第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だっ
たはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?
*アルファポリスで完結済み*
誤字脱字以外は基本修正せずに投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:00:00
99396文字
会話率:59%
30歳、戦いに疲れた俺は剣を農具に持ち替えた。穏やかな「そよ風の谷」で、静かに一人で引退生活を送る。…そのはずだった。
だが、運命は俺に安息を許さなかった。
新しい家への道中、森で出会ったのはリラ…魔物に両親を奪われ、お腹を空かせた七歳
の少女。知らないはずの情に動かされ、俺は彼女を保護することを決めた。
孤独だった俺の旅には仲間ができ、元冒険者の終着点だったはずの場所は、予期せぬ新しい家族を築く始発点となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 16:17:21
44546文字
会話率:25%
造物主によってつくられた、天界・人間界・魔界。
天界には、聖気を糧に生きる天使が棲み、魔界には瘴気を糧に生きる魔族が棲む。天使も魔族も、その性質のせいで互いの世界に踏み込むことが出来ない。
相容れぬ存在である二者は、人間界を挟んで双方
にらみ合い、気の遠くなるような年月が過ぎ――現世。
しびれを切らした天使が中立だったはずの人間に力を分け与え、己らの代理として魔界へ攻め入るように命じた。
その中でも、第一位階の正天使の加護を賜った人間を、特に『勇者』と呼んで、人間は何度も天使の加護を賜った者たちと一緒に魔界へと向かわせた。
勇者パーティーの最終目的は、魔族の頂点に君臨する、『魔王』の討伐。
しかし、何度挑んでも魔族たちの抵抗は凄まじく、魔王討伐が成功した試しはなかった。
歴史的偉業を成し遂げるため、より強力な勇者パーティーを作ろうと創立されたのが、聖騎士要請学園。
天使の加護を賜った子供らを貴賤なく集め、英才教育を施すその学園に、三人の子供が通っていた。
歴代でも目を見張るほどの素質を持った次代の勇者候補、少年シグルト。
人懐っこく愛嬌のある、慈愛の天使の加護を賜る少女マナリーア。
誰もが認める優秀さと天使のような心根を持つが、病弱故に勇者候補になることが出来ない、美少女アリアネル。
同じ学び舎で同じ目標を掲げて切磋琢磨する親友三人だが、それぞれ、互いに打ち明けられぬ事情があった。
「あ~ぁ……魔王様《パパ》、早く帰ってきてくれないかなぁ」
最も大きな秘密を抱えているのは、病弱少女・アリアネル。
ひょんなことから赤子の時に魔王に拾われた彼女は、魔界で魔族によって育てられ、人間たちの魔王討伐の歴史に終止符を打つため、勇者育成の学園に素性を隠して通っていた。
これは、種族を超えた親子の”愛”の物語――
※カクヨム様にも掲載しています。
※このお話はフィクションです。実在する人物や宗教、団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 14:55:28
1188581文字
会話率:43%
天才科学者・九条理(くじょう おさむ)は、AIとナノマテリアルを融合した“次世代戦闘スーツ”の開発中、軍事企業の陰謀により命を落とした――はずだった。
目を覚ますと、そこは戦国時代。しかも、歴史に名を残す「戦国最弱の武将」小田氏治として転
生していた!
内政は崩壊寸前、兵は逃げ、家臣は見限る……まさに詰み寸前のハードモード。しかし、理は諦めない。
「科学さえあれば、この時代でも世界を変えられる!」
戦国の火薬、鉄、木材――あり合わせの素材で“戦闘スーツ”を作り上げた氏治は、火を噴き、空を飛び、戦場で無双する「鋼鉄の鬼」として覚醒する!
群雄割拠の戦国乱世。織田信長、武田信玄、上杉謙信といった戦国の猛者たちに囲まれながら、最弱だったはずの氏治が――
科学の力で、天下統一という名の夢を掴み取る!
これはチャットgptと一緒に書いています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 14:07:29
16692文字
会話率:42%
平安京っぽいけど、ちょっとだけキラキラしてる都――その名も「金烏京」!
そんな場所で“イケメン陰陽師”としてちょっとだけ名が知られてる僕、安倍朔夜。年は十六。
でもね、これ、極秘事項だけど……実は女です。男装中です。ガチでバレたら色々終わる
やつ。
妖魔がうようよする都で、毎日ドタバタ妖退治!
