俺は自分が小説の登場人物であるということに気づいている。
俺の立場はラブコメの主人公。
作者の思惑通りに物語が進めば、俺はヒロインと結ばれるだろう。
しかし、ヒロインは行き過ぎた毒舌を浴びせてくる、加減を間違えたツンデレなのである。
俺はこ
のヒロインと結ばれるのが、心の底から嫌だ。
だからこのラブコメをぶっ壊す。
作者よ、勝負だ!
※不定期更新です。
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、ツギクルでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:10:42
2569文字
会話率:10%
ごく平凡な大学生、三渡カイは、ある日目が覚めたら異世界で美少女になっていた。
異世界転生!?しかもTS!?と驚愕半分浮かれ半分なカイのもとに現れたのは、三人の美男美女。彼らの話を聞くところによると、カイは八年前にこの世界に召喚され、三年の月
日をかけ、見事世界を『百年災嵐』なる脅威から守り抜いた救世主だという。しかしその代償として、五年間もの昏睡に陥り、さらにはこの世界にきてから一切の記憶を失ってしまった、と。
とても信じられない話だったが、カイは確かに異世界にいて、その身は美少女へと変わっていた。おまけに身の回りの世話をしてくれる三人は、なみなみならぬ感情をカイに抱いているようだった。
命でも救わない限り、ここまでされることはないだろうというほど、身を尽くしてくれるのだ。
カイは混乱しつつも現状を認め、彼らの話を信じた。
そうして災いが去ったあとの世界で、自分のことが好きすぎる三人と共に、のんびりとスローライフを送り始める。
まずは昏睡中に失われた体力を取りもどすためのリハビリ。それから「霊力」という力を用いた術の習得。さらには「ケタリング」なる飛竜を乗りこなす練習。もといた世界への郷愁を抱えながらも、三人の愉快な仲間と共に、カイは異世界での生活を満喫した。
しかし同時に、その胸の内には違和感が膨らんでいた。
三人は明らかに、カイに隠し事をしている。
優しい嘘で、彼をなにかから守ろうとしているのだ。
それは一体なんなのか?
過去になにがあったのか?
自分は本当に世界を救ったのか?
そしてこの身体は、本当は一体誰のものなのか?
やがてカイは、一人の青年との出会いにより、真実にたどり着く。
「お前はなにひとつ救わなかった!」
――――これは誰かのために犠牲となった、愛する人たちを救おうとした、彼らの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:10:00
532233文字
会話率:44%
私は誰のことも愛しちゃいけなかった。
例えそれが夫であっても、心を委ねてはいけなかった。
なぜなら私は王女だったから。
私には国を守る義務がある。
常に大局を見据え、誰かに利用されることがないよう、気を張っていなければならない。
それでも
、私は夫を愛してしまった。
夫は小国の王子だった。
素朴で、優しい人だった。
私たちの結婚は政略的なもので、互いに、王族としての義務を果たしたに過ぎなかった。
けれどいつの間にか、私は彼を心から愛するようになっていた。
いけないことだった。
それに、彼は、私を愛していなかった。
彼の優しさは義務的なものだった。
彼が口にする愛の言葉は、后との仲が良好であることを周囲に示すためのものだった。
それでも、私は彼を愛した。
いつか彼に愛される日を夢見ながら、透明な結婚生活を送っていた。
しかしそんな虚しくも平穏な生活は、長くは続かなかった。
近隣諸国に戦争の影が指し、私たちの国にも影響が軍靴が聞こえるようになっていったのだ。
危機に瀕した私たちに、大陸一の帝国が支援を申し出た。
彼らの出した条件は、自国の姫と王子の婚姻だった。
私を后から下ろし、自国の姫を正妃とせよ、というものだった。
断る理由はなかった。
私含め、誰もがこれに乗る他はないと思った。
けれどなぜか、王子は固辞した。
私を離縁することはおろか、側妃に下ろすことも認めなかった。
周囲はひどく困惑していたが、私だけは理解していた。
彼がそう言わなければならない理由を。
そうして私は毒杯を仰いだ。
この透明な結婚に、美しい終止符を打つために。
彼を、偽りの愛から解放するために。
(中世西洋風王侯ものです)
(愛し合っていたふたりの悲劇です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 22:45:51
26061文字
会話率:16%
「お前の絵には品位がない。まるで子供の落書きだ」
