「マッチ売りの少年と1匹のネコ」のお父さん視点です。最後には息子の手によって殺されてしまったお父さん。なぜそんなことをしなければならなかったのか、そんな疑問が解決されるかもしれません。
最終更新:2017-02-22 06:30:31
4051文字
会話率:22%
わたしは、お父さんと一緒に町からずっと離れた山の中で暮らしています。いまのお父さんは、わたしの本当のお父さんではありません。わたしが本当の親に捨てられて泣いていたときに、拾って、それからずっと育ててくれているのです。わたしはそのことにとて
も感謝しています。このまえお父さんにありがとうと言ったら、そっぽを向いて、ただの気まぐれだから気にするな、と答えました。こっそり回り込んで顔をのぞき込むと、お父さんは、はにかんだように笑っていました。これからするのは、そんなかわいいお父さんと、わたしが初めて一緒にお出かけしたときのお話です。あ、このお話はお父さん視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 10:16:57
1668文字
会話率:0%
子供部屋の片隅で、
イマジナリーフレンドを見たと娘は思い、
育児室の亡霊を感じたと父は思う。
朔旦冬至の夜に、出会うはずの無い子供達が巡り会う。
前半は娘視点の童話、後半はお父さん視点のおとぎ話です。
最後まで読めばハッピーエンド。
最終更新:2015-01-14 06:00:00
8453文字
会話率:25%