魔術の粋を集めた王都に聳える魔術学院――の初等科で初歩の初歩を教える落ちこぼれ女魔術師、イアリーには弟子がいた。
初等科の生徒ではなく高等科の落ちこぼれ、史上最大とも言われる膨大な魔力をその身に宿しながらも、あまりに大きすぎる魔力を持て余し
、ただの一つも魔術を使えない魔力の持ち腐れ、ハーシュ。
イアリーの個別指導の末、その才能を開花させたハーシュは有史以来最強の魔術師、魔賢者と呼ばれ、魔王討伐に向かう英雄のパーティに加わることになった。
時は流れて三年後。
魔王討伐という大任を果たし、勇者一行が帰還する。その中にはもちろん、イアリーの愛弟子の姿もあった。
「立派になっちまったな」
誇らしさと少しの寂しさを胸に、凱旋パレードを離れようとしたイアリーを見つけたハーシュは、馬車を飛び降りて抱きついてきた。
「ただいまっ、師匠!」
……どうやら私は、有史以来最強の英雄に、めちゃくちゃ好かれてしまっていたらしい。
※カクヨムとの並行掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 05:09:49
171132文字
会話率:53%
人間によって滅ぼされてしまった、ドラキュラ族最後の王。レイン・ドラキュリアは、隠居生活を送っていた。
ある日、レヴィアタンと名乗る大蛇から、バハムートが転生した人間の女児を預けられる。
レヴィアタンからの使命は、力の使い方を教え、自身
と対峙できる強さに育てる事。
レインが望むのであれば、人間を滅ぼす存在に育てても良いとは言われたが、残り十年の余生をただ無意味に過ごすと決めていたレインは、バハムートの転生者、ルティーヤ・ルビーと名付けた少女の意志に任せることにした。
そして十三年後、ルティーヤはレインの言いつけの通り、魔法と剣の最高峰、魔剣学院へ入学を目指し、人間社会へと旅立つのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 19:00:00
120993文字
会話率:45%
謎の赤い光によって異世界転移した男子高校生は三年後、ラインツという名の片目の農夫として平穏な日々を過ごしていた。ところがある日信じていた人達から日常のすべてを奪われてしまう。どこまでが嘘で、何が真実なのか知る術もなく絶望したラインツに手を差
し伸べたのは、かつての悪逆非道な盗賊だった。一年後、城都ケーニッヒブルクには一人の剣士がいた。黒い肌に大きな角、そして体内から無限に出せる赤い剣。何も知らなかった青年が闇に染まりつつも、クソムカつく鬼畜な相棒を信じて今日も剣を振るう……。人々の愛憎が渦巻く異世界で剣と血が舞うダークファンタジー! ※タイトル変更しました。※主人公が途中で人外になりますが、希望のある物語を目指してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 00:17:20
200034文字
会話率:47%
旅の途中で魔物に襲われ両親を亡くした洸太(こうた)は龍神に助けられ龍の祠で育てられる。三年後十一歳になった時、神官の更新に来た八代緋色(やしろひいろ)の下で神官見習いとなる。そんな中、緋色の契約者で水の精霊水無月霞(みなづきかすみ)の妹時雨
(しぐれ)との出会いと、とある事件が洸太のその後の運命を大きく変える。戦争が始まり洸太は身体を壊した緋色の代わりに霞と仮契約を交わし参戦する。戦時中セイレーン軍の生物兵器との戦いをきっかけに月夜の災厄と呼ばれ、敵味方問わず命を狙われ戦争終焉の地で命を落としたはずだった。謎の二人組によって百五十年後に目覚めた洸太は、ミスミたちの助けを借りコータ=ヤシロとして、すっかり様変わりした新世界で唯一の人間として隠棲をしながら時雨を探し始める。自分が残された意味を知るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 20:50:24
28603文字
会話率:48%
祖父と穏やかに生きていたミアは17才のときに、ちょっとした衝撃的な出来事を経験した。
それから三年後、都会に出てきたミアは、勤め先のお嬢様に頼まれて、王宮に付き添い、そこで不思議な青年と出会う。
最終更新:2020-05-21 23:02:36
20360文字
会話率:44%
20XX年、世界は科学汚染された赤い霧に包まれた。その霧に触れれば、皮膚がただれてしまい、最悪の場合は全身が赤く爛れる紅薔薇病という病気にかかってしまうのだ。
当然、人間は政府が用意した地下のシェルターの生活を強いられ、深刻な食料不
足により何人もの人間が死亡した。