そんな酷評を受けて、宮廷画家をクビになってしまった絵描きのサフィア。
途方に暮れる彼女の前に、一人の青年が現れる。
彼はサフィアの描いた絵を見て笑い転げたが、同時にこんなにおもしろい絵は見
たことがないと高く評価し、半ば強引に、自身の経営する新聞社の専属絵描きにしてしまう。
華やかな宮廷暮らしから一転、個性豊かな仲間たちと送る、サフィアの社畜生活が幕を開けた。
これはやがて国中で愛され、世界を席巻する、ある絵描きの物語。
―――――――――
ニ十世紀初頭のヨーロッパをイメージした、架空の国が舞台のサクセスストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 16:55:53
67952文字
会話率:44%
おたく、低収入、デブで不細工、現在は無職の底辺アラフォーおじさん、虐待を受けていたみすぼらしい少女を助けます。でも、成長した少女は絶世の美少女でした。しかも、前世の記憶を取り戻します。何と前世は魔王城のメイドだったようです。助けた異世界転生
美少女に溺愛されて、異世界魔法と異世界アイテムで地球を救い、無双します。だってこれからは、未来アイテムじゃなくて、異世界魔法と異世界アイテムでしょ!!
カクヨム・アルファポリス・ノベルアッププラスにおいて重複投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:10:00
995744文字
会話率:40%
〈「サーシェ」と言ったその言葉は、僕達ズミの民が神に祈る時の文句だ。〉
舞台は、魔道大国トレンティアによる侵略を受けた森深き国ズミ。民族の異なる二つの国の戦争の渦中……奇しくも両国の血をともに引く混血の孤児ヨンは、自らの出自を呪いながらも
レジスタンスとして武器を握り、憎悪と復讐の念を胸に決死の戦いへと身を投じていく。
そしてある時絶体絶命の戦場で奇妙な男に出会い、導かれ、共に死地をくぐることとなる――それは敵国であるはずのトレンティアの人間だった。
「お前、稀有な魔法の才能の持ち主だ。俺に魔法を教わる気はないか」――トレンティア人でありながらレジスタンスに味方して戦う謎の魔術師、パウルとの出会い……そこから物語は始まる。
祖国のため、復讐のため、野望のため、あるいは愛する者を守るため、奉ずる正義のため……誰もがそれぞれの信念や苦悩を戦火の中に燃やす、それは凄惨な命の応酬の世界。
その血塗られた道の上で寡黙な少年兵はしかし、多くの仲間と出会い、友と出会い、家族と出会い、時にすれ違い、時に愛を知り、共に自らの進むべき道を切り拓いていく。
これは戦時下の日常で多くの葛藤を抱え、乗り越えて進んでいく少年の成長譚、そして小さな英雄達が共に織り成していく叙事詩。
※
完成済み原稿を順次投稿しております。完結まで170話程度を予定しています。
舞台は剣と魔法のファンタジー世界ですが、異世界要素や魔物や冒険者は出てきません。ちょっと渋めの戦争&日常モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:08:50
1023189文字
会話率:36%
宇宙一強い国「元」この国日本は数年前元からの宣戦布告を受けなんとか立ち直った。しかしいつあいつらが来るかも分からない時代の一人の侍の物語である
キーワード:
最終更新:2024-10-19 15:06:52
979文字
会話率:72%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:00:52
1229943文字
会話率:51%
人類を殲滅する為に襲来した異星人が提案したゲーム。それは取り柄のない少年と容姿端麗な生徒会長の完璧少女が卒業一年以内に恋が成就すれば人類の勝ち。しかし逆にフラれたり告白が成功出来ないと人類が滅亡するルール。
自衛官で主人公は異星人が用意し
た少女素体に魂を移し、生徒会副会長鮫島楓として学園に転校し影ながらサポートすることになる。
しかし、鮫島の姿は容姿端麗美少女の姿で告白されるとペナルティーとしてランダムで口に一つが滅ぼされる条件付きだった。
だから主人公は少年少女を陰からサポートして恋愛に導き、自分は男子に告白されぬよう注意しながら人類の存亡を賭けたミッションを遂行しなければいけない。
こうして新たに設立された恋愛防衛隊は、異星人との人類の存亡を賭けた恋愛ゲームが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 08:28:42
108726文字
会話率:51%
気づいたら異世界に転生していました。
しかも、魔女です!
