賭博が合法化した現代に、一人の少年の存在が界隈で有名になった。
歳は15、東洋出身で特有の黒髪をした少年。その才覚は界隈を驚かせ、数多くのカジノでその才能を見せびらかしたという。
そんな少年————海原夜月(うなばら よつき)には子供の頃
にちっぽけな約束を交わしていた。
『俺は、必ず大きくなって————お前と結婚してみせる』
『はい……待っています、夜月』
相手は同い年の女の子。
小さな頃に知り合い、互いに惹かれ合って交わした約束。
だが、その約束は現実を見れば叶わぬものであった。
少女は『世界八大貴族』と呼ばれる、貴族の娘。
世界に影響を及ぼすほどの発言力、財力を持ち、雲の上の存在であり文字通りの『格』が違う存在。
そんな存在の娘と結ばれるなど、一般人には不可能。
だけど、夜月は諦めない————金を集め、少女と並び立つ存在になる為に。
その為に、少年は賭博をしていた。
そして気づけば、一企業を買い占めれる程の資金を集めていたのだが、残念ながらそれでも並び立つには全く足りない。
そんな時、保護者の男にある提案をされる————
「なぁ……都市学園に通う気はないか?」
都市学園————そこは、世界各国の御曹司や令嬢が集められ、優秀な若者として世に排出する為の機関。
そこではクラスごとに与えられた『アルカナ』を奪い合う事によって才覚を伸ばしていく教育システムが導入されている。
『アルカナ』の存在は大きい。
それを所持しているだけで、将来は約束される。
そして、『アルカナ』を集めると、あの『八大貴族』と同じ格にまでなれるという。
更に、その学園にはかつて約束を交わした少女も在籍していて————
少年は、学園に入学し過去の約束を叶える為に全てのアルカナを集める。
————本格派頭脳戦ラブコメディ、ここに開幕。
「さぁ、賭博を始めよう———テーブルに賭けるのは、そのアルカナただ一つだ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 18:00:00
24827文字
会話率:38%
これは、ごく普通の剣と魔法の物語。
ヒロインの名はルナ。ごく普通の辺境伯の娘として生まれ、ごく普通に大貴族の令嬢として育ちました。でもただ一つ違っていたのは、彼女の見た目は、エルフまんまだったのです。
ルナ、十二歳の朝、彼女は巨大
な魔法の力に目覚め、同時に前世の記憶が蘇りました。前世の彼女は、日本という異世界の国のごく普通のサラリーマン。ごく普通に恋をして、ごく普通に結婚はしたけれど、ワーカホリックが元で奥様とは離婚寸前。最愛の人を幸せにできなかった後悔を抱えたまま事故死するという、最悪な人生を送ったようです。
月日は流れ、ルナ、十五歳の秋、彼女は冒険者を目指し、ごく普通に魔法学園に入学しました。ごく普通のキャンパスライフと思いきや。ただ一つ違っていたのは、学生寮で同室の女の子が前世の妻・三蝶子(ミチコ)と瓜二つだったのです。
同性愛への偏見もある中世風の世界で、ルナはミチコを「幸せ」にできるのでしょうか?
そして、ルナに与えられた宇宙をも崩壊させる力とは?
剣と魔法、黙示録の世界、それから、それから、百合ラブストーリー。ルナ一人称で贈る、ごく普通の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 20:00:00
369703文字
会話率:47%
大陸の中央に位置する巨大軍事国家『アムセルンド王国』は潰えた。世継ぎに恵まれず王家の血が絶えてしまったのだ。その後アムセルンドは王侯貴族の離合集散と血みどろの内戦に年月を費やすのだが、五大貴族の台頭で平和が訪れる。--五大貴族合議制による
アムセルンド統治、いわゆる『アムセルンド公国』の誕生の瞬間である。
下・中流貴族会議による政策立案、そして五大貴族による法案制定と施行。すべてが順調に進み、公国は王国時代の勢いを取り戻すかに見えた。しかし、それはまた新たなる戦争への序章に過ぎなかったのだ。
この物語は、アムセルンド公国に転生したブラック企業の営業課長の物語。
本人が望むと望まないと、時代の転換点となってしまった男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 17:44:21
440518文字
会話率:32%
大貴族とはいえない子爵の位階でありながら、一代で広大な領地と豪壮な城を構えるに至ったカーライル。「子爵王」と称せられるほどの権勢を誇るカーライルの元へ、ロートリングル侯爵家の娘オフィーリアは嫁がされてきた。しかし多忙なカーライルはいまだに新
妻の顔を見に訪れてこない。実家のために、己を滅しカーライルの寵を得なければならないと思いつめたオフィーリアは、心を盗む業を持つという伝説の怪盗の継承者を呼び出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 06:03:52
10120文字
会話率:52%
生粋の冒険者気質の少女 ファティナ
最近完成した貴族のみが通うことを許された学園に入学します!