しかし霧が現れてから約三年後、いきなり世界をおおっていたすべての霧がなくなったのだ。勿論、人類は歓喜し、喜んだ。政府は、地下庭園で栽培していた植物を世界中に植えて、なくなってしまった緑も戻ってきた。だが、これは一連の事件の始まりに過ぎないことを知る人は、まだ誰もいなかったのだ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 18:00:00
16634文字
会話率:52%
<MA-CHI-NE>と呼ばれる、『人間の傍で、人間の心の動きを制御する事に特化した知能』を搭載した様々な姿形の機械たちによって、戦争を克服した近未来。
争うことを止めた人類は叡智を集結させて、<ネオ・シティ>と呼ばれる都市群を世界中に建
設した。
しかし、その中で、最大規模の都市、<ネオ・ヤーク>を管理、維持していた<マシン>が、突然人類に反抗を起こした。
その<マシン>は、生物を模したような殺戮兵器を造り出し、<ネオ・ヤーク>を奪還しようとする人類に立ちはだかった。
追い込まれた人類だったが、人の思念をエネルギーに変換する未知の鉱石を埋め込まれた、<ヒューマノイド>と呼ばれる改造人間たちが戦局を一気に変えた。
***
それから三年後のある日、極東支部のヒューマノイド、RK-690は"人型のマシン兵"──マン・マシーンと邂逅する。
人間と機械の行く末は、このエンカウンターから始まるのだった。
***
この物語は、人間と機械の狭間に立った者──<マン・マシーン>の物語。
そして、第二の創世記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 23:07:28
26187文字
会話率:16%
苦難の果てに、勇者は魔王を討伐した。
暗黒の時代は終わりを迎えて、世界に平和が訪れた。
それから三年後。
勇者は辺境の地で墓守となった。
道半ばで死んだ仲間達を弔う彼は、孤独な日々を送っていた。
ある日、傭兵との争いから勇者は気付く。
人々は犠牲となった英雄の存在を忘れ去り、その功績を軽視していた。
役目を終えた勇者自身、腫れ物扱いされている状態だった。
現状に憤りを覚えた勇者は、ついに決意する。
「人々の記憶に、魔王殺しの存在を刻み込まなければ」
勇者は想い出の墓地を発った。
魔王の血に呪われた彼は、不死身の肉体で旅を始める。
すべてを失いながら、尚も希望を見い出すために。
――救世の勇者は、三年前の使命を再開させるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 09:31:25
112719文字
会話率:11%
父を亡くし突然王位を継ぐことになってしまったリリーローゼは、重責に耐えられず泣き暮らしていた。そんなある日、突然ドゥーガルドという青年が現れ、三年後の未来からやって来たと告げる。にわかには信じられなかったものの、今すぐ仲間を集めなければ北の
強国モルダンジア帝国に呑み込まれてしまうだろうと予言めいた言葉を聞かされた少女は、国を守るため涙を拭いて立ち上がるーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 22:46:53
14946文字
会話率:31%
クレアは七歳の冬、母親に捨てられ孤児院で育つことになった。三年後、父親と名乗る豪商ラッセル・レイノールに引き取られる。彼はクレアを娘として迎え入れるが、そこでは継母と異母姉による激しい虐待が待っていた。
そんな彼女にある日転機が訪れる。
伯爵令息と婚約することになったのだ。しかし、彼はクレアを拒絶して……。
誰からも愛されない彼女はついに復讐を思い立つ。愛されないことがどれほど辛いか思い知れ。
題の通りです。特に序盤が胸糞です。そのためのR15です。苦手な方はご注意ください。主人公、自己肯定感が低く少々卑屈です。
最終話まで多分毎日更新。
※文字数は予約投稿分を含みます。
☆感想への返信亀並みに遅れがちです。更新優先となります。感想はありがたく読ませていただきます。
♢誤字脱字報告ありがとうございます。ゆっくりペースで直しています。感謝しております!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 08:00:00
122765文字
会話率:34%
年に数回実施される魔術師採用試験において、異例の成績を残した少女――如月音宛。
魔術師協会に所属することとなった彼女の才能に多くの期待が寄せられる中、当の彼女は毎月振り込まれる資金で自由気ままなニートライフを満喫していた。
活動実績ゼロの
