短大を卒業してすぐに父親の友人が経営している今の会社に入った。
二年たっても由美は社交的になれなかった。社長が父親の友人ということもあってか表面的には特に何の問題も無い。天気の良い日の昼休みは、歩いても五分の日比谷公園で手作りの弁当を食べ
た。
噴水のある場所が由美のお気に入りで、そこからは花壇もよく見える。春の色彩豊かな花々と新緑の芽吹きは新鮮な空気と生命力を送ってくれた。
由美はもっと自由な美術に関わる仕事をしたいと思っていた。
由美は七歳の時に両親を飛行機事故で失った。実家の九州のお爺さんの葬式に行くはずであった。幸か不幸か、その前日から由美は高熱で寝込んでいた。
由美は父の兄の養女となった。父の兄は真面目で実直な人物であった。兄夫婦には子供がいなかった。
両親の突然の死は、当時の由美には実感出来なかった。又、したくもなかった。だが、いつまで待っても両親は由美の所に帰って来ない。由美には死というものがよく分からなかった。逆に言えば生きるということも、何故、何の為に生存するのか?という疑問がその時に漠然と芽生えたのである。
由美は生活には何の不自由もなかったが、成長するに伴って幼かった頃の疑問も同時に大きくなっていった。
中学になる頃はすでに文学少女であった。本来、内省的であった由美は、ますます自分の内部にこもるようになった。 由美にとって、現実の世界よりも文学の世界の方がはるかに現実的であった。美術の世界も魅力的であった。由美は芸術を通して様々な人生を味わい、自由に生きる事ができた。
養父である孝男は、そんな由美を見ていて心配ではあったがどうする事も出来なかった。孝男自身、生きる意味を考えるゆとりも必要も由美のようには執着出来なかった。由美が独り立ち出来るまでは責任があった。
由美は友人から見れば変人の部類に属していた。だが、嫌われていたわけではない。むしろ、皆の人生相談や悩みを聞いては的確な助言を与えていた。単に異性に興味が無い、これだけでも十代では変人に値する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 04:46:36
36713文字
会話率:26%
白墨 史宏(しらずみ しひろ)19歳
家族の許可を得て独り立ちをすること決心する。
少し不安な気持ちもあるが、己が生きる新天地を目指す好奇心に勝るものはなく意気揚々と歩いていた。
しかしどういうわけか、突然地面に穴が開き、落ちてしまった。
スキル、魔法がある世界で、唯一スキルも魔法も持たない男が異世界へと降り立つ。
チートと呼ばれる特殊技能はなく、あるのは己が肉体とこれまでの生きてきた経験のみ。
※ただし、主人公は素でチートのような存在です。(魔法は一切使えません)
これは落ちて異世界にやってきた男の物語である。
初投稿です。
文脈・誤字・脱字等、作品に矛盾などがあり読みにくい思いをされてしまうかもしれませんがなにとぞご容赦をお願い致します。
頑張って書いていくつもりですが投稿はかなりの遅めになるかもしれませんのでその時もご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 01:00:00
581401文字
会話率:29%
女尊男卑―――男尊女卑の対。
男性差別とも呼ばれるそれは、簡単に言えば女の天国、男の地獄。
普通の生活を送っていた中学三年生、英崎達也の前に突如現れたのは【スカウト】を名乗る謎の男。
進路を迷っていた達也に男が提示したのは【私立天成高校】
への推薦。
その条件は、学校に蔓延る女尊男卑をブッ壊すこと。
現在の学校では男子は女子の奴隷として扱われ、それを学校側は容認している。
むしろ学校がそれを推奨していた。
男女比は三:七。女子生徒は敷地内で銃刀法が適応されない。
それ以前に、女子生徒の多くが魔法や超能力等の規格外の能力を保有していて戦力差は歴然。因みに戦闘能力が低い生徒も知略で攻めてくる状況。
そこで【スカウト】が目を付けたのが、現代最強の剣術家である達也だった。
人間を超越している【スカウト】に成長を超えた飛躍の力【修練習得(レベルアップ)】を与えられた達也は人外の者たちが奴隷を虐げる地獄へと足を踏み入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 00:00:00
5437文字
会話率:38%
ディーノのライト―――それが、この世界で与えられた俺の名前だ。生まれて間もなく両親と死に別れ、両親の幼馴染に引き取られて育った、一見何の変哲もない平民。
だが、そんな俺には誰にも言えない秘密があった。そう、それは「こことは違う世界の記憶を持
っている」ということ。
今、俺の目の前に広がる世界と景色は、前世でこよなく愛したソシャゲ【ブレイブクライムオンライン】だった。
100人に一人どころか1万人に一人知ってりゃいいほうじゃねぇの?と思われそうな、ドが100個はつきそうなマイナーゲーム。
だが、そこは勝手知ったるこの世界、ならばこそ生き延びることができるはず!むしろ楽しんでしまえばいいんじゃね!?