――だったはずなんだけど。
なんか最近、おかしいんだ。
不気味な妖魔が増えてるし、変な夢は見るし、妙に懐かしい人の顔が浮かんだり……
で、ついにヤバめな事件に巻き込まれました。
しかも、謎の美少女(?)の姿が夢に出てきたり、
陰陽寮の中もなんだかきな臭いし、
おまけに親友(ちょっとおせっかい)な賀茂真白にはドキドキさせられるし!
友情、バトル、恋(!?)に、まさかの前世の因縁まで飛び出してきて、
僕の人生、予想外のフルコース。
……でも、逃げるつもりはない。
僕は陰陽師。誰かを護るために、ここにいる。
記憶の奥に眠る“何か”と向き合うのも、宿命なら――受けて立つよ。
さてさて、運命の歯車は今日も回ってる。
どうやら、僕の出番みたいだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:00:00
88197文字
会話率:20%
神に支配された”詰みゲー”世界を、“ぼっち”の妄想で”バランス崩壊のクソゲー”に変えろ!
異星人《オーバーマインド》の絶対的支配下にある地球。人類は絶望し、管理された日常を受け入れていた。
そんな世界で、高校生・神崎シンだけは、自分が“選
ばれしヒーロー”として異星人を倒すという壮大な「妄想」を抱き続ける、生粋の”中二病”「ぼっち」だった。
誰にも理解されず、危険人物として無視される毎日……だったはずが、ある日、異星人の“謎のバイザー”を拾ったことで、シンの人生はゲームオーバーから一転、“妄想チート”を手に入れたプレイヤーへと変わる。
自分の*「妄想」を現実化する力。
そして、妄想設定通りに漆黒の炎が封印された右腕が疼き始め、物理攻撃を完全に無効化するはずの異星人ドローンを『灼熱の火球』で瞬時に破壊してしまう——。
この前代未聞の事態に、支配者《オーバーマインド》はシンを**“識別不能な脅威《イマジナリー・ワン》”として徹底的な捜索を開始。
さらに翌日——「『黒翼の使徒・シン』わたくしが貴方の従者となって闇と戦います」と、彼の“妄想キャラ”だった精霊美少女までがリアルに出現……!?
ついに、妄想と現実の境界線は曖昧となり、日常は”クソゲー”と化した。
これは、心に眠る「妄想」を「力」に変え、絶望の世界に風穴を開ける異色のダークヒーローの物語。
人類の逆襲が、今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 09:12:38
32039文字
会話率:32%
俺の人生は、ただの"痛い妄想ぼっち"として終わるはずだった。
「俺は選ばれし勇者……この右腕には封印された力が……」
そんな中二病設定を脳内で楽しむだけの、高校生活。
……だったはずなのに。
ある日、異星人の落とし
物だった謎のバイザーを拾った俺は、
『妄想がガチで現実化する力』 を手に入れてしまった。
「フッ……俺の右腕が疼くぜ……」
→マジで『封印された漆黒の炎』が発動し、異星人ドローンを爆砕。
「俺は孤高(ぼっち)の勇者……凡俗とは交われぬ……」
→銀髪の精霊美少女が『従者』として押しかけてきて、学園で大注目。
「俺は静かに暮らしたい……」
→異星人+闇の監視者に狙われているっぽい(NEW!)
気づけば、異星人に支配された世界で、俺の黒歴史設定が最強の武器になっていた。
「おいおい、マジかよ……こんな展開、俺の妄想にもなかったぞ!?」
厨二病×異能×学園コメディ×ざまぁ逆転!
ぼっち高校生の俺が、『選ばれし者』として世界を変える物語—— ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 17:47:53
46949文字
会話率:31%
社会人2年目のOL、中倉蓮華。
同期にも恵まれ、仕事もやりがいがって日々充実している。
たった1つ、忘れられない過去を抱えているだけ。
そう、「過去」だったはずだったのに。
変わらない毎日。
帰ると家の前に人影。
目の前にいるのは、まさか
のテレビの向こう側の人ーー?!
「過去」が「今」に変わる瞬間。
一つの恋も動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 08:01:13
167804文字
会話率:50%
パッと目を開けたら薄暗いビルの通路に立っていた私。
見たことない景色、全く違う自分、明らかに異質な空間。
おおおお!これは夢だ!
早々に夢と自覚した私はこの物語を堪能することにした。
やけにリアルだなと思うこともあったが、ホラー系アクション
に大興奮。
この世界は異世界の神が侵略してくるとあって、それに対抗した組織があり、異能の力も備わっているという設定だ。
ビルの中でアメミットの祠堂と出会い、生贄になっていたカミナシの津賀留を救出。
禍神の侵略を阻むミッションを無事にクリアしてめでたしめでたし!
