「お前を勘当する」
斬魔の一族。その族長の次男として生を受けた『シン・リオン』は、成人となる12の誕生日に、実の父からそう告げられた。
シンは斬魔の一族として生を受けながらも、兄の『レイ・リュー』や妹の『シー・ドライ』と比べて、剣は圧倒的に
下手であった。同年代の子供と比べても、いや、3つ4つ年下の子供と比べても、剣を上手く扱うことができず、一族の子なら10になるよりも前、際の王のある子ならば5つで出来る様になる、【斬魔】も成人となった今でも使えていなかった。
正確に言うのであれば使用は出来ていたが、それは魔法を使用することが前提であり、他の子に比べると劣っていたことに変わりがない。
そして、シンは成人になった次の日。一族の里から追放された。
父からの最後の恩情として、里から大きく離れた地にある【他種族国家・アルビア】にある【王立・セントアリア学園】へと入学試験を受けに行くことになった。
「え?魔法使ってようやく切れる程度なんですよ」「この位なら才能のある人ならだれでも使えるのではないのですか?」
魔法を一切使わない里で、一人魔法を訓練していたシンの魔法に関する基準は、本(英雄譚)の中にあった。そんなシンの送る、成り上がり英雄譚が今始まる!
(追放系ではありますが、ざまぁ系ではありません)
他作品
『ビジターズ・デウス・オンライン~魔王をも従えるPKプレイヤー~』など折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-03 23:23:42
25020文字
会話率:68%
おっさんがもう一度ダンジョンへと参ります!
その名はビオリス・シュヴァルツ。
目立たないように後方で大剣を振るい適当に過ごしている人間族の――――おっさん。だがしかし、一方ではギルドからの要請を受けて単独での討伐クエストを行うエリー
トの顔を持っている。
性格はあまりやる気がなく、冒険者生活にも飽き(と老い)が来ていた。
四十後半のおっさんには大剣が重いのだから仕方がないと――――――
ある日、パーティを脱退したビオリスはダンジョンへと暇潰しに向かう――――
そこで、見たことのないモンスターに逆行魔法を使われ、十六歳へと変えられた。けれど、不幸中の幸い……いや、おっさんからすればとんでもないプレゼントがあった。
――――経験も記憶もそのままなのである。
モンスターは攻撃をしても手応えのないビオリスの様子に一目散に逃げだした。
ダンジョンの中、呆然と一人で立ち尽くす彼。
旧友の助力もあり、ビオリスは「新人冒険者」として再出発を果たす。
エルフや獣人、他種族との交流をしながらクエストをこなしていくビオリス。
表立ったギルドとは別にある裏ギルドとの因縁など……。
これは、おっさんから駆け出し冒険者へと戻された主人公の、天高くそびえたつダンジョンを攻略していく物語であります。
P.S. ブクマや評価を押してくださる方、ありがとうなのです!(*'▽')
※この物語はカクヨムでも投稿中です。カクヨムの方が少しだけ先に進んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 17:00:00
145742文字
会話率:51%
※改稿・推敲版です。題名も変更しました。
※同時推敲中の『虚空の灯明』とリンクしています。シリーズものですが、どちらか一方だけでも読める内容になっています。
※ ※ ※ ※ ※
この星の人が住む国や町には、恐ろしい魔物から人々を守るた
めに『結界』が張られている。その結界を守ることを使命として生きている『星族』は、世界中各国の玄関口である『門』に住んでおり、通常、他種族や一般人と交わることをせず、門から出てくることもない。
そんな星族のひとりであるラスイルは、パートナーであるカシェルと共に、結界の修復、という限られた者だけが任される使命を日々果たしていた。少し変わり者のカシェルと、いつまでも結界を守っていくのだろうと、漠然とそう思っていた。けれど、カシェルは違った。星族として生きるのではなく"願い"を叶えたいと、日々その機会を伺っていた。
ある日、ラスイルとカシェルは、世界の中心から離れたミストーリ国に異動となった。その国の結界に触れたカシェルは、ミストーリの結界が他国の結界とは違うことに気が付き、結界の存在意義に疑問を抱く。
そんな中、ある国の結界が破壊され、星族が全滅したとの知らせが来る。その国を目指そうとする二人に、ミストーリの第一王子であるディーンが歩み寄る。行方不明となっている第二王子を内密に捜索して欲しいとの依頼を受け、二人は結界の消えた国に赴く。