普段はのんびり、適度に冒険、そして時折世界の謎やら話のあらすじ、大きな流れに挑み抗いながらも、やはり基本は平和に暮らしたい、そんな男と愉快な仲間達の物語。
※ハーレム要素薄いです。
何でか女の子キャラ増えません。増やしたいのになかなか増えません。全くいない訳ではないんですが。でも、多少女の子キャラ増えたところで、ハーレム発展する可能性はかなり低いです。
※主人公は前世記憶持ちなので、多少のチート要素はあります。
が、主人公を上回るチート性能持ちの現地人が主人公のすぐ横にいるせいで、あまり目立ちません。
※ザマァ要素ほぼありません。
ザマァされるような屑い胸糞キャラを主人公の周りに侍らせたくない、というのが作者の根底にあります。今後も絶対に未来永劫ザマァ案件は起こらない!とまでは断言できませんが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 23:29:59
6198210文字
会話率:45%
可愛らしいボブカットの少女は、女冒険者だ。透き通るような綺麗な青い髪に、青い瞳。
まだあどけなさの残るその顔とは裏腹に、落ち着きのあるベテラン冒険者のたたずまい。
腰には、二振りの剣をさしてマントを羽織り、ザックを背負って冒険を求め旅をす
る。
しかし、彼女には冒険者の他にもう一つ、名乗っているものがった。むしろ、彼女はこっちを名乗りたかった。
彼女は、キャンプをこよなく愛するキャンパーだった。むしろ、キャンプしたいが為に野営をする事が多い冒険者になったというべきかもしれない。
そんなちょっと変わった少女の珍道中が今、幕をあげる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 22:05:53
2845224文字
会話率:49%
ちょっと素行の悪いどこにでもいる女子高生小森睦美は、気が付いたらギャン泣きする幼女の隣に立っていた。そんな二人を囲む、某魔法学校児童ファンタジーに出てきそうなローブを被った人たち…どこからどう見ても不審者。母を求めてギャン泣きする幼女。誘拐
犯だ! 幼女を抱えて逃げる睦美だが、実は王道異世界召喚…「いや児童誘拐! 女子高生誘拐!」大騒ぎする睦美だが、魔王を倒さねば帰れない、王道中の王道展開が待っていた。しかし選ばれた勇者は睦美ではなく、ギャン泣きしている幼女で…!?
勇者召喚に巻き込まれたなんの能力もない睦美は、慣れない子守をすることに!?
※ヒロインは子供と接したことのない、むしろちょっと苦手としている子です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 12:00:00
105770文字
会話率:23%
シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 12:00:00
201420文字
会話率:30%
【中尉! じゃなくて注意!!】
この作品「N0350EM」は、いつきみずほ様より許可を頂いた『Web版 異世界転移、地雷付き。』の二次創作です。
著作権やなんやかんやは全ていつきみずほ様に既存しています。
https://ncode.sy
osetu.com/n0350em/ ←こちらで原作を読むことが出来ます。
尚、現在『KADOKAWA/ドラゴンノベルズ』様より書籍化していますので、原作を読みたい方は是非にご購読下さい。
あ、私的にですがコミカライズされたのも面白いです!
「やあ! 僕、邪神! でも、悪い邪神じゃないよ!」
なんて無駄に明るい自称邪神により、クラスメイトごとバス事故で死んでしまったオレ達は異世界へと転移させられた。
でもチートはないというくせに、スキルには英雄の資質とか魔力極大とかそれっぽいのがあるんだけど…………え、なに? 実はチートっぽいスキルには落とし穴が?