そしてある日。
私の暮らす森の中で、おじいさんに出会いました。
おじいさん、生きていますかー?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reser
ved.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:00:02
238874文字
会話率:28%
「さっさと前を向いて歩け!」
背中を思いっきり押され、床に倒れ込んだ瞬間。
前世記憶が覚醒した私。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生している……!
しかも婚約破棄と断罪が終わったばかりだと気が付く。
え、これって既に詰んだ後なのでは!?
そんな状況の中、救いの天使が現れたと思ったら、とんでもない魔の手が迫り――。
断罪終了後シリーズ第六弾が遂に始動!
まるでジェットコースターに乗ってしまったかのように、怒涛の展開で物語が進んで行きます! しかも、まさかの推しを●●し、強引にある場所へ連れ込んで……。
果たして詰んだ悪役令嬢は、ここからどうやって逆転していくのか!?
ぜひ最後までお楽しみください!
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 13:02:02
79585文字
会話率:28%
乙女ゲームの世界に転生している、私!
赤ん坊で前世記憶が覚醒し、自分が悪役令嬢であると気づく。
そして父親である辺境伯は、とても素敵。
しかーし!
ゲームでは大変冷たいお父様。ところがこの世界では……。
断罪回避の鍵は、まさかのお父様だ
った!?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 21:13:57
224262文字
会話率:22%
グディナガーラッド国は魔法の国。建国以来戦争もなく人々は平和に幸せに暮らしていた。
しかし三毛猫に転生した俺は様々な事件に巻き込まれていく。
一つの国を駆け巡るファンタジー冒険譚。
最終更新:2024-10-19 15:00:00
34245文字
会話率:30%
剣士ローハンは平穏を求めて街の喧騒を離れ、片田舎の常在戦士を選んだ。
そこで出会った少年カイルを弟子として迎え、思い描いていた理想の平穏を過ごしていく。
カイルは出奔し、数年経って村に戻って来くると、実は男ではなく女だったと知る。
しかも、
昔ながらのスキンシップにローハンはセクハラによって居場所を失う懸念からどう接して良いか葛藤することに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:00:00
458588文字
会話率:54%
誰もが一つはスキルを持つ異世界ファンタジア。
ジークも十五歳の頃に神託によりあるスキルを授かった。
スキルの名は『竜殺し』。それは聖剣バルムンクの主となり、ドラゴンと対峙した際にあらゆる恩恵を得るというもの。
しかし、現代においてドラゴンな
ど空想にしか出てこない存在であり、バルムンクも錆びた古剣だった。
スキルが活用出来る場はなく、適した職が見つからないまま家族からも見離され、底辺の生活を送る。
だがジークが20になった頃、一人の少女が夜空から降ってきた。
「もうじき、世界中でドラゴンが目を覚ます」
空から現れた少女――ファブニールは世界が再びドラゴンに支配されると告げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 12:19:05
126168文字
会話率:57%
社長の黒船正十郎は秘書の轟甘奈と共にJALで日本へ帰国していた。
しかし、正十郎は異世界トロイメアで目を覚まし、腕はカニの腕に改造されていた!