そこで、星族を滅ぼすといわれる"忌々しき魔法使い"の存在と、その正体について知った二人は、ミストーリ国に戻る。しかし、二人を待っていたのは星族の本拠地である"星拠"に帰るように記された通達だった。
二人が望みを託すのは、星族を滅ぼすといわれる"忌々しき魔法使い"。
しかし、それすらもままならぬ彼らは――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 22:15:33
96026文字
会話率:51%
魔力は根源であり力の象徴でもある。
その魔力は過去の英雄と呼ばれるものが人類を残した大いなる遺産であり人々はその力を喜び怒り憎しんだ。それらがもたらしたのは共存ではなく戦争であり人類他の種族を滅ぼそうとした。
戦争が終わったのは300年後
のことだ平和条約を結んだ人類と他種族との平和は500年もの間保たれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 00:55:15
598文字
会話率:25%
遥か昔、この世界では人族と妖怪族を始め、獣人族や妖精族など様々な種族達が一つの大陸で共に暮らしていた。が、それは突然終わりを告げつこととなり多々あった種族は、それぞれ別の場所へと移り渡り、人族以外は始めの大陸から姿を消し去った…。
その数
年後、1人の天使がまだ目も開かぬ赤子を抱えて人族の住まう下界へと降り立ち何者からか隠れるようにひっそりと暮らし始める…。
更に数千年の時が経ち、人族が再び他種族と交流を深めた頃、ある訳ありの青年がその地へと足を踏み入れた。
これは割あり主人公が壮絶な過去故に心を閉ざし、長い長い引きこもりを経て、己の宿命と戦いながらも様々な者たちと出逢いながら成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 12:00:00
75955文字
会話率:37%
全ての母、世界樹の中に生まれた精霊の少年は、存在が定まらないまま世界の情勢を教わる。人間は富を求めて他種族に手をかけ、その魔の手は世界樹にも届こうとしている、と。人間だった頃の記憶が微かに残る少年はなんとか争いを止めようとするのだがーー
最終更新:2021-01-11 16:28:25
5872文字
会話率:46%
「明日の天気は晴れです」
宮廷天気予報士のフェザーは、二年以上もの間、王国の天気を予報してきた。しかしある日突然、国王陛下からクビを宣告されてしまう。一時期は悪天候が続き、フェザーの予報を頼りに政策を考えていたが、昨今は天候も安定してきた
為その必要はなくなった。
ここでフェザーは打ち明ける。実は天気を予想していたのではなく、自分が天候を操作して、荒れ狂う空を治めていたことを。
だが、国王には信じてもらえず、仲間たちからも馬鹿にされ、フェザーは国を出ることに。
フェザーがいなくなった王国は、留めていた大天災に襲われてしまう。後になって気付いても手遅れ。続く不安定でめちゃくちゃな悪天候により大ピンチに。
短編なのでペースを重視しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 11:01:05
7428文字
会話率:37%
時は共通歴135年、元々弱小だった人族が勇者と呼ばれる英雄により、人間が他種族に対等して135年後のこと。
この世界にある霧深い森に住んで1年になる青年が居た。青年は自身の過去から逃げるように、その森での非日常を慎ましく享受していた。し
かしその森に、同年に見える女性が大怪我をして彷徨っているのを発見する。
その出会いは青年の心に大きな揺らめきを生じさせ、それは森の外へ出る原動力となる。
青年が生きる世界で起こる出来事。青年の過去が今、前へと動き出す。
これは、主人公であるレージと言う青年と、様々な人の思いが渦巻く異世界冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 07:00:00
99912文字
会話率:42%
悪の秘密結社キルトロンの天才科学者木村武は宿敵バイカーマンによって倒され死を迎えるはずだった。
が、目が覚めたらどうやら魔法や錬金が使えるらしき?王都の平民の子「カミュ」として生まれ変わっていた。
もともと前世で研究職だったカ
ミュは、前世の科学の知識と今世の魔法、錬金の知識を組み合わせ独自の体系の魔法、錬金術を確立していく。
また、前々世時代、剣豪将軍足利義輝であった記憶も蘇りメキメキと剣士としても実績をあげていった。
そんな無敵?なカミュは、身分制度などの旧弊を抱えた王都に嫌気がさし、田舎に出奔する。
