順応性の高さだけで地球の探査隊に選ばれた宇宙人の主人公は、資料を読み込むだけで地球人の姿かたちそっくりになり、見た目は15~16歳くらいの金髪碧眼の美少年。
無事に着陸できたのに1羽のカラスによって宇宙船は大破、主人公は記憶を失ってしまう
。
そこを水商売上がりな金持ちの妻、嘉純さんに拾われて早20年。
天外淀臣と名付けられ日本人の戸籍を得て、日本人らしく茶髪に茶色い瞳に順応。すっかり艶っぽいマダムとなった嘉純さんのペットとしてぬくぬくと暮らしていた。
だがある日、飼い主が金持ちの妻という立場は安定性に欠けると気付いた淀臣は、大好きな祖父を敬愛する名探偵や子供にされた名探偵に憧れ、金を稼ぐためだけに探偵事務所を開設する。
その帰り、誘拐されかけている娘を助けた淀臣。
翌日、その娘が地元の伝統工芸の大家のひとり娘だと知る。
初依頼はその伝統工芸の家元から、ひとり娘アヤとホストの婚約を3ヶ月以内にアヤから破棄させること。
その後当のアヤがお礼にと訪れる中、第2の依頼人が。
地元が生んだスター喜劇王の妻の浮気調査を依頼される。
順応性がバツグンすぎて、刃物も拳銃も効かない無敵の宇宙人ボディからどんどん地球人へと変化していく淀臣。恋愛脳のお嬢様アヤを幼なじみポジションに置き、元宇宙人パワーを遺憾なく発揮して真相に迫る!
淀臣の心臓がただの太鼓ではなく、急所へと順応する前に依頼をクリアできるのか?!
この作品はカクヨムとアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 11:11:14
121912文字
会話率:48%
11月もまもなく半分終わりますね。
まあ、でもだからってなんてことないですけど。
最終更新:2021-11-12 07:55:02
353文字
会話率:0%
とある姉の愛情のかたちの話。
10分ほどで読むことができる短編小説です。(約8000文字程度)
最終更新:2021-11-02 18:26:25
7427文字
会話率:38%
初めてというのをテーマにしたらこんなかたちになりました。
キーワード:
最終更新:2021-10-30 11:33:39
233文字
会話率:0%
数年前、東京湾と太平洋を完全に別つ大突堤が造られた。長い時間をかけ、そこからすべての海水を吐き出し、広大な干潟にし、都心に広大な土地を誕生させた。人々は都心に完成した新規の国土を『空き箱』と呼んだ。
その新しい土地から利益を取り出
そうとする者たちの思惑が重なり『空き箱』の開発は停滞した。そのうえ、土地は広大で管理が行き届かなかった。
権利者たちの主張の衝突によって混乱している間に、『空き箱』には様々な人間が流れ込んでいった。それは移民といえた。結果的に、それらの者たちによって、『空き箱』には小さな自治区のようなかたちが形成されていった。やがて、あるひとりの男が、それらをまとめひとつに束ねてゆく。そして、奥地に小さな独立国のような存在が誕生した。
その男のことを皆、約束の土地を人々にもたらせる存在に似せて『或って或る者』と呼んだ。『或って或る者』のなかでは『或って或る者』は、絶対的存在であり、大陸の法律からも除外されたかのようにあり、恐れられていた。
主人公、清志郎は、どんな人間でも眠らせることが出来る、ねむり一族の末裔を謳っていた。
清志郎の家系は、眠れない者から依頼を受け、特別な方法で、如何なる人間でも眠らせることを生業としてきた。安眠の提供や、それ以外の眠りも実現させる一族だった。
だが、清志郎の家系は本物のねむり一族の末裔ではなかった。代々、ねむり末裔だと偽りつつ、眠りを売って生きて来た一族だった。そして、現代に残った唯一の偽りの末裔である清志郎は、偽りの一族だと知りながら、現代でも、その一族の末裔として、どんな人間でも眠らせることを謳い、生業として生きていた。
ある日、清志郎のもとへ電話がかかってくる。電話の相手は少女で、彼に助けてほしいという。電話で少女は「わたしもねむり一族の末裔だ」と話す。
少女の名はハルノ、十二歳彼女は『空き箱』から逃げ来たと清志郎に話す。
そして、彼女を守ることは『或って或る者』との戦いを意味した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 16:00:00
108130文字
会話率:32%
本当の幸せってなんだろう
キーワード:
最終更新:2021-09-12 22:12:50
225文字
会話率:0%
ある写真家の撮影した場所が、黒く虚無のかたちに切り取られてしまうようになった。広がりすぎた虚無はやがて都市を、国を、大陸を飲みこんでしまうが、写真家は撮影することをやめられない。世界全体が虚無に飲みこまれそうな事態に至って、写真家は、恋人に
「止めないの?」と尋ねる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 13:26:01
3736文字
会話率:45%
神や仏が人と似たかたちを取っているのなら、邪なものもきっとそうなんだ。幼いながらに僕は感じていた。
