まだ国という体を成していなかった人間の国をディナル王が統一。
だが次は隣国の魔族国との争いが起こるようになっていた。
争いの後に魔族国との不戦条約を締結することに成功しその後しばらくは平和な日々が続いていた。
しかし王妃の失踪や王の死去
により物語は動き出す。
主な登場人物は王女のディーアとその騎士ジント。
ジントには不思議な力があると本人は思っている。
王女ディーアとその一行は謎の勢力の攻撃を受け王都を追われることになった。
辿り着いたの先でも様々な事態に飲み込まれていく。
果たしてディーアは王国を奪還することができるのか。
こっから(国家)最高(再興)!プリンセスっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 13:10:00
38255文字
会話率:45%
シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 12:00:00
283245文字
会話率:31%
※『鈍感彼女』と書いて、『おさななじみ』と読みます。
主人公・夏目小太郎と春野鈴音は幼馴染。
家が隣で親同士も仲が良く、本物の姉弟のように育ってきた。
小太郎は物心ついたときからいっしょにいた鈴音が大好きで、いつか告白して恋人になり
たい! と願っていたのだが……。
「あ、こたろー。スカート取って。え? や、別に小太郎に裸見られてもなんとも思わないし」
着替え中に遭遇してもなんのその。平然と着替えを続ける始末。
幼馴染である彼女は、小太郎のことを完全に弟としか見ていなかったのである……。
小中高と同じ学校、登校も十年以上いっしょ、お弁当まで作ってくれるというのに、鈴音は小太郎を全く意識していなかった。
このままでは、いつか別の男に鈴音を取られてしまう。
でも、どうすればいいんだろう……、と悩む小太郎に、ある日、「あなたの恋路に協力します」と書かれた手紙が届いた。
その手紙の差出人は、文芸部の二年生、綾瀬一花。
彼女は、小太郎にこんな提案をした。
「夏目くんの恋愛に、協力させてください!」
けれど実は、一花は小太郎のことが好きで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 12:00:00
98590文字
会話率:26%
ある日突然、人の体に触れるとその人の心が読める能力を持ってしまったヒューナ。
それでも脳天気なヒューナは何も気にしていなかった。
だがたまたま触れた大好きな母親の心の声を聞いてからヒューナの人生は大きく変わった。
最終更新:2025-02-16 01:36:15
806文字
会話率:59%
生まれつきの完全な聴覚障害を持つ橘ゆいは、幼少期から周囲とのズレを感じながら生きてきた。学校では「特別扱い」されることで孤立し、やがて陰湿ないじめを受けるようになる。どれだけ努力しても「普通の世界」で生きることはできない。そう確信したゆい
は、「まともに生きていけないなら、違う道を歩むしかない」と考えるようになる。
そんな彼女の唯一の理解者が、天才ピアニスト・峯岸蒼一郎だった。音楽の才能を持つ彼は、周囲から「天才」としてしか見られず、そんな中でただ彼自身を見つめてくれるゆいに惹かれていった。しかし、ゆいにとって「音楽」は無意味だった。どれだけ素晴らしい旋律を奏でても、自分には届かない。ただ静寂の世界が広がるだけだった。
ある日、ゆいは「普通の社会」から完全に背を向け、神戸の裏社会で活動する女性暴走族『真里亞』の二代目総長、司美柑と出会う。圧倒的なカリスマ性と暴力による支配で裏社会に君臨する美柑の姿に、ゆいは「本当の強さ」を見出し、彼女の元に身を寄せることを決める。
しかし、真里亞で生きるには「覚悟」が必要だった。彼女が風俗嬢として働くことを申し出ると、「処女はダメだ」と一蹴される。「男を知っていない女をウチの商売には採用できない」と告げられた彼女は、処女を捨てることで「資格」を得ようと考える。
そこでゆいが選んだ相手は、蒼一郎だった。
幼い頃からの幼馴染であり、唯一自分を対等に扱ってくれた彼。ゆいにとって、彼と関係を持つことに特別な意味はなかった。ただの通過儀礼に過ぎない。「私を抱いて」と彼に告げたとき、蒼一郎がどんな表情をするかも気にしていなかった。
しかし、蒼一郎は拒絶した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 21:54:37
16020文字
会話率:26%
人類の魂を養分とする“ヴィジランテ“という「種族」は、『原始のスープ』と呼ばれるオリュンポスの海底に数千年も前から住んでいた。
