この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:10:00
1104400文字
会話率:28%
東京都門字(もじ)市御頭街(おがしらまち)。この街では「デュエル・デュラハン」というスマホ内のデータユニットを使って遊ぶバトルホビーが流行していた。デュエル・デュラハンとは様々な首無し騎士たちがプレイヤーの選択した頭部を装着したり、付け替え
たりして闘うゲームだ。カードやフィギュア、テレビゲームなど幅広く商品展開をしており、テーマパークも開業している大型コンテンツだ。
主人公 空野道人(そらのみちと)はブーメランとデュエル・デュラハンの事が大好きな中学1年生。幼馴染の愛歌(あいか)や友達の大樹(たいじゅ)とほぼ毎日デュエル・デュラハンで遊んでいる。
ある日、道人と大樹がデュエル・デュラハンで遊んでいると謎の雷が落ち、御頭街は大規模な停電が発生。大樹とのバトルは中断し、家に帰る事になる。急用ができたと途中で愛歌は去り、1人になった道人はその帰り道、不思議な少女に出会う。その少女から気になる発言を聞いた道人は彼女と一緒にテーマパークの実験エリアに行く事になる。するとそこでは二体のデュラハンが現実世界で戦っていた!しかも片方のデュラハンを従えて戦っているのは道人の幼馴染の愛歌!謎のデュラハンに苦戦を強いられる愛歌のデュラハン「トワマリー」。愛歌の命が脅かされた時、道人は覚醒し、適合者が見つからずに地下に眠っていたデュエル・デュラハン「ジークヴァル」と出会う!
道人が大切なものを守ると「決意」した時、ジークヴァルは「ディサイド・デュラハン」と化す!
道人とジークヴァルの地球存亡をかけた長き戦いが今、始まる!頭着せよ、ジークヴァル!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 12:00:29
154663文字
会話率:65%
【PV 133,000突破!!】
http://kxxx.html.xdomain.jp/「番外編などもあります」
(◆)→イラストあり。
【1章】
俺――沙田雅(さだただし)の住む、六形市(ろっかくし)。
この街では、日夜、アヤカシと戦
う異能者がいた。
一方、六角市の15歳~18歳のなかにひとりだけ”シシャ”と呼ばれる、
人間以外のモノが入り込むとされている。
六角第一高校に転校した沙田。
そこで出逢った、ツインテールの不思議っ娘、寄白美子(よりしろみこ)。
寄白美子は左右に6つの十字架ピアスをした謎の美少女。
そして同じ教室で出合った憑依体質の九久津(くぐつ)。
この2人は学校の7不思議をモチーフにした”アヤカシ”
と戦う異能者だった。
しだいに明かされる六角市の真実。
六角第一高校を起点に出現する六芒星はなにを意味するのか?
そして”シシャ”の正体は?
【2章】
新たに、美少女能力者の社雛(やしろひな)の存在も明かされる中、
九久津もついに宿敵”バシリスク”と対峙する。
一方、当局(政府)の能力者たちも、六角市へと来訪していた……
【3章】
負力の受け皿として、ふたたび”シシャ”を生みだす三家。
そして、九久津と座敷童の出会い、社の怪我の真相が判明する。
一方、九久津の魔障、【ポイゾナスルーティーン(毒回遊症)】はさらに深刻さを極めていく。
【4章】
六角駅で寄白を待つ沙田に、突然、声をかける人物。
それは二校に通う、金髪の女の娘だった……
【5章】
沙田は、寄白とエネミーと繁華街でパフェを食べることになった。
そこに社、九久津、繰もやってくる。
XXXX年、具現化したアンゴルモアに一条と二条が挑む。
【6章】
早朝の学校に呼び出された沙田は、寄白とともに廊下の角からある人物を見張っていた。
※カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 04:41:11
1128195文字
会話率:35%
無法の街、我鳴防波《がーみんぼうは》。
この街では『物』は『動く』。動く物は『キ物』と呼ばれる。
キ物を商うセレクトショップを営む美貌の青年、チェン。その養子のキ物から生まれた子、リャン。
怪奇を日常とする彼らは『物』を捕え、商い、刺激的
な隣人に揉まれ日々を過ごす。
さて、物が自律して動くなら『物』と『人』の境界は何処なのか?