眠るたびに見る夢。父親と同じ顔を持った大きな怪物が、母親と同じ顔を持った弱い獣を踏み潰して笑う夢。怪物の全長と同程度の直径しか持たない小
さな惑星では逃げ場など無く、獣は苦痛に喘ぐしかない様子だった。その夢が幼い僕には何よりも悲しくて、恐ろしかった。だから大抵のことは我慢することができたと思う。
「かわいい子。本当に、お兄ちゃんより、お姉ちゃんより……」
僕が風呂から上がって体や頭を拭いていると、決まって母親が脱衣所に来た。僕が風呂を済ませる時間帯は決まって夕飯の少し前で、祖母は夕飯の準備で忙しく、祖父と父親は仕事終わりの酒をそれぞれ別室で楽しんでいる。8つ上の姉はアルバイトや部活があるので基本的に帰宅が遅い。6つ上の兄に至ってはそもそも家に寄り着かない不良少年であったから、僕に構う家族はいなかった。だから僕がどんなに「いやだよ、なんだかきもちわるい」と拒絶の声を上げても母親の興奮を煽るだけだったのだ。
「ぱくっ。ふふ。かわいいね。……べーっ、てして?」
拒絶しても無駄なのだと悟るのに大して時間は掛からなかったように思う。むしろ、これさえ我慢すれば母親の愛情を受けられるのでは、という期待さえあっただろう。
股ぐらを包む舌の感触も、口と鼻の中に広がる煙草の臭いも、そう思えば拒絶の意思は消えずとも堪えることができた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 23:21:13
4622文字
会話率:30%
ある田舎町に、母と双子の兄妹3人が仲良く暮らしていました。
母曰く『父はいない』との事。
双子が何度訪ねても、母は『いない』とだけ答え、特に不自由も無かった為、双子もいつしか気にしなくなっていました。
母は仕事とバイトの掛け持ちで忙しく、家
事は高校生の妹の担当です。
兄は何事にも興味を持てず、高校に入学せずにフリーターをして家計を助けていますが、母は特に何も気にしていない様子。
そんなある日の事、兄のスマホに母からのメール『急なんだけど、今日の夜中にパパが来るから2人でお迎えに行ってあげて(^人^)』とメールが届きました!
双子『パパ居たの!?』
驚く双子の元にまたメールが届きます。
『あ、パパ宇宙人だからよろしくネ☆』
父は『地球にいなかった』だけの様です。
親子が住んでいる町は通称UFOの町。
至る所に宇宙人的なオブジェがあり、町の外れにある双子山付近ではUFOの目撃例も多いという…噂…。
ちいさいながらUFO研究所もあったりします。
そしてパパが地球に来る目的は仕事らしい。
父の登場で今までの謎が解けたり、父がなんだか物凄い生命体の様で、眠っていた双子の能力が目覚めたり、UFOの町なだけに他の宇宙人とトラブルがあったりなかったり。
移住してきた宇宙人と共同生活をしてみたり。。。
びっくりはするけど、あんまり動揺もなく受け入れ合うそれぞれの平和な日常のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 06:50:56
2272文字
会話率:29%
何をやっても冴えない中学二年男子、来野アシタカは、双子の妹アスナとの離れる格差と近づく距離感に悩むお年頃。そんなある日、横断歩道にて車に突っ込まれた正にのその瞬間、自分の脳内のインナースペースに何故か引き込まれてしまうのでした。
そこ
は自分とそっくりの姿かたちをした人格たちが三十一もの頭数でいる不可思議な空間……日替わりで移行していくという摩訶不思議な多重人格たちに、有無を言わさず担ぎ上げられたその日の主人格こと「来野サーティーン」は、ひとまず友好的な八人を統合し、ひとりひとつずつ与えられた能力を発動させて現実での危機を乗り越えるものの、しかしそれは自分の内での人格覇権を得るための闘いの幕開けなのでした……
次々と襲い掛かってくる人格たちを何とか退け統合していくサーティーンですが、最後の最後、「無力のゼロ」と名乗る人格に為すすべもなくやられ、統合させられてしまいそうになります。しかし自分に割り当てられた記憶の破片から、自らの正体を「網代田 天史(アシロダ タカフミ)」であることを思い出したサーティーンは、ゼロに対し真実を述べろと迫るものの、真実は自らが作られた人格の、さらには破片に過ぎないことを知らしめられただけなのでした……
「網代田 天史」が幼い頃に骨髄移植を受けたドナーであり、その後事故によって六歳で亡くなったアスナの双子の姉、アスカ。その人格を自らのうちで生み出し、自らと共に作り育てあげていった「アスカ」が、いつの間にか自我を持ち、そして自分の精神と身体との整合性が取れずに崩壊し始めたのを防ぐために創られたのが「アシタカ」たちであることを悟ったサーティーンは、「アスカ」と統合することで、精神の奥底に潜んでいた網代田の人格をついに引きずり出すのでした。