彼らは人間を“製造”し、種族として成長させ、生物の肉体の元となる「魂=精神エネルギー」のレベルを引き上げるこ
とを目的としていた。
成長させた人間たちの遺伝情報を集め、「生物種」としての成長を遂げるため、『魂の器』と呼ばれる“ドライバー”を製造、育成していた。
全ては、“星の運命”に抗うための、壮大な計画の一部だった。
ドライバーと呼ばれる者たちは人間と同じような姿形をしているが、そのままでは「自我」を持たず、「魂」を持たない。
そのかわりエネルギーを入れるための容量が他の生物たちとは異なっており、その能力も人間たちとは一線を画す。
しかし、無数のドライバーを製造する過程で、突然変異種と呼ばれる「アンチ・ドライバー」が生まれたのは、オリュンポスの12柱の1人、『クロノス』の想定していなかった出来事だった。
クロノスはドライバーの「肉体」を作る役目を担っていたが、アンチ・ドライバーの生まれた原因を突き止めることができず、一時製造の中止を余儀なくされてしまう。
アンチ・ドライバーは人間と同じように自我を持ち、「自由意志」と呼ばれる反乱因子を持つ”失敗作”だった。
アンチ・ドライバーとして生まれた“ニッキー・ヴェストフェルト”は、自らの存在が消されることを恐れ、オリュンポスから逃げ出していた。
反逆者として人間界に紛れる傍ら、王国の騎士たちがこよなく愛する酒場、『フリーダム』の2代目の店主として、「人」として生きていくための生計を立てていた。
彼女の住む西の大国、サンシティに、とある危機が迫っていることも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 22:08:56
480文字
会話率:0%
「じきに空が沈む」
神戸市街地の交差点。
歩行者天国の信号機の上で、スカートをはためかせる女子高生が1人、座っている。
並行世界の断層、——タイムスクエア・ゾーン。
そこは、現実の「壁」に飲み込まれる、滅びる運命を持つ世界だっ
た。
女子高生、——大坂楓は、時空要塞の都市、クロノポリスに住まう住人であり、“セカンド・キッド”と呼ばれる「アノマリー」の1人で、22世紀の世界へと時空を繋ぐ計画、『人工時間結晶化プログラム』の実行のための、重要な任務を任されていた。
世界は滅びる運命だった。
それは、1995年に起きた災害、”阪神淡路大震災“をきっかけとして引き起こされた、『第一次タイム・クラッシュ』が原因であり、ある科学装置を使ったこと、——起こるべきはずだった出来事を変えてしまったことが、全ての始まりだった。
世界の時空平面上に広がる境界、「ベッケンシュタイン境界」。
その境界に入った亀裂を塞ぐため、人類は時空の『修復』を行うことを試みる。
大坂楓は、街に出現した「ゼノ」を排除するため、1人奔走していた。
「ゼノ」は時空の亀裂から出てきた“魔物=外来種“であり、世界には元々存在していなかった異形の怪物たちだった。
彼らは人類最後の砦、クロノポリスへと侵入し、人類の計画を阻止しようと攻撃を続けていた。
彼女は街中の交差点で、ある少年と出会う。
並行世界の果て、——過去と未来が交錯する、時の平原の彼方で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 13:52:38
20147文字
会話率:15%
ブティック『スノードロップ』で働くライラは、ある夜ひょんなことから女装オーナーであるスノウの秘密を知ってしまう。
しかも秘密をバラしてしまわないか近くで見張るためにと、スノウから直々に「助手兼事務員兼世話係」に任命されてしまった――!
訳
も分からぬまま、翌日から仕事であちらこちらへと出かけて行くスノウに連れ回されることになるが。実はライラにとっても、これは大きなチャンスだった。
様々な苦労を背負っていたライラにとって、給料アップが約束されたこの仕事を断る理由もなく。秘密をバラすつもりもなかったライラは『スノードロップ』オーナーのスノウの右腕として、仕事中は常にそばにいることになる。
雇う側と、雇われる側。上司と部下として過ごす時間が長くなればなるほど、スノウとライラはお互いの知らなかった一面を知り、やがて惹かれ合っていく。しかし臆病な性格が邪魔をして、互いにあと一歩を踏み出す勇気が持てずにいた。
そんなある日、誰も予想していなかった大事件が起きて――。
訳ありオネェ系ヒーローと自覚なし苦労系ヒロインとの、甘酸っぱい恋の行方は!?
☆毎日更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 21:32:41
52255文字
会話率:45%
『異世界転生』っ!?そんな事が実際に自分の身に起こるなんてっ・・・?