死んで『物』となった『者』が動くなら、それは人なのか?
縦横無尽にビル積み重なる異形の街での『物』と『人』と、義理の親子の物語〜無法と理不尽を添えて〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 19:45:07
36542文字
会話率:37%
──私が愛した人は、世界の破壊者でした。
夜の闇を引き裂くサイレン。さまざまな怪異が霧に乗って訪れる「濃霧現象」。それは役小角、空海らが聖地とした四国の港町・水城市で起こる謎の怪現象だった。
濃霧の中では『ゴースト』と呼ばれる住人
のドッペルゲンガーのほか、神話上の怪物、都市伝説の怪物、妖怪らが受肉する。ソロモン72の魔王、メドゥーサ、ペルセウス、中国からは斉天大聖・孫悟空、日本からはイザナミノミコト、ヒルコ、日本最大の怨霊・崇徳上皇──。世界の「神話」の枠を踏み越え現れる「幽世」の者たち。
果たして、この街ではなぜそんなデタラメな「奇跡」が起こるのか……?
その水城市では主人公・北藤翔太が幼馴染である海野美優と平凡な高校生活を送っていた。密かに惹かれ合い、互いに想いを届けられないでいる2人。だが実はこの翔太こそが、世界を滅びへと導く存在だった。
果たして翔太は人類や神々、悪魔たちの敵として覚醒するのか。
「翔太くんは私が守る!」
「美優は俺が守る!」
鍵を握るのは翔太、そして美優の想い……。
この世界ではその背景に、国家や政府機関にも強い影響力を持つ秘密結社「国際魔術会議(ユニマコン)」も暗躍する。そして彼らの正体が判明した時、これらすべての謎が解き明かされる!
「神話」が交錯する閉ざされた田舎町を舞台に繰り広げられる神と悪魔の「バトルロイヤル」。
宇宙崩壊、そしてこれを阻止せんとする切り札=「聖女」の出現。そのプロローグが静かに幕を開けた──。
※……古今東西、様々なホラー作品のオマージュも盛り込んでいます!
【週刊アスキーさん記事】
https://ascii.jp/elem/000/004/119/4119786/2/
(旧タイトル『ウジャトの方舟』)
【街の舞台モデル】
愛媛県八幡浜市(この作品で町おこしを目指します!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 14:13:42
814858文字
会話率:32%
アルテミラ王国の辺境カモフの地方都市サザン。
この街では十年程前からある人物の噂が囁かれていた。
曰く『領主様に隠し子がいるらしい』
曰く『領主様が密かに匿い、人知れず塩坑の奥で育てている子供がいるそうだ』
曰く『かつて暗殺された子供が、夜
な夜な復習するため街を徘徊しているらしい』
曰く『路地裏や屋根裏から覗く目が、言うことを聞かない子供をさらっていく』
曰く『領主様の隠し子が、フォレスの姫様を救ったそうだ』
等々・・・・
眉唾な噂が大半であったが、娯楽の少ない土地柄だけにその噂は尾鰭を付けて広く広まっていた。
しかし、その子供の姿を実際に見た者は誰もおらず、その存在を信じる者はほとんどいなかった。
いつしかその少年はこの街の都市伝説のひとつとなっていた。
ある年、サザンの春の市に現れた金髪の少年は、街の暴れん坊ユーリに目を付けられる。
この二人の出会いをきっかけに都市伝説と呼ばれた少年が、本当の伝説へと駆け上っていく立志物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 08:10:00
721429文字
会話率:36%
西暦2054年。埋立地の上に作られた最先端科学都市、東京都葱津区。
しかしその一方で、この街では最先端技術を狙った犯罪やその技術を駆使した犯罪が絶えない。
そんな中、少し変わった二人組が警察に協力していた。
それは、国立・葱津高校に存在する
部活動でありながら「風紀委員会」を名乗っている二人の学生である。
この物語は風紀委員会の2人が、あるときは犯罪者と対峙し、またあるときは天才達の才能の無駄遣いに巻き込まれてカオスな日常を送り……
そんなギャグとシリアスに全振りのドタバタ日常コメディ逮捕劇である!!