さあ、ストーリーは終わった。
あとは夢から覚めるだけ。
……だったはずが、夢から覚める気配はない。
まさか、今までの出来事は現実?
でもここは私の住んでいた世界じゃないけど……、
だって私は……
あれれ?
私は一体誰なの?
□補足□
侵略者は世界の神話の神様やモンスターを参考に創作しています。
クトゥルフ神話は省いています。
・
同作品をカクヨムに投稿しています。
・
(前書き後書き本文、文章の問題や、誤変換、誤字脱字などのミスがあればその都度訂正しているので頻繁に改正が入ります)
(文章の抜けや間違いを発見するの遅いです。辻褄が合わない場所があったらこっそりお知らせください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 08:00:00
733501文字
会話率:35%
ある日目覚めると、俺は“柊綾”という女の子になっていた――。
男だったはずの「俺」が静かに始めた、もうひとつの人生。
慣れない制服。変わってしまった身体。
だけど、周囲はそれを“あたりまえ”として受け入れている。
最初は戸惑いばかりだっ
た日々。
それでも、一人暮らしの部屋で料理をし、
誰かの言葉に耳を傾け、小さなことに目を向けるうちに、
少しずつ“綾”としての時間が、心の中に積もっていく。
誰かと笑い合い、料理を並べ、言葉を発信してみたくなる。
そうして世界は、ゆっくりと――でも確かに、色づき始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 05:50:00
151974文字
会話率:33%
この世界では魔法や非科学的なものはフィクションの物として扱われてきた。あくまでも現実の世界では存在しない、存在してはいけないもの。精々ゲームの世界か物語、自分の妄想だけの世界では使えただったはず…しかし今の俺はそれが使える世界にいる。俺には
そんなこと使えるかわかんねーから脳筋で貫いてやる!
暇なときすっと読んでいただけたら幸いです。
☡色々難しい単語が出てきますが、書いている本人もわかりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:50:00
29272文字
会話率:39%
気象観測用に打ち上げられた人工衛星サニー1。
地球を周回するだけだったはずの気象衛星は、事故による墜落危機を境に自我を持ち、気づくと異世界に転生していた。
――この世界でのミッションを探そう。
新たなお役目を求め、気象衛星サニー
1、もとい少女サニーは仕事を探す。
転移者として保護された子爵家で、同居の錬金術師と天気予報をしたり、気象実験を手伝ったり。
しかし、いつ霧が出るか、いつ嵐が来るか、そんな天候が戦争さえ左右する中世レベルの文明では、百発百中の天気予報は注目を浴びる危険なものだった。
やがて『天気や雲は魔法によって維持されている』という世界の常識さえ、サニーの存在は揺るがせ始め……。
――ならいっそ、この世界に天気予報を広めよう!
ひとまずの目標は『今世も人の役に立つこと』。
恋に仕事に、ひたむきな〝元〟人工衛星の少女が、新たな居場所を作るまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:11:35
52565文字
会話率:36%
ただの平凡な高校生……だったはずがどうやらかの有名な異世界転生をしてしまったようだ。
転生したのは龍?これは……当たりなのか!?
これから先の道で彼を待ち受けるものとは……
最終更新:2025-06-07 21:11:13
157581文字
会話率:31%
SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)
それは、登録者が自由に発言し、情報提供し、コメントなどで共有出来る便利ツール。
気の合う者同士コメントし合い、そこから交友関係が広がる事も多い。
! だがしかし !
使い方を
ひとつ間違えると、他人を誹謗中傷し、罵り、苦しめ、果ては犯罪にまで発展する事もある。
これは、そんなSNSの中でもとりわけ炎上が多いと噂されるMTG-roomという名のアプリにて、人の心の黒い部分を垣間見た女が自らを黒く染めてゆき、変貌してしまう物語。
主人公・佐倉美優
彼女は元々、優しくお洒落で可愛い女性だったはず。
MTG-roomを始めたのは、たまたま目に留まったある女性のファッションが気になり、リスペクトしようと思ったからだ。
ところがある日、アプリを開くと、ファッションとは無関係なスレッドが表示された。
何故?
そんな事を考えるまでもなく、その内容に美優は共感し、レスポンスしたのである。
ここから始まる“戦い”の日々。
彼氏である小塚蓮は、こんな美優をどう見る?
同級生の池山範子は、どう接する?
