貧乏子爵家の令嬢が「持参金不要」の訳アリ縁談に飛び付いたら、「お前を愛する事は無い」と言われたよ〜、というよくある話。
⭐︎さらっと読めるショートショートです。
最終更新:2024-12-17 02:18:20
1886文字
会話率:69%
政略結婚で妻を娶った息子に、母親は穏やかに、だが厳しく訊ねる。
「『お前を愛する事は無い』なんて言ってないでしょうね?」
⭐︎さらっと読めるショートショートです。
最終更新:2024-08-28 06:52:16
1631文字
会話率:59%
「孤児の癖に筆頭聖女を名乗るとは、何様のつもりだ? お前のような女は、王太子であるこの僕の婚約者として相応しくないっっ!」
私を罵った婚約者は、その腕に美しい女性を抱き寄せていた。
別に自分から筆頭聖女を名乗った事など無いのだけれど……。
夜会の最中に婚約破棄を宣言されてしまった私は、王命によって『好色侯爵』と呼ばれる男の元へ嫁ぐ事になってしまう。
しかし、夫となるはずの侯爵は、私に視線を向ける事さえせずに、こう宣った。
「王命だから仕方なく結婚するが、お前を愛する事は無い」
「気が合いますね。私も王命だから仕方無くここに来ました」
「……は?」
愛して欲しいなんて思っていなかった私は、これ幸いと自由な生活を謳歌する。
懐いてくれた可愛い義理の息子や使用人達と、毎日楽しく過ごしていると……おや?
『お前を愛する事は無い』と宣った旦那様が、仲間になりたそうにこちらを見ている!?
一方、私を捨てた元婚約者には、婚約破棄を後悔するような出来事が次々と襲い掛かっていた。
※アルファポリスで連載していた作品です。(コミカライズ、書籍化に伴い、アルファポリス内の同作品は近々削除を予定しております)
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 15:42:22
177058文字
会話率:28%
俺の前には自作の小説を無言で読んでいる奴がいる。
A4用紙に打ち出したものを、後ろへと追いやって、しならせて、最後の1枚。
彼女はさらりと言ってのける。殺したと。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
時折出来上がる訳分からん小説です。
夕暮れにしたのは、物語がバッドエンドだから。
黄昏だから。
注意事項3
タイトル、長くなりましたが、多くの方が引っ掛からないよう、変えました。恋愛じゃないので。
長いタイトルは覚えられないので、これで最後にしたいですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 19:47:34
915文字
会話率:47%
運命に目を背けるな、未来に希望を抱くな、現実に目を向けろ。
幸せな結末などない、誰もお前を愛する事は無い。
遙か昔の事、人は、我らが最も優れた種族だと思い上がっていた。人々は自らの高慢さと繁栄を極めようと、数多の種を根絶やしにしてまって
いた。しかしその報いは自然界より、ひっそりと人を蝕んでいった。食物は人体に悪影響を及ぼし、食を奪われた人々は徐々に弱り、数を減らしていった。絶滅を恐れた多様な種はより人に近い姿に変え、人との共存を果たした。
それから数千年が経ち、尻尾の生えた人や鱗持ち、角の生えた人も偏見の目もなく暮らしていたが大きくは無いが、争いだけは絶えず積もり積もった憎しみの雫はあと一滴でも溢れ出してしまいそうだった。
そこに産まれたのが忌み子として処分寸前の赤子。生を受けたが目は無く、忌み子と決められた赤子の名はハイネ。それでも我が子を愛する義父は赤子を納屋にかくまうがハイネは納屋で落雷にあってしまう。落雷を受けたハイネはぼんやりと光を放ち、異形の瞳は焼け焦げて難を逃れ、微弱な生物から発せられる光を視界として捉えることができるようになる。それから長く険しい苦難の人生を歩み続けるハイネ。
数年後、大地祭で少女ハイネは不遇が重なり、帝国へと送られた。待ち受けていたのは、秀でた者だけが生き残る弱肉強食の牢獄。
家畜の世話から暗殺まであらゆる仕事を強制され生き抜き、やがて運命の一滴として最後の雫を憎悪詰まった器に落とす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-19 22:31:35
63547文字
会話率:40%