今年から高校1年になる月影黒兎(つきかげくろと)は、運動神経普通、勉強出来なくもない、顔は普通。そんな彼が同じ学年の同じクラスの
成績優秀!運動神経抜群!超絶美少女!
しかし表情ゼロ!人付き合いはほとんどなし!
どこか冷めた目と心。無愛想
な氷の女王と呼ばれる冬矢雫(ふゆやしずく)と出会い、あることから雫が家出少女だと知る。
その後彼女は居候となるのだが…
「おい、冬矢、家主である俺に従ってくれよ……」
「家主……まあ、そんな人もいたわね」
「いや、今いるよ!?目の前にいるよ!?」
「厳密に言うと目の前ではないわね」
「こまえけぇよ!」
学校では静かなあいつ。もしかして本性は結構やばい?
基本、無表情の彼女が時折見せる笑顔や、恥ずかしがった顔に少しドキドキしながらも何とか2人で生活していく。
2人で生活するうちに持ちつ持たれつの関係になり、ただの居候が、いつしかいて当たり前の人に…
全てズレた彼女と、そのズレに振り回される彼とのそんな彼と彼女とその周りの人も巻き込んでそれぞれの愛のかたちを見つける。
それぞれの大切なものが織り成すどこか温かみのある物語。
※この作品にはメタがあります。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
基本火曜日投稿です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 23:01:13
296466文字
会話率:51%