謎の少女ローズに魔術師によってカニと合成させられたと状況を説明してもらい、幼い頃の夢であったスパ
イ○ーマンになれると正十郎は歓喜する。
同時刻、魔術師の討伐にエルフの部隊が乗り込んで来た。
この小説は「懐いてた年下の女の子が三年空けると口が悪くなってた話」の異伝の様な作品です。
あちらとの繫がりは登場人物程度で、本編との繫がりは全くありません。
ちょっとシリアスありですが基本コメディ。悪ふざけの産物です。楽しんでいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 14:19:43
21690文字
会話率:58%
世界の中心にある潤沢な資源に恵まれた大陸、ゼレス大陸。
山地、平原、海洋によってもたらされる恵みは人々を反映へと導いた。
しかし反面、人類の脅威たる魔獣にもその手は差し伸べられた。
人類と魔獣、両者の争いは小国を滅ぼし、また小国同士の
結託を生み、
やがて四つの大国を生み出した。
四大大国が一つ、アルケミア王国に生を受けた青年、レイドヴィル。
彼の周囲に次々と起きる様々な事件。
その渦はやがて、世界そのものを巻き込む動乱を生み出していく…
※初投稿作品です。暖かい目でご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:00:00
774372文字
会話率:30%
雪と氷に閉ざされた冬の国を統べる美しき孤高の女王
花咲きみだれる春の国の民であった瀕死の少年
女王の凍てつく吐息で少年は春を捨て冬の民となった。
脆弱な少年は月日を経ていつしか最強の冬将軍として
女王の横に並び立つ。
しかし女王に向けるそ
の視線は、主君へ向けるまなざしではなく
一人の女性へ向ける男のひたむきな情愛に満ちていた。
愛を知らず感情さえ凍り付いた女王に
男ははたしてそれを『わからせ』る事が出来るのか。
冷酷冷徹な一途激重執着系将軍と
喜怒哀楽を失った国と民の為に生きる生真面目ツンドラ女王の
溺愛ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:00:00
8127文字
会話率:6%
霧の森を守る、水の魔法使いエディ。
ある日突然、大雨が森を襲い、エディは川を流れる人影を見つける。
川から引き上げると、それは傷だらけの女の子だった。
記憶を失ったダルシーと名乗る少女と、エディは共に暮らし始める。
しかし、ダルシーは火の
悪魔に追われていた。
ふたりは少しずつ、この森の正体、そしてふたりの過去を知ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:52:05
55379文字
会話率:40%
初めて来たのに、不思議と落ち着く懐かしい場所。昔来たことがあるような場所。それはもしかしたら、前世の誰かの記憶かもしれない。
最終更新:2024-08-25 13:40:08
3140文字
会話率:67%
私は、人生無双カードを手に入れた。
これは願ったものがなんでも手に入るカードで、チートカードと呼ぶ人もいる。
しかしひとつ条件があり、なんでも手に入る代わりに、本当に大切なものが自分から離れて、遠くにいってしまうという条件だった。
富、名誉
、地位、幸せな家庭、全てを手に入れた私の、本当に大切なものとは何だったのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 15:11:48
3434文字
会話率:23%
剣と魔法の世界は既にサイバーパンクで塗り潰された。
英雄を唄う吟遊詩人はまとめサイトに、民衆の喧騒はSNSに、古代の強大な魔法はお手軽サイズの道具に封じ込められた。剣を持ち、馬を駆る人々はたった数100年で銃を片手に戦車を乗りこなす。
し
かし。
文明は煌めけど、ヒトはヒト。
これは異世界に国土ごと転移し数百年、国土の6割を既に手放し「未踏地」と化してしまったニホンコク。そんな未踏の大地を拓く開拓者に憧れた、一人の少年の物語───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:51:03
740356文字
会話率:39%
これは近未来、人類の未来と希望を担うはずであった火星を舞台にしたSF大河小説。
それは混迷の時代、我らの新たな版図への入植事業が開始されて百有余年を経てもなお赤い惑星の大地は荒れ地のまま放置され、数多の人々はその衛星軌道上に軌道要塞(
オービットフォートレス)なる巨大な宇宙都市群を築き、命と文明の灯を繋いでいた。
悠久の新天地が人々を拒むのは何故か?
