群馬県東部の小さな集落で生まれ育った星野美亜は、幼いころから人ならざるものが見える特殊体質だった。
その体質のせいで嘘つきだと決めつけられた美亜は心を閉ざし、人ならざるものが入り込む隙間もない都会に憧れ、短大を卒業すると同時に三大都市の一
つである名古屋に転居した。
しかし夢見た都会での生活は厳しかった。初めてできた恋人は別れてからも金を無心する最低男で、大手企業で働くことができても雇用形態は派遣社員。
頑張っているはずなのに上手くいかないもどかしさを抱えた美亜は、ある日自宅アパートのベランダで職場の上司に瓜二つの天狐を目撃してしまう。
それから数日後、美亜は上司である指宿亮史から、元彼との悪縁を切ってやるという甘言に乗ってしまい、悪霊退治のボランティアをする羽目に!?
瀬戸物、金シャチ、ひつまぶし。神社仏閣数一位を誇る愛を知る地で織りなす、いなり寿司嫌いのドS天狐とキラキラ女子を目指す派遣社員のもどかしい恋のお話。
※作中で群馬県に対して失礼な表現がありますが、私は群馬県に滞在した経験があります。気を悪くする部分があるかもしれませんが、偏見や先入観からではなく、経験談から書かせていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 18:39:29
118626文字
会話率:45%
お弁当用に作ったいなり寿司が原因で、元の世界に戻れなくなってしまったアラサーOLの神崎百合。
そんな彼女に神様が提案してきたのは最近流行りの異世界転移で…
しかも、神様から便利なスキルが沢山貰えるおまけ付き。
元の世界に戻れないなら、その
提案にのってみよう!
目指せ!憧れのスローライフ!
これは、とあるアラサーOLが神様からもらったチートスキルで異世界生活を楽しむお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 17:45:42
28690文字
会話率:37%
僕はどうしてもあれがほしかった。だからお賽銭を貯めて人に化けて、できたばかりの百貨店にやって来た。そうしてお目当てのあれを探していたんだけれど、僕を妖狐だと見破った男に捕まってしまい――僕を捕まえた人間は祓い屋をしていた。僕はいなり寿司を食
べさせてもらう代わりに、双子の狛犬や烏と一緒に使い魔をすることになった。そうして今日も僕は祓い屋の懐に潜り込んでいなり寿司を買いに、もとい妖を祓いに行くんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 10:00:00
43370文字
会話率:39%
駅前の通りで工事中の通行止め区間を迂回路の矢印に従って進んでいく。
一本道の細い路地なのに、なかなか通りに出られない。
やっと出れた、と思ったら迂回のスタート地点に戻っている。
なぜ帰れないの?どうして同じところに戻ってくるの?
職場の飲み
会で土産にもらったいなり寿司の折詰の袋が、私のイラつく気持ちに合わせて
ガサガサと音をたて揺れている・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 15:02:07
3670文字
会話率:21%
主人公の誠はどこにでもいる普通の社会人。
彼の趣味は読書。大学を出て以来、彼女はいない。
そんな彼が四月の肌寒い公園で一人いると、ある声に導かれて小さな神社へと向かう。
お参りを済ませ帰宅しようとした誠が烏の鳴き声に驚いていると、見知らぬ少
女に話しかけられるがーー?
現代を舞台にした和風ローファンタジーな恋物語です。
こちらは武 頼庵(藤谷 K介)さま主催『第3回 初恋・恋愛企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 12:00:00
4793文字
会話率:44%
耳の尖った変な奴に、学校の、変った美術部へ誘われる話。
最終更新:2022-10-12 17:05:43
984文字
会話率:47%
冴えない青年<八雲四季>は夏のある日、足の悪い祖母の代わりにとある神社の掃除を任された。
腰の高さ程まである雑草が生い茂る山道を淡々と上る。
そんな山奥の神社の清掃活動も程ほどに、休憩をと境内に寝そべると祖母の言った不思議な一言を思い出した
。
「そうそう、”いなり寿司”だけは忘れずに持って行ってちょうだいね…」
どういうことだろう?と思いながらも昼食に持ってきたいなり寿司。それが無くなっていた!
視線を移すと何やら怪しいもふもふが、俺の昼食を持って逃げようとしていた!
すかさず俺は、そのもふもふに思いっ切り手刀をかましてしまった。
「みぎゃっ…ッッ!」
すると、境内の中から大きな、だが舌っ足らずな声が聞こえてきた。
こにょっ、無礼者!ワシを誰だと思っておる!神だぞっ!?それを…ふぇぇ…!
