世界は幾度(いくど)も救われてきた。
魔王とそれに立ち向かう数々の英雄たち。
その戦いは、いつだって人間にとってのハッピーエンドで締(し)めくくられる。
お決まりの結果。
輪転(りんてん)の運命。
それは立場を変えれば、耐え難い不条理の
歴史だった。
平等であるはずの世界は、今までずっと魔族たちの命懸けの努力を無視し続けてきたのだ。
どんなに積み上げても、ご都合よく出てくる唐突な暴力。
これではダメだ。
若き魔王が立ち上がった。
この理不尽な世界の法則を破壊しなければならない。
魔王は、起死回生となる力をこの世界ではない、異世界に求めた。
古から存在する魔術儀式が敢行(かんこう)される。
世界でもっとも冷酷で、もっとも殺意に満ちた存在を招き入れるために。
そこで召喚されたのは‥‥。
・・・
魔王より残虐。
魔王よりチート。
少年魔王を翻弄する、転生したメンヘラ女の爆虐劇。
『もういいよ、お前が魔王で!?』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 10:00:00
36546文字
会話率:27%
「あらすじかぁ……花子ちゃん、なんて書く?」
「ふむ。そんなもの、ぜひ読んでください、でいいじゃろ」
「いやいや、それだと内容が何も伝わらないだろ」
「なら『可愛い花子ちゃんを愛でる物語』でどうじゃ」
「嘘はダメだ」
「嘘とはなんじゃ、失礼
な」
「まずまずそんなハートフルな物語でもないだろ……」
「なら、正直に『日々怪異と闘う物語』にするのか?そんな物騒なすとーりー、誰も読まんと思うがのぉ」
「……確かに。なら、『教え子を護る先生の奮闘物語』でどうだ?この手の話なら人気だし、よくあるだろ」
「言いたいことは分かるが、怪異と戦うのはわしじゃろ?嘘はいかんな、嘘は」
「なんだよ、俺だって頑張ってるだろ」
「あんまり活躍せんではないか」
「ボソッと毒を吐くな毒を」
「なんじゃ、大声で言って欲しいのか?」
「そう言うことじゃない……はぁ、もういいよ、文字数もいい感じだし」
「ここまでで378文字……1000字書いても良いそうじゃが」
「いいんだよ、そんな長々書く内容なんてないんだから。ほら、花子ちゃん、夜の見廻り行くぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 20:50:27
112402文字
会話率:46%
「グレイくんさぁ。もういいよ、お前クビ」
魔物に襲われやすい『不幸体質』を持って生まれたグレイ=アトラクは、人々に忌み嫌われながらも冒険者としてギルドの依頼をこなす日々を送っていた。しかしある日、貴族の護衛任務を失敗した全責任を擦りつけら
れ追放されてしまう。
グレイが無実なことは明らかであったが、迫害対象である彼を守ろうとする者はいない。グレイは罰として全財産を没収されてしまった。
職を失い一文無しになったグレイは、"死の峡谷"へと訪れ命を絶つ決心をする。しかしそこで出会ったのは、5年前に突如姿を消した幼馴染のアンナだった。そんな彼女は魔物を祓う"聖女"として見違えるほど強くなっていたが……。
「実は私、強すぎて魔物と全く遭遇できないんだよね」
「……へ?」
「だからさグレイくん。一緒にお金稼ごっ?」
なんと、アンナは聖女として強くなり過ぎたが故に、目の前に一切の魔物が現れなくなってしまったというのだ。そして『不幸体質』のグレイといることでそれを解消できるとの考えたのだが──作戦は見事に成功した。
Sランクの魔物やSSランクの魔物まで、寄り付いた不幸を流れ作業のように倒していくアンナ。そこに居るだけで不幸を呼び寄せるグレイ。不幸を繋ぐ無敵のコンビがここに結成された。
一方、グレイを追放したギルドの役員は、彼が居なくなったことで数々の"不幸"に襲われることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 20:45:26
14974文字
会話率:54%
スキル【蓄積】を持って生まれたアオラス、【蓄積】は筋力や魔力を蓄積することができるが、一日で蓄積できる量が決まっており、冒険者になって勇者パーティーに入る前までに蓄積した筋力や魔力で、しばらくの間は勇者のパーティーで活躍できてはいたが、だん
だん蓄積した筋力や魔力が少なくなってきて、それを察知した勇者が「もういいよ、使えない奴はバイバイ」とあっさりと勇者パーティーを追放されてしまったアオラス、勇者に復讐してやると思って勇者パーティーの後をついて行っていたら、魔王軍の者達に捕まってしまった。
