様々な種族が住む世界に、竜魔族として産まれたディルヘルム。
彼は双子の兄・ヴィルヘルムと同じく、種族を率いる宿命を持った運命の子だった。
周囲に言われるがままに、次期族長としての教育を受けるディル。
反対に、兄のヴィルヘルムは生
物について興味を持つようになった。
明るい光を放つ照明になる花や、食べると怪我を治せる植物。様々な役に立つ研究を完成させるヴィルヘルム。
自分は見つけられなかった夢中になれるものを見つけてみせた兄を、ディルはとても慕い、誇りに思っていた。
しかしある日、ヴィルヘルムの作り出した動物が集落の者に怪我を負わせてしまう。
その事が原因により、ディルは生まれて始めて兄と離れ離れの誕生日を過した。
謹慎が解けた日、ディルは兄に会いたい気持ちが先走り、誤って心にも無いことをヴィルヘルムに言ってしまう。
それをきっかけに、双子の兄弟のすれ違いが始まり──やがて世界を巻き込む狼煙となる。
運命の歯車が狂いだしたのは、果たして何時なのか?
これは暗黒時代の幕開け──その始まりとなるプロローグである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 19:01:30
18024文字
会話率:35%
時の刻みの均等がない場所は魔界。魔王・ハバネロの娘、ケティール=ベルガモットは謎の女子ちっちゃいもの、カモミールの導きによって光堕ちした。経緯は、人間界から魔王討伐の目的でやって来た勇者・スポロ=ルクスと父親のハバネロが交流を深めたことを哀
しんだケティール=ベルガモットが家を飛び出て辿り着いた魔界の森林公園を彷徨っていた最中でだった。
しかし、光堕ちしたケティール=ベルガモットには過酷な試練が待ち構えていた。光堕ちした姿は両親から拒まれ、帰る場所を失った。
事の元凶は、勇者・スポロ=ルクス。安らぎの場所を取り戻す為に“打倒、勇者”と、ケティール=ベルガモットは闘志を燃やすが……。
物語は、ひっちゃかめっちゃかファンタジー・コメディー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 02:35:54
29265文字
会話率:47%
現役の宮廷魔術師長を務めるアーディアス公爵家の当主たるダルトン・アーディアスは、妻マリアの産んだ娘を抱き上げた際に前世の記憶を思い出した。
それによって、この世界が恋愛ゲーム【白薔薇の聖女と黒薔薇の魔女】の世界、少なくともそれに酷似した世
界だと気がついた。
そしてシナリオ通りに進めば娘と共に悪事に加担していた公爵家は娘の断罪と共に没落するか、むしろ共に悪堕ちした王子と娘によって魔王召喚の生贄として国王夫妻や妻とともに自分が殺される未来が待っていることも思い出す。
娘の悪堕ち BAD END を避けるため、ダルトンはイクメンになって、どちらのエンドでもない生き残りのエンドを目指す!
※週1回ぐらいの更新を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 04:00:00
557112文字
会話率:35%
伯爵令息ヒューゴは学園の卒業パーティーに参加していた。
ふと、ヒューゴの視界に以前から気になっていた同級生・ベルタの姿が映った。ベルタは力を失った元聖女で、王太子の元婚約者でもある。
どこか陰があってミステリアスな雰囲気をまとう彼女に、ヒュ
ーゴは不思議な魅力を感じていた。
思い切ってベルタに話しかけてみると、彼女は気さくな態度で応じてくれた。
ベルタは学園に入学してから今までずっと奇妙な仮面をつけて過ごしていた。理由を聞いてみれば、どうやらある出来事が原因らしい。
しかも、その出来事には王太子と聖女である彼の現婚約者も深く関わっているようだ。
熱心に話を聞いていると、やがて彼女は衝撃的な事実を告白し始めた。
そんな中、突然王太子と聖女が倒れ込んでパーティー会場内は騒然となるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 06:35:54
7400文字
会話率:42%
戦争によって四肢を欠損させた人間種最強の魔術師は、消え入りそうな声で、魔物と称される青年アルマに告げた。
「灼熱の炎を、膨大な水を、鋭利な風を、轟く雷を、響く地面を。人間が思うがままに操作し、魔力と言う目の見えない事象によって、片手のみで
その力を操る。おかしいとは思わないか?」
まるで世界が狂っていると告げた彼の言葉を、まともに受け止めないながらも、世界への疑いを持ってしまったアルマは、自らの出生の秘密を含め、世界の真実を暴くべく、行動を始める。
なぜ人は言葉一つで魔術と称される超常現象を扱えるのか。
なぜ魔物は人間を襲い、魔人を襲うことはないのか。
なぜダンジョンと称される戦いの場が設けられているのか。
なぜ彼には肉親がおらず、十一歳より前の記憶がないのか。
異世界ファンタジーの謎の全てに答えを見出す、重厚ファンタジー戦記開幕。
※縦組み推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 18:00:00
48969文字
会話率:38%
本編、ひとまず完結。
KADOKAWA ドラゴンノベルス より 一巻発売中!
コミカライズ決定!
マンガUP!&ガンガンOnlineにて連載予定!