顔の見えない人同士、心の奥の黒い闇を掘り起こし、展開する、言葉と言葉の陰険勝負。
とくとご覧あれ!
※ストーリー設定上、非常に汚い言葉が飛び交う事があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
2416文字
会話率:23%
十年来の婚約者に一方的に婚約を解消された令嬢、メイリア。
学園内の祭典の夜、置いてきぼりの彼女が出会ったのは、魔法の痕跡、追跡劇、そして謎の男。
その夜を境に、学園では次々と事件が起こる。
暴走する精霊、盗まれた魔道具、そして失踪する生徒。
一見平凡な令嬢だったはずの彼女は、ひとつずつ裏の真実に触れ、知らず知らずに“舞台裏”へ足を踏み入れていく。
そんな彼女の背にそっと(?)手を添えたのは、完璧な優等生のレヴィン。微笑みの奥に、一体何を隠しているのか?
婚約破棄から始まる、恋と魔法と陰謀の学園劇。
これは、“選ばれる側”だった令嬢が、自らの力で運命を選び直す物語。
☆毎日投稿していきます☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
74440文字
会話率:43%
戦場に響く叫びと鋼が交錯する剣戟の中、騎士カイ=オルランドは王家騎士団長レオン=グランフォードとの死闘を経て、自らが背負う「千年の宿命」を知る。共に戦う銀髪の剣士リシェル=エルフェリアもまた、その宿命を共有していた。彼女の一族に伝わる聖剣の
封印を解き放つため、二人は運命に抗う覚悟を決める。
しかし、封印を解く儀式の最中に闇の勢力が襲撃を仕掛け、儀式の場は混沌と化す。予想外の戦いが繰り広げられる中、かつて同じ志を抱いて戦った仲間ヴァイルが敵として姿を現し、カイの信念を容赦なく揺さぶる。味方だったはずの者がなぜ裏切ったのか、その背後に潜む深い闇の真相が少しずつ明らかになる。
過去の悲劇と現在の裏切りに揺れるカイの心は戦いの中で試され続けるが、彼が守りたいと願う仲間たち――静かな勇気を秘めた魔術師エリス、飄々とした中にも不屈の闘志を宿す戦士ジークらとの絆が、彼を何度でも立ち上がらせる。リシェルもまた、自らの一族の悲しき宿命と闘いながら、カイと共に闇に立ち向かっていく。
闇に飲み込まれるか、希望の光を掴むのか――。カイとリシェルが振るう剣は、過酷な宿命を超え、新たな未来を切り拓くことができるのだろうか?運命という巨大な流れに抗いながら進む二人の前には、幾多の強敵や予期せぬ困難が待ち構えている。壮絶な戦闘シーン、胸を締め付けるような人間ドラマ、そして運命をめぐる深い謎が絡み合い、壮大で激しい運命の物語がいま幕を開ける。あなたもまた、この運命の剣舞を目撃する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
4919文字
会話率:23%
観奈月直矢。彼どこにでもいる平凡な男子高校生――になるはずだった。中学最後の春休みに、親戚の神社でバイト中、古びた蔵で出会ったのは、尊大な態度の金髪碧眼幼女(モフモフ尻尾付き)?だが直矢は、この法治国家日本に置いて許されざる大罪を犯す。彼は
金髪碧眼幼女の裸体を見るという禁忌を犯したのだ。この決して許されざる大罪が、幼馴染で憧れの苑未さん(美人)と、その妹のツンデレ立花(デレ成分逃走中)を巻き込み、直矢の平凡だったはずの進路を、予想だにしない方向に変えていく事件の始まりとなる(基本コメディー、ときどきシリアス)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:40:00
29084文字
会話率:35%
天然ワンコ系ヒロインが、理系男子をバグらせた――
ログ恋、データ崩壊中っ!