その後、魔王の前に連れてこられたアオラスは、魔王に自分が勇者パーティーから追放されてもう関係がないということを伝えるも、聞く耳を持たない魔王が、人質としてアオラスを勇者達の前に出す。観念しろという魔王だが、どこ吹く風と知らないふりをして、助ける気もない勇者、魔王もアオラスが使えないと知ると自身のスキル【幽閉】を使って、10億年もの間何もない、魔力で出来た空間に【幽閉】されてしまう。10億年経って、幽閉から解放されると、世界は変わっていて、魔王も新しくなっていた。
そして、憎き勇者パーティーの者たちが英雄として銅像まで建てられていた、その銅像の中にもちろんアオラスはいない。
勇者達の子孫が王をしている国まで行くアオラス、いざ憎き勇者の子孫に出会うと……なんとすごく美人の女王様だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 12:18:06
50957文字
会話率:57%
「え、前に教えたよね?」「また数字間違えてんぞ!」「もういいよ、これは俺がやっとくから」田舎から東京に出て来て、さぁこれからという季節。俺は“使えない”奴だった。そんな俺に部長がおごってくれたのは一本の缶コーヒーだった。
最終更新:2020-09-06 15:46:55
2920文字
会話率:45%
この世界は、理不尽なことばかりだ。そんなふうにまったく使えない……むしろいらない【凶運】の持ち主でヘタレぼ如月 境は思っていた。
また今日も武器となる異能の【職業】によって一方的ないじめにあい、友達だちだと思っていた人に裏切られ、両親は数か
月前に家を出ていき。もう辛いことだけの日々。
心が死にそうになった時、たった一人の親友は手を差し伸べるのだ。
「もういいよ、我慢すんなよ。逃げ出さおうぜ、この理不尽な世界から――」
これは、最凶から始まる最終世界の物語。いつか失い奪われるこの運命で。この最低な世界で。彼らの運命の歯車は動き出す。
リアルな現代ファンタジージョブバトル、ここに見参!
ー ― ― ― -
この作品は『カクヨム』にも掲載しています。
……でも、作風が全く変わっていて、主人公と世界観以外、ほとんど違うお話になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 18:28:45
28099文字
会話率:49%
魔法がありふれる世界『デイト』
この世界にはステータスと呼ばれる、言わばその個人の強さを表す数値がある。
その数値を見れるのは、神が種族毎に下界へ落とした『アイズ』という生物のみ。
通常、一兵卒の兵士で平均5と言われるステータスが尋
常じゃない程高い者達がいた。
「相も変わらず誰も来ない……。勇者はどうした、勇者は」
「いや〜、魔王様は強過ぎますからねぇ、皆さんビビって誰も来ないんですよ。暇ですしちょっとステータスでも確認してみますか?」
「もういいよ、どうせ確認したって現状が変わるわけでもあるまいし」
「そう言わずに、どれどれ……。お!魔王様!またステータスが上がっておりますぞ!」
「へー、なんぼになった?」
「360,000,000です!!」
「…………」
これはそんな彼等が世界を頂くお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 16:47:45
3571文字
会話率:53%
もういいよ、そんなこと
最終更新:2018-12-01 03:00:00
431文字
会話率:50%
純愛? 青春? もういいよ、そういうの。そう思っている読者にオススメの恋愛小説。鎌倉を舞台に繰り広げられる悲恋物語。 少し堅いですが読んで頂けると幸いです。
最終更新:2017-01-05 23:59:51
3770文字
会話率:42%
もういいよ、僕はすべて許すから。
最終更新:2015-12-18 17:02:05
589文字
会話率:0%
「もういいよ、」の原作というのか、原案というのか、 とにかく最初にUPしようと思っていたもの。 しかし、内容を変更して、「もういいよ、」をUPしたため、本当は御目にかかることのできなかった幻ともいえる作品をどうぞ。
最終更新:2013-03-02 23:00:00
571文字
会話率:0%
もういいよ、どうだっていいよ。
最終更新:2013-02-26 23:00:00
325文字
会話率:0%