この作品はカクヨムにも連載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859532349203折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 00:00:00
333502文字
会話率:36%
屋上で。祭りで。庭で。銭湯で。この世界で。違う世界で。愛を叫ぶよ
お品書き
八月十五日 穴子の箱寿司
九月九日 菊の花寿司
十月八日 いなり寿司
十一月十五日 手毬寿司
十二月二十二日 田舎巻き寿司
一月一日
蟹の押し寿司
二月三日 海鮮巻き寿司
三月三日 ちらし寿司
四月一日 苺寿司
五月五日 手巻き寿司
六月二十一日 鯖寿司
七月七日 野菜寿司
(2022.8.3~8.8)
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと、『カクヨム』で掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 18:27:01
9727文字
会話率:34%
少しひねくれた冴えない男子高校生である神崎慎也
慎也はある日道端で少女が倒れてる所を介抱する。
目を覚ました少女は慎也に対して借りを返すという体で結婚を申し込む!
さらに少女は魔王の娘だった!
今までの日常は崩れ去り
日常は混沌を変わってい
く!
ドタバタ混沌ラブコメディ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 17:13:40
3643文字
会話率:48%
今日も神域を侵す者はおらんようじゃ。
よきかな、よきかな。
今日の供物はなんじゃろか?
また油揚げにいなり寿司か……もう油揚げにいなり寿司を見るのも嫌じゃ。狛狐にでも食わせよう。
最終更新:2021-05-15 22:09:35
442文字
会話率:0%
おいなりさんのうまさときたらもう。
最終更新:2021-03-13 20:00:00
2789文字
会話率:25%
昼休みに全国チェーンのうどん屋でいなり寿司をたべていると隣の席から子供が話しかけてきた。
「あのもし、いなりをひとつくださいませんか?」
さては見てるうちに欲しくなったのかな。微笑ましく思ってひとつどうぞと皿ごとさしだしてやる。
「ありが
とうございます。わたしは稲荷大明神の遣いのきつね。本日は姪の結婚式で外界に降ろしてもらったのですが、結婚式の食事というのは食べた気がしませんでね。」
最近の子供は妙な遊びを思いつくものだなと関心してそうですかと返すと恥ずかしそうに子供が続けた。
「とても美味しそうに見えたものですから…つい。そうだ。お礼と言うにはささやかですが、あなたに加護のまじないを授けましょうね」
ポンと手を打つと気が済んだようではふはふと自分のうどんを食べだす。
ありがとうというのも変な気がしてどうしたものかと思案していると、はじめからいなかったという体で隣の席はきれいさっぱり空っぽになっているのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 22:26:31
1038文字
会話率:10%
佐藤 カンタ(18歳)は、
ある昼時に目覚めると、目の前には巫女装束の格好で仮面をつけた女の子と出会う。
その女の子は、「神」と自分を称し、人外の力を使うのを主人公は目にする。
運命と二択の恋が始まる。
最終更新:2020-06-13 01:47:15
1425文字
会話率:13%
高校二年生の春、主人公の羽山 シュウジ(はやま しゅうじ)は転校生である江藤 メイ(えとう めい)と出会って本当の春を迎えることになる。
メイの容姿は、整った顔立ち、ウェーブがかかった黒髪ショートに強調部分と引っ込み部分が描く曲線、メイド服
?によりクラスの男の視線をくぎ付けにした。
しかし、メイにはいくつかの欠点が...
青春あり、ライバルあり、ハプニングありのラブコメ始動!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-09 21:04:15
24452文字
会話率:36%
近年の暖冬のせいか、
入学式の日にはすでに桜は散り、緑の葉でいっぱいとなっている。
桜の花が申し訳なさそうに少しだけ散っている。
そして、緑の桜を見ている人がそこにいた。
その日から俺の高校生活は予定から
大きくそれてしまうことになった。
最終更新:2020-01-12 02:19:53
1522文字
会話率:10%
高橋直樹とその妹、花による地震体験日誌
冬休みに入った頃、
駿河湾で大きな地震が発生したが、
大きな被害はなかった。
しかし、最悪の事態はすぐそこに迫っていた。
最終更新:2019-12-27 03:02:04
2085文字
会話率:6%
十秒もない出来事をできるだけ
長く書いてみました。
キーワード:
最終更新:2019-10-17 01:16:56
898文字
会話率:0%
毎年、近所の稲荷神社に『いなり寿司』をお供えしていた婆ちゃんが亡くなり。様子を見に来た狐にいなり寿司を催促される
断ったら、男の自分を人質に取られ、元に戻る為いなり寿司を用意するが…
最終更新:2019-03-10 11:45:30
5985文字
会話率:61%
客のいなりを食べた僕に降りかかった天災
最終更新:2018-12-18 22:20:19
1271文字
会話率:56%
『うしろの正面、だあれだ?』――SNSで正体不明のアカウント〈かごめ〉から送られてくる“怪談”。制限時間までに怪異の謎を解かなければ呪われる……!? カトリック系ミッションスクールに編入した中学一年生の〈わたし〉は、校舎の隅でいなり寿司を食
べていたキツネ似のお兄さんと真相に迫る。青春学園ミステリー。【恋&謎解き学園ショートストーリーコンテスト】応募作品
*評価の受付公開は「しない」に設定していますが、お気軽にご意見などいただけると嬉しいです。*感想欄はネタバレOKです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-24 21:52:28
14750文字
会話率:36%