クラス分けされたら同じクラスに王子サマに4大貴族の令嬢や令息も!?
次々と迫り来る試練、課題、
そして学園のヒミツとは…
一触即発の空気の
中、唯一クラス内平民のファティナはクラスの仲間と共に卒業できるのか?!
想いと陰謀と事情が渦巻く異世界学園譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 04:22:27
6748文字
会話率:34%
一介の平民の家で育てられた少女、イレーヌ。彼女は平民にしては容姿や所得魔術が良すぎていた。
イレーヌは、実は大貴族の末裔だったことが明らかになる。
貴族としての新しい生活に頑張って慣れながらも、イレーヌが成長し、飛躍していく物語。
最終更新:2021-01-17 18:37:35
233文字
会話率:0%
魔法も超能力も無い、現代寄りのスチームパンクファンタジーです。
それでも、このポンコツの心臓が俺にはふさわしいと思うんだ――
第十次世界戦争後の荒廃した世界。復興の兆しが見え始める中、少年ハーツは奨学生として名門校リリオ・デルに入学する
。贅沢品として貪られ、腑分けされ、奪われた、自らの内臓の行方を探すために。
傍らに立つのは大戦帰還兵のブラッド・ウェンドウィルソン。故郷が地図から消え居場所を無くした男は、戦争の被害者であるハーツを救うことを自らの生きる目的にすり替えて彼を庇護していた。
学園内での奇妙な伝統行事である「お茶会」―招かれるままに彼らの家を訪ねるうちに、ハーツとブラッドはそれぞれが抱える秘密に触れ、自ら脅威を招き寄せてしまうことになる―
謎解き、アクション、学園モノを全部混ぜ込んで自分の好きな世界観で味付けしました。
戦後や銃、傷跡や人工内臓等、そういうハードな単語が大好きな方はぜひどうぞ!
<登場人物抜粋>
ハーツ ネクター臓器をもって生まれた少年。十七歳。リリオ・デル大學付属学校の1年生。ほぼすべての内臓が採り尽くされ、今は人工内臓とブラッドから移植された心臓で生命活動を維持している。素直かつドナー時代の刷り込みで自己犠牲精神が強い。
ブラッド ハーツを庇護する大戦帰還兵。二十七歳。帰る場所も生きる目的も無かった所でハーツを拾い、奪われたネクター臓器の回収を自身の生きる目標にすり替える。基本的に駄目人間。
イア 町医者と闇医者を兼業する女医師。腕は確か。ブラッドとの腐れ縁からハーツのメンテナンス(有償)の一切を請け負っている。
リブ ハーツのクラスメイト。成金の戦争商家の息子。気の良い市場原理信奉者。
ラングス姉妹 ハーツのクラスメイト。姉がアルト、妹がソプラノの双子。誰も二人の区別がつかない。戦争特需で拡大した製薬会社令嬢。
ゴーラ ハーツのクラスメイト。リベラル系議員の娘で、父は戦時下で刑務所に収監されていた。明晰かつ優しい皮肉屋。
フレンテ ハーツのクラスメイト。軍人一家の嫡男。竹を割ったような性格で、クラスの誰に対しても態度を変えない人格者。
イザーム ハーツのクラスメイト。六大貴族の一角の嫡男。本来この程度の学校にいる階級の人間ではない。
※カクヨムに完結まで掲載有折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 22:17:00
20837文字
会話率:54%
29歳、万年平社員で歴オタ気味の男は、突如告げられる余命宣告通りに死ぬと、剣と魔法の世界に転生していた。
寝て起きるたび性別が変わって、たまに死亡フラグがみえるんだけど!?