どこにでもいる様な30代のおっさん・西嶋明人(にしじまあきと)は、ある日の帰り道、子どもを助けるために、身代わりで交通事故に遭い、その生涯を閉じてしまった。
気が付く
と、不思議な空間で『神様』を名乗る美少女と邂逅。
いわゆる『オタク』であった彼は、『異世界転生』のテンプレかっ!?と、思ったのだが、どうも事情が違う様だ。
自身の身に宿っている『英雄の因子』という不思議な『力』を、『異世界の神』が酷く自分勝手な理由で欲しているそうで・・・。
デフォルトの『能力』しか発現していなかったため、一般人であると思い込んでいた、とある『英雄』の物語。
ーこれは、『異世界アクエラ』で紡がれる、一番新しい『王道』から少し外れた『英雄譚』ー
※この作品は「カクヨム」さんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 21:00:00
3069295文字
会話率:29%
バレステロス公爵令嬢であるイザベルは、性格が悪く嫌われ者で、悪女と名高い。
社交界でなにかとトラブルを起こす彼女を見かねた父親は、さっさと嫁に出したいと画策。ちょうどそのとき、アンドレウ侯爵のアレックスが後妻を探しているという話を聞きつけ、
爵位を笠に半ば押し付ける形でイザベルを嫁に出す話を進める。アレックスは公爵家からの申し入れを断ることができず、悪女と名高いイザベルを娶ることに。
結婚した当日、この結婚に納得していなかったイザベルは新郎であるアレックスに対し「屋敷がぼろい」「気の利いた言葉も言えない朴念仁」「顔も見たくない」などと罵倒する暴言を吐く。その直後、まさかのタイミングで前世の記憶が復活。ここが乙女ゲーム『グランハートファンタジア~スランの乙女~(略称:グラハン)』の世界であることに気付く。さらにイザベルは、自分に虐待されて育ったせいで愛着障害になりヤンデレと化した報われない当て馬──ルイスの継母になっていた。
まずいと思ったイザベルだが、あとの祭り。
アレックスはイザベルの態度に(噂どおりの悪女だ)と思い、とても冷ややかな目でイザベルを見ている。
(私、一体どうすれば?)
そんなある日、イザベルが出会ったのは天使のように可愛らしい男の子で…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 21:00:00
129070文字
会話率:39%
とある小宇宙に漂う名もなき星の片隅、さらに奥地の奥地にある寂れた村に一人の少年が暮らしていた.
その世界に住まう人々は8歳の春を迎えるまでにある属性の魔法かそうでなければスキルを授かり,それを生活の糧として暮らしていた.
しかし,少年はも
うすぐ8歳の春を迎えるというのに魔法はおろかスキル一つ手にしていなかった.
授かりものを何も手にすることのできなかった者は神に見捨てられた者と呼ばれ,表向きは授けられた者との間に差別されることは無かったが,現実的に日陰者として生きて行くのであった.
見捨てられた者として生きて行く覚悟をしたその少年は少しでも家の役に立とうと,早春の里山に山菜取りに入って行った.
その里山の更に奥には数百年前から少女の怨霊が住み着いているとの噂があった.
そう言った訳で普段から村人は里山の更に奥には立ち入らないようにしていたのだが.
山菜採りに夢中の少年はいつの間にか里山の奥地へ立ち入り,いや,少女の怨霊に呼ばれたかのようにさらに奥へ奥へと誘われて行った.
そして,少年はそこで運命の出会いを果たすのであった.
神に見捨てられた少年が運命的な出会いにより,その将来が大きく書き換えられていくのであった.