※この作品は常識人の二人で作ってます。
・にわた
https://x.com/ohton0726
・んぎょ
https://misskey.io/@RoboSangyo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 21:09:39
17514文字
会話率:59%
時は近未来。
AIが支配の一端を担う街、ディシスシティ。
死人を蘇らせる事以外は何でも叶う街、と呼ばれるこの街では
ヒーローとヴィランが多数発生し、それがあらゆる物の中心となっていた。
ヒーロー・メメントモリはその内の1人である。
ある
日、彼は1人の少年から依頼を受ける。
僕を両親に内緒で墓場に連れて行ってください、と。
近未来ヒーロー、出動。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 22:33:24
16073文字
会話率:27%
自分の歩く道に人がいた、目と目があった、気に食わない、戦う理由なんてこの街では些細なこと。
最終更新:2024-09-25 06:37:53
2945文字
会話率:37%
※本作は【バンダナコミック 縦スクロールマンガ原作大賞】応募作品となります。
ご興味がありましたら是非、長編の
【ベイビーアサルト~撃墜王の僕と、女医見習いの君と、戦艦の医務室。僕ら中学2年生16人が、その夏休み40日間になしとげた人類
史に刻む偉業。「救国の英雄 ラポルト16」の軌跡~】
https://ncode.syosetu.com/n0157hn/
をご覧くださいませ。(SF空想科学)
キャラ設定、自筆メカデザインなどを公開しております。
【なろう100万作品どれとも被らない選手権】挑戦中作品w
【あらすじ】
「コレでアレを飲むくらいなら、舌噛んで〇ぬっ!!」
古くからの軍港の街、みなと市。僕の住むこの街では夏になると、毎年恒例のイベントがある。
地元の中学生が、港湾の軍艦に乗せてもらえるイベントだ。
だけど今年は、前代未聞だった。
その最新鋭の空中戦艦、AIで完全自動運行が可能なその艦に、なんと軍人さんの同行無し。16人の中学生だけで二週間乗艦する事が決定したんだ。
「うふふ。そんな駄々こねたら、本当に赤ちゃんみたいじゃない?」
その軍のイベント「ふれあい体験乗艦」に選ばれたのは僕と15人の女子。全員地元の中学二年生。‥‥あれ? 男子は僕だけ? ‥‥マジかよ!?
僕、咲見暖斗は大人のいない中、母艦を、女子達を守るべく巨大人型兵器に搭乗して戦う。だけど戦うために特殊能力を使った代償で、僕の身体に思いもよらないハプニングがおこってしまう。
そんな僕を医務室で、白セーラーに白衣のコートを纏い待ち続ける女の子、逢初愛依。女医の卵でもある彼女が、僕の後遺症を治す為に、その手に持つ物はまさかの!?