有力地方領主の三男と、転生先には恵まれていた。しかし、無数の不
思議体質から迫害されたり、心配されたりでなかなか城から出してもらえない。
仕方なく引きこもって魔術と武術の修行に明け暮れる日常を送り、ほとぼりが冷めていざ城の外へ出てみると、幼くして魔術師としては最強クラスになっていた。
見かけは何かと迫害されがちな貴族の温室育ち。
実は魔法を究めていて、破滅フラグを回避したり、体質改善の努力をしているうちにチートを習得した大魔術師。
お家騒動や領地の問題を裏で暗躍して解決するうちに、騎士や冒険者に奴隷、エルフに獣人魔族といった種族や身分関係なく有能な人材に慕われ、ついには王子や王女、大貴族やご令嬢からも言い寄られて……。
気ままな生活を送るため、極力目立たないように前世で蓄えた知識とチートスキルを使いこっそり無双、迫りくる没落・追放・死などの破滅フラグを回避しているうちに成り上がっちゃうお話。
※重要なお知らせ
2020年 03月09日
第1話から最新話までの改稿、再投稿が完了しました。
細かな表現描写が変わってますが、物語の大筋は変わってません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 19:11:55
292873文字
会話率:30%
ノヴァ・コンスタンティンは王家とも深い関わりを持つ大貴族、コンスタンティン卿の末っ子である。兄や姉達が文武両道なコンスタンティン卿の才能を濃く受け継いだ一方、ノヴァはそれらと比べると劣ってしまい兄や姉達と違いあまり日の目を見ない境遇だ。
しかし当の本人はそんなことを気にする様子は見せず、時折城下町へと降りて遊びまわる日々を過ごしていた。
そんなある日のこと、ノヴァは城下町に自分しか知らない秘密のダンジョンがあることを知る。
他人が一切立ち入るどころか認識すらできないそのダンジョンによりノヴァの運命は大きく動き出す。
ノヴァ・コンスタンティンの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 00:08:04
9030文字
会話率:36%
全ての生命に対し発動する絶対の定め、"レベルキャップ"が存在する世界。
四大貴族家の一角、リンデルハイム家に生まれた末男、クラインは幼い頃より将来を嘱望されていた。
だが、15才の誕生日――、成人の儀を迎えたクラインの頭
の中に声が響く。
『レベルキャップに到達しました、これ以降の能力上昇はありません』
何と、クラインはレベルが上がらぬままに、レベルキャップに到達するという前代未聞の落ちこぼれだった。
現当主の父は激怒し、「お前などリンデルハイム家にふさわしくない」とクラインを追放する。
流浪の身になったクラインは、討伐パーティーのポーション奴隷に身をやつしていた。
ある日、そのパーティーからも用なしだと追放され、手負いになった荷役奴隷の猫獣人クロネと一緒に置き去りにされてしまう。
せめてクロネの痛みだけでも取ってやろうと、最後のポーションを作ったその瞬間、クラインの脳内にファンファーレが鳴り響いた。
『レベル0のまま、他人のためにポーションを100万本作成の条件を達成。特殊職能"ポーションマスター"に覚醒しました』
覚醒したスキルは『どんな高位ポーションでも瞬時に作れる』という恐るべき能力だった。
クラインはその力に震えた――この力があれば全て取り戻せるんじゃ⁉
すぐに復讐の言葉が脳内によぎるが、ふと気付いた。
いくらレアポーションが作れるとは言え、自分のレベルは0のまま……。
不意をつかれればひとたまりもないだろう。
俺は力を付けなければならない――。
このスキルを最大限に利用し、二度と人生を奪われぬために自分の領地を手に入れると決意する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 12:00:00
200916文字
会話率:48%
【あらすじ】
大貴族の令嬢、タドラは冒険者となったがハズレジョブ「蛮族」の適性しかないせいで追放されてしまった。脱げば脱ぐほど強くなる蛮族チートスキルがあるので、ギルドを立ち上げたら自分を追放したギルドは崩壊した
・追放ざまあ
・無双
・
苦戦要素なし
*カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 12:00:00
74922文字
会話率:53%
その醜さ故に『醜悪公』と呼ばれる大貴族は美しい新妻を虐げている。という噂に怒った辺境伯は醜悪公と結婚した娘フェリシアを取り戻すために息子たちと醜悪公の城に乗り込む。果たして無事に愛する娘を救い出せるのか? そして醜悪公の虐待の真意とは?