そして、魔法、錬金、剣の腕で人類の統治する国とは別の、国民に優しい国を作るためのあがく・・・そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 05:01:39
288296文字
会話率:35%
【あらすじ】
1000年前
人族、鬼族、神族の3つの種族があった。
そのうちの人族と鬼族間では争いを繰り返していた。
神族は他種族に対して手出しをすることができない
「不戦条約 ノットワーコントラクト
not war contract」
を交わしていた。
また、人族と鬼族はとある別の条約
「魂契約 シールビラック seele vertrag」
を交わしていた。
(twitterで宣伝しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 00:45:15
2149文字
会話率:24%
きっかけは幼馴染の習字道具探し。いつの間にか知らない河原で目を覚まし、見上げた先には強そうなドラゴンを貪る雀……そこは、異世界だった。
魔法に魔術、魔獣に他種族、まさにファンタジーな世界で自分の武器となるものは幼馴染の筆と無駄に疲れない
空飛ぶ身体。わけのわからないことが一日に何度も続く毎日を送りながら、主人公は白猫獣人の少女を連れて日常を求める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 19:39:23
214756文字
会話率:50%
魔法が使える時代、人々の生活レベルは飛躍的に
向上した、炎が舞い、船が空を飛び、蛇口をひねることもなく水を生み出せる。
知識欲、探究心が高く協調性も持ち合わせなにより
数が多い、足りない物は分け合える種族だ。
まさに選ばれた種族と言ってもい
い。
では我々それ以外は?
エルフのように神格化されるわけでもなく
ドワーフのように人の真似事をして物を作り生きるわけでもない。
生まれた時から力が絶対。粗暴な生まれゆえ
迫害され隅においやられ、何もない。
足りない物は力で奪い取るしかない
それでも他種族に媚びは売れない。
生まれたのが悪なのか?
ならばそれで良い。
すべて逆らってみせよう、焼き尽くすまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 13:39:12
224文字
会話率:0%
『闘技場』
それは今まで剣闘士が闘いあう大きな建物の1つであった。
しかしその規模は建物を超え、地域を超え、大きな国の1つになる。
もちろん建物としての闘技場は顕在し栄えてもいるが、それはただの人間同士が闘う場である。
国としての闘技場は
クリーチャーが溢れる人間とクリーチャーの闘いの場。
人間はクリーチャーから人を守るためにその地へ赴く。
そして『この物語の主人公であるジキル』もまた父親のなし得なかった夢や目標を継いでいる。
世界は4つの大陸に分断されている。
『人間界』
主に人間が暮らす大陸。
種族の違いこそあるが、人間同士で文明を発達させた大陸。
また、様々な友好的な種族もそこに暮らす。
住宅、ビルなどが立ち並ぶ。
『妖精界』
|妖精族《フェアリー》や|弓武族《エルフ》が暮らす大陸。
他の種族を毛嫌い、不浄なものだと考える種族が多く存在する。
主に魔力など魔法の力で文明を発達させた。
森や木々などが多い。
『異界』
魔神、クリーチャー、不死者など異形のものが暮らす。
唯一他種族が立ち入ることの出来ない大陸。
魔素や瘴気などで覆われ、耐性が無いものが侵入すれば骸と化す。
『コロッセオ』
他3つの大陸の中心にある大陸。
1番大きな大陸でもある。
食物、鉱石、魔力全てに恵まれている。
この大陸の領土の取り合いが常に行なわれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 01:49:04
533文字
会話率:19%
これは、理不尽であり、残酷な物語である。
人生とは最初からクソである。例え、どんなことが起きようともそれだけは変わらない。
もし自分の人生を良いものとしたいのであれば、自分の手で掴み取らなければならない。それでもどうにもならないこ
ともある。
それでも、それでもだ。幸せを望むのならば決してその手は地に堕ちることはないだろう。
そう、それが
異世界に行くことになっても。
ーーーーー
不定期更新です。初期は手探り状態です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-29 13:45:43
131443文字
会話率:45%
初見でドラゴンにあったらどうしますか?
