこれを「バグ」と名付けた。
無口な少年、今野悠はリディアと名乗る女性と出会う。彼女にもう一度会いたいと願う悠のもとに、「仮想防衛高校」通称VDAに入学しないかという話が舞い込む。話が理解できないながらも自分をVDAに招待しているのがリディアだと気付いた悠は、VDAへの入学を志すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 21:10:00
49277文字
会話率:55%
「狂おしいほどあなたに恋焦がれた……」
草子は夫が浮気をしている事実から目を逸らし、息をひそめ死んだように生きていた。ある日突然見知らぬ男に拉致される。男から「もうすぐ自分は死ぬ。だから三日間だけ一緒にいてほしい」と頼まれる。不思議な事に男
と過ごす日々は草子の心を自由にしていった。約束の三日間が過ぎ男は草子を解放した。家に戻った草子は、もう以前のように死んだように生きる事は出来なくなっていた。男にもう一度会いたい。草子は男を探そうと決意し、裸足で家を飛び出していく。全22話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 20:00:00
30455文字
会話率:26%
トールは結婚したばかりで、エレナという最愛の妻と暮らしていたところ不思議なスキルの譲受人となってしまう。どうやら自分は五番目の所有者らしい。始めは使い方がわからずに放置していたのだが、戦争が始まったことでそのスキルを使う場面に遭遇することと
なる。青年トールはポイント交換をどう使ったのか……。
「虐げられた令嬢の秘密スキル」の続編になります。
暴力的な描写、戦争描写がございます。でもハッピーエンドになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:14:29
8719文字
会話率:27%
高校生の美月は早朝の枝垂桜が咲く上賀茂神社で、変わった絵かきに出会う。
彼に惹かれる美月だが、自分は恋をしないと呪文のようにとなえる。
美大を目指す美月は、新任美術教師に進学相談をすることに。しかし、その新任教師は神社であった絵かきだった。
女子高の新任美術教師になった真壁は、早朝の上賀茂神社で一人の少女に一目ぼれする。もう一度会いたいと願っていたら、彼の前に生徒として彼女はあらわれた。
京都の四季のうつろいとともに、ふたりの距離も生徒と教師の関係からうつろっていくが、美月にはどうしても越えなければならない過去のトラウマがあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 08:08:38
112422文字
会話率:38%
2024年8月3日午前10時34分世界に衝撃を与えるニュースが報道された。
「明日、8月4日午後9時頃巨大隕石の衝突により世界は滅亡します」
誰もが信じられなかった。絶望し、困惑し、嘆いた。
そんな中俺はただあの子にもう一度会いたい。その一
心で探し続けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 05:10:40
818文字
会話率:46%
芹那は14歳の時に初めての恋をした。同じ年齢の美貌の少年だ。『アラン、もう一度会いたい。ダメかな?』そう切り出した芹那を少年は優しく抱き締めてくれた。それっきり記憶が途切れている淡い初恋だ。
忘れられない記憶を引きずって10年。24歳になっ
ても淡い初恋を忘れられないままの芹那。そんな彼女を支配する夫… この男に強引に結婚させられたせいで、芹那の日常は灰色だった。そんな生活が善良なる魔女との出会いをきっかけに大きく変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 18:00:00
21081文字
会話率:42%
アイリスは別名"幻の薬師"と呼ばれるレグルの民として薬草を求め流浪する父と共に各地を転々としながら育った18歳のごく平凡な見た目の少女。
ある日、アイリスは父からかつて兄と慕っていた男が大国レヴィス帝国の皇帝になったとい
う新聞記事を見せられ、もう一度会いたいと思い、1人首都を訪れる。
しかし、勢いで父の元から独立したアイリスにプランなどなく、平民が皇帝に会うのはそう簡単ではなくて…!?
幻の薬師と呼ばれる一族の女の子が、世間知らずっぷりを発揮しながら、凍ってしまった皇帝の心を再び溶かす話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 06:26:06
53888文字
会話率:24%
私はとにかく疲れていた。
今日も、仕事が終わり終電手前の電車に乗った。
うつらうつらとふねをこぐうちに、私は親友の夢を見た。
最終更新:2024-08-11 00:11:25
2490文字
会話率:20%
白鹿の姫は、大樹の森の神聖な使い。人の立ち入ることのできないその森で、白鹿は迷い込んだ王子に恋をしてしまう。
いつか人になって王子様にもう一度会いたい。
念願かなって人になった白鹿だったが、魔物と間違えられて弓矢で打たれてしまう。
無愛
想な騎士に助けられ、なんとか人の世界に馴染もうとするけれど——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 16:00:00
3396文字
会話率:29%
「死んだ人間ともう一度会いたい」
そんな気持ちを叶える職業が「ヘヴン・オペレーター」です。
最終更新:2024-04-20 15:35:59
1781文字
会話率:32%
「死んでしまった愛する人にもう一度会いたい」
そんな夢を抱いた一人の男がいた。男はその夢を叶えるために、自身のクローンを生み出した。そのクローンを鍛え上げ利用すること、それが男の夢を叶えるための手段だった。
やがて機が熟し、クローンが十
分に成長したある日、クローンは男の元から逃げ出してしまった。意思を持たないはずのクローンが、自身を支配し抑圧してきた男に反旗をひるがえしたのである。
これは、そんな一人のクローン——『風吾』の物語である。
超常現象を引き起こすアクセサリー『ブレスギア』をめぐる、冒険バトルファンタジー。
様々な出会いを通して、風吾は自身を知り、そして自身の運命に立ち向かっていく。
2022年10月から2023年9月にかけて執筆折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-31 20:47:24
124136文字
会話率:43%