事故で死んだと思ったら深夜の森の中。
木々の騒めき、生物の生活音、空を見上げても月を拝むことができない。
周囲は木に囲まれ先行き不安、サバイバルの知識も全然無い中での生活を突然強いられた。
そんな理不尽が突然自分に降りかかってきたこと
であたふたしながらも必死に生きる青年の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 00:00:00
6890文字
会話率:7%
木々の葉っぱもすっかりと落ちた秋の終わり、いつ降りだすかもしれない雪の気配を空気の冷たさに感じながら、少女は森の中を進みます。彼女のお目当ては会うたびに面白おかしく、時には悲しく、時には恐ろしいお話を話してくれる妖精さんに合ってお話しするこ
と。雪が降りだし、辺りを白く染め上げてしまえば幼い少女は外に出ることは許されず、妖精さんも春まで冬眠してしまうそうです。今年最後になるかもしれない妖精さんのお話はどんなものになるでしょうか。期待に胸を膨らませ、少女は森を進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 11:04:38
7934文字
会話率:67%
広大な大地には木々や草花が生い茂り、民の安らぎをもたらすとされていた草原は荒れ果て多くの魔物によって埋め尽くされていた。
その中に1人血塗られた極東の武器「刀」を手にし、魔物の死体の上に立っていた。魔物の血で赤黒くなったマントに能面と呼ば
れる仮面を身につけたその姿は死神かと思う程に恐ろしいものだった。
だが、死神ではなかった。【英雄】そう呼ばれる様になった。本人は仕事で嫌々した事であって、その上英雄と呼ばれる様になり参っていた。
その時休暇が取れる事になったがある条件付きというものだったのだが本人は二つ返事でその条件を飲んでしまう。その条件というのが
【王立魔法士学校ヴェルドール】への入学、卒業。だったのだ!学生は貴族という環境の中、1人平民で呪われた存在、白髪の髪とスキルを持つ彼はあえて実力を隠して罵声や罵倒を耐え忍び、ギリギリの成績で卒業しようと決めるが転入試験でやらかしてしまうのであった…
「おい、平民で忌み子の貴様がいるべき場所なんかじゃねぇんだよォ!殺すぞ!?」
『これから毎日こんな奴ら相手にすんのか…』
てかこれ本当に休暇か…?拷問では?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 14:40:21
5970文字
会話率:58%
体に痛みを感じ、少年が目を開けるとそこは一千年後の渋谷だった。
建物は倒壊し、109には巨大な木々が巻きつき、スクランブル交差点には一面に草花が咲き誇っている。
その光景はまさにファンタジーのようだった。
一人の少年をきっかけに世界の歯車
を動き出す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 00:00:00
15135文字
会話率:43%
ぴちゃんっ
あれ。水の音が聞こえる。
ぼんやりとした頭で考えながら、ゆっくりと目を開けると、そこは知らない場所だった。
「ここはどこ?」
そっと呟いたつもりが、聞こえた声にびっくり。誰の声?