…
…嘘は書いてません、多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 00:14:09
4011文字
会話率:59%
★毎週の土曜、日曜に更新致しますので、ぜひブクマ追加くださいね★
★テンプレ化作品ではなく、オリジナルです★
【完璧令嬢を装う悪役令嬢が死する】
王国三大貴族であるタロシア公爵家に生まれたリリスは当然に生まれつきの勝ち組であろ
う。
一生をかけても使い切れないほど莫大な資産を持つ父上がいて、かつて魔女と呼ばれるほど容姿を極めた母上がいた。当然のようにリリスも母上譲りの花を欺く絶世の美しさを継ぎ、どれほど困難であろうとも何事も必ずやり遂げる父上譲りの責任感を継いだ。
故に、また当たり前のように、リリスは王家学院では成績が始終誰も越えられないほどの頂まで至り、貴族社交界も意のままに支配し、況してや王族も越える圧倒的な領地管理力で「賢者」の称号も手に入れた。
間違いなく、リリスは世の中すべてを手にし、他の貴族はもちろん、王族であろうとも辿り着けない至高の存在となった。
リリスが、御伽噺のように美しく完璧に存在している。誰もが想像する幻想の女神として君臨している。
そんなはずだった。
なのに、そんな完璧無欠なリリスは、
自らの手で死罪を犯した。
確実に確実な証拠、
リリスが進んで口にした事実。
紛れもない謀殺。
謀殺失敗後、準太子妃である姉と継母の願いで死罪を免れたリリスは、
牢獄で絶望に自殺した。
ただ、死んだはずのリリスは、なんと二年前に死に戻ったらしい。
奇跡に授けられたこの二度目の人生は、祝福か、呪いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 22:53:27
122345文字
会話率:28%
王国最大の陸上交易都市を領内に擁する大貴族の長女ステラ・バルトゥコヴァーは、日本人の少女が転生した姿だった。
十二歳になったステラは洗礼式を迎え、神から【天啓】を授かる。
しかし、それは水の乏しい領内では何の役にも立たない《水流魔法
》だとわかった。
「ふざけるなっ!」
ステラに多大な期待を寄せていた父は激怒し、絶海の孤島へとステラを追放する。
「あばよ、ステラ。もう二度と、おまえの面を拝む機会はないだろうがな」
兄の罵倒を受けつつ、ステラは幼馴染の従者の少年や幾人かの使用人と共に、大海原へと放り出された。
航海の最中、ステラたちは島を世界から隔絶させていた原因となる巨大な海獣に襲われる。
絶体絶命の危機の中、ステラは転生神たちの声を聞き、《水流魔法》の真価に覚醒、海獣を追い払った。
無事に島へと着いたステラは、《水流魔法》と頼れる仲間と共に、転生前の知識や前領主の記録を参考にして、のんびり開拓を楽しみつつ孤島を一大交易拠点へと変えていく。
「赤字なんて、あり得ないだろうが! これまで、ずっと膨大な黒字だったはずだろう!」
一方で、多くの商隊をステラの海上交易ルートに奪われた実家は、たちまち没落の憂き目をみることになった。
「今更戻ってこいなんて……。わたくしは今の生活に満足しております。お引き取りください、兄様」
とうとう、焦った父が臆面もなく復縁を迫ってきた。
しかし、ステラは使者として来島した兄を、鼻で笑って追い返す。
ドロドロした貴族の世界はもうこりごり。
このまま実家が没落しようとも、のんびりスローライフを楽しむんだ。
そう胸に誓い、ステラは今日も大海原へと漕ぎ出していった――。
【カクヨムにも掲載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 21:04:16
40873文字
会話率:38%
王国最大の陸上交易都市を領内に擁する大貴族の三男に生まれたミラン・バルテク。
洗礼式を迎えたミランは、神からひとつの【天啓】を授かった。
ところが、その【天啓】は水の乏しい領内では何の役にも立ちそうにない《水流魔法》だと発覚する。
「ふざけるなっ!」
生まれつき高魔力持ちのミランに、父は期待を寄せていた。
だが、その期待を裏切られた父は激怒し、世界から忘れ去られた絶海の孤島へとミランを追放する。
「あばよ、ミラン。もう二度と、おまえの面を拝む機会はないだろうがな」
「数日後には、全員海獣の腹の中かもな。せいぜい、みっともなく抵抗してみろって」
