私の母親は禁忌を犯し、『黒の災禍』と呼ばれる大悪魔ロキアの封印を解いた。
母によって封印が解かれたロキアは、私、アウル・ブラウンの体を器とし、
『なぁ~、アウル暇だし世界滅ぼそうゼェ』などと毎日話しかけ、ブーブー文句を垂れ流している。かつて
世界を危機に陥れた大悪魔よ、コンビニに誘う感じで世界を滅ぼそうとするな。
悪魔の器として生を謳歌している私は、世界を滅ぼす危険分子として教会と王国に厳重保護対象者として塔に幽閉させられている。
まぁ、その気になれば塔の結界なぞお茶の子さいさいで破壊出来るし、魔法を使わずとも塔の抜け道を知っている為、ちょちょいのちょいで脱走可能だ。これぞ、ガバガバセキュリティ。
しかし、私が塔の脱走を実行しないのは、この世界の秘密を知っているからである。
まず私は前世の記憶を持っている【転生者】だ。スタートラインが周りの人間と比べて、普通じゃない。そして転生先であるこの世界は、前世で愛読していたファンタジー小説『フォルトナ』と一緒であることに気が付いた。
小説でアウル・ブラウンが迎える最後は、悲惨なものだった。
彼女は自力で塔を脱走し、大悪魔ロキアに体を乗っ取られた挙句、破壊の衝動に抗えぬまま視界に入ったものを全て攻撃するとんでもない戦闘狂(バーサーカー)に陥った。
やがて主人公やヒロインたちと戦うことになったアウルは、彼らに完膚なきまでにボコボコにされて死を迎える。
前世で死を体験したからわかる。小説と同じ死に方をするなんて冗談じゃない。絶対痛いじゃん。
私は静かに過ごし、静かに死にたい。
自身の死に影響しているロキアをどうにかしようと考えたが、彼は私と運命共同体で繋がりを断つことは不可能だった。
つまり、ロキアが死ぬと私も死ぬ。私が死ねばロキアも死ぬ。
これがほんとのデッドロック状態か…と悟りを開いたのは言うまでもない。
まぁ長年一緒に過ごしたせいか、結局ロキアに情が移って彼を死なせるのに抵抗を覚えた。
かといってこのまま塔の中で一生を過ごすのも嫌だし…。
あ、そうだ。小説で主人公たちが活躍する当分の間は塔に引きこもって、ほとぼりが冷めたら脱出すればいいんじゃね?
…と考えた矢先、突然黒いフードを被った人達が塔の結界を壊しにやってきた。
え?何々、ロキア様あなたを救いに参りましたって!?
お引き取りを願いたいのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 02:00:00
4055文字
会話率:20%
夜な夜な語り継がれる俗神たちの物語。今宵、あなたを百鬼夜行魑魅魍魎跋扈の世界へいざなうハートウォーミングゴーストストーリー!
最終更新:2023-03-02 22:08:28
28352文字
会話率:40%
警備員で学芸員で精神科医な主人公は同僚の医師に不思議な話をする。それは移りゆく周囲の状況に振り回されるとある患者の話だった。
最終更新:2023-02-23 17:38:57
4983文字
会話率:63%
本リプレイは「ソード・ワールド2.0」の公式シナリオである、「学園では魔法と化学の学園では分かれているなかゴーストが蔓延っている」収録の「いろんな品物を作り錬金術師が何も役に立たないとされていたが1人の少女がすごい事だと証明していくもう1人
の少年も協力していく」を使用しております。
該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 00:12:25
7371文字
会話率:59%
極東のゴーストタウンで呆然としているコウノトリ
項垂れている人間の男性と女性に何か思うところがあったのか
翼を広げて、ある行動に出る
最終更新:2023-01-17 16:24:09
907文字
会話率:7%
ゴーストが認知された現代社会。
幼少の頃より人には見えないゴーストが見えていた幽谷イヅナは霊災害に巻き込まれてしまう。破壊された街、ゴーストに取り憑かれた死体たち、除霊師の結界で塞がれた逃げ道。最悪の状況下で繰り広げられる命懸けのサバイバル
へと強制的に参加させられたイヅナだったが、イヅナは強力な武器を持っていた。それは前世から引き継いだ莫大な霊力と、それを稲妻に変換する術式。イヅナは結界内で唯一電化製品を好きなだけ仕様でき、ゾンビやゴーストに対してある程度の対抗手段を持っている非公式のノラ除霊師だった。イヅナは霊力を駆使して都市機能が停止した結界内で仲間と共に生き残る。いつか結界の外に脱出することを目標として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 14:41:56
20624文字
会話率:41%
私はセールスマン。ある日人気のない新興住宅街に迷い込んだところそこで出会ったのは。
最終更新:2023-01-01 22:28:31
1661文字
会話率:48%
……………………………
最終更新:2022-12-30 22:47:23
3338文字
会話率:85%
人気作家、矢嶋千秋が殺された。
彼女の遺作のゴーストライターを務めることになった甥の主人公は、彼女が殺された洋館を訪れる。
最終更新:2022-12-17 19:25:32
10194文字
会話率:37%
交通事故でトラックにはねられたらドラゴンに転生!?メチャメチャ異世界ジャーン!