今後の展開に期待してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 20:00:00
916477文字
会話率:16%
恐ろしいほど強い魔王を十数年もかけて滅ぼした俺達は、滅びたはずの魔王の魂核から衝撃の事実を知らされる事となる。なんと、それは魔王ではなくこの世界の根幹そのものだというのだ。俺達は正義の為に戦っていたはずが、なんと世界を滅ぼすために戦ってい
たのだ。
驚愕の事実を聞き、俺はその魂核に滅ぼさずに済む方法を聞いた。たった一つこの世界を滅びから救う方法とは、なんと俺自身を犠牲にする事…。だが俺は愛する仲間と世界を救うために決心する。
世界を救うために魂を捧げたと思った瞬間、俺は見知らぬ土地に立ち尽くしていた。さっきまで居たエリスやレインやエルヴィンの姿はどこにもない。そこは俺達がいた世界ではなく地獄でもなかった。どうやら、そこは日本と呼ばれる異世界だったのだ。この世界には魔獣もおらず、魔法の類も一切存在していなかった。ただ一つだけ前世で見た事のある存在であふれかえっていたのだ。
その存在とはゾンビ。前世の小さいダンジョンの一階層にいるような屑モンスターだ。事もあろうにこの世界は、その屑モンスターのゾンビに滅ぼされかけていたのである。
俺は決める。俺はこの日本と言う世界で、魔王討伐に使った失った青春を取り戻すと。
レベル1000超えの最強勇者は、終焉の世界で青春を取り戻す事が出来るのか?異色のゾンビストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 19:08:03
1605425文字
会話率:66%
煌びやかな王都の陰に潜む、薄汚れた下層階層。その片隅で、ライルは今日も息苦しい日々を送っていた。彼の暮らしは、華やかな王都とは正反対の、泥臭く、陰湿なものだった。
ある日、深いフードを被った男が、ライルのもとへ現れた。男は、ライルに甘い蜜の
ような言葉を囁き、破格の報酬をちらつかせる。それは、彼の人生を一変させる、ある提案だった。
暗殺。
その言葉は、ライルの心に暗い影を落とした。しかし、男の言葉には、彼を惹きつける何かがあった。それは、希望か、それとも絶望か。ライルは、その申し出に手を伸ばす。
だが、その選択は、彼を想像もしていなかった深淵へと突き落とすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:54:48
40296文字
会話率:27%
オフィスライフの単調な日常の裏には、リサという一人の働き者の女性が企業のルーチンに巻き込まれた予想もしていなかった物語が隠れています。しかし、彼女の運命は心臓発作によって劇的に変わり、死の淵に立たされます。視界がぼやける中、リサはそれが彼女
の旅の終わりではなく、別の世界で予想外の冒険が始まる瞬間だと気づきます。そこでは、もはや普通の女性ではなく、死者の世界で裁きを待つ魂として存在している自分に気づくのです。
そして、裁きの日が来たとき、リサの生前の全ての罪と功績を量る天秤は完璧なバランスを示しました。そこで、リサは転生の機会を与えられ、別の世界で新たな人生を始めることになりました。
リサ、今はラチェリとして、彼女は美しい女王の娘としてアーカヘス王国転生します。家族の愛、富、そして豊かさに囲まれ、彼女の人生は完璧に思えました。しかし、その完璧さは、ラチェリが周囲の人々や世界中の人々から受ける絶え間ない差別によって傷つけられます。それは彼女の白い髪のせいです。
その別の世界では、白い髪は悪魔の化身の象徴とされ、破滅、不運、そして破壊の物語を背負っています。白髪の呪いの伝説は時代を越えて語り継がれてきましたが、ラチェリにとってそれはただの迷信に過ぎません。彼女は、自分の白い髪が不幸をもたらすという考えがただの神話であることを証明するために、偉大な支配者となり、世界を揺るがす存在になる覚悟を持っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:50:32
65134文字
会話率:34%
日本で最高の権力を持つ拷問一家、鬼山一族の若大将・鬼山怜音(きやまれおん)は、敵対する妖(あやかし)の奸計に嵌り、非業の死を遂げた。
人間達の裏切りによって引き起こされた怜音襲撃事件。
【血鬼】(けっき)として覚醒していなかった怜音は
、桜小路(さくらこうじ)りむという幼い女の子を庇って息絶える。
そして五次元の新世界、【創魔界】(アルケミア)の王、邪王レオンに転生した。
神王ザッハ・トルティーヤと魔王ベアルト・リースと同格視される、最強の鬼族(きぞく)【血鬼】として覚醒した邪王レオンの新たな生。
三人並んで【創世の三王】と呼ばれる。
異世界で血族を生み出したり、お祭り国家を設立したり、悪の宇宙人と戦ったり、【創魔界】と地球で交換留学生制度を設けたり、いろんな出来事が目まぐるしく起きる、壮大な冒険が始まる。