誰かいるのかと思って、辺りを
見回した。見えるのは、月明りに照らされた泉と暗く深い森の木々。わたしは腰まで泉に浸かって立っていた。体を見下ろすと、白っぽい色をしたシャツ一枚を着ていた。濡れたシャツは、ふくよかな胸やくびれた腰まで張り付いたあと、裾が水面に広がっていた。飾り気のまったくない、シンプルな物だった。靴は履いていない。裸足の足が泉の底を踏みしめている。
「誰かいるの?」
木々の暗闇に向かって問いかけたが、動物の鳴き声も聞こえない。静かな夜だった。
そして始まる、少女の旅。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 09:00:00
49426文字
会話率:44%
ある日、一人で旅をしていた冒険者・シリルは不思議な夢を見た。
その夢により、彼は自分がとあるRPGの主人公である事を知る。
目覚めた場所は木々が鬱蒼と茂る森だった。やがてピンチをとある女性に救われ、彼女と共に旅に出る事となる。
だが、彼が
冒険した“世界”は、どこか見覚えがある物だった。
いつかどこかで見たような風景、いつかどこかで会ったような人物、いつかどこかで経験したような出来事……
それは、夢で見たRPGの世界そのものだった。しかもゲーム本来のストーリーとは少し違っていて、更には異世界からの人まで来てしまい―――
―――これは、“世界”を知った男が、世界を旅する王道ファンタジー物語―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 23:21:11
135879文字
会話率:48%
プロの小説家になるため、会社を辞めて執筆を続けていた三十路手前の冴えない男。高坂(こうさか)
筆が止まってしまったある日、彼は気分転換のために外出した先で、桜の木々をキャンバスに描いている女性──立花玲(たちばなれい)と出会う。
コ
ンテストに出すため二人で絵を描いているうちに、彼女に対するほんのりとした憧れと、人生に対する気づきを得ていく高坂。
だが彼女が語った内容には、幾つかの嘘がこめられていた。
これは、彼がひとりの小説家として成功するまでの物語。
※長編作品、バレンタイン・デイ(ズ)に登場してくるヒロイン、立花玲の過去を描いたifのストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 23:16:33
8060文字
会話率:28%
木々は風に揺れさらさら曲を奏でる。黄昏時の陽光が山々を深緑に染める。
夏の終わりを知らせるように景色は草々を橙色に染め上げる。
そんな景色の中、男子高校生の二人は河川敷の芝生に腰掛け、唐突に思いを伝える。
最終更新:2021-04-10 03:54:34
1043文字
会話率:88%
高校を卒業した尾崎真太郎は、大学が始まるまでの短い期間に、幼馴染である川辺愛美の手伝いで神社の掃除をしていた。それぞれ別の道に進む二人は、時に思い出に花を咲かせ、時に神社の木々に止まる梟を眺め、卒業の余韻に浸っていた。そんな中、不意に聞こえ
た、「好きだと思う」と言う言葉が、二人の関係を少しだけ変化させていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 20:59:58
6031文字
会話率:49%
「その痛みには理由があります。怖い怖い理由が……」
通学路の途中に、両側を木々に囲まれた区間がある。ちょっとした森みたいで、久美のお気に入りの場所だったが……。
ある日、そんな森の中。久美はバケモノに出会った。
(この作品は「カクヨ
ム」でも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 01:00:00
3275文字
会話率:37%
ある夏の学校終わり、教室に残っていた男子3人組は、突然眠気に襲われ、気がつけば教室ではないどこか。見渡しても木々だらけ、そして自分1人だけだった
最終更新:2021-02-22 23:31:20
207文字
会話率:0%
西暦2655年地球は文字通り二つに割れた。大地は崩れ、海は荒れた。割れた大地の底は暗く光の届かない空間。海は大きな渦が流れ近寄るものを容赦なく飲み込んだ。今まで人類が歩んできた文明が突如として滅びた。国は国力を失い、多くの土地を失った。
それから数百年が過ぎると荒れていた大地は木々が芽生え動物たちも増えていった。豊かな自然が地球の大半を占めた。人類の総数は10分の1程まで減ってしまった。大きな都市や集落や村などが各地に点々としていた。そして各地で稀に不思議な力を持って産まれる子供が現れるようになった。時と共に力を持つ者は増えていき、総人口の半分以上が不思議な力を持つようになった。不思議な力は人々の生活馴染まれていった。この時まで世界は平和に過ぎていた…。
