『八咫烏』。それは、古より日ノ本を守るべくして創られた秘密組織。
その八咫烏に在籍する士門紅葉は、安倍晴明を祖にする一族の分家に生まれた。普通の女子高生として生活する彼女の真の命運は、国を滅ぼさんと現れる怨霊と戦い、八咫烏の一員として陰なが
ら日ノ本の安寧を守り抜くこと。
だがしかし、紅葉には大きな欠落がある。それは術者の力の源である『元素』を発現していないこと。元素なしでは怨霊とは戦えないことから、同じく分家の生まれで同じ命運を授かった幼馴染みの腐れ縁、御門四季から元素の供給を受けることになる。その供給方法は、紅葉の身体のどこかに四季がキスをすること。幼いころから喧嘩ばかりだった四季に身体を委ねることへの抵抗がある紅葉に、四季は「任務のためだから」と強引に唇を寄せてきて———。
これは、特異な使命からお互いを必要とし合う少年少女たちの、すれ違いながらも共に成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 20:33:33
111677文字
会話率:36%
婚約破棄に加え、無実の罪を着せられ平民落ちとなったにも関わらず、ヴィールはあっさり受け入れた。
寛大な措置で死刑を免れたのだから感謝しろ? 冤罪だっての。その言葉を飲み込み、彼女は婚約者の元を去った。
だって一度経験してるし。準備万端、継い
だ父の生物研究を極められると大喜び。
なのに前と違う。両親の形見の簪(かんざし)を盗まれた。逆行できたのは簪があったからなのに。
死んだ両親唯一の形見をどうしても取り返したかったヴィールは、世話になっている商人の情報を元に貴族の裏取引に潜り込んで簪の行方を捜していた。その中で盗品を寄付したり、貴族達が扱う表沙汰に出来ないお金を回収していたら、怪盗として名を馳せる事に。
「なんで怪盗やってんだろ」
そんな中、ヴィールは潜入したとある屋敷で、若き侯爵、ニウ・ヘルック・ブライハイドゥに怪盗だとバレてしまう。貴族間の汚職や闇取引を探っていたニウはヴィールの正体を隠す代わりに、自分の知りたい貴族の裏側を調べるよう持ちかけた。
最初は粗雑で身なりを気にしないヴィールが淑女として徐々に変わりつつも、本当の想いを隠したニウに対する気持ちも動いていく。
本音→怪盗ものとけんかっぷるが書きたい。
※アルファポリス、ノベルアップ+にも投稿しています。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 09:01:03
133637文字
会話率:57%
[有能イケメン社長♂×さびしがりハッカー♀]
世間を騒がす最強ハッカー『VAIU』。目をつけられたら最後、打つ手なしの《天災》と呼ばれる存在が、今朝もまた、とあるベンチャー企業の資産を強奪していった。
……それが、その会社の社長であり元ハ
ッカーだった青年の、極度の負けず嫌いに火をつけるとも知らずに。
「よし、これからはコレだな。今までのイタズラの礼だ」
きょとんと見上げてくる小さい頭を引き寄せて、その額に口付ける。
「せ、節操なし!」
白い顔が花咲くように、朱に染まった。
(前半ガチSFからの、後半ゲロ甘少女漫画。誰得?俺得。
毎週日曜更新。全7話+番外編1話の予定。表紙絵あり注意。挿絵募集中。
ブクマ・評価感謝!)
◆2018/2/11 「6. All All Over」更新。
「……頼むから、今後は、言いたいことは脅迫以外の手段で言いに来てくれよ。心臓に悪い」
特に、世界を盾に脅迫してくるのは、これで最後にしてほしいものだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 22:29:09
25776文字
会話率:36%
任務で偽の夫婦として他惑星に潜入する事になった軍人二人。生真面目なセオと、男勝りでガサツなロジー。でこぼこコンビは口げんかをしつつも仕事に臨むが、次第にただの潜入任務ではないと気づいていく。この任務、いろんな意味で一筋縄じゃいかない?! 結
局、ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 21:00:00
114282文字
会話率:30%
旧家の一人娘であるローズマリーは、両親を喪って以来長らく失意の底にいた。ある夜会に招待された彼女は、よりによって仇国クローネの将校、リヒャルトに見初められてしまう。彼の傲慢な言葉に平手打ちで応えたマリーだったが──。
最終更新:2014-01-25 00:00:00
13223文字
会話率:38%