高校2年生の秋葉和哉は幼馴染の夏目海斗とクラスメイトの春野陽子とともに便利部に属していた。便利部とは人助けをする部活である。たまに依頼はくるがのんびりした日々が続いていた。そんな中、1人の女子生徒が依頼にくるが……?
最終更新:2016-04-06 09:29:58
3402文字
会話率:48%
今年の風邪は質が悪い。感染から発症までがとにかく早くて、その上ひどく高い熱が出る。そんな病に罹ったまま、新納萩人は悪意めいた力により意識を喪失する。次に目を覚ました時彼が居たのは、魔術の横行する見知らぬ世界であった。
罹患中の風邪により
意図せぬ惨事を引き起こすも、萩人はその危地をまるでヒーローのような姫君、シンシアに救われる。
そのまま彼女の館で日を送る事となった萩人はシンシア付きの侍女のタルマや近衛兵スクナナといった少女たちと触れ合い、時に己の未熟さを噛み締め、時にお家騒動に巻き込まれ、時にもたらした病禍の大きさを思い知り、やがてただ仰ぎ見て憧れるばかりだったシンシアの、ヒーローの本当を、甘やかな軟禁生活の裏の真意を悟っていく事となる。
そうして時間を重ね、萩人は彼女らと厚誼を深め、やわらかく世界に馴染んでゆく。
だが数々を経て少しだけ大人めき、自らの足で歩き出した彼の前に、全ての禍根とも言うべきものが立ち現れて……。
得たものと経たものの全てでそれを乗り越え、彼は自分の生きていく世界を思い定める。
数字の横に※印がついている話にはイラストがあります。ご了承ください。
尚、最終話「病は君から その5」(こちらはgifアニメーション)のシンシアはつまようじ様が、「特別なんかじゃない その1」の三人挿絵は雪麻呂様が、目次下部の「これぞ表紙」と言わんばかりのそろい踏みイラストはなかづま様が描いてくださったものになります。
素晴らしい絵とその使用を快諾くださった御三方に、百万言を尽くしても尽きぬ感謝を!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-29 13:38:57
550389文字
会話率:33%
「ヒーローがヒーローであり続けるために、最低限必要なものとはなんだと思う?」
平日の昼下がり、役所のロビーで出会った男のその一言で、俺の日常は一変する。世界征服を標榜する悪の組織と戦う日々の中で俺たちは何を求め、何を勝ち取るべきなのか。そ
の答えを見つけたとき、俺たちの更なる巨大な敵との戦いが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 11:01:46
90352文字
会話率:33%
東町商店街には時々悪の組織とヒーローが現れます。八百屋のおっさんも魚屋の奥さんも住んでます。買い物帰りの主婦も登校中の学生も居たりします。とにかく色んな人が色んな事をしています。…そういう話です。……いや、多分。
最終更新:2009-01-23 03:44:51
197766文字
会話率:34%