世界の誰もが与り知らぬ所で降って湧いた厄災が徒党を組んで人類に牙を剥いた。
魔物。魔族。獰猛で残忍なそれらは瞬く間に人類の生存圏を侵食し、世界は存亡の機に瀕することとなった。
脆弱な人類に残されたのは滅びの運命だけ。そんな人類を憐れ
んだ女神は救世主を遣わした。
勇者。魔を祓う絶大な力を持ち、幾度でも蘇る不屈の魂を持つ英傑。
彼らの目覚ましい活躍により魔は討たれ、人類は再び安寧と平和を取り戻した。
しかし、魔は完全に滅びることはない。救世の勇者の子孫は今なお人類の平和のためにその力を振るって下さっている。
勇者に感謝を! 女神様に感謝を! 子供なら誰もが聞かされる寝物語だ。
「つまり力があるし何度でも死ねるから魔物と戦ってこいってことだろ? 冗談じゃねぇ。クソみてぇなプロパガンダに付き合ってられっかよ」
あらゆる補助魔法を操る勇者の一人であるガルドは名声も賞賛も欲さない。民草の平和のための礎になるなど真っ平御免だった。
自由。厄介事を勇者に押し付けて民草が享受しているそれを、なぜ勇者である自分が得られないのか。そんな理不尽あってたまるか。
ガルドは頭に響く救援要請を知ったことかと棚に上げ、今日もスリと悪巧みに熱を上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 00:00:00
824521文字
会話率:40%
飲み会で酒を散々飲まされ、気がついたらオークションで売り飛ばされそうになっていた。
目の前にいたディスプレイ頭のスーツ姿をした悪魔がいうには、
私は、急性アルコール中毒で死に、異世界に転生したのだという。
あまりの急展開に理解できないこ
とも多かったが、ひとまず上司へ復讐するために、悪魔と契約するのだった。
※エブリスタでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 16:13:13
9270文字
会話率:39%
「自由っていったいなんですか?」
「うーん俺かな? 俺だな……」
砂漠で目覚めた少年、ショウトには記憶がなかった。だが彼は大して気にしていなかった。
もしかしたら自分には壮絶な過去があったのかもしれない。過酷な運命を背負った勇者みたい
な存在だったのかもしれない。
いやいやいや! ないないない!
そりゃ今いる砂漠はとんでもないボスモンスターが作り出した夢の世界(ループ付き)らしいし? ステータスはバグりまくってるけどSFチックな光の剣を装備してるみたいだし、まあ多少はね?
でもそんな些細なことは何一つとして重要じゃあないんだ。
例え人類が滅亡のがけっぷちに立たされているとしても。
地球の環境が修復不可能なほどに変わり果ててしまっているとしても。
ひたすらに自由に、前を見て、数多のゲーム的な砂漠を駆け抜けていく。
ここでヒロインが一言。
「わたしを人間の世界へ連れて行ってください! たぶんまほうが得意です!」
そう、ここは敵種族のボスモンスターが支配するゲームみたいな砂漠ワールド。
手にした武器は青白く輝く光の剣。そしてマント(これ重要)!
他にもスキルとか色々あるっちゃあるけど、だいたい気合いでなんとかする。してみせる!
記憶喪失? いいねそれ。結構じゃないか。
重たい過去はいらない。過酷な運命もいらない。あっても捨てる。ぶった斬る!
シリアス設定は投げ捨てるもの。戦いは男のロマン。出会いと別れの旅情を胸に、砂漠だらけの地球を舞台にした歴史を紡ぐ冒険が始まる……!?
そう、これは人間と、地球を滅ぼした敵種族が織りなすハチャメチャな物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 02:51:42
99720文字
会話率:45%
活動報告を魔改造したい人、集まれ!
※ある程度HTML/CSSを理解している人向け。
※なろうの活動報告をハックした秘伝のタレ(ソース)を使っているので、Webデザイナーから見ると発狂するレベルの書き方で装飾しています。これは普通の装飾
ではないのでそこだけ理解してください。自重? なにそれ美味しいの?
