子供の頃、俺は結構視力はいい方だった。
けど、大学生になった辺りから、視力が悪くなってきて。でも、俺はメガネもコンタクトレンズもダメで。
だから俺はしばらく、ぼやけまくった世界を生きていた。
けどある日、彼女ができて。その彼女が「私が
君の手や足になるよ。ずっと」って、ぼやけた俺の視界の向こうで、そう言って。
磨りガラス越しのような、ぼんやりとした日々。
だけど、君がいつも隣に居てくれるから、そんなぼやけた日々も悪くなくて。むしろ、君の温もりや声が笑顔がいつもすぐ傍にあるから、幸せで。
そんな幸せな日々がずっと続くって。
そう思ってた…けど。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 00:49:56
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