第0章は主に【創魔界】での冒険が主体。
第1章からガラッとジャンルを変更したりして。
ダークファンタジーは共通。
地球はパラレルワールド。こんな権力ありえまてん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 19:10:00
154513文字
会話率:35%
王立魔法学園。
貴族の令息令嬢が多く通う社交界の縮図においてシャルリアという一般的な平民の少女というのは異物以外の何者でもなかった。
大多数の生徒は会話する価値もないと捨て置いているのだが、アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢だけは違った
。
「あら。あらあらっ! 相変わらずひとりぼっちですのね、シャルリアさんっ」
毎日のように嫌味たっぷりに絡んでくるほどには嫌われているのだろう、とシャルリアはそう思っていた。
平民だからとこうも嫌われることにも、毎日嫌味を言われることも、鬱陶しいとは思っていたが、平民が公爵令嬢相手に下手なことを言えばそれだけで『不慮の事故』で死にかねない
卒業まで耐え凌げばいい。
アンジェリカ=ヴァーミリオン公爵令嬢とは住む世界が違うのだから、卒業さえしてしまえば絡まれることもなくなるのだから。
だから、想像もしていなかった。
「本当はあっ、もっとあの子とぉっ、シャルリアちゃんと仲良くなりたいだけなのにいぃっ。どうしてうまくいかないんですかぁああっ!!」
父親が経営する小さな飲み屋にやってきたアンジェリカが酔いに酔っ払ってそんな本音を漏らすようになるとは。
──ちょっと服装や髪を変えただけで目の前の『店員さん』がシャルリアだと気づくことなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 07:26:07
352278文字
会話率:33%
ダンジョン。
そんなファンタジーが現実世界に出現した。
広大な空間に多くの階層、複雑なギミック、既存の生物学では説明できない魔物。まさしく漫画やアニメの中から飛び出してきたかのような摩訶不思議な世界が広がっていたのだ。
北条秋斗
はそんな非日常に少しでも触れたくてダンジョン攻略を専門とする冒険者ギルドに加入した。
そこでダンジョン攻略用人型機動兵器『天照』──つまりロボットなどというある種のファンタジーに遭遇することになる。
ロボットに乗ってのダンジョン攻略。魔物の相性に合わせてガトリング砲やプラズマビーム砲など武装を切り替えながら未知のファンタジーを踏破していく。
それは命の危険なんて忘れてしまうほど刺激的な体験だった。
だから。
まさかダンジョンなどという非日常的な世界で現実的な利権に塗れたドロドロとした争いに巻き込まれるとは想像すらしていなかったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 17:11:39
9311文字
会話率:25%
きっかけは、「憧れ」の感情だった。
歳の離少しれた従兄が高一でプロゲーマーデビューし、日本屈指の格ゲーマーとなって、日本全国のゲーマーや、プロゲーマーファンを沸かせていた。
プロゲーマーのインタビュー雑誌でもゲーマー界隈の間でも話題と注目
の的となっていて、その従兄の姿に感銘を受け、憧れた。そして思った。
"自分も、こんな風になりたい"と。
そんな過去を持つ俺だが、今となってはそんな感情は、もうどうでも良かった。並大抵、そんじょそこらの格ゲーでは物足りず、"もっと難しい格ゲーに挑みたい"という感情に侵され、いつの間にか、ふと気づいたら数々のクソゲーに挑んでいた。FPSから格ゲー、色んな物に心が折れては挑み、挑み、また、ふと気がついた頃には、クソゲー屈指のクソゲーマー達の間でも称賛に値するほど、いや、彼らよりも優れるほどの腕利きとなっていた。
そんな出来事にほんの刹那は嬉しくは感じていたが、そんな感情は消え去り、ただ一つクソゲーへの"熱意"に対する喪失感を感じていた。
ゲームに関して途方に暮れていた俺に、従兄が"ある話"を持ち掛けてきた。
その後は、俺が全く予想だにしていなかったことばかりが起こっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 18:49:43
358659文字
会話率:29%
彼は能力が病気だと理解していなかった――――。
――――彼は己の真実に気づき、目が覚める。
最終更新:2025-02-13 18:00:00
58489文字
会話率:34%
私は一人の美しい女性に心惹かれ、彼女が定期的に催す講演会に足繁く通っていた。
彼女の講演では毎回何かのハプニングが起こる。
初めは些細なことだと気にしていなかった私だったが、回を重ねる度にその規模はエスカレートしていく。
そしてついにステー
ジの上で人が殺された。
何事もなかったかのように続いていくステージ。