突如として大地が揺れ、海が荒れた。割れた大地の底から1頭の龍が天へと昇って行った。光輝くそれは空と大地が繋がる程に巨大であった。人々はただその光景を眺めていた。大地は静まると、各地に4頭の竜が現れた。竜は都市や村を襲い、生き物を喰らい街を荒らし何処かへ姿を消した。
それから動物は竜の瘴気当てられ、魔物のと化し人を襲うようになった。人類はこれに対抗すべく、不思議な力を持つ者集まり、“ギルド”ができ、所属する者を“シェル”と呼ばれた…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 01:59:02
6993文字
会話率:44%
この世界は四つの国に各一つの都市で構成される狭く小さな世界。魔力が満ち溢れ自然は豊かで気候も安定している。その四つの国はそれぞれ火、水、風、土の魔法における四大元素の特徴が表れた気候、国土を有している。其々の国名もまた四つの属性を冠したもの
だ。その四国は東西南北に分かれていてその中心には鬱蒼と木々が生い茂る森林と遥か昔に飛来した隕石によるクレーターが存在する。
唯一どの国のものでもない土地。そこは『神秘の森』と呼ばれ、立ち入るものは誰もいない。その理由は各国で『天使がいる』、『強力な魔物の住み処である』、『隕石の放つ魔力が有害』、等々、様々な噂話が真しやかに囁かれているからに他ならない。
これから語る物語はそんな狭く小さな世界で正義とは何かという問いを突き詰めようとした真面目でありながらいい加減で粗野な義賊を中心に繰り広げられる、幻想的でありながらひどく人間味溢れる物語。ではどうぞお楽しみあれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 21:47:22
9716文字
会話率:45%
女性三人で宅飲みをしてるうちにホラー話になって……という話です。
最初の和歌の意味は、自分の歩いて来た方角も判らない、その名のとおり暗い暗部山に、木々の木の葉が散り乱れて見分けがつかないといったところでしょうか。「暗部山」(今の鞍馬山と
いう説も有力です)の暗く、鬱蒼として昏いといったイメージでこの歌は出来ている感じです。
藤原敏行は三十六歌仙の一人で、平安時代前期の歌人、能書家としても有名です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 23:24:22
2398文字
会話率:55%
魔法が存在する世界。
国家に対する忠誠心などを測り、国に良い人材か判断する『測定』の結果、最低の『Danger』を叩き出した俺。
実家の才能溢れる兄弟達と比べられ続け、心身ともに真の『Danger』となるのを避けるため、魔法学園に疎開す
ることにした。
6年後にもう一度ある『測定』までに、絶対『Normal』にまで下げたい。下げなければ社会的に死んでしまう!
しかし、平凡だろうとタカをくくっていた魔法学園での生活は思った以上に『Danger』で……。
『普通』の人になれるのだろうか、俺。
**男主人公ですが、ハーレム的展開などは一切ありませんのでご了承ください**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 23:00:00
274818文字
会話率:51%
むかしむかし。
都から少し離れた山の中で、火事が起こった。
数日間燃えたその山だが、いざ火がおさまってみると、現場の木々は葉と皮を無くしたのみで、身体そのものには焦げひとつついていなかった。
神の御業だと、人々は一帯をしめ縄で囲い、人が立
ち入らないようにしたのだけど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 22:00:00
3495文字
会話率:6%
むかしむかし。
とある村の裏手に、木々の生えない、岩の肌をむき出しにした小山があったという。
その頂に置かれた、しめ縄に縛られた岩を「神岩」と村人たちは呼んでいた。
手順を踏んだ儀式を行えば、夏の耐え難い暑ささえ吹き飛ばすというのだが…
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 23:00:00
2292文字
会話率:0%
むかしむかし。ある村を二日続いて嵐が襲ったころのこと。
畑が心配で外に出た男が、二度と家に帰ってこなかった。
彼の畑の近くには、うっそうと木々が生えた森があったが、嵐が止んだ後、森はすっかり姿を消していた。
