世界中に遺跡、ダンジョンと呼ばれる洞窟が出現して10年という時が経った。仕事の遅いことで有名な日本では、様々な利権が絡みいまだ法整備も整っていない。そんな中、関東一円でダンジョン管理を行う会社、公益財団法人ダンジョンワーカーに入社する1人の
少女の姿があった。夜巡 舞、彼女はそこでダンジョンの本当の姿を知る。ゲームの中のような雰囲気とは違う、地球の病巣ともいえるダンジョンと、それに対処する人々、そして舞の抱える事情とは。現代社会にダンジョンなんてあったってなんの役にも立たないことが今証明されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 09:58:14
310307文字
会話率:41%
ル・バニア皇国。
はるか昔、魔法がこの世界を支配していた頃。
聖女と勇者によって450年前に建国され建国から僅か数年で急速に勢力を広げた大国の名である。
豊富な魔法資源と優秀な魔法師を多数擁し、魔法を中心とした優れたインフラと政治体制を構築
したことで栄華を極めた。
しかし、その栄華の根源はある日を境に衰退を始めた。
そのことは、それまで代替手段としてしか見られていなかった『錬金科学』を揺らぐことのない地位まで押し上げることになる。
ある令嬢の多大な功績によって、魔法は錬金科学にその地位を奪われた。
以降、魔法は急激に衰退の一途を辿ってゆく。
数百年の月日が流れ、魔法の技術は人類から完全に失われることとなったのだった。
今やその栄光に満ちた残滓(残りカス)は各地に点在する故国ゆかりの朽ちかけた遺構と魔法師が残した歴史的価値以外はなんの役にも立たない古ぼけた魔法書のみとなった。
そう、とっくの昔に魔法は衰退したのよ。
今は科学全盛の時代、魔法はおとぎ話の中の話であって、本当に使える人間は誰一人として残っていないわ。
それも全ては、あの女のせいで。
栄華を誇る皇国には一人の才女が居た。
その才女の名はアルスリンデ。
アルスリンデはル・バニア皇国の貴族、セルグート公爵家の長女である。
生まれながらにして比類なき非常に高い知性と優れた身体能力。
多くの優秀な魔法師を擁した皇国内でも歴代最強と言われるほどの魔法適性と尽きることのない無尽蔵な魔力量を持ち合わせていたその才女は、建国の祖となった聖女に並ぶほどと言われていた。
そして、まるで一流の職人によって作られたビスクドールかのような気品溢れる完ぺきな容姿、上品に泡立てたクリームがたっぷり入ったミルクティーのような白く滑らかな肌。
形の良い特徴的な瞳は覗き込めば吸い込まれてしまいそうな、深い海の底のを思わせる碧眼。
つややかなサクラ色のリップから発せられる玲瓏たる声は美しい鳥のさえずりでさえ霞んでしまう。
癖のない長い黒髪は光を受け艶やかに輝き、その様は漆黒の空に散りばめられた星々のように輝いていた。
皇国の公爵令嬢、アルスリンデ=セルグートはその才覚と容姿から「碧眼の才女」と呼ばれていたのだ。
そして、私は「碧眼の才女」を壊すの。
これは、その故国の才女(チート)公爵令嬢アルスリンデの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:50:11
45103文字
会話率:13%
大陸の果てにある小さな村で暮らす少年、イドラは外の世界に憧れていた。しかしイドラが十歳の時に空におわす神から賜った天恵、ギフトは紙のひとつも切れずなんの役にも立たない代物だった。
ザコギフトと周囲に揶揄されるイドラだったが、そんな中、ふ
らりと村に現れた女旅人・ウラシマの指摘でイドラは自身のギフトが持つ本当の性質を自覚する。イドラのギフトを希望と称したウラシマや、『葬送協会』から派遣されたほんわかシスター・オルファ、別離を拒む母のリティとのやり取りを経て、やがてイドラは旅に出ることを決意。そんなイドラの前に突如、イモータルと呼ばれる誰にも殺せない異形の怪物が現れ——
出会いと別れを繰り返し、少年は不死を狩る長い旅へと導かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 19:13:42
703178文字
会話率:39%
冒険者団『浪漫の探求者』のナズナは、レアアイテムとは名ばかりの「なんの役にも立たないもの」を好んで拾い集めることから、周囲からは『ごみ拾い』と揶揄されていた。そんなある日のこと、突如次元の壁を割って現れた珍妙生物「球人」のトレイシー・サーク
スと出会い、冒険者団『浪漫の探求者』はブレーキのぶっ壊れたパッション暴走集団と化した。直感に基づき最速で、明らかに本来の対応限界を超えた苦難に対面する『浪漫の探求者』と、その見習いである常識人ザック・バーグラーの明日はどちらか、それはきっと世界の制作者のみが知るだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 15:37:10
105543文字
会話率:58%
ある日突然現れたしゃべる猫は実は'神様の一種'でした!