ある事件をきっかけに母なる地球と隔絶された軌道要塞群は離合集散を繰り返し群雄割拠して戦乱の時代を迎えた。
人々は求めた。この乱を収め火星を統べる英傑を。
そして一人の風雲児が名乗りを上げた。これこそが“火星のジャンヌダルク”と呼ばれた女傑ルナン・クレール。
一介の宇宙海軍中尉でしかなかった彼女が時代の荒波にもまれ、仲間たちと共に如何にして英傑への階を駆け上がるのか?
風雲児を待つ運命は勝利の栄光か、はたまた敗残の果てに火炙りとなるのか?
これは風雲急を告げる紅の惑星の覇権を廻る女傑たちの物語である。
ルナン・クレールの戦いが今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:48:58
89227文字
会話率:22%
1939年9月1日、独裁者アドルフ・ヒトラーに率いられたナチスドイツはこの日、東方世界征服への野望の牙を隣国ポーランドに向けた。早朝の4時45分を”Dディ”としてドイツの機械化師団が一斉に国境をこえてなだれ込んできた。内陸部のワルシャワ、ポ
ズナニ、クラカウといった都市部、各地に展開する陸軍、空軍基地は精強で最新機器をそろえたドイツ空軍の空襲を受けた。そして、ポーランド北部のバルト海に面する唯一の海軍基地のある新興のグジニャ港も爆撃を受けて甚大な被害を受けてしまう。
ポーランド海軍の潜水艦オルフェウス号は運よく被害を免れて脱出。バルト海でのドイツ海軍迎撃の任につくが、ほどなく海軍司令部から最後の連絡をうけることとなる。
それは、名もあまり知られていないアルメという港に向かいある人物と荷を確保して、イギリスへ向けて脱出せよとの指令であった。
しかしアルメでオルフェウス号を待ち受けていたのは予定されていた人物ではなく、その人物から荷を託された五人の子供たちだった。しかもその子供たちは何らかのハンディキャップを負った子供たちばかり。オルフェウス号は子供たちを回収してドイツの脅威が迫るバルト海を脱出しなければならない。
子供たちが託された荷とは何なのか?またその荷をおってドイツ海軍のUボートがオルフェウス号を追跡する。無事、オルフェウス号と子供たちはイギリスに脱出できるのだろうか。祖国を無くした乗組員と子供たちの自由と生存を賭けた脱出行が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 03:10:48
298082文字
会話率:14%
最強を目指す青年ゼルは、旅に出たその日に殺人鬼に殺された。
次に意識を取り戻した時、そこには謎の金髪の美女がいて、
「私は神だよ」
と名乗り、ゼルは死んでしまったことを告げられた。
しかしゼルは認めなかった。
最強になる夢
と、友との約束を果たすために、
「否定するならしやがれ、自称神やろうが。俺はお前をぶっ飛ばしてでも、ここから出ていってやる!」
内心ビクビクしながら宣言したゼル。
どういうわけか神は笑って、おかしいくらいに簡単に、ゼルを生き返らせるのだった。
そして神は、ゼルの故郷が襲撃にあっていることを知らせた。
敵は『種族解放戦線』
種族規模の争いを根本から断つべく締結された、別種族との関わり合いを禁止する『種族隔絶条約』の撤廃を目論む組織。
その組織から人族を守る『人族保全機関』
ゼルはまだ知らない。
自分が世界にとって、どういう存在なのかを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:42:21
14835文字
会話率:35%
17歳のリュカは
世界で唯一の『勇者』として勇者パーティに加入した。
しかし
彼が持つ唯一の強力なスキル『エクリプス・ノヴァ』は
魔王ルシファードからチート能力で略奪したものであり
その使用時には魔族のような闇の力が漂ってしまう。
街の人々や勇者パーティの仲間たちは
その異質な雰囲気を恐れ
彼を魔族だと誤解してしまう。
「子どもたち
あの勇者には近づかないようにしなさい!」
「リュカって子
魔族なんじゃないか?