まま月日は流れ、三年後の春。相変わらず自堕落な引き篭もり生活を続ける音宛だったが、上司からの一言によって窮地に立たされ、渋々活動開始を決意する。
初日から持ち込まれる依頼の数々。その圧倒的な量に悲鳴を上げながらも、音宛は魔術師として日々の活動に勤しむしかないのだった。
本当は働きたくなんてなかったけれど。
音宛の元には今日も、依頼者が訪れる。
※毎週日曜が定期更新、他は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 22:40:41
96405文字
会話率:29%
----年-月-日。世界が突如消滅しようとしていた中、八神良太は、ある少女と出会う。それから三年後、彼が居た世界とは違う別の無次元という何者をも破壊出来ない次元で暮らしていた。そんなある日、指令に呼び出されその少女の謎を解けと命じられる…
…。
※余り慣れていないので誤字がある場合がりますが、見つけ次第直します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 12:20:12
4184文字
会話率:54%
教会の目の前に捨てられたいたところを拾われた主人公のフェルル。生みの親も分からず自分の中によくわからない感覚や知らない記憶もあったが、それでも育ての親も姉も優しく楽しく日々を過ごしていた。ある日、そんな彼のもとに国王が「君を私の跡継ぎとして
迎え入れたい」と言って現れた。フェルルは育ててくれた家族に恩を返すチャンスだと思い、その話を受ける。
しかし、三年後の十五歳の誕生日「忌まわしき汚れた古の魔王と竜王の能力を継ぐ者のいる国を滅ぼせ」という神託を受けた他国が襲い掛かり、国王も育ての親も目の前で殺され国が滅んでしまう。絶望しながらもなんとか逃げ延びたフェルルは逃げた先で一人の女性と出会う。彼女は武術も魔法も完璧であり、フェルルは国を滅ぼした奴らに復讐すべく彼女に教えを請いながら自分に宿る魔王と竜王の能力‘あらゆるものを創造出来る’と‘あらゆるものを壊せる’を発現させる。
これは、国を滅ぼされた主人公が絶望の淵から這い上がり、いろいろな国に行き仲間を作りながらも悩み苦しみ、自分の過去を知り、最後は国を滅ぼした神様をぶっ潰すお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 07:00:00
3457文字
会話率:56%
小学校の卒業式の日、有沢侑は密かに思いを抱いていた染白雪羽に告白をしようとするが、自らの太った体型への劣等感が頭をよぎり、結局それは未遂に終わってしまう。
それから三年後、高校生になった侑はダイエットに成功し、雪羽に告白をしようとするが
、三年経った雪羽の姿は昔の華奢な体とは程遠い、ふくよかな体型に変わり果てていた。
一度は雪羽に失望する侑だが、雪羽が今の体型に不満を抱いていることを知り、一緒にダイエットすることに。
そしてダイエットが成功し、雪羽が昔の体型に戻った暁に今度こそ告白することを決意するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 18:01:00
93173文字
会話率:49%
俺は父と3つ上の姉、4つ下の妹と三人家族だった。三年前までは…
三年前。俺が15の時妹の塾の迎えに行ってた時だ。1時間程かけて妹と帰宅し、玄関のドアを開けると辺りに血が飛び散っていた。
「お兄ちゃん…なにこれ…。」
俺はリビングへと急
いだ。
そこには、変わり果てた親父の姿があった。
「…親父…?あ、姉貴!!!」
キッチンの方には血塗れの姉貴が倒れていた。
親父は、親父の兄の組の若頭で本職の人間だった。恐らく、敵対していた組織の人間に襲撃されたのだ。
それから三年後の現在。俺と妹は俺の叔父、つまり組長である親父の兄に引き取られ生活を送っていた。
俺は大切な人間を守れる強い男になるため叔父に何度も頭を下げ、反対を押しきり高校生兼極道をやっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 00:00:00
7210文字
会話率:67%
私が十一歳の時。公爵令嬢の私は王子と許嫁の関係だった。伯爵家の幼馴染――レオナルドは、そんな私たちの関係が嫌みたいで、いつも王子に勝負を仕掛けては私を『もらおう』とする。勝負の後、レオナルドがどうしたら婚約破棄にできるのかと尋ねると、王子
は『私と王子を婚約破棄にする挑戦権』を提案する。そして、三年後、私たちは貴族学校に入学するのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-25 20:03:33