最終更新:2020-06-05 11:00:00
37409文字
会話率:39%
生き死ににまるで興味がない主人公空蘭
神から力をもらっても、異世界転移をしても、
災難と言えることにあっても、
まるで何事もないように。
彼は異世界でどう生きるのか?
最終更新:2020-04-30 01:18:57
7061文字
会話率:62%
【ステアガーデンの魔人語でのあらすじ】
(作者も読めませんのであしからず)
※下に日本語訳あります。
একটি ভালবাসা ভাষা, বেনি কাটসুযুকি অ নিয়মিত কর্মসংস্থানের একটি ইংরে
জি শিক্ষক অর্ডার অধ্যয়নের সময় নিরাপদ করার জন্য সমাজের (克雪) একজন সদস্য হতে হয়েছিল 1.8 মিলিয়ন বার্ষিক আয়ের পারিবারিক জীবন হয়ে ওঠে, কিন্তু দশ অনেকগুলি ভাষায় কথা বলি, ।
言語好きで、社会人になっても勉強の時間を確保するために非正規雇用の英語教師(非常勤)になった 紅 克雪(くれない かつゆき)は、十数か国語話せるが、年収180万の実家暮らしだった。
授業準備時間を減らすため県内屈指のアホ高校に勤務し、長期休みは海外で語学の勉強とカジノで荒稼ぎをして帰ってくる人生である。ある日、安全祈願で夜中の神社にお参りに行くと、知らない世界(ステアガーデン)だった。
ステアガーデンは異世界転生者・転移者が定期的に現れる世界で、転移早々案内係がついた。当面の生活費と説明が与えられ、この世界での身の振り方を10日以内に決めるよう言われる。
固有能力も使い道がなく魔力が普通で身体能力は下の下の上に、魔力を身体から離すのが極端に苦手な克雪は、生計の立て方に困る。しかし転生者たちに言語理解能力を付与していた神が滅ぼされ、数年しか経っていない時代だったので、他種族間での意思疎通ができる存在がごく少数であると知り、他種族の言語を翻訳していく生き方を選ぶ。
その過程で、種族間で争わせるために絵本に悪意ある翻訳を載せ、布教している企みと遭遇する。
間違った翻訳のせいで誤解が生まれ、人間族と争っていた熊人族の少女 ক্লেয়ার(クレア)と出会い、言葉は通じなくてもお互いの言語を理解しようとし、徐々にお互いの言語を習得していく。
クレアと共に、この世界の共通語をつくるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 20:03:54
15650文字
会話率:34%
ラス・シャムラの神々の鬱憤は頂点に達しようとしていた。
ヒト種が他種族の土地・金を奪い、自分の代わりに働かせるための奴隷の確保に明け暮れているからである。
この世界(以下、シャムラ)に神々の依頼で現れたハジメ。彼が人々の優しさの中で暮らし
、神々の依頼を少しづつこなしていくほのぼのなファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 13:37:51
503662文字
会話率:45%
ケーキのない世界でケーキ屋を開こうと思います。
運の悪い男は死んでからも運がない。
バグにバグを重ねマイナスからの異世界生活。
だが神の情で授けられた[創造特権]と[豪運]を武器に異世界でのしあが、、、、らない?