生まれたてでゴーレムをやっつけたらゴーストに憑依されてがいこつに追いかけ回されて気がつくとドラゴンに助けられて…とても人間が恋しいです。
しかも仕組んだ奴
まで出てくわ、火山の噴火に巻き込まれるわで息つく暇なし!誰か助けてちょー!
1章は昔に書いたもので見辛いかもしれないので2章から読んでも分かりやすくしてあります。
毎週月曜朝8時に一話更新します。
たまに修正してるので気が向いたら見て下さい。
誤字報告や感想も気軽にしてください。
12月10日から一時的に更新を停止します。
再開は未定ですがおおよそ1~3ヶ月を予定しています。
誠に申し訳ございません。
閲覧数17000回ありがとうございます。
ユニーク5300人ありがとうございます。
総合評価100pt突破ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 00:00:00
221405文字
会話率:26%
目が覚めると辺りは一変。ゴーストタウンと化した場所を進み、我が家へと帰るとそこには──。
※この作品は「アルファポリス」にも投稿しています。
最終更新:2022-12-12 10:00:30
1000文字
会話率:17%
高校卒業後、事故に巻き込まれた幼馴染み環希
「ずっと近くに居るからね…」
両親が海外に行っており、大学生になった俺は今
幽霊になった幼馴染みと暮らしています。
「環希!」「うん、亮祐!」
これは、幽霊になった幼馴染みと俺のちょっと変わった日
常
この作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 22:42:41
36527文字
会話率:71%
深夜の通勤?電車に這い上がってくる男。乗客は彼一人。すると車内には空き缶が転がってきて……
最終更新:2022-12-01 10:00:00
982文字
会話率:9%
除霊師である僕は、過去のとあるトラウマが原因で本業の怨霊退治から離れ、成仏できない浮遊霊の護衛という寂れた仕事を与えられていた。
ある時僕が担当することになった浮遊霊、双葉さんは、既に死んでいるくせに『自殺志願者』を名乗っていて……。
最終更新:2022-11-22 16:40:28
33057文字
会話率:39%
ベートーヴェンは耳が聴こえなかったから偉大ということではないと思います。
最終更新:2022-11-18 20:00:00
1587文字
会話率:0%
普通、屋根裏には誰も入らない。だから掃除もしない。
なので溜まったほこりが積もっている。
しかし、世の中には一度も掃除をしていないのに、ほこり一つない屋根裏が存在するという。
屋根裏をキレイにする正体は小人か妖怪か。
その都市伝説を解明する
ため、怪奇研究部の部長と後輩ちゃんは調査を始めた。
しかし、見知らぬ人間に屋根裏を見せる家はない。
蜂の巣駆除業者、爆弾処理班、ゴーストバスターを装って、強引に入ったひとんちの屋根裏で見つけた意外な物とは一体!?
メガネ部長とコギャル後輩ちゃんのどたばたコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 23:46:36
2510文字
会話率:56%
※カクヨムにも掲載しています。
これは錬金術師の少女が主役のコミカルホラーである。
ある日、師匠から要らないという理由で森の中にある古い屋敷を譲り受けた錬金術師の少女、サラ。
だけど、その屋敷は心霊屋敷だった。
凶悪な幽霊に襲
われそうになったサラだが、そこを幽霊狩り(ゴーストハント)を生業にする魔女・ユエに助けられる。
助けられたあと、月光石と呼ばれる特殊な石の光りで幽霊を実体化させ幽霊を倒せること、倒された幽霊はゴーストジュエルと呼ばれる宝石になり一部の貴族に高値で売れることを知ったサラはユエに幽霊退治の仕方を教えてもらう。
こうして、己の欲望ではなく心霊屋敷から普通の屋敷にするべくサラはまるまるモッチリとしたお化け猫と共に幽霊退治を始めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 09:27:59
24431文字
会話率:33%
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神
気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
多様性を認められた結果創設された、ツイフェミの経営するコンビニに男二人が行く話。
◆この話はフィクションです。登場するキャラクターは現実に実在していません。作者の主観のみで作られたフィクションです。
この作品はAIで作られました。
最終更新:2022-11-08 23:20:39
1803文字
会話率:26%
開拓×迷宮×交易ファンタジー 無人島を開拓して新しい国を作ろう!
吸血姫は、同じ“魔族”から捨て石にされた。
死霊術師の召喚勇者は、教会から裏切られ使い捨てられた。
「もはや、魔族も人もないわ。ただ、妾たちのようにどこにも身の置き場がな
い者の力になりたい。今となっては、それだけが妾の望みよ」
吸血姫――ミュリーシアは、そう言った。
「それなら、ここに国を作るしかないな。新しい国をさ」
死霊術師――稲葉冬馬は、そう答えた。
二人が逃げ延びた先は、人と魔族の領域の中間にある孤島。
そこに残されていたのは、廃墟となった街と未練を残したゴーストたち。
すべてを失った吸血姫と死霊術師は、島を開拓し、人とも魔族とも交易し。
そして、ダンジョンも攻略して国作りをスタートさせる。
まだ見ぬ誰かのために、自分たち自身のために。
※小説投稿サイトノベリズムにて契約(有料)作品として公開中の小説のなろう版です。
ノベリズムではイラストがついていましたが、こちらにはイラストはありません。
※ストックは300話以上あり。完結まで、毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 20:00:00
1033585文字
会話率:52%