「あ、赤ちゃん言うなぁ!」
「え~。だって」
医務室での彼女とのあれこれ。
そういえば‥‥こんな風に女子と話すのって‥‥俺、初めてだよな‥‥。
「あれ? 一人称が『俺」になってるよ? 暖斗くん」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 22:48:02
9920文字
会話率:36%
私は、中学で出会った優秀な同級生・サクラのことを慕っていた。
サクラがギャルのようなマイクロミニスカートを持っていることを厳しい父親に咎められたある日から、サクラの理解者になることを決めた。
しかし、日々を重ねるうちに私は自分の気持ちに気づ
いていく。
私はサクラを、性愛込みで好きなことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 15:54:48
11080文字
会話率:41%
西暦30XX年、第4新宿区。さまざま人種、文化が入り交じるこの街では、過度なストレスによって変異する2種類の人間がいる。一つは、人の形や自我を保ちながら超人的な身体能力と「コンプレックス」という能力を持つ者。もう一つは、自我はなく黒い異形の
姿をしている「狂い人」である。無差別に死傷者を出す狂い人は、その危険さ故に、この国では能力者による抹殺対象となっている。そんな中、狂い人を殺すことなく、もとの人間の姿に戻す能力を持っているエリナ・アングレーは、その能力を使い、相棒の甘々楽美智子と共に狂い人を救うべく、日夜、奮闘していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 23:19:23
16617文字
会話率:46%
何をしてもよい。 この街では。 殺しでさえ。 いや、ここは殺しを愉しむ街だ。 そんな街に俺は投げ込まれた。
#短編小説 #SF #サイバーパンク #剣術
最終更新:2024-04-07 15:36:24
10995文字
会話率:27%
太陽が昇らない街、常夜町(じょうやちょう)この街では1年に1度16歳になる若者を生贄にし、昼を呼び出す。これは、そんな残酷な運命に抗う少年少女の物語。
最終更新:2023-11-18 17:00:00
5512文字
会話率:44%
その街の名はリンボ・シティ─────100年前に起きた現世と異界を巻き込んだ大災害、異界交喚祭(リンバス・フェスタ)によって生まれた世界の特異点。
この街では何でも起きる。この街では非常識が常識だ。
「魔法」、「超技術」、「人外」、「怪
物」、「幻想」、「超常」、そして「夢」
その街は、人の世界から追われた者共、人が恐れ忌避する技術、その全てが混じり合った上で成り立つ奇跡の街なのだ……
「社長、一つお願いがあるんですけど……」
「辞表なら受け付けないよ?」
「まだ何も言ってませんよ!?」
これはリンボ・シティで起きる超常的トラブルの解決を目的とした超法規便利屋企業、世界の存続を理念とする大組織、それに巻き込まれる愉快な畜生共が織りなす『常識と既成概念にざまぁと宣う異界交流SFワンダフル闇鍋アクション活劇』────。
「これで契約は完了よ。悪魔だったら僕が死ぬまで契約を守ってね?」
「……俺は、人間です! それと契約するなんて一言も言ってねぇ!!」
そして、そんな魔境に自ら飛び込んだスコット君の波乱に満ちた日常を綴る物語である。
※SFは『Seidie ni Fuzaketer(セイダイニフザケテル)』の略です。
※大体3000~2000文字くらいのティータイムにさくっと読める物語を目指します。
他にもMONSTERキメた勢いでこんな作品を書いてます。↓の方から飛べます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 00:05:49
1341262文字
会話率:63%
田舎の小さな砂浜近くにある崖の上、スクール水着を着ている美少女。
しかし、この街では普通のことなので特に気にせず結弦は、夏休みの日課である散歩を続けていた。
夏は夏らしく。それが結弦のモットーだ。
炎天下の中堤防を歩き続ける結弦は、美少
女がダイブした音を聞く。
『成功ですね』
内心で呟く結弦だったが、美少女はなんと溺れていたのだ。
慌てて救出に向かう結弦。
そして結弦と美少女は、奇妙な共通点から惹かれ合う、不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 07:02:02
8947文字
会話率:42%
俺はケビン。この街では評判の薬師である。
『変人薬師』と言われ続けている。
色々あって薬事ギルドには入っていない。本当に色々あったからな。
そんな俺の店には、今日も妄想をぶちまけてくるお客が後を絶たない。
なんだって?俺の回復薬で尻尾が
生えた?何をバカなw
ハイハイ。お尻が2廻りほどでかくね。あんた食べすぎじゃねーか?