MBSラジオ「寺島惇太と三澤紗千香の小説家になろうnavi」8月の朗読劇に選ばれ
ました。放送は計四回。バックナンバーはYouTubeにて視聴いただけます。*リンクは作中にあります。
『あらすじ』
前世の記憶を取り戻したシリルは、自分が乙女ゲームの登場人物、悪役令嬢・ソフィアの執事であることに気付く。
このままでは、ヒロインに王子を奪われたソフィアが闇堕ちして処刑されてしまう。
お気に入りだった悪役令嬢を救おうと考えたシリルは、執事として彼女が闇堕ちする要素を排除し、王子の愛を勝ち取れるような才色兼備の令嬢に育てるのだが……
8月30日に異世界恋愛の日間1位、週間1位、月間1位、同時入り果たしました! 四半期1位と年間3位も獲得しました。応援してくださったみなさんありがとうございます!
書籍化に伴い、サブタイトルが変更になりました。
(旧サブタイトル)~俺が育てた彼女はとても可愛い~ (連載版)
*カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 20:00:00
572423文字
会話率:40%
優秀な魔術師の卵である少年、詩音はなぜか乙女ゲームの世界に飛ばされてしまった。
右も左も分からぬ状況でいきなり女性からセクハラを受けて貞操の危機に陥る詩音だが、逃げた先で通りかかった馬車の主に救われて事無きを得る。
馬車の主はとある
貴族令嬢だった。
そのご令嬢のご厚意で、詩音は執事として雇ってもらうことになる。これで行き倒れることはないと安堵する詩音だが、彼女は乙女ゲームのキャラ、悪役令嬢だった。
彼女は将来、婚約者をヒロインに奪われて闇堕ちし、ヒロインに数々の悪事を働く悪女となり、最後は別の男との不貞(デマ)が原因で、悪事の実行役である執事と共に破滅する。
彼女の執事になることは危険だが、生きるために仕方なく執事として働き始める。詩音はやがて、彼女が原作で語られるような悪人ではないことに気付く。
彼女の執事として、主が破滅しないように立ち回ることを誓うのだが……
*カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 20:01:55
24420文字
会話率:39%
前世の記憶を取り戻したシリルは、自分が乙女ゲームの登場人物、悪役令嬢の執事であることに気付く。
このままだと王子をヒロインに奪われた悪役令嬢が闇堕ちして処刑されてしまう。
お気に入りだった悪役令嬢を救おうと考えたシリルは、執事として彼
女が闇堕ちする要素を排除し、王子の愛を勝ち取れるような才色兼備の令嬢として大切に育てるのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 20:01:42
11291文字
会話率:39%
一般人のゲームの仕方のif小節です。
先に上記のものを読むとどういった事があったのか分かりやすいと思います。
最終更新:2022-08-10 00:53:25
1773文字
会話率:83%
大事な人達に裏切られた彼はもう、誰も信じない。
最終更新:2022-07-31 18:46:08
4337文字
会話率:41%
誰もが知る物語の“永遠の少年”。
彼のその後の物語。
彼女と一緒に大人にならなかったことを後悔し、闇に堕ちてしまっていた。
そんな彼を救ったのは――
※設定はゆるめです。
※R15は保険です。
最終更新:2022-07-27 23:00:12
5231文字
会話率:40%
神と植物の会話
神の子供たち 番外編 その二
本日の主役はオンシジューム 花
......なのですが、ボツ作品です。このシリーズの世界観を壊したくない場合は読まないことをおすすめします
最終更新:2022-07-06 01:50:35
362文字
会話率:0%
栄えある魔道士家の筆頭として名高いグレイアム家。しかし同族のラルエル・グレイアムによって一族郎党皆殺しにされ、ラルエル自身も双子の兄によってその首を落とされた。
時は流れ十五年後、ウンディーネに憑依してしまったことでラルエルは再び現世に蘇る
。
なにやら凄い魔道士に成長していた兄の弟子になったのだが、正体がばれた瞬間待っているのは再び首をすぱんと切り落とされる未来である。
「師匠の机の上に乗ってる頭蓋骨、ほんと悪趣味ですよね」
「これは僕の弟だよ」
俺じゃねえか。びっくりした。
弟子として良い感じに振る舞いながら悪鬼を退治していたら、いつの間にか兄が闇堕ちしかけていたんだけどなんでだ。
「私以外にもグレイアムの生き残りがいたんだ」
「それはおかしいな。ちゃんと皆殺しにしたはずなのに」
「え?」
「えっ」
全力疾走まであと五秒折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 14:00:00
22779文字
会話率:30%
車椅子の主人公“東雲優”達はある日、異世界に召喚される。様々な目的を持ちつつ異世界を車椅子で爆走する物語です。
備考
執筆者は車椅子なのでリアリティはそれなりにあるはずです。
本作品は障害者差別を助長する意図はございません。
本作品は障害
者の皆様を応援しております。
以前、本アカウントで投稿していた同名の作品を大幅に加筆修正し、投稿し直したものとなります。多少の設定変更はあるものの24話までの大まかなストーリーに変更はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 15:09:20
39519文字
会話率:75%
スキルを使えない冒険者のルシアンは、ある日、パーティーのリーダーから追放を言い渡される。
自分が無能だということが周囲にバレてしまい、誰ともパーティーを組んでもらえず、腐っていたルシアンのもとに十二歳の少女が現れた。
「私はルシアン様の6
8番目の妻アムリです!」
更にアムリは言う。
「ルシアン様のスキルはこの世界を憎むことで強くなる<闇堕ち>なのです!」
勇者になり、十五年後に悲劇的な最期を迎えたルシアンを救うため、未来からやってきた嫁たち。
彼女たちはルシアンの闇堕ちを阻止し、無事にかつてのハーレムパーティーを再構築できるのか?