過去との決別をつけて目覚めた網代田は、諸々のしがらみを断ち切ってアスナたち「家族」と暮らすことを選ぶものの、日常でどうとも追い込まれてしまうと、ついつい自分の中にリビルドした「アシタカ」にまた任せてしまうという奇妙な二重人格で日々を送っていくのでありました……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 20:18:46
118586文字
会話率:32%
もし、鏡に映った自分の姿が、見すぼらしかったら・・・。
がっかりしかせんか。こんな風に自分は、人に見られているのかなと。
でも、シャツを替えただけでは、解決はしません。
なぜなら、風姿は、その人が生きて来た人生そのものですから。
残酷なことです。生き方を変えないと、姿かたちも良くなりません。
しかし、自分だけのことなら、自分ひとりの中で決着はつきます。
それが、リーダーだったらどうでしょう。自分ひとりの話ではありません。
組織が、国が、その人の生き方に懸かっているからです。
リーダーの風姿に注目しましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 08:08:24
980文字
会話率:0%
平凡な女子高生として過ごしてきた舞子はある日、未来の世界にタイムスリップしてししまう。
今までの知識、価値観が通じなくなった世界では何をしても周りから浮いてしまい、トラブルを呼び寄せます。
未来で知り合った菜湖や蓮と共に困難に立ち向かい
、元の時代に戻る手立てを模索します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 00:00:23
1911文字
会話率:27%
愛。
ひとことでそう呼んでも、それにはいろんなかたちがあります。
親子の愛、友人への愛、兄弟姉妹の愛、それから男女の愛。
昨今は、恋愛と言っても男女間だけではなく、男男や女女の愛も増えてきているようです。
ある日、無垢な幼子が天使から純白
の羽をもらいました。
その羽は、まことに不思議な力を秘めていました。
その力で、幼子はさまざまなことを学んでいきます。
そして、幼子は少女となり、少女はやがて大人の女性へと成長していくのです。
幼子が成長した時に、天使は再び彼女の前に姿を現します。
かつて、彼女に預けた、自分の片翼を返してもらうために。
これは、穢れを知らない純真無垢な幼子が、さまざまな愛のかたちに触れ、愛について深く考えながら成長していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 00:00:00
121533文字
会話率:61%
動乱の戦国乱世の中、ひとりの少女は『越後』という国の主となった。その時はただ、それが少女は戦乱が収まるために自分ができる最善のことだと信じていた。疑っていなかった。
だが国主となって次第に、少女は『ひと』としての輪郭を失っていく。
そんな
少女と一人の男が出逢い、そして。
……これは、人それぞれが貫く『愛』のかたちを記した物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-22 04:32:28
4227文字
会話率:46%
フルタの顔がスーパーインポーズ(上書き)されたニセフルタの顔が、インターネットのSNS上に頻出するようになっていった。その顔は誰からともなくタローと呼ばれるようになった。「タローを探せ」というインターネットのゲームにまで発展し、世界中で評
判となっていった。タローはテレビ界にも進出し、コタローやザ・タローなど様々なタローが登場して社会現象となった。さらに、あろうことか動物の顔までタローで上書きされた。そしてついに、インターネットの動画のすべての顔がタローの顔によって上書きされてしまった。防犯カメラに写った人もすべてタローになったので、防犯カメラはその任を果たさなくなった。タローブームはタロー仮面というかたちで小学生にも影響を及ぼした。そうした一連の騒動の中で、フルタは愚痴を零しつつも、堅実な日々を送った。一方、かれの同居人である、アダルトビデオのクィーンと呼ばれるクララは、密かに何かを画策しているようであった。タローブームはどこに向かって収束するのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 00:00:00
47243文字
会話率:96%
今年から高校1年になる月影黒兎(つきかげくろと)は、運動神経普通、勉強出来なくもない、顔は普通。そんな彼が同じ学年の同じクラスの
成績優秀!運動神経抜群!超絶美少女!
しかし表情ゼロ!人付き合いはほとんどなし!
どこか冷めた目と心。無愛想
な氷の女王と呼ばれる冬矢雫(ふゆやしずく)と出会い、あることから雫が家出少女だと知る。
その後彼女は居候となるのだが…
「おい、冬矢、家主である俺に従ってくれよ……」
「家主……まあ、そんな人もいたわね」
「いや、今いるよ!?目の前にいるよ!?」
「厳密に言うと目の前ではないわね」
「こまえけぇよ!」
学校では静かなあいつ。もしかして本性は結構やばい?