そんな奴と出会ってしまってからというもの、主人公のミハルさんは死神や変な動物につきまとわれることになってしまいます
さらにそいつらが変な魔法で遊んでくるもんだから、さぁ大変!!
"わたしの普通の生活と、プライスレスタイムを返しなさいよ!"と、今日もドタバタの日常に文句を言うミハルさんですが、まんざらでもなさそうです
「いや、まんざらだよっ!勝手にまんざらでもない感じにするな!このあらすじ、誰が作ってんだ!」
そんなミハルさんは、今日も相変わらず激おこぷんぷんですが、物語の舞台である横浜市金沢区は今日も平和そうです
・・・っと、あらすじではほとんど内容がわからないと思いますので、とりあえず暇つぶしに読んでみたりすることをお勧めします
きっと、あなたの人生になんの役にも立たないけれど、少しだけ、、、もう気づかないくらい、、、ひょっとしたらそれ自体嘘かも、と思うくらいのハートウォーミングを感じる可能性がある「かも」です
要は変なやつらと普通の女の子のどたばたハートフルコメディってヤツです
断っておきますが、異世界には行きません
異世界からきた奴らでもありません
この現実世界にいる変な奴らの話です
異世界好きの方は、ここで読むのを諦めるか、久しぶりに現実世界の話につきあってやるか、むしろ現実世界話好きに転向するか、お茶飲んで一服するか、くらいしか選択肢はない、とか神様の一種が申し上げています
ーーおいっ!こらっ!そんなこと、ひょんは言ってないぞ!なんなんだ、このあらすじは、いい加減すぎるにゃー!ーー
信じるか、信じないかは、これから飲もうとするお茶に茶柱が立つか次第です
当然、立たなかったら信じる方ですよ
さてさて、そんなこんなで、どうでもいい話が8割くらいで、長くなっちゃいましたが、どう?読みたくなったでしょ?
( ;∀;)ヨンデー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 08:35:08
5961文字
会話率:23%
弱い自分が嫌いで
不甲斐ない自分が嫌いで
なんの役にも立たない自分が嫌いで
そんな自分を変えたいから
小さな一歩を踏み出した
キーワード:
最終更新:2024-09-01 20:42:11
545文字
会話率:0%
高校卒業後、海上自衛隊に入隊して8年、艦艇勤務者として平凡な日々を過ごしていた南2曹は浪速地方連絡部に転出を命じられる。そこは、海上自衛官としての経験がなんの役にも立たない、勤務地だった
最終更新:2024-06-24 07:18:02
11647文字
会話率:57%
異世界に迷い込んだキヨコ。
元々の職業は医者だったけど魔法の世界じゃなんの役にも立たないような気がする。
せっかくだから今までと違う職業について、異世界観光楽しみたいなと思っていたけど、この世界にずっといるってことは色々考えないといけないこ
ともあるわけで…
犬を拾ったり子供拾ったり王子様拾ったりでなんか大所帯になってきた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:49:26
102364文字
会話率:25%
生まれたときから虚弱体質で非力なライトニングは、五才の頃に教会で【スキル鑑定の儀】を執り行うことになった。
結果は、100年に一人の割合でしか発生しない【固有スキル】持ちと判明したのだが……その固有スキルがソロ専用の『レアドロップ』であり、
スキルの代償効果として【ステータス1固定】になってしまうという最悪で最弱な代物だった。
モンスターを倒すと低確率でドロップアイテムが手に入るスキルなのだが、パーティーを組むとその効果は無くなり、しかしソロだと【ステータス1固定】なために、まともに戦うことすらできないという、なんの役にも立たない上にデメリットがキツ過ぎるまさにゴミスキル。
親に見放され周りからもバカにされ、村を追い出されてしまい人生に絶望したライトニングだが……ひょんなことから、たまたま通りがかりにスライムを倒してしまう。すると『レアドロップ』スキルが発動し──!
