初恋相手である皇太子クレイグと結婚したルシエンヌは、命がけで妊娠出産に臨む。
医師からは出産後すぐに子と離れなければ生き延びることはできないと言われ、体力魔力が回復するまでの間、泣く泣く愛する我が子から離れることを承諾した。
それでも
愛する我が子――息子のレオルドをこの手で抱きしめ、その成長を見守るためにと苦しい療養期間を耐え抜いていたルシエンヌの許に、クレイグの恋人とされるクロディーヌが訪れ、「あの子を産んでくれて、ありがとう。おかげで私は苦しまずに母親になれたわ」と告げる。
その後、クロディーヌの悪意ある言葉を信じたクレイグによって、ルシエンヌを心身ともに酷く傷つけられてしまった。
しかし、ルシエンヌは愛する我が子を取り戻すため、体力魔力が回復するまで耐え抜き、皇宮へ――息子であるレオルドの許へ会いに向かったのだった。
※完結まで毎日更新予定です。カクヨム様でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 18:00:00
161278文字
会話率:30%
1度目の人生、王子との結婚の夜に無惨に殺されてしまった公爵令嬢アイリーン。彼女を殺す間際、殺人者は「もうお前は要らぬ」と剣を振り上げた。そのとき雷に浮かび上がった横顔は、結婚した夫・エドワード王子そのものだった……。
「そんな、彼がこんな
ことをするはずない」
命が消えるその瞬間「王家の秘宝」が眩く輝き、アイリーンは時を遡る。
気づくと彼女は過去の幼い日まで時間が遡っていることに気づく。その日は目の前の湖でエドワードの弟が溺れて亡くなる日……! 窮地に気づいたのは非力な彼女ひとり。そこでアイリーンは溺れた少年を救いだすためにある手がかりを思い出しーー?
二度目の人生である知識を活かして、優しかったエドワードが変わったきっかけを防ぎ、未来を変えるために、少しずつ身の回りに変化をもたらしていくアイリーン。しかし、これをきっかけにアイリーンは王国の隠された闇に巻き込まれていく……。
※一部、暴力表現や大量出血を想起させる描写があります。ご不快な方は閲覧にご注意ください。
※同じ作品をエブリスタにも掲載しています。
https://estar.jp/novels/26059060折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 08:00:00
104228文字
会話率:25%
大学三年のある日、近藤まなとは祠堂八津とクラシックのコンサートで出会う。今までに趣味で話が通じた知り合いはなく、その新鮮さからまなとは八津と趣味友になりたくてうずうずしていた。その後大学のカフェで、コンサートで偶然の出会いを重ねるうちに二人
の距離は縮まっていく。一人暮らしのまなとの家に八津が入り浸るようになり、二人はやがてお互いを唯一無二と感じるようになる。但し、八津の将来は全て決められていて逆らう事は許されない。一度家族に引き離されるも、期限付きで八津はまなとの元に舞い戻る。その期限については生涯告げる事はなかった。病んでしまった八津をまなとは献身的に支えるが、どんなに愛しても、尽くしても、その関係が許される事はなく、提示された五年間のタイムリミットだけが刻々と過ぎていく。あらぬ噂に囚われてしまった八津は自分が死んだら骨を喰ってくれ、お前の一部にしてくれとまなとに約束を迫る。普段とは違う様子に動揺したものの、譲る様子のない姿勢に折れて、遺骨を食べるとまなとは渋々約束する。内心は到底穏やかではなく、自分を置いて行くつもりなのかと悲しみに似た動揺を抱え続ける事となる。本心や真意は聞けない、それでも愛する人が自分を離れる準備をしているかのようで、心配で夜眠るのも怖くなる程なのに、それでもその思いを飲み込んで側で支え続けた。このまま生きていてもタイムリミットが来て、また引き離される。それならば、人生の最後を愛する人の隣にして幕を引きたい。
祠堂八津は最愛の人を愛するが故に、新しい世界が彼なしで紡がれる事をその命を以て拒んだ。誰かを愛する時、その方法や手段が正しいか、それを答え合わせする事はできない。そこに答えはなく、できる事は限られる。それでも生きなければならないなら、自分には何ができるのか。まなとは再会のその瞬間まで自分に問い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 21:40:00
45534文字
会話率:50%
とある八王子にある、とある江戸時代から続く、とある老舗の銭湯に嫁入りした湯本(旧姓本郷)かなめ。
かろうじて三十路前にお嫁さんになったけど嫁いだ先は老舗の銭湯。
そして実はここの経営者は人では無かった!