俺の名前は越智隆之(おち・たかゆき)。高校一年生。
趣味はデータ分析、感情の数値化、Excelでのログ管理。
……だったはず、なんだけど。
入学初日、隣の席に座
ったのは――
距離感バグってるワンコ系女子・犬神千陽。
その笑顔とテンションが、俺の心拍数を初期値からぶっ壊した。
「……感情、Excelに記録できないんだけど?」
理屈もロジックも通用しない“恋のバグ”が、発生中。
そして気づけば――
犬神神社で、どうでもいいような“ある力”に目覚めるという、
【想定外の事態】まで、発生していた。
これは、科学と恋愛の間で揺れ動く、
理系男子 vs 全感情ヒロインの、
“記録不能な青春”の、はじまりの記録。
※本作は「犬神物語」と同一世界の作品ですが、単体でもお楽しみいただけます。
〜登場人物紹介〜
■越智 隆之(おち・たかゆき)
理屈とデータで人生を管理したい理系男子。
心拍数すらExcelで可視化しようとするクセ強キャラ。
だが、ある出会いによって青春ログが予期せぬバグを起こし始める。
■犬神 千陽(いぬがみ・ちはる)
笑顔全開、感情フルスロットルな陽キャ女子。
とにかく元気、テンション高め、予測不能。
隣の席になった隆之の生活に、全方向から干渉してくる。
■朝比奈こころ(あさひな・こころ)
高校三年生。日向高校の生徒会長。
成績優秀で礼儀正しく、“完璧な生徒会長”として知られる存在。
人の言葉や空気の変化に敏感で、まるで“観測者”のように、物事の本質を見極める。
■河田 亜沙美(かわだ・あさみ)
日向高校1年生。控えめで暗めな性格の女の子。
中学時代のいじめがきっかけで、人との距離を取るようになった。
■神田 優希(かんだ・ゆうき)
日向高校1年生。無口で表情も乏しい、静かな男子生徒。
観察眼が鋭く、必要なときにだけ核心を突く一言を投げる毒舌系。
越智隆之とは同じ科学部で、数少ない“思考の波長が合う”存在。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:00:00
15720文字
会話率:29%
忙しない日常に疲れた帰り道。
静かな路地裏で、小さなカフェを見つけた。
落ち着いた空間、やわらかな音楽、香ばしいコーヒーの香り。
そして、そこで働く店員・遥(はるか)の、静かな微笑み。
名前も知らない彼女に、なぜか心をほどかれてい
く。
ただ、客と店員というだけの関係だったはずなのに。
ある夜、カフェを騒がせる出来事が起きる。
それをきっかけに、ふたりの間にひとすじの小さな糸が生まれた。
言葉にしなくても、確かに少しずつ近づいていく距離。
それはまるで、温かなカフェラテの中にそっと描かれた、小さなハートのように。
——まだ何者でもない僕らが、
少しずつ、確かなものになっていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
42267文字
会話率:31%
初めて顔を出した夜会で『骸骨みたい』と言われたメルテンス王国の王女、アウレリアは、夜会を抜け出した先で一人の騎士に出会う。顔もはっきりと見えない薄暗闇の中、彼の言葉が胸に響き、アウレリアは『骸骨のような』顔を隠して過ごすことを決めた。
その数か月後、魔王封印の儀式の為に王太子とその一行が魔王城へと向かう。魔王の封印を重ねてかけるだけの儀式だったはずが、一行の一人が名誉を得るため魔王を殺そうとし、魔王が目覚めてしまう事態に。
運良く再び封印が出来たらしいのだが、一行の一人、ディートリヒという名の騎士は、魔王を自らの影に封印した影響で、徐々に衰弱していた。
どうすることも出来ないと思われたのだが、一行を讃える夜会が開かれたその日、彼はアウレリアに告げる。「自分と添い寝して欲しい」と。
しかもどうやら彼は、いつかの夜会でアウレリアと言葉を交わした、あの騎士だったようで……。
見た目にそぐわず真面目で優しい人外染みた美貌を持つ騎士と、身を削ってでも民を思う『骸骨さま』と呼ばれた心優しい王女のお話。
拙作未完の『魔王を倒したので添い寝してください。』のお話を元にした、完全に別のお話です。
カクヨムにて先行更新中、毎日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:30:00
221678文字
会話率:20%
この不可思議な現象は、タイムリープかパラレルワールドか?
海辺の街・神戸で巻き起こる青春SF。
*あらすじ*
口下手で自分に自信が持てず、素直な気持ちをうまく表現できない女子高生・一ノ瀬真央(いちのせまお)。
そんな彼女の悩みを唯一真剣
に聞いてくれたクラスメイト・遠野彼方(とおのかなた)は、ある日交通事故で命を落としてしまう。
悲しみに暮れる真央だったが、しかし翌日学校へ行くと、そこにはなぜか死んだはずの彼の姿があった。
「遠野くん、昨日亡くなったはずじゃ……?」
「いや、死んだのは一ノ瀬の方だったはずだろ?」
お互いに食い違う記憶を持つ二人は、自分たちの身に何が起きているのかを探っていく。
不可思議な現象に巻き込まれた少年少女たちの青春SF。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 11:32:33
16059文字
会話率:25%