本人は平穏主義を貫こう
とするが与えられた加護がそうはさせず、、、。
のんびり暮らしたい主人公とは裏腹に今日も異世界で無双する。
魔王なんてケーキの焼き時間に倒しちゃえ。
そんなこんなの異世界ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 11:41:06
134670文字
会話率:27%
サーサ公爵家長男マサムネ。彼は次期当主の座を巡り弟のタックマンと決闘をするが、あっさりと敗北してしまう。敗北したマサムネを待っていたのは、弟タックマンの提案による領地管理の仕事だった。
だが、その領地は戦争により焼けた大地で、戦争の敗者であ
る亜人たちが住まう、ある意味で最悪の領地だった。マサムネは剣も魔法も何も才能はない。だが、たった一つだけ持つ《スキル》の力で領地管理を行っていくことになる。
これは、実家を追放された公爵家長男が、荒れ果てた大地を豊かにする領地経営……もとい、スローライフな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 07:00:00
29605文字
会話率:50%
「ちょっと寝るつもりが2000年経ってた」
かつての栄光は全ての過去のものに。発展した現代社会で突如目覚めた吸血姫ちゃんが、滅びた同族たちを探すためにその名を轟かせようと、社会の厳しさに悪戦苦闘しながらがんばって成り上がる物語。
吸
血鬼の女王として他種族を支配していた吸血姫シシィ・フォン・バイエルン。その時代を象徴する美貌とカリスマと力を持っていた彼女だが、その平和で不変な時代に退屈していた。
あまりに退屈だったため少し惰眠を貪ろうと眠れば、気づけば2000年が経って吸血鬼たち滅び、どういうわけか安アパートの一室で目が覚めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-14 16:54:25
24082文字
会話率:54%
男をめくるめく快楽へと導く夢の恋人、それがサキュバス。
不慮の事故により、17歳の若さで命を落とした少年、蓬莱利一(ほうらいりいち)は、転生支援課の勘違いでサキュバスに転生させられてしまう。サキュバスが生きていくためには、男の精気をしぼり取
り、食らわなければならないのだが、元男の利一は死んでもそんな真似はできないと断固拒否。
精気の代わりとなる食材は存在するのか。
ありました! それはなんと――――牛乳!!
しかし、異世界には他種族の乳を飲む習慣はおろか、そもそも牛という種族が存在しなかった。
転生支援課から特例で乳牛を一頭だけ支給してもらえはしたが、利一は己の生命線となる牛を命懸けで飼育しつつ、過酷な異世界でサキュバスの性質に抗いながら生きていく羽目に。
しかも、どうやらその牛も普通の生物ではなかったようで……。
平穏を望む思いに反し、いつしか利一は世界の命運を左右する争いにまで巻き込まれていくのだった。
一緒に事故に遭った親友も遅れて転生するが、両者とも姿が変わっており、互いの存在に気づけない。
果たして利一は親友と再会できるのか――!?
再会した先で、前世のような友人関係でいられるのか――!?
まったく新しい形のチートとラブコメが、ここに始まる。
(★はイラストありです)
2017 7/29 モンスター文庫より書籍化しました。
10/20 コミカライズがスタートしました。
―――――――――――――――――――――――――――――
ブクマ・評価によるポイントは欲しません。
代わりに、本作に触れたことで、少しでもTS(性転換)というジャンルに興味を持っていただけましたなら、一言で構いません。TwitterやSNSなどで「TSって面白いかも」と呟いてやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 17:31:55
895438文字
会話率:47%