「今度こそ、みんなで幸せになりましょう!」
最強な嫁たちによるハーレムパーティー快進撃がはじまる。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 12:00:00
35153文字
会話率:47%
人間と魔族が共存している世界。その魔族に気に入られ婚姻を申し込まれるが拒み続けるクラリーク。
「もう追いかけっこは終いか?クラリーク」
もう逃げられないと思ったクラリークは追撃の手を逃れる為に………。
「ーーーーーお前は...そん
なにも、我が嫌いなの、か」
絶望に闇堕ちした魔王と全てを無かった物にした少女との転生追いかけっこ??
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 10:33:26
1124文字
会話率:30%
魔王×元勇者BL
人間に処刑された勇者のお話。スパダリ魔王と天然もの元勇者。
魔王やら何やらの思惑入り混じって元?勇者が甘やかされる。ほのぼのに見せかけたダークファンタジー。ちゃんとくっつく。闇堕ち御免。
「彼はとっくの昔に死んでいたのかも
しれない」
:5話完結2万6千字程度
※若干残酷な表現がありますのでご注意下さい
※R15程度
※ムーンライトノベルズ、pixiv、自サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 10:39:50
26841文字
会話率:51%
「え、皇太子が駆け落ち? 誰と? 嘘でしょ、第二王子の婚約者と?!」
公爵令嬢のユリティーナは皇太子の婚約者だった。だが皇太子と第二王子の婚約者のエリサが恋仲になり駆け落ち(亡命)してしまう。残されたユスティーナは悲しみに暮れるが、追い打ち
を掛けるように闇堕ちした第二王子がやってきた。どうやら"私が皇太子をしっかり捕まえておかないせいで彼らが駆け落ちしたんだ"とでも思ったようで、理不尽にも魔物がうようよ出る辺境の領地へと追いやられてしまう。案の定、魔物に襲われて死ぬ!と思った瞬間、ユスティーナは15歳に戻っていた。
せっかくやり直せるなら浮気した皇太子など不要、さっさと婚約破棄してしまえば魔物に襲われて死ぬこともない。そう考えた天然気質なユリティーナは婚約破棄に動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 19:05:50
10734文字
会話率:41%
東京に突如現れた七匹の魔神。
魔神は人々を次々に殺戮し東京を地獄にした。
だが悪魔祓い(エクソシスト)を名乗る西園寺 ミシェルにより、東京内に結界が張られ、魔神達は閉じ込めた。
以降、東京は魔神を閉じ込める神域に囲まれる。
東京は立ち入り
禁止となったが、興味本位で多くの人々が立ち入った。
だが、神域に入った者は神域内にランダムでテレポートされ、帰還者は居なかった。
5年もすると人々は誰も寄り付かなくなった······。
0章。
これは地獄の始まりの話。
夢野 瑞希と神崎 夢が目を覚ます。
二人の記憶喪失になっており、瑞希は耳がなくなっていた。
初対面の二人が知恵と勇気を振り絞り、地獄を抜け出す脱出劇が始まる。
これは夢野 瑞希が愛と狂気に染まり、闇に堕ちていくまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 23:33:00
129725文字
会話率:43%
人を愛する事が出来ない事に惰性していた私が初めて人を愛した人は優しくて最低な人でした。堕ちていく...愛に憎悪に
最終更新:2022-05-22 18:20:49
31260文字
会話率:48%
悪役令嬢として生まれた私の、最初で最後の恋。それは、守護騎士ディオス様との、幸せな思い出、そして悲しい別れ。
必ず私の元に帰ってくるという約束は果たされず、3年の月日が経ったある日、私の部屋の窓は木っ端微塵に。
そして、目の前にいたのは、魔
王軍の軍服を身につけた、かつての守護騎士様。
悪役令嬢の私を、魔王軍の将軍になった元守護騎士様が、闇堕ちさせようとしているようです。
それは、縋られていることに気がつかない、悪役令嬢な私と、一途な元守護騎士様の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 14:48:19
72741文字
会話率:38%
私は、神の教えに従って、魔王の支配に苦しむ人々を救おうとした。世界は愛に満ちている、そう信じて。
――だが、そんなものは幻想に過ぎなかった。
私がこれまで信仰を捧げてきた神も、何度も救いの手を差し伸べた人間も、私を見捨て、殺した。
そして、私は悟ったのだ。この世界に救われるべき者など存在しない、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 01:34:00
13302文字
会話率:18%