物の怪と人の血が混ざった湯本家の人
々はこの地で物の怪をまとめ上げながら銭湯を運営していたのだ。
毎日毎日驚きの事が起こり、かなめの毎日はてんてこ舞い。
それでも愛する守(まもる)と一緒にこの伝統ある銭湯を守って行かなきゃならない。
「それでも守さんは番頭に立っちゃだめです!」
彼女はそう言って今日もまた顔を赤らめて銭湯の番頭に立つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 06:00:00
40866文字
会話率:42%
子供は無条件に親を愛するよ。愛さないのは親の方だ。
彼女はそれだけを言って、僕に文庫本を渡した。
文庫本の内容は、親に虐待されても親を愛する子供の話。歪んだ愛の話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いませ
ん。
注意事項2
虐待の話。
親を愛さない赤ん坊は居ないんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 18:16:47
810文字
会話率:39%
王太子の婚約者ブランシェは王宮の舞踏会、衆目の中で突然婚約破棄されてしまう。
母を亡くした後再婚した父は義母、義妹だけ愛し、実の娘に興味はない。
それでも愛する人と結婚すれば幸せになれる筈だったのに。
仕方ないと婚約破棄を受け入れ、修道
院へ向かおうとした彼女に元婚約者は追い打ちをかけた。加虐的な老辺境伯の元に嫁がせる、と。
失意の内に向かった辺境で冷酷そうな老人はブランシェに対し無関心だった。
しかし彼は意外にも日だまりを愛していて、ブランシェは共に日向ぼっこを楽しむようになる。
一方その頃王都ではゴタゴタが起き、王家やブランシェの実家にも何やらひと悶着が起きて……。
★☆
婚約破棄された令嬢が最終的に幸せになる話です。
★☆
R15、残酷な描写あり、は保険の為入れております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 09:39:20
21410文字
会話率:35%
幼いながらも愛を育み、将来を誓い合ったフローラとサイモン。
そんな二人が人を傷つけ、傷つけられながら、それでも愛することは誰にも止められなかった。
人に、生まれに翻弄されながら、それでも生き続けた二人の愛の人生。
R15は保険です。
多くの方が納得するようなハッピーエンドではありません。
そういった作品を望まれる方は気分を害する恐れがありますので、読まないことをお勧めします。
《完結済み》
全頁、予約投稿してあります。最終話投稿は1/31 20時です。
まとめ読みをされたい方は、それまでお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 20:00:00
64274文字
会話率:27%
死刑が廃れ、次代たる悪名高き生体パーツ刑による社会的イメージが深刻なものとなり、我が国の極刑は新たにこのぬいぐる刑と定められた。家族と離れ誰にも理解されず、それでも愛するこの国を、市民を守る法の番人として戦い続ける。悪を以て悪を制す。たのし
いじゃないか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 04:03:31
8711文字
会話率:17%
中堅アイドル「スターボーイズ」のメンバー花山一樹のファンである村瀬彩花は、横浜アリーナに向かう新幹線の中で、グループに新メンバーが加入することを知る。動揺しながら向かう彩花は親友の美咲たちと会場で泣き崩れているファンの姿を見て、このグループ
は終わったと失望する。ファンとは何か、好きとは何か。葛藤しながらも一樹を嫌いになれずにいる彩花。
一方、花山一樹は新体制発表より数か月前の夏、スキャンダルで解散した後輩グループ「スタートラップ」のメンバー宮本貴幸の加入を、事務所社長に打診されていた。早々に貴幸を受け入れる覚悟を決めるメンバーたちをよそに、一樹は覚悟を決めきれずにいる。現体制に固執するあまり貴幸の加入を受け入れられない一樹は、脱退したメンバー林将太と会い相談することにしたが…。
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ファンとアイドル、それぞれの目線で書いた推すとは何か、生き残るとは何かをテーマに書いた作品です。
偶数話が彩花目線、奇数話が一樹目線で進みます。
電撃大賞に応募したけど一次選考で落ちたので、もったいない精神で掲載しています。
改題、及び加筆修正をしています。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 17:05:18
8938文字
会話率:34%
代々、魔王討伐を目標に掲げ、戦闘に特化した一族があった。その名も【巫覡】。少年・ジハードは、本家として育てられては居たが、世界でたった一人の無属性使い。それは同時に、人としての価値が“無”に等しい事を意味していた。
皆がジハードに対し、
暴言と共に蔑視を向け続け、それでも愛する妹の為に歯を食いしばっている中で事件は起こる。
ジハードを追放し、魔王討伐に向かった巫覡の分家を筆頭にした元パーティーメンバーの敗退。
そして、皆は知ることとなった。【魔王及び眷属には属性攻撃が効かない】と。
何故、ジハードのみが無属性なのか。何故、巫覡の本家は魔王討伐を掲げているのか。何故、分家は世界を治める役割を担っているのか。
ジハードを中心に、様々な陰謀が渦を巻き始めるのだった。
※完結作品・仲間に騙され死にかけた元白魔道士は、取得した固有付与魔法【限界突破】で最強軍団を作る~腐りきった世界に宣戦布告~もよろしくです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 04:11:09
77376文字
会話率:55%
少年は戦う。愛する国と大切な人を取り戻すために。宝石と魔法、人々の思いが交錯するファンタジー戦記。
ウィンクリア・ルナーエは『いらない王子』だった。
魔法の力を宿す「宝石」をもって繁栄してきた国、ルナーエ。
女王君主制により王位継承を持たな
い第一王子ウィンクリアは、建国当初から続く悪しき弊風により不遇な扱いを受けていた。
愛する両親と双子の妹、護衛騎士クラルスに助けられながら心優しい少年に成長する。ウィンクリアとクラルスは互いに信頼しており、心の支えになっていた。
女王である母から告げられる「宝石」の秘密。同盟国の不穏な動き。ある日を境にウィンクリアの日常は急転することになる。
全てを受け入れるにはまだ幼い、『いらない王子』と蔑まれた少年は、それでも愛する人たちのために剣を取る。
カクヨム、エブリスタ、マグマク、ノベプラ で連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-21 08:00:00
3052文字
会話率:47%
最近、描写がなくても作品として成り立つのか模索しています
今回は、僕が好きなヤンデレの話。
最終更新:2017-12-18 16:42:39
847文字
会話率:18%
娘が突然サッカーをやりたいと言い出した。父親はサッカーの知識が皆無だ。それでも愛する娘のために父はサッカーを学び、楽しみを覚えていくのだ。
最終更新:2015-10-03 01:40:39
2898文字
会話率:52%