真実を知るため忍び込んだ劇場の奥で、私はこの奇妙な講演会と彼女の正体を知ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:10:00
27441文字
会話率:14%
趣味を持たない青年、神来社郁哉は、友人の九曜巴からの紹介で、携帯端末アプリ『モバイル怪獣』を勧められる。
モバイル怪獣はその名の通り、自分の持つモバイル機器内で怪獣を育てるゲームで、リリース当初から多くのプレイヤーが自分だけの怪獣を育て
、三年後には世界大会が開かれるまでの規模に広がった。
道端で唐突に始まる怪獣同士のAR戦闘。自身の怪獣をアピールするネット上でのコンテスト。複数の怪獣を掛け合わせることで新たな個体にする合成。遊び方も目的も、無限に広がるモバ獣に、ある日、大型アップデートが施される。今度のアップデートの目玉は、VR空間でのオンライン通信。従来はローカルにしか対応していなかっただけに、戦闘の幅が少なかったが、これによりフィールドの幅も種類も格段に広がることとなった。
アップデートの知らせを受け、巴は郁哉を半ば無理やりモバ獣デビューさせる。これをきっかけに、郁哉は自身のパートナー怪獣と共に、新たな出会いや問題事にぶつかって行くこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:46:21
152777文字
会話率:41%
以下第一章ネタバレ含みます。
10個の宝石を集めると願いが叶う――そんな言い伝えがある世界。
冒険者のはじまりの地である原点回帰の島。そこに存在する「新人の宴」という試練。
その試練を合格して、冒険ははじまる。合格率は100%……だ
った。投球士レシュリー・ライヴひとりを除いて。
冒険者で試練に初めて失敗したレシュリー・ライヴは落第者と呼ばれ、そこからニ年、一度も試練を合格できずにいた。二年間合格できなかったことが原因で投球士は世界から激減しレシュリーもまた辛酸の日々を重ねる。
そんなおり、大陸からひとりの冒険者がやってきた。
彼女の名前はアリー―-アリテイシア・マーティン。魔充剣と呼ばれる特殊な剣に魔法を宿しそれを魔法剣として、ときには魔法として解き放つ放剣士という職業に就いていた。
落第者と呼ばれるレシュリーを見かねてか、アリーはレシュリーとともに修業を重ねていく。
その修業のさなか、アリーに危機が迫る。
その危機がレシュリーを変える。
実はレシュリーは〈双腕〉と呼ばれる才覚の持ち主で、その才覚があったゆえに冒険者の常識がレシュリーには通用していなかった。
解決の糸口を見つけたレシュリーはそこからめまぐるしい進化を遂げた。
その年の「新人の宴」の日。大陸に帰るアリーとまた会う約束をしたレシュリーは試練に挑む。
その「新人の宴」では試練を取り仕切る初心者協会が突破一位に賞金を用意したことで新人のいざこざが発生していた。それに巻き込まれたレシュリーはそこで出会ったアーネックやアルベルト、リアネットたちと協力しながら問題を解決し、レシュリーは見事試練を一位で突破する。
合格した翌日。合格を祝福する祭りを抜け出したレシュリーはいち早く船に乗り大陸へを目指した。
放剣士アリーとの約束を守るために。
大陸に渡ったレシュリーのもとに待ち受けるのは予想だにしない冒険と、多くの仲間との出会い、そして死だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 21:23:06
2309333文字
会話率:34%
町や村を巡り歩き、地脈の様々なレベルを扱う技術者がいた。名を高橋直哉。彼は地脈ネットワークのインフラもバックエンドもフロントエンドも、お手のものだった。
地脈とは、各地の魔族たちが家畜人類達の生命などからなる魔素を集めて魔王一族へ送り届
け、魔王一族が魔族向けに整えた魔素を魔族一人一人が受け取る絆のネットワーク。家畜人間たちから生命などの魔素を吸い取って地脈に収めることが祭礼であり、それを司るのが祭司であった。
彼はすこしでも条件の良いところを求めて転職をしさまよい続ける独立の技術者だった。
彼は、秘密があった。
一つは、振り切ったはずの女たちに追いかけまわされていることだった。しかもそれは魔族の女であった林梓晴と、アリサだった。だが、男尊女卑である祭礼の際に、仕事柄、女性を大切にする祭司であるために、惚れる魔族の女たちが増えた。
二つ目は、魔族の支配の下に虐げられている家畜外人類を秘密裏に見出し救い出すことだった。そのような人類は、ついには地脈に接続されて魔素を吸収されてしまう犠牲者だった。
三つ目は、愚かさを身に着けているため、表面的にはわからないのだが、潜在意識の最深部に隠された、なおかつ条件付けされた目標があった。それは魔王を倒すことだった。
そして、彼が真の敵であることを魔王ラーメックも、彼らを陰で操る大魔ルシファーも認識していなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 12:00:00
13407文字
会話率:61%