ライトニングの人生は途端にヌルゲーとなった!
スライムがドロップした【召喚の杖】により、最強クラスの美少女精霊を使役することができるようになったライトニングは【ステータス1固定】でありながらソロでもSランクのモンスターを倒す最強の冒険者と成り上がる。そしてどんどん【レアドロップ】の沼に嵌まっていくのだった──!?
『レアドロップ』で最強アイテム無双!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 20:07:40
56263文字
会話率:37%
少し異常な高校生、野村秋斗。
クラスメイトからのいじめを受ける日々にうんざりしていたある日、突然異世界へ転移させられることになる。
剣に、魔物に、ドラゴン。
幻想に溢れながらも、厳しい異世界で、野村は進化と成長を余儀なくされる。
集団転
移された他のクラスメイト。
転移の際に離れ離れになった唯一の親友。
異世界で出会う人々。
次々に起こる異常を前にして、何を思い、何を得るのか。
社会不適合者で、人間嫌いで、なんの役にも立たない弱者男性。
そんな未来を思い描いていた野村の革命が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 18:23:42
91786文字
会話率:31%
「ロイ、荷物運びすらろくに出来ない君はクビだ」
ある日突然、俺が所属しているパーティのリーダーである女騎士クロナに冷たく言われた言葉がそれだった。
かけだし冒険者である俺は、クロナさんに憧れて彼女のパーティに入りたいと志願した。なん
とかしぶしぶ入れてもらえたので、俺は雑用だろうが一生懸命にやったし、鍛錬も積んだ。
しかし、彼女の「天眼」という才能看破のスキルを以しても、何一つ俺の取り柄が発見されることは無かったのだ。
そうして成長の見込みがなく、なんの役にも立たないと判断された俺はとうとうその日、パーティを追放されることになった。
あれだけ尊敬していたパーティのメンバーには殴られ罵倒された。憧れのクロナさんにも腹を蹴られた挙句、硬く大きな本を投げつけられて「こいつは全く読めないゴミ同然の本だ。こいつと共に消えろ、二度と私の前に顔を見せるな」と冷たい言葉を浴びせられた。
途方も無い悲しさと悔しさ、そして痛さに咽び泣きながらも、俺はどうすることも出来ず別の国まで強制的にワープさせられてしまう。
そうして全てを失ったはずの俺だったが――なんとクロナさんがゴミと言ってぶつけて来た本が俺には読めることが判明。
それは超貴重な魔法書であり、すらすらと読み終えた俺はそこに書かれている超強力な魔法をあっという間に習得。
一年後、俺は追放された国で超一流の魔法使いとして凄腕のソロ冒険者になっていた。周囲の冒険者からも賞賛の声を浴びせられる中、それでもクロナさん達から受けた心の傷は未だに癒えることは無い。
そんなある日、彼女達のパーティが違法薬物密売の罪で指名手配されていることを知る。
きっとこの心の痛みは、彼女達に復讐しなければ消えることはないのだろう。
そう思った俺は意を決して、再び追放された国へと赴いた。
――手に入れた最強の力で、酷い仕打ちをしたクロナさんに「お返し」をし、そのパーティを壊滅させるために。
□■□
短編小説です! 本日完結します! 初めて「パーティ追放物」「ざまぁ」を書いてみました! 読んでもらえるととても嬉しいです┏〇ペコリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 21:40:28
21447文字
会話率:45%
昔々、あれは今から数十年前、なんかよくわからないものを見た。
という話。
なんの役にも立たない話。オチもない。おひまでしたらどうぞ。
最終更新:2022-09-03 23:49:01
2512文字
会話率:0%
高校二年に進学したとたん、奇妙な特殊能力を手に入れてしまった。「スクールカーストをオーラとして可視化する能力」だ。マジでなんの役にも立たない! 自分が最下層だなんて視えなくたって大体わかるし、おまけにカースト最上位の女が前の席だからってだけ
で毎日からんでくるようになってつらい……。
思春期絶賛こじらせ中、青春暴走ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 14:18:54
41832文字
会話率:34%
2019/07/09 『第91回 今日の一冊』で紹介されました。(*'▽')点ちゃん感謝感涙!