父への抗議もむなしく、ミランは幼馴染の従者の少女や幾人かの使用人と共に、大海原に放り出された。
兄二人の罵倒を受けつつ。
航海の最中、ミランたちは島を世界から隔絶させていた原因となる巨大な海獣に襲われた。
絶体絶命の危機の中、ミランは突如、役立たずだと思われていた《水流魔法》の真価に覚醒する。
《水流魔法》を駆使して海獣を追い払ったミランたちは、無事に孤島へとたどり着いた。
ミランは覚醒した《水流魔法》と頼れる仲間と共に、のんびり開拓を楽しみつつも、孤島を一大交易拠点へと変えていった。
「もう一度言ってみろ! 赤字なんて、あり得ないだろうが! これまで、ずっと膨大な黒字だったではないか!」
一方で、多くの商隊をミランの海上交易ルートに奪われた実家は、たちまち没落の憂き目をみることになっていく。
【全9話で完結予定です】【カクヨムにも投稿中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 17:04:52
14015文字
会話率:45%
近年、戦もなく平和なアルマドゥラ国では、四大貴族であるレイエンダ家とミトロピア家の婚約話で盛り上がっていた。
国で知らない者はいない、十年前に起きた”レイエンダ家の災禍”。屋敷、森、一族もろとも飲み込んだ大火事で生き残った幼い姉弟。珍し
い癒やしの力を持つ姉アカネは”レイエンダの聖女”と呼ばれ、弟アキトも若くして才溢れる当主として民に慕われていた。
国一番の治安の悪さを誇る下町の食堂で看板娘をしているフィーラは、その話を聞く度に顔をしかめる。巷で”赤ずきん”と恐れられる闇の組織バスラ。その一員でもあるフィーラは十年前の火事に巻き込まれ、大切なものを失った。
「今しかない」
おめでたい話の裏で蠢く怪しい影に紛れ、復讐計画を進めるフィーラ。しかし、完璧だったはずの計画は、謎の男ハルセによって崩され始める。
どこからともなく現れては決闘を挑むハルセに振り回されている内に、フィーラはミトロピア家当主に雇われ、レイエンダ家当主アキトから求婚されるはめに。あらぬ方向へと転がり始めた計画は一体ーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 07:00:00
165455文字
会話率:51%
幼い頃から暗殺者として生きてきた少女は、いつも通りに依頼を受ける。
今回の相手は、五大貴族の嫡男であるブラム・ストローク。彼は次期皇帝候補の一人でもあった。
相手が誰であろうと関係なく、ただいつも通りに依頼をこなす。屋敷へ忍び込み、隙だだら
けのブラムの首を切り落とした彼女だが……
何で生きてるんだ?
なんとブラムは首を斬られても普通に生きていた。
捕まってしまった彼女は自死すら覚悟するが、その直後にブラムから飛び出した言葉に驚く。
「可愛いな……お前」
「……は?」
「よし決めたぞ! お前は俺のメイドとして雇おう! だって可愛いから!」
愉快で変わり者の主人ブラムに捕まった暗殺者は、そのまま彼のメイドになる。
訳の分からない状況に困惑しつつも、暗殺者はルビーという名前を与えられ、少しずつ日常に慣れていく。
お互いの過去や苦悩を知り、罪を悔やみ、許し合って近づいていく。
そういう恋の物語が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 12:00:00
32856文字
会話率:41%
流星群に当たって死んでしまった、社会人、転生した先は大貴族!?
美味しいものが大好きな彼はこの世界でどう生きるのか!
貴族?冒険者?料理人?
最終更新:2020-11-06 15:00:00
3098文字
会話率:57%
★本編は完結しましたが、やっぱり第二部始めました。
主人公は銀河の弟シリウス、ヒロインはパトリシアです! もちろんパトリシアの恋のライバルヒロインもでてきます。どっちも可愛いですよ。シリウスはパトリシアが好きだけど、ちょっと女ったらしでモ
テモテです。顔がよくて身長が高くて、大貴族の長男なのだからムチャクチャもてます。モテない要素が見つからないぐらいです。ただ、残念なことに夜型の羊飼いな人見知りなのです。
王国は激動の時代へと突入し、戦乱の濁流にのまれてゆきます。第二部もよろしくお願いします!