見てるだけで寒気がするぜ」
勇者パーティのリーダーである戦士ガレスは
「リュカ
そのスキルを使うたびに周囲が暗くなる。
正直、仲間として不安だ」
魔法使いのカトリーヌも心配そうに言う。
「あなたの力
制御できているの?
まるで闇に飲まれているように見えるわ」
本物の勇者であることを証明しようと
懸命に努力していたリュカだったが
ついに勇者パーティから
追放されてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:40:29
39835文字
会話率:27%
再生回数ゼロの底辺VTuberの俺。
北条優斗、32歳のフリーターだ。
毎日地道に動画を投稿し続けているが
どれも再生されない。
「1回も再生されないのかよ...」
投稿後にこんな感じで、ぼやいている。
夢を追いながらも現実の厳しさに苦
しむ日々を送っていた。
そんなある日、町内会の役員である父から頼まれて
町のボランティア活動で草むしりに参加することになった。
その途中、道に見事なナイフが落ちているのを見つけた。
しかし、そのナイフは
1時間前に殺人犯が使用した凶器だった!
そんなことも知らない俺は
「草むしりに使えるかも」
と考え、それを拾って懐にしまった。
俺は草むしりを終えて家に戻ると
玄関先で2人の警察官が待っていた。
「う..」
驚きと恐怖で心臓が高鳴る!
「北条優斗さんですね。少しお話を伺いたいのですが、よろしいですか?」
「はい……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 18:33:27
158751文字
会話率:31%
ジュキエーレは生まれてすぐに聖女の加護を受けた。しかし魔力量が多い竜人族に生まれながら、彼は成長しても魔力無しのままだった。
15歳になったジュキエーレは幼なじみたちとパーティ「グレイトドラゴンズ」を組み、村を旅立った。冒険者ギルドに
登録し、自らの<ギフト>を知る。そのギフトはレベル99にも関わらず、戦闘に不向きなものだった(と彼自身も、パーティメンバーも思っていた)。
「グレイトドラゴンズ」はすぐにSランクまでのぼりつめた。しかし魔力無しのジュキエーレは無能とみなされ、不要だと言い渡される。それでもパーティに残りたいと申し出たジュキエーレは翌日、ダンジョン最下層に置き去りにされた。そこには半身を氷漬けにされた古代竜がおり、罠にはまって動けないジュキエーレめがけて衝撃波を放った。ついに死ぬのかと覚悟したとき、聖女にかけられた封印が解け、彼本来の膨大な魔力が解放された。
ジュキエーレを追放したSランクパーティは、突然弱体化してしまい最低のFランクに落ちていた。
一方ジュキエーレは、聖女について調査するため訪れた隣国で、聖女になりたくない公爵令嬢と出会い恋に落ちた。最強の力を得たジュキエーレと、聖女の力を持つ公爵令嬢の幸せな旅が幕を開ける。
※「★」がついているのは他者視点のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:31:31
901032文字
会話率:51%
しがない楽器職人の父と元酒場の歌手だった母に愛され、小さな村で幸せに暮らしていたオリヴィアは、流行り病によって突如、天涯孤独の身となった。
遠縁の女性に引き取られたオリヴィアは、そこで美声を持つ少年リオと出会う。
歌が大好きなリオと過ごす
うち、オリヴィアもまた亡き母と歌った記憶を思い出し、音楽への情熱に目覚めてゆく。
だが教会の聖歌隊で歌えるのは男子のみ。充実した音楽教育をほどこしてくれるナポリの音楽院も、一般的には男子の入学のみ許可されていた。
オリヴィアはリオをうらやましく思うが、声に恵まれたせいでリオには危険が迫っていた。
この時代――18世紀のイタリアでは、ボーイソプラノの高い声を保つため少年に去勢手術をほどこすという恐ろしい習慣が存在したのだ。
大人たちの計画に気付いたオリヴィアはリオを守ろうと誓う。
しかし守られているのはオリヴィアの方だった。
リオの深い愛に気付いたオリヴィアは彼と共に歩むため、またナポリの音楽院で高度な音楽教育を受けるため、男装して歌手を目指そうと決意する。
やがて才能を開花させたオリヴィアは、リオと二人、ヨーロッパ中の劇場で名声を得ることとなる。
そして二人が声を合わせて歌ったとき、聖なる力が声に宿るという事実を知っていく。