10318文字
会話率:41%
公務員のメグと魔法使いのレックスは、とある廃屋敷の相続問題で出会う。出会って三十分で恋に落ちて、一年後に結婚直前で何故だかダメになってしまった二人の恋愛感情の三年後の話。※ヒノデ様主催『復縁企画』の参加作品です。
最終更新:2019-10-01 22:05:37
30375文字
会話率:50%
次期社長令嬢になる、大塚駒葵と瑶葵は高校一年生の双子の姉妹。駒葵はスポーツ・勉強はけっこういい成績をおさめているが、家庭科は全くダメな女の子。逆に瑶葵は家庭科が大好きで趣味が料理。
ある日駒葵は、父の会社に訪れようとするが、そこで見たも
のは父と若い女が腕を組んで歩いている姿だった。ショックを受けた駒葵は家族に何も言えずしばらく様子を見ることにした。駒葵は、外国に興味があり、ホームステイや留学しようという夢があった。だが、夏休みに入る前に父を迎えに行った、母と瑶葵が交通事故で死んでしまうことになる。悲しみが続く中、父から留学の夢を諦めろと言われてしまう。仕方なく諦める駒葵。
母と瑶葵が亡くなって一年後に、父は会社の秘書をしている田村柚衣と再婚をすることになった。父からの言葉からではなくて、柚衣が突然駒葵に言ったのであった。そんな父が許せない駒葵は二人の結婚を認めようとはしない。
父の社長就任と婚約パーティが開かれ、家政婦を雇うことになり、運転手もつくようになった。駒葵は父と柚衣が結婚させないように闘おうとする。そして、また留学することに決意をするが猛反対する柚衣。父の前では二人とも素顔を見せない。家の中では駒葵と柚衣の争いが絶えなかった。瑶葵が付き合っていた彼氏の川澄暖都に留学に関することでよく相談することになった。暖都の家に呼ばれていくと、そこには信じられないことが起きるのであった。そこで、柚衣と暖都が姉弟だったということを知る。交通事故死に疑問をもっていた駒葵は一人で解決しようとする。
謎に包まれた日々と父と柚衣との争いが続く中、ようやく交通事故に関することを知り始める。耐え切れなくなった駒葵は家を飛び出し、祖父の家にしばらく身を隠すことになる。そこにいると死んで、いないはずの母と瑶葵の声がこだまする。祖父から言われ父を助けることができるのは駒葵しかいないということに気がつき、駒葵は家に帰り、最終バトルを繰り広げる。
三年後、父は二度と再婚することなく平和な日々を送っていた。そして、父・祖父・駒葵と一緒に暮らすようになる。駒葵も大学生になり、留学するという夢を叶えようとする。お墓の前で、母と瑶葵に感謝の気持ちをこめて駒葵は夢に向かって羽ばたこうとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 17:55:30
62164文字
会話率:57%
表は学校法人、裏では政府非公認の情報機関――いわゆるスパイ組織であるSIG。
ある日、そのトップが殺害される事件が起きた。
その濡れ衣を被せられたのは、組織直属のスパイ養成所に通う少年。
三年後、学校を抜け出した少年は名前を変え、スパイとは
かけ離れた生活を送っていた。
そんなある日、少年の元に一通の手紙が来る。それは、少年に組織への復帰を促すものだった。
少年は濡れ衣を晴らすため、もう一度スパイの世界に足を踏み入れる――
【真像編】
これまでの経歴から問題児として有名になった深矢のところへ、次々と難題が降りかかる。
突然目の前に現れた謎の少年。
行方不明となっていたかつての同期。
そして、背後に迫る複数の影――
さらに《三年前の事件》にも新たな手掛かりが現れ――?!
隠された真実に”気付く”第2章、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 21:08:59
170425文字
会話率:36%
会社員生活にうんざりしていた間瀬弥彦は、ある日突然異世界に。
どんなチート能力が貰えるのかウッキウキの間瀬だったが、なんと無能力。
さして体が強いわけでもない、頭脳が明晰な訳でもない彼は、生きるため、食べるため、成り行きで木工師となる。
時間はあっという間に過ぎ、三年後。
間瀬は一人前の木工師として、異世界に溶け込んでいた。
残りの人生を異世界で幸福に過ごす自信を得た間瀬。
そんな矢先、彼は巨大な陰謀に巻き込まれ
「時間がループする森で永遠に魔獣に殺され続ける」
という拷問を受ける。
――待て、しかして希望せよ。
唯一胸に刻まれた言葉を心の支えにして、間瀬は時の牢獄と格闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-08 22:57:33
11362文字
会話率:30%