雷が落ちたと思しき、黒々と焦げ
た草と土を見せるそこには、彼の名を刻んだ墓標が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 20:00:00
2752文字
会話率:2%
「…アンリ。俺、絶対立派になって、お金持ちになって帰ってくるよ。…待っててくれ。」
この何も無い村で一緒に育ってきた幼馴染は、そう言って私を強く抱き締めてから…馬車へと乗り込んだ。行かないでと言いたかったけど、泣きすぎて喉が引きつり声
が出なかった。
「私も…待っ…てる…から…!」
それでも絞り出すように言えば、彼は小さく笑って手を振り返してくれた。
走り出す馬車が村の出口を通り過ぎていく。森の木々に隠れて彼の空色の髪も見えなくなった。それでも私は手を振り続けた。彼が帰ってきますように、祈りを込めて。
祈りが彼に届くはずなんて、なかったのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 19:00:00
25463文字
会話率:46%
フクロウ森は、とんでもなく高い木々が、空をびっしりと枝葉でおおっているため、一年じゅう日の光が当たらず、それどころか空が全く見えないことで知られていました。そこには夜目がきくフクロウたちが、たくさん暮らしていたのです。
空の様子が見えないた
め、フクロウたちは時計樹と呼ばれる木に吊り下げた、古い懐中時計を見ることで、お茶の時間や狩りの時間、寝る時間などを決めていました。しかし、あるときその時計の長針と短針がなくなっていたのです。時間がわからなくなり、フクロウたちがもめ始めるなか、ある若いフクロウが、時計の代わりに自分が枝の屋根の上、空が見えるところへ行くといいだします。みんな止めますが、そのフクロウは枝の屋根へと飛んでいき――
はたして若フクロウは、空を、そして太陽を見ることができるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 19:33:02
6332文字
会話率:61%
てんぐ山脈には、大てんぐというてんぐたちの親分がすんでいました。しかし親分は、くしゃみと鼻水が止まらなくなる、謎の病にかかっていました。そのくしゃみのすごいこと、山の木々がその風でなぎ倒されて、このままではてんぐ山脈ははげ山となってしまい、
人間たちに開発されてしまうでしょう。そんなとき、大てんぐの症状を調べに出かけていた、てんぐたちの中で最も賢い、博士てんぐが戻ってきました。さっそくいったいなんの病気なのか聞く大てんぐに、博士てんぐは、どうやら人間たちがかかる病気にそっくりだと告げます。そして、その治療薬を探すために、人間の町に行きたいと。
大てんぐは、はたして無事によくなるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 20:16:38
3232文字
会話率:69%
とある国のとある森の奥。ボッチと呼ばれる化け物がいました。
その体は森の木々よりも高く、どんなものも踏みつぶします。その目は顔いっぱいに一つあり、どんなものも見逃しません。その口は鋭い牙が覗き、どんなものでも噛み砕きます。その体温は――その
体温は誰も知りません。なぜなら、誰もボッチに触れたことがないからです。
これはそんな化け物のお話です。
冬の童話祭2021参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 22:22:35
4336文字
会話率:18%
「俺は君のーーその、エキゾチックショートヘア的顔に一目惚れしたんです」
捻くれ者の女子高生、深澤 弥生が、ある日家から帰ると、おばあちゃんと二人で暮らしていたはずの部屋に、たくさんのお婆さん達が。おばあちゃんに訳を聞くと、友達同士で老人
ホームに住むので、知り合いのところで下宿して欲しいとのことだった。
無茶苦茶な理由に呆然としている間に、何やら怪しい男達が家に乗り込んできて、その下宿先まで連行されーー
着いた場所では、内心かなり嫌っているクラスメイト、木々羅 早都と同じ屋根の下、半分二人暮しのような状態に!
しかも、彼の部屋は、自分の写真で埋め尽くされていて……
「包丁とか使うときに、少女漫画でよくあるみたいに手を添えて、みたいなことができるかなって。手、繋げたりするかなって」
「ごめん。想像以上にキモかった」
塩対応女子とヤンデレ男子の新感覚ラブコメディ!
*アルファポリスでも公開中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 07:12:35
9371文字
会話率:31%