『ポータルズ』 そう呼ばれる世界群。
ここでは、各世界が『ポータル』と呼ばれる門でつながっている。
ポータルを通り、地球から異世界に転移し
た少年が手に入れたのは、視界に小さな点が一つ見えるだけ、という最弱の『点魔法』 なんの役にも立たないと思われたその魔法は、人格(点ちゃん)まで持ち、無限の可能性を秘めていた。
のほほん主人公と『点ちゃん』がおくる、ゆるふわ異世界生活。のんびり、ときどき冒険。
どこか懐かしく、温かい。読んだら元気が出る。年齢や男女問わず楽しめる。そんな作品を目ざします。
ご感想をお待ちしています。投稿期間中は感想に返信いたします。
点ちゃんからも一言が……ういうい(*´∀`*)←点ちゃん
― スマートフォン環境でも読みやすい工夫 ―
スマートフォン環境でも読みやすいように、小場面ごとに「◇」で区切ってあります。
また、小場面ごとにある程度時間が空いても読みやすいように工夫してみました。
初めて書く作品ですから、アドバイス頂けると嬉しいです。
ルビの振り方、送り仮名のつけ方、構成等について読者様からアドバイス頂きました。お礼申しあげます。
2019/07/09 『第91回 今日の一冊』で紹介されました。(*'▽')感謝感涙!
2019/03/20 読者様からのアドバイスで、いくつかの矛盾点を訂正しました。
2018/07/15 句点の付け方をチェックする作業に入りました。
2018/04/09 表現を分かりやすくし、視点移動を減らす作業に入りました。
2018/02/25 各シーズンの最初に登場人物名、ファンタジー用語索引を入れはじめました。
2018/02/05 プロローグ部分を変更しました。点ちゃんの顔文字を増やしました。
2018/01/01 改行等のチェックをはじめました。
2017/12/15 読者様からのアドバイスで、プロローグ、第一話間のポータルについての説明を省きました。
2017/10/30 読者様からのアドバイスで、送り仮名のつけ方を変更しました。
2017/10/22 読者様からのアドバイスで、第1シーズン「冒険者世界アリスト編」につけていた総ルビを外しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 07:00:00
2293576文字
会話率:36%
成績優秀、運動はそこそこ、容姿は普通の高校生、紡詞 綴理。彼は物語を読む事が何よりの趣味で、主人公に憧れつつも自分はそうはなれやしないのだという現実に少し絶望感を抱きながら日々の生活を送っていた。
ある日、日課である休み時間の読書を終
え、本から顔をあげた瞬間急に視界が歪み、そのまま意識を失った。
気がつくと教室にいたクラスメイト達と共に見知らぬ部屋で見知らぬ人達に周囲を囲まれていた。現実に理解が追いつかず騒いでいた者もいたが、そこに現れた王と名乗る人物に異世界から勇者として召喚されたと説明を受け、とりあえず落ち着かされ、ステータスの確認をされる事になった。クラスメイトの陽キャや有名な先輩たちは【勇者】【賢者】【聖女】など軒並み目立つ職業を手にしたらしく、他のクラスメイト達もある程度有用な職業を手に入れたみたいだった。そんな中、綴理が手に入れた職業は【ストーリーテラー】という戦闘でも支援でも使いどころの無い、はっきりいって不遇職であった。戦闘においてなんの役にも立たないハズレ勇者と判断された綴理は、もう一人のハズレ勇者と共に王城から追放される。
これは、不遇職から始まり、いずれ最強の力を手にしていつか夢見た主人公になろうとする一人の少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 23:19:42
256626文字
会話率:64%
お料理をしたり、ものを運んだり、火をおこしたり。日常生活に魔法が溢れている世界。
辺境伯・チェスター家のシアラには、ただ花を育てる能力しかなかった。
国や領に貢献して名高い兄弟達と違ってなんの役にも立たない自身に嫌気がさし、家にこもり大
好きな庭の手入れをして過ごす日々。
しかしある日突然、王子様が現れ………
えっ花を育ててほしい?とりあえず婚約?
いえ、わたくしは庭づくりをしたいだけなんです!
