子供の頃、俺は結構視力はいい方だった。
けど、大学生になった辺りから、視力が悪くなってきて。でも、俺はメガネもコンタクトレンズもダメで。
だから俺はしばらく、ぼやけまくった世界を生きていた。
けどある日、彼女ができて。その彼女が「私が
君の手や足になるよ。ずっと」って、ぼやけた俺の視界の向こうで、そう言って。
磨りガラス越しのような、ぼんやりとした日々。
だけど、君がいつも隣に居てくれるから、そんなぼやけた日々も悪くなくて。むしろ、君の温もりや声が笑顔がいつもすぐ傍にあるから、幸せで。
そんな幸せな日々がずっと続くって。
そう思ってた…けど。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 00:49:56
1053文字
会話率:8%
人を食らう鬼の体
食べたくない心
人の心が読める目
読みたくないものまで見えてしまう、絶望
自分に絶望していた鬼と、世の中に絶望していた神
ふたりは出会い
そのあまりにも懸命な心に
そのあまりにも綺麗な姿に
惹かれ合ったのです
たと
え世界が残酷でも、生きていこうと思ったのです
声が出せない
思いが伝えられない
こんな世界、どうでもいい
そんな女の子が、一人いました
ただ独り、いるのでした
これはただ、実を結ばない花が、それでも咲き誇る話
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
毎日夜7時頃更新です。
10話で完結します。
ちょっと切ないお話ですが、読んでいただけると幸いです。
なるべく報われるような終わりを見据えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 18:57:41
10109文字
会話率:29%