【こちら完結した第一部のあらすじ】 主人公は勇者を殺す者として悪名高い伝説のアサシンだけど、家でゴロゴロしていたい、のんびり屋さん。無職で怠けていると近所のガキにまで馬鹿にされるので冒険者ギルドに所属しながら、人を探すお仕事をすることになります。
失踪者の捜索依頼や、誘拐された子どもを探したり、困難な依頼に失敗して行方不明になった冒険者を救出するという、やりがいのある仕事です。
転生前も不遇、転生後も序盤は不遇からスタートします。
苦手な方は『序章プロローグ』を飛ばして『第一章』からお読みください。
これは家族も兄弟たちも全てを失ってアサシンとなった少年ディミトリと、貴族の地位も華やかな暮らしも全てを捨てて冒険者に身をやつす訳ありの聖騎士エルネッタ(偽名)の物語。
残酷な描写は控えめ。性的な描写は意図的に抑えていますが、R15をそのまんまの意味に解釈し、ターゲット年齢は少し高め。主人公がモテるのでハーレム要素ありますが話中では基本的にヒロイン一筋で浮気しません(物語のラストに二人目の嫁と出会いますが)
主人公の仕事が行方不明者の捜索という関係上、どっかの奥さんの浮気現場を目撃したり、女性誘拐といったシーンがあります。描写は意図的に軽くしますが苦手な方はご注意ください。
この世界はアビリティ、スキル、レベル制でパラメータ優位です。
ありがちですが主人公最強(夜間限定)。
★★本編完結しました★★応援ありがとうございました。
今後しばらく回収しきれなかった伏線など書いて、後日談として投稿するつもりです。
『サブタイトルに【挿絵】と書かれていたら挿絵あります、環境によっては重くなるかもしれません。ご注意ください』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 12:29:09
1029269文字
会話率:43%
“男性は【スキル】、女性は【魔法】という神秘をその身に宿す”
“それら神秘を宿す者をそれぞれ【スキル保持者】・【魔術師】という”
小さな町で冒険者として働き、日々の生活費を稼いでいた少年――エスト。エストは男性でありながらも女性
にしか見えない容姿をしていた。
ある日、エストは度重なる偶然と勘違いから国内でも有数の大貴族に“ある少女”の執事兼少女が通う学園の付き添い人として雇われることとなる。
エストが仕えることとなった“ある少女”は大貴族の娘――ティアリス。ティアリスは基本的にはしっかりしているが、たまに抜けたところもある少女だった。
エストは様々な秘密を抱え、それらを隠しながらもティアリスの執事として仕える生活を始めることとなる。
――なるべくしてなった二人の出会いは良くも悪くも世界の行く末を変えていく。
※更新情報や執筆状況などは、twitterや活動報告にて随時発信していきます。
感想はどんな事でもいただけると嬉しいです。
※ただ今(2020年10月3日現在)、第三章9話を執筆中。12月中旬まで、更新が遅くなります。
※ノベルアップ+に投稿中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 22:16:25
310934文字
会話率:49%
悪役家庭教師で結婚なんて諦めていた没落令嬢に結婚話が!
皇太子の家庭教師だったヴァレリー。厳しいと評判の家庭教師だったけれど、実はそれは見せかけで悪役家庭教師を演じていただけだった。
家庭教師の座を退くことになったとき、諦めていた結婚話
が舞い込む。
しかも相手は四大貴族で若き当主のアベル。結婚に憧れていたヴァレリーは家族の勧めもあり、嫁ぐことに。
しかしアベルには既に愛人が六人いて、しかも子供まで。厳しい家庭教師と噂のヴァレリーに子供たちの教育と、そして落ちこぼれ騎士団の教育をさせるつもりで結婚したとのこと。厳しい家庭教師、とは見せかけだったのに。
誰にでも分け隔てなく優しいと評判の、アベルの弟であるカザイルはなぜかヴァレリーにだけは冷たいし……。
しかし前向きなヴァレリーは、今更他に行き場もないし、元から結婚は諦めていたのだし、仕事だと割り切って前向きにがんばることに。
そして、おちこぼれ騎士団たちとの日々は意外と楽しく、自分が嫌いだと思っていたカザイルは……もしかして好きの裏返し?
元悪役家庭教師の職業妻生活、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 11:18:43
140491文字
会話率:52%