※かるーくシリアスですが、もちろんハッピーエンドで、安定の?ベタ展開でございます。
前作と似た設定もあるのですが関係ないので悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 23:07:16
59789文字
会話率:39%
勇者パーティーは、普通のパーティーとは異なり、国の王が勇者としてふさわしいものを冒険者の中から選抜して構成されたグループのことだ。
そして現在、勇者パーティーは20人で構成されていてその中の一人、クノアという冒険者がいた。
クノア
は勇者パーティーの中でも一番序列順位が低くてなんの役にも立たないため、あることをさせられていた。
ある事というのは【オトリ】というものだ。クノアが敵のオトリになっている間に他の勇者達が楽して敵を倒し、功績を徐々に上げていく。そんなことが勇者パーティーで毎回行われていた。
ある日、クノアはファイアードラゴンの討伐をするために他の勇者達と一緒に深い洞窟の中に入っていった。
そしてまたいつも通りオトリをさせられることになった。ファイアードラゴンに向かって走ってき、引きつけている間に別の勇者達が攻撃する。はずだった。
なぜか全く勇者達は攻撃を開始せず、遠くに立っているだけだった。
クノアは、なぜ攻撃しないのか、と大声で聞いたが帰ってきた返答はあまりにも残酷なものだった。
「お前がオトリをやっていたおかげでお前以外皆実力を上げることができた。だからお前はもう用済み。よって、このパーティーから追放だ」
クノアはその言葉に絶句した。
勇者たちはクノアを助けることなく、笑いながら洞窟を出て行った。
クノアはファイアードラゴンから逃げ惑い、攻撃をかわすが、ついに負傷し動けなくなっていると、自分に向けて太い腕が振り下ろされた。
死を覚悟し、目を瞑ったとき、
「こんな美味しそうな血を持つ人間が死んでしまってはもったいない」
目の前から急に声が聞こえ、目を開けるとそこには黒いフードを纏った者がいた。
それがクノアと最強と恐れられた吸血鬼の女王との出会いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 00:06:16
19387文字
会話率:56%
なんの役にも立たないクソ魔法「紅茶を美味しく淹れられる」しか使えない、宮廷のお茶会を司る【紅茶の魔女】。
今日も今日とて、宮廷魔導師の窓際族として優雅にティータイム(サボり)をキメているが――
その魔法は実は『紅茶の茶葉さえ入っていれば
、紅茶を操ってすべてを切り裂く紅茶剣にもできるし、全てを治癒する万能薬にも変えられる』能力だった!! しかしそれは秘密!! なぜなら、紅茶の魔女は!! サボりたい!!
それなのに、どういうわけか第一王女殿下に慕われて――?
「この紅茶で業務効率化を!」
「この紅茶で毒殺阻止を!」
「この紅茶で炎の巨人も一刀両断!!」
そんな感じの、不真面目女魔導士の宮廷生活。
ちなみこの女、かつて戦場で天下無双を誇った元最強傭兵である。
あなたの力をどう使うかはあなた次第。
――この世に、役に立たない能力なんてないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 07:06:32
101062文字
会話率:35%
十六歳を迎えたアズル、ティア、セネラの幼なじみトリオは、祈りの神シーディアから加護を貰うために神殿を訪れていた。十六歳の大人になると、信じる神から特定の加護をもらい、その加護の恩恵を生活に役立てて生きていく事になる。
三人が貰える加護
の種類を聞いたとき、三人は三人とも放心してしまった。なぜなら、勇者と賢者と聖女しか加護が用意されてなかったからだ。
勇者と賢者と聖女なんて生活になんの役にも立たないハズレ枠。村の大人達もいままで取らずに敬遠していた売れ残り。
タイミング悪く村の近くで他の神の勇者同士の小競り合いがおき、これの解決の為にむりやり加護を受け取るハメになった三人。加護を捨てるわけにもいかず、泣く泣く行動を開始する。
仕事ももう一つの小説もだいたい落ち着いてきたので再開しようと思います。
更新頻度はどれくらいになるかわかりませんが。
HDDが破損したので現在プロット/設定を復旧中。ちくしょう…… 2019/03/31
また少しづつ投稿していきます。2019/7/22
タイトル変えました。2019/8/12折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 23:38:43
118760文字
会話率:48%
異世界転生古参にして大手の大作の続編を、十八年待ち続けた蓬莱の民のうちの一人の物語。
本当に嬉しくてどうにか表現したくてこうなりました。
なんでもないようなことを大げさに言うのは仕様です。
内容は薄く、読んでも得るものは何もないことをお約束
します。
そしてネタバレは絶対にしないこともお約束します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-23 13:00:00
6742文字
会話率:1%