愛し合う二人の歌こそが、中世の錬金術師が残した悪魔召喚術を蘇らせた悪魔崇拝者たちから、この世を救うことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 12:24:54
166438文字
会話率:45%
聖女ミランダは12歳のころ、複雑な魔術式でも登録して自動化できるスキル【マクロ】を授かった。スキル【マクロ】を生かすために魔術の勉強に励み、聖女の仕事に精を出していた。しかしあまりに仕事が早いので、上司の神官長からサボっていると誤解されて解
雇されてしまう。
帰るところもなく途方に暮れるミランダだったが、冒険者ギルドの事務職として働くうちにその手腕を認められ、宰相の秘書にまで上り詰める。
一方、優秀なミランダを追い出した神官長は困り果てていた。ミランダ以外の聖女たちは、ミランダがこなしていた仕事の半分もできず、魔力切れで倒れてしまうのだ。
宰相と懇意になったミランダは、聖女教会のブラックな内情を打ち明ける。その結果、聖女教会の腐敗した内部構造が明らかになり、ミランダをクビにした神官長は罪人として裁かれるのだった。
宰相は、大きな魔力を持つミランダの出自に疑問を持ち、調べさせる。するとミランダは思いもかけぬ高貴な身分であることが判明した――!
(一万字程度の短編です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 07:10:00
34324文字
会話率:50%
村で一人暮らしをしているアンジュは、時々王都に行ってお金を稼いだり、村人たちと助け合いながら細々と生活を送っている。
人々の中には魔力を持つ者がおり、魔力があると魔法を使えることができる。
魔法は火、水、風の三つに分けられ、かつては光と闇
の魔法も存在していた。
アンジュは風の魔力を持っているが、魔法学校に通っていなかったため簡単な魔法しか使えなかった。
ある日、アンジュは王都で酔っぱらいに絡まれてしまう。
魔法を使っても逃げ切れなかったとき、一人の男性が助けてくれた。
その人物はこの国の第一王子・レイフォナーだった!
レイフォナーに出会ったことで、アンジュの生活は大きく変わっていくーーー。
さらに、滅んだはずの禁忌魔法と呼ばれた闇魔法が復活し、それによってアンジュの魔力にも変化が表れる。
どうやら二百年前の最後の光魔法士と関係がありそうで・・・?
互いに惹かれ合いながらも、身分差や婚約者候補の皇女に邪魔をされるアンジュとレイフォナーの恋の行方は・・・。
そして闇魔法の使い手と戦う運命にあるアンジュは、再び闇魔法を滅ぼし、世界に平和をもたらすことができるのかーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:30:00
35589文字
会話率:34%
※ストーカーが出てきます。苦手な方はご注意を。
※男主人公です。
航太とカナは恋人同士だ。
しかしカナはストーカーに追い詰められ、命を落としてしまう。
航太もストーカーもカナを想い、後を追う。
そして航太はヴァイスとして転生す
るが、カナはリフィアとして、ストーカーはルナントフとして、同じ世界に転生していた。
しかしリフィアはルナントフと婚約していたのだ!
前世の記憶あり主人公、記憶喪失令嬢、前世の記憶あり元ストーカー、三人の命がけの闘いが始まる!!
ヴァイスは無事、リフィアとルナントフの婚約を解消させることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 13:18:17
64854文字
会話率:34%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:26:01
2235698文字
会話率:51%
アラサー社会人として日々を送るだけの毎日に退屈していた主人公は、ある日突然その生を終えてしまう。
しかし、目を覚ました姿は人間と魔族のハーフの赤ん坊であった。
夢にまでみた転生と異世界。
期待に胸を膨らませ、退屈な過去とはおさらばと新たな生
に踏みだすが、そこで待っていたのは思いの外厳しい現実で………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:25:50
179757文字
会話率:30%