いやそれ、むしろ踏んだら最後、爆死するヤツじゃん!? やっぱり邪神は邪神だった!
そしてちょっと待て邪神! スキルポイントを振り忘れたからって何てことしてくれてんの!?
どちくしょー! 邪神なんて嫌いだーっ!!
=====
改めて言いますが、これは『二次創作』です!
作者はこの作品のファンで読んでいるうちに「こういう設定で書きたいなぁ」と思って書いたものです。
基本的に設定は原作に沿っているつもりですが、もしかしたら抜けや勘違いがあるかもしれませんが、そこは生暖かく読み流してくれれば幸いです。
あとオリジナル設定も入れるつもりですが、あくまで二次創作なのでご容赦下さいませ。
余談ですが、いつきみずほ様より二次創作の許可を頂けたときは嬉しくて「よっしゃ!」とガッツポーズをしたら、淹れたてコーヒー持ってたの忘れていて見事にバッシャー! とこぼしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 00:00:00
86198文字
会話率:40%
田舎町の宿屋の息子マックスはある日、18歳の高校生だった前世を思い出す。だがうっすらと思い出しただけで別にチートスキルに目覚めたり知識無双ができたりするわけでもなかった。むしろモブっぽいという自覚さえあるが、現状に不満はないのでちょっと残
念だと思う程度である。
しかし家業の宿屋を手伝う平和な日常は、ある日一変する。親友の祖父が悲惨な謎の死を遂げたのだ。意気消沈する親友を心配し、自分たちの手で真相を明らかにしようと発破をかけるマックスはそのまま成り行きで故郷の町を守るために壮大な歴史スペクタクルに巻き込まれることになる。
町に眠るいわくつきの遺跡、1000年以上生きているという魔女としゃべる黒猫のうわさ、王都に潜む謎の地下組織、そして明らかになるいにしえの悲劇…
特別強くもない、前世チートもない、モブっぽい宿屋の息子の自分よりも、主人公っぽい親友とかラスボスっぽい魔女とか口の悪い猫とか地下組織の少年構成員とか…とにかくキャラが濃すぎる!この世界どーなってんの!?でも自分が生きてきた町や家族は大事な場所だ。だからここまで来たら退いたりしない!
モブっぽい宿屋の息子マックスが周囲にふりまわされながらも、親友と冒険を繰り広げる成長の物語です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:49:20
57758文字
会話率:46%
異母姉たちの嫌がらせを受け、瘴気がはびこり魔物あふれる不毛の地へと追いやられてしまった、幼い王女アレクシス。まだ七歳の彼女は、そこで名ばかり領主として、不自由な一生を終えるはずだった。
だが到着した領地には、アレクシスの代わりに実質的な統治
をするはずだった前領主マーカスの姿がない。そのうえ領地は壊滅寸前。冬を目前にしているのに、保存食どころか明日食べる食料すらないありさまだった。
滅びを待つしかない領地で、いきなり統治を担わされるアレクシス。幼い彼女には、あまりにも荷が重――――くない! なぜなら、前世でさんざんこの手のゲームをやってきたから!
むしろ楽しい! 難易度高くて最高! 開拓ゲームは難しいから面白い!
この『詰み』状態をどうひっくり返すか、試行錯誤するのたのし~~~~~~!!!