そんなバカな客を相手にするのも大変だが、俺は今日も精いっぱい安くて効果の高い回復薬を作り続けるのだ。
今に見てろよ俺だって!
凄い薬師だ!って呼ばせてやるよ!
ってお話です。
※エブリスタに企画として投稿した奴です。
企画テーマ『おくすり』
お気に召しましたら他の完結済み作品や連載中作品をお読みいただければ幸いです。
【連載】忌み子だった侯爵家の『捨てら令嬢』は謎スキル『もふり』で獣に『攫わ令嬢』に
https://ncode.syosetu.com/n9929ig/
【完結】保健委員だった僕、勇者パーティに火口に投げ込まれたのだからさすがに切れて...
https://ncode.syosetu.com/n1676if/
【完結】内気な聖女アンジェリカは目立ちたくない
https://ncode.syosetu.com/n1240ic/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 20:26:54
3137文字
会話率:50%
私は出勤の際に通った路の通りに帰れ、と上司や同僚に言われていたのに。
違う路を通って帰るということをしてしまった。
その為に、この地の怪異(?)に見舞われてしまった。
最終更新:2023-07-16 19:04:10
1497文字
会話率:45%
この街ではもう十年も前から毎月人が消える。他領からの留学生や外交の中継地として機能する街に住む領主一家のその長女――エディット・ソロー。歳の離れた弟の成長を前に後継ぎとしての窮屈な生活からほんの少し解放された彼女が、犯人探しをする気もないま
ま犯人を見つけてしまうお話。※近代に魔法が少し混ざった世界。ヒロインとヒーローは最初から最後までブレずにいちゃいちゃする間柄。義妹からヒロインへの片想い描写があるためGLタグを使用。本編七話完結、おまけ二話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 07:00:00
86039文字
会話率:50%
妖怪と人間が共存し合う街にある安全制作部妖怪課で働き始めた主人公が、出会った仲間達と共に平和な街づくりを目指していくファンタジーコメディ。
妖怪と人間を共存させようと創り上げた街に、妖怪に対してやけに熱心に勉強をし、街の為になる事を
したいと意気込んで安全制作部妖怪課にやって来た泉晃明(いずみこうめい)。
そこで出会ったのは、百目鬼の妖怪である百目鬼一真(どうめきかずま)や河童の妖怪である河井颯(かわいはやて)。
そして、晃明を快く受け入れてくれた妖怪課の課長である、神林出雲(かんばやしいずも)。
ビビりで、まだ妖怪の事には勉強中の彼をここで働かせることに、妖怪の二人は少し疑問を抱いていた。
しかし、晃明の素直さや、優しすぎるほどの思いやりに段々と妖怪達は心を開き始めていく。
一真は人間の時に沢山の悪事を働き、百目鬼と呼ばれる妖怪になってしまったのだと、壮絶過ぎる過去を初めて晃明に打ち明け、人間なんて滅んでしまえばいいと言っていた河井は、晃明の優しさに少しずつ人間を信用してみようと心を動かされていた。
そうして仲間との仲を深めていく晃明のもとに舞い込んで来た不気味な事件。
人間に深い怨みを持ち、憎しみや復讐心から妖怪が魔物になってしまい、人間や妖怪を襲うという被害が増えていたのだ。
昔からこの街では度々起こっていたらしいのだが、最近になって一気に被害件数が増え、それと共に魔物の数も増えているという情報が集まって来ていた。
そして、晃明の唯一の親友である餓者髑髏の妖怪、髑髏怜也(どくろれいや)が謎の失踪をしてしまうという事件も同時に起こってしまう。
情緒不安定な烏天狗、烏間春馬(からすまはるま)を加え、魔物の聞き込みや、妖怪を魔物へと勧誘する魔物が存在することを掴んでいた仲間達は、その魔物を探すために魔物が活発的になる真夜中の街へと繰り出して行った――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 19:29:36
2072文字
会話率:47%