基本、無表情の彼女が時折見せる笑顔や、恥ずかしがった顔に少しドキドキしながらも何とか2人で生活していく。
2人で生活するうちに持ちつ持たれつの関係になり、ただの居候が、いつしかいて当たり前の人に…
全てズレた彼女と、そのズレに振り回される彼とのそんな彼と彼女とその周りの人も巻き込んでそれぞれの愛のかたちを見つける。
それぞれの大切なものが織り成すどこか温かみのある物語。
※この作品にはメタがあります。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
基本火曜日投稿です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 23:01:13
296466文字
会話率:51%
全ての始まりは1人の人生の終わりから始まった。
新婚生活を送っていた九条 凛と、その旦那である九条 智史は、凛の母親の死をきっかけに明かされていく秘密と向き合うために、それぞれが自分の過去と今と対峙していく物語。
最終更新:2021-05-31 02:49:56
1618文字
会話率:50%
ある日突然いなくなったクラスメイトの涼宮楓。高校三年生の土方光士郎は、その人を追いかけるようにして、その人がいるかも知れない世界に迷いこんでしまう。しかしその矢先、山賊に襲われた村に出くわし、そこで少女・マリーと出会う。
そこで光士郎
は、マリーを身を削るかたちで救い出すも、そこからさまざまな人たちとかかわりあっていく。ある時は王国の上位騎士、また王国の戦うお姫様。三人の魔女見習いと、狼の王様。また黄金色の世界の人。
ただしそれは、ひとつの大きな争いのなかの出来事。光士郎はその争いの中へどんどん捲き込まれながら、涼宮楓を探していく。
そして、涼宮楓もまた、世界を裏返すようにこの世界を彷徨い歩くのだった―――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 14:44:25
30506文字
会話率:30%
カリスマ的テロリストによる大きな戦禍は、世界のかたちそのものを変貌させた。──表面積の半分が異世界へと変容した現代、『ゼノンベルト』。
かつて幼いながら少年兵として戦いの最前線に赴いた香藁仁は、現代世界を影から掌握する組織の計画に半ば無理や
り加担させられていた──。
鬱々とした彼の生活に謎の少女との出会いが一筋の光を投げ込むが、その光は、彼をどこに導いていくのか。
一人の少年の私闘とゼノンベルトの命運が、人間の生と世界の真理を描き出す長編ライト文芸。
【更新:三日おき19:00】
気に入っていただけましたらレビューやコメント等していただくと励みになります。是非ともよろしくお願いします。
※この物語は、法律・法令に反する行為、また現代の倫理に外れた思想を容認・推奨するものではありません
読み速にて晒し待ち折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 19:00:00
39878文字
会話率:41%
重荷を背負わされた「君」と、それを助けるべく生まれた「僕」の英雄譚。もしくは、ひとつの世界の終りのかたち。
これは歪で不器用で、けれど確かな恋のうた。
最終更新:2021-05-26 19:57:37
6019文字
会話率:0%
今年の風邪は質が悪い。感染から発症までがとにかく早くて、その上ひどく高い熱が出る。そんな病に罹ったまま、新納萩人は悪意めいた力により意識を喪失する。次に目を覚ました時彼が居たのは、魔術の横行する見知らぬ世界であった。
罹患中の風邪により
意図せぬ惨事を引き起こすも、萩人はその危地をまるでヒーローのような姫君、シンシアに救われる。
そのまま彼女の館で日を送る事となった萩人はシンシア付きの侍女のタルマや近衛兵スクナナといった少女たちと触れ合い、時に己の未熟さを噛み締め、時にお家騒動に巻き込まれ、時にもたらした病禍の大きさを思い知り、やがてただ仰ぎ見て憧れるばかりだったシンシアの、ヒーローの本当を、甘やかな軟禁生活の裏の真意を悟っていく事となる。
そうして時間を重ね、萩人は彼女らと厚誼を深め、やわらかく世界に馴染んでゆく。
だが数々を経て少しだけ大人めき、自らの足で歩き出した彼の前に、全ての禍根とも言うべきものが立ち現れて……。
得たものと経たものの全てでそれを乗り越え、彼は自分の生きていく世界を思い定める。
数字の横に※印がついている話にはイラストがあります。ご了承ください。
尚、最終話「病は君から その5」(こちらはgifアニメーション)のシンシアはつまようじ様が、「特別なんかじゃない その1」の三人挿絵は雪麻呂様が、目次下部の「これぞ表紙」と言わんばかりのそろい踏みイラストはなかづま様が描いてくださったものになります。
素晴らしい絵とその使用を快諾くださった御三方に、百万言を尽くしても尽きぬ感謝を!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-29 13:38:57
550389文字
会話率:33%