という、前世持ちの素で変わり者王女が、試行錯誤しながら不毛の大地を耕す話。と、ちょっとの神話。と、ほんのちょっと恋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 22:00:55
373514文字
会話率:17%
「龍帝の番を偽った罪で追放する!」ある日突然そう言われて龍の城から捨てられた妖精族の少女リルリアーナ。別に自分から名乗った訳でもないし、愛の名のもとに監禁されていた生活は不満だったのでむしろ自由になれてラッキー!だったが行くあてもなくフラフ
ラ酒場に入るとそこにいたのはオオカミを名乗る陽気な銀髪イケメン。酔っぱらった2人はそのまま…。
直接的な描写はないですが、男女関係を想起させる発言等はあります。ラブコメ寄りのつもり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 20:22:45
120549文字
会話率:57%
とある施設の被験者である俺は、残虐非道な実験で奇しくも生き延びてしまう。見事、成果を収めた俺は超重要実験体として認知される。だが、そんな称号を与えられたところで優遇される事はない。むしろ実験内容はひどくなる有様。そんな地獄な日々から脱獄し、
科学者、別名『連中』から逃げ回る運命に。逃亡の身であるが故に、各地を転々とし、行き着く先で悉く発生する災いを払いながら歩き彷徨う俺の旅物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 20:22:33
121376文字
会話率:8%
この物語は、妖怪の存在が日常的に見える少女、オトハの視点から描かれます。オトハは、家族や友人には見えない妖怪たちと共に生きていますが、彼女はその存在を恐れたり嫌ったりすることはありません。むしろ、人間の陰湿さに対して強い嫌悪感を抱いています
。彼女はもっと素敵な世界を望んでいるものの、その世界はどこにも見つからないように感じています。
そんなある日、いつもの帰り道で謎の霧に包まれた路地に迷い込んでしまいます。そこから彼女を救うのは、一人の高貴な姿をした妖怪、シン。シンは、オトハを何度も助けてくれる存在で、彼女にとっては単なる妖怪以上の意味を持ち始めます。
物語は、オトハとシンの関係の変化、そして彼女が抱える難病やシンの秘密を中心に展開します。オトハは、自分の運命を変えるために、少しずつシンとの距離を縮めていくことになりますが、その道のりは決して平坦ではありません。彼女の命運がどのように絡み合い、妖怪と人間の関係がどんな結末を迎えるのかが物語の核心となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 19:49:00
908文字
会話率:5%
日本生まれで日本育ちの主人公は、二十年近くも自分を人間だと思って過ごしてきた人外の存在です。
無敵ともいえる力と天井の美貌を持っている主人公ですが、認識の甘さや人の心が分かっていないせいで、行く先々でトラブルを起こしたり巻き込まれたりしてい
ました。
それは異世界に行っても変わりません。
むしろ、パワーアップした力と美貌は、行く先々で人心を惑わして、問題を起こしたり解決したり、他人に解決してもらったりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 18:00:00
4169757文字
会話率:19%
水野 司(みずの つかさ)と妹の結衣里(ゆいり)は、自他共に認める仲の良い兄妹。優しく器量も良い天使のような妹と、家事なども助け合いながら仲睦まじく暮らす、そんな毎日が続いていくと思っていた…………ある日、結衣里の背中に悪魔の羽としっぽが
生えてくるまでは!
その日から、兄妹の距離感は少しずつ変化し始める。
結衣里の態度がどうもおかしい。急に蠱惑的になってみたり、かと思えば「お兄ちゃんはカノジョ作ったほうが良いと思う!」などと言って世話を焼き始めたり。まさかこれも、悪魔になった影響なのか!?
これは、突然悪魔になった妹と心配性な兄が、微妙にすれ違いながら想い合う、ちょっぴり悪魔的な兄妹ラブコメ。
R15タグは念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 11:02:05
186478文字
会話率:48%
冬野つぐみ。
内気な性格ながら、人の役に立ちたいと日々奮闘する大学一年生。
巻き込まれてしまった事件で知り合った、発動者たちとささやかながら平和な時間を送っている。
自分の肩代わりで眠り続ける少年を目覚めさせるため彼女は動き出す。
異能を持
たない彼女が唯一持っているのは人より優れた観察力。
これは彼女がその観察力を使い、再びどう歩んだのかを記した、数日間のお話。
ミステリー 異能、コメディがお好きな方!
一度お付き合いいただければ嬉しいです。
「冬野つぐみのオモイカタ」の続編になります。前作を読んで頂けた方がより一層楽しめます。
いや、むしろ楽しさ2ばーいのお得状態間違いなし!
というわけで是非前作もどうぞ!