※事前準備はまぁ読まなくても支障はないです。お急ぎの方はそれ以降の秘伝のタレからお読みくださいませ。
※秘伝のタレ=秘伝のソース:プログラムの世界では忌み嫌われる存在。特定の動作にしか有効でないため、できる限りなくすのが基本。なお小説家になろうの活動報告では制限がありすぎるため、魔改造させるためには秘伝のソースを使わざるを得ない状況にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 17:53:24
70224文字
会話率:1%
「――貴様との婚約を破棄する!」
婚約破棄を言い渡されたのは、王国の《聖女》マグノリア。
戦大好き脳筋戦闘国家の《聖女》としては落ちこぼれとして生まれてしまったマグノリア。
……って、あれ?その情報、相当古いですね……。
婚約者である第
二王子殿下はそんな失敗をするタイプではなかったような。
どうやら何か裏のある話のようで……?
色々な思惑が絡み合……っていても関係無し!
戦も政治も謀略も、レベルを上げて物理で殴れば良いのです!
人が!魔物が!王子が!竜が!壁に地面に突き刺さる!
近付いて捕まえたらそこで試合終了の近接特化、無敵《聖女》が征く、脳筋ファンタジー活劇!
気楽に、大らかな気持ちでお読み下さい。
※残酷描写、R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-01 04:03:16
208295文字
会話率:29%
元魔王軍四天王にして、今は暗黒街の顔役をしているリーチオ・リベラトーレには悩みがあった。亡き妻の忘れ形見である娘のクラリッサがどうにもおかしいのだ。
貴族の子女たちの入学する学園に制服が可愛いからという理由で入学したがったり、入学当日
に公爵家令嬢を口説いたり、その婚約者と決闘したり……。
父譲り筋力のと母譲りの魔力で敵なしの娘さんはどこかおかしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 12:44:19
14899文字
会話率:51%
僕ことディネシュは家族を失い、遠縁のおじいさんに引き取られて牧場の仕事を手伝うことになる。そこは緑溢れる高原で動物たちと触れ合いを楽しむスローライフのイメージからかけ離れた過酷な職場だった。
ある日、森で助けた妖精からお礼として『時渡
りの指輪』を贈られた。頭に思い描いた時間まで時を遡れる魔法の指輪だ。
僕は指輪の力を使って村の女の子たちが抱える問題を解決する。それが僕の人生にどういう結果をもたらすか深く考えもせずに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 06:00:00
73482文字
会話率:31%
高校二年生の主人公は、大量のゾンビが地上を闊歩する雪と骸の過酷な世界に突然転移した
そこで彼は、天涯孤独で引きこもっている未熟なネクロマンサーの少女、シキと出会う。
『死ぬと新しい体で復活する』という謎の力を持つ彼は、能力を隠して生きてい
くことを望んだが、謎のネクロマンサー達が引き起こす事件に巻き込まれ、銃を手に戦うことを決意する。
何度死んでも立ち向かえ! 生まれた死体は味方になる!
ゾンビによって崩壊した社会。体も命がいくつあっても足りない世紀末に、不死の力を持つだけの無力な少年は生ける骸に抗うため、死をいとわずに戦う話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 13:25:47
83046文字
会話率:26%
かつて、人の世を荒らした鬼がいた。
それを止めるために現れた狛犬がいた。
戦いの末、狛犬は鬼を封じ、狛犬もまた眠りについた。
時は流れ、現代。
目覚めた狛犬が鬼の気配を追った先、そこで目にしたのは………!!
………まぁ、そ
れはさておき。
これは新妻一年生なおによめさんと、現代初心者なこまいぬさんのお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 20:00:00
4377文字
会話率:19%
小説やエッセイなどにまとめるまでもない、アイデアノートというほどでもない。そんな言の葉のつれづれ。
未練は投げ捨てるもの(キリッ)
最終更新:2014-12-07 21:28:29
15749文字
会話率:19%