前作:「冬野つぐみのオモイカタ」
https://ncode.syosetu.com/n0369go/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 10:48:43
762167文字
会話率:30%
伯爵家の長女として生まれたにもかかわらず、誰にも優しくされず義母と義妹に虐げられてきたクローディア。
心の色が見えてしまう彼女は、人間不信になっていった。
令嬢と扱われずメイドとして暮らしていたある日、
クローディアは金銭と引き換えに人外公
爵と呼ばれるルシウスに嫁がされることになった。
(誰も私に優しくなかった。人間じゃないなら、むしろその方がいい……)
人間不信のクローディアは、魔物付きであるルシウスとの生活に安心を覚えるようになった。
しかし、人間の姿と魔獣の姿を行き来するルシウスには、発情期もあり……!?
ハッピーエンドです!
【ネオページ様で先行投稿中・なろう様とカクヨム様は同じペースで投稿します】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 07:20:00
40963文字
会話率:31%
ある日、赤竜は「人間の魔法使い」に出会った。
普通人間はドラゴンを恐れるが、この人間はドラゴンに臆することは無かった。むしろ会話を積極的に楽むような変わった人間だったが、人間と言葉を交わしたいと思う赤竜にとっては好都合だった。
「俺も人間に
生まれていれば、退屈しなかったかもしれないな。」
「人間になりたいなら、人間に転生してみるかい?」
会話をしていく中で、赤竜は『人間に転生する魔法』を教わった。
時が経ち、『人間に転生する魔法』を使う機会を得た赤竜はこの魔法を使い、人間に転生した。
これは人間とドラゴン、そして魔法という概念が存在する世界で、人間に転生した赤竜が様々な人と接しながら、この世界の秘密や「人間の魔法使い」の目的を明らかにしていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 02:41:45
226232文字
会話率:70%
突如、百年前に大精霊から水神となったアクディーヌ。
兄と全知全能の神に振り回され、大神官と四神たちからの大量の書類を送られる毎日。
そんなある日、一人の神官が現れ、下界に行くよう促される。
下界に行き過ぎて、大神官や四神たちに叱られ
続けたアクディーヌにとって信じられないことだった。
やがて、神官と共に下界へ行くのだが、予想外な出来事に困惑するどころかむしろ楽しんでしまうアクディーヌ。
常に穏やかで、聡明な知性を持つ彼女は神々や多くの神官に慕われている。
そんな彼女には、一つだけ憧れていることがあった。
それは――――「人間になること」
果たして、アクディーヌは人間になれずとも人間のようになることはできるのか。
これは、人間に憧れを持ちながら多くの人々と出会う水神のお話。
※所々、ギャグ要素があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 22:17:36
202829文字
会話率:41%
―――ヒロイン達よ、主人公は渡せない。その代わり、主人公以外の幸せは全て僕がかなえてみせる!
『魔法少女はボクに恋をする』。―――通称『まほ恋』。
女装男子女学園潜入物というニッチながらも根強い人気を誇るギャルゲージャンルに置ける草
分けかつ金字塔的作品だ。
そんなまほ恋世界に王子様系親友キャラ、ローズ・ド・ボーモン(♀)として僕はTS転生した。いずれは貴族の血を残すため男に股を開かねばならない宿命だが、せめて相手は選びたい。と言うかヒロインを抑え作中最カワの異名を取る原作主人公アンリが相手ならむしろ望むところのバッチ来いだ。
かくして王子様系TS少女(元男)による主人公(女装美少年)逆攻略ラブゲームが幕を開ける。そして満を持して主人公の転入を待つローズの側には、主人公に先んじて攻略を完了した原作ヒロイン達が寄り添うのだった。
ガワは百合ハーレム!! 中身はゲイカップル!? 誰得倒錯ラブストーリーのはじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 22:12:13
947349文字
会話率:60%
異世界から日本へやってきたエルフ(女)とドワーフ(女)。使命もなければ目的もない二人はただただ日本を観光して回る。地球の歴史にどっぷりはまったエルフのお目当ては城址に古戦場、神社仏閣、博物館! 大飯食らいで酒飲みのドワーフが目指すはご当地
グルメにブランド牛、地酒、地ビール! 異世界亜人コンビが今日も東奔西走する。
※作者の実体験を元にした観光レポ的作品のため、いわゆる取材旅行が必要ですので不定期集中連載となります。また、むしろ挿絵(加工済み取材写真+3Dキャラクター)がメインの作品ですので、文章自体は短めです。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 12:05:59
30644文字
会話率:60%