黒でも白でもなく。
闇でも光でもない。
それは狭間に在るモノ
境界線を守るモノ
ひっそり佇む呪い屋から、物語は始まる
最終更新:2013-12-21 01:35:03
6361文字
会話率:31%
冬休みが始まる二週間前、苗木悠人宛に脅迫状が寮の郵便箱に投函される。
それが単なる悪戯ではないことは、脅迫状の文面を目にした瞬間に理解出来た。
定規で線を引いたような几帳面な文字が並んだ脅迫状には、演劇部で演じる予定である『人間失格』
から主人公である大庭葉蔵に対し、その本性を見抜いた竹一のセリフが便箋の中央に書かれていたのだ。
脅迫されるがまま悠人は、犯人からの指示に従うしかない。
悠人にとってその秘密は、人生を一瞬にして崩壊させてしまうからだ。
しかし、そんな犯人から最初に指示された内容は、〝萩野志穂子を救え〟という不可解な内容で――?
宇宙エレベータが開発される街で、犯人に怯えながら悠人は問題を抱える少女たちと出会い深く関わっていく。
「先輩、私はもうダメなんです。ここでこうして話しているだけで、自分が醜く汚い人間だと知らしめられているみたいで、怖くて堪らないんです」
踏み込んではいけないアタラクシアの境界に触れた瞬間から、
「白々しくて、恥ずかしくて、嘘っぽくなる」
「一人だけ助かろうなんて、そんなの狡いよ。卑怯だよ、反則だよ」
幾重にも厳重に閉じ込められた罪の箱が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-20 21:16:16
119001文字
会話率:44%
影に隠れた少年はいつしか光を求めていた・・・・
キーワード:
最終更新:2013-12-16 14:44:09
5080文字
会話率:61%
境界を溶かして滲む世界
最終更新:2013-12-07 17:37:14
325文字
会話率:0%
雪道を走る車の中で、「僕」は父の記憶にある風景を思い浮かべる。それは一枚の写真、昔々の雪景色の中にある――。「ゆきのまち幻想文学賞」に見事に落選した(笑)作品を改稿したものです。
最終更新:2013-12-01 19:07:18
3272文字
会話率:0%
「望んだのはただ命を救うこと。それだけだったんだ―」
病弱な少年が望んだのは母の命を救うこと―
16歳になった僕は大切な友人とともに
世界を
騙る
最終更新:2013-11-30 20:34:13
639文字
会話率:0%
バルトは、教会を巡りながら、世界各地を旅して廻る。
それは、少しでも自由を感じ、叶えられない思いを紛らわすため。
それでも、旅は新しい出会いを、様々な知識を与えてくれる。
これは、今ここに在る世界で、懸命に生きるバルトの物語。
最終更新:2013-11-24 00:30:00
11274文字
会話率:37%
17歳の外山(そとやま)ショウは現代の男子高校生。総合商社に勤めている父を持ち、防音完備の自室には一台のグランドピアノ、誰もが羨むような生活を送っていたが、そんな彼にも悩みはあった。自分の人生をどう生きるか。与えられる事に慣れ過ぎてしまった
彼は、進路の事で父親と些細な事で口論になり、怒りに任せて外に飛び出して事故に遭遇してしまう。
目を覚ました彼は何もない「闇」を彷徨っていた。そこは数多の異世界の境界が交錯し、生きとし生けるものの魂が集まる「エーテルの雲」と呼ばれる絶対無の空間だった。彼はそこで言い知れぬ死の恐怖を感じる。「怖い」と思った彼が次に感じたものは「生きたい」という生への執着だった。そして彼は、地球ではない異世界で再び息を吹き返したのだ。ただし、16歳の少女、リエナ・アントーニアとして。
リエナは「マグナブルクの猛(盲)女」の別名を持つ大公国の姫君だった。異世界人というだけではなく、性別まで変わってしまった外山ショウは多いに戸惑うが、次第に彼はリエナを取り巻く不自然な状況に気が付いて行く。父親である大公の異常な偏愛、ごく僅かしかいない協力者、そして「悪竜」という謎の存在、そのどれもが童話のイメージの姫君とは大きく異なっていた。
そして事件は起きる。若干16歳にしてヴェンデン伯爵夫人の称号と領地を得たリエナだったが、戴冠式の1カ月前に家宝の宝刀を盗まれる。取り返そうとするリエナの前に現れた飛竜と謎の黒服の男。一見、単純な事件に見えたが次第にそれは列強の外国勢力の影と「悪竜」の暗躍が見え隠れするようになる。
外山ショウとリエナ、全く別々の魂が一つの肉体を共有する歪な関係は、やがて、リエナの野望を達成すべく一つの道を歩み始めるのである。
※小説タイトルは適当なので将来的に変更するかもしれません
※更新は不定期です。あらかじめご承知おき下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-20 07:18:24
123961文字
会話率:40%
高校入学初日、物部千草は不運にもボディービル部の新入生狩り――部員勧誘に遭遇してしまう。
あわや捕獲――入部の危機に瀕した千草を救ったのはちょっと小さくて可愛くて凛々しい上級生、加賀美よわいだった。
流れるままよわいの所属する「境界倶
楽部」へと入部することになった千草だったのだが、そこはちょっと変わったところで――
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そんなわけでお茶濁し企画第2弾DESUYO!
こちらもpixivで公開中の重複投稿作品になりますん。よろしくどーぞー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-17 09:48:13
23581文字
会話率:49%
迷子はもう終わり。飛鷹彩子を護ると、決意を固めた騎道。彩子に悪意を抱き、彼女の生を踏み躙ろうと画策するものすべてと、戦うと。すべて……。悪意だけでなく、騎道を取り巻く現実。何より、真実を何も知らずにいる彩子と、どう向き合えるか? 彼女を、こ
れ以上傷つけずに。
騎道と彩子だけでなく、三橋も。それぞれの立場を別ける、境界線が揺れ続ける。『SPIRAL BORDER』開始致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 11:29:21
42569文字
会話率:33%
全てを飽和する海は空との境界を知らない
最終更新:2013-11-01 20:16:22
600文字
会話率:0%
【リメイク中につき、2~5話を削除】
夕立に見舞われ、雨を凌ぐために狭い路地に入った少年は、幻想的な書店に出逢う。そこで手に取った本の幻想的な世界に少年は惹き込まれていった。
少年が不思議な街に迷い込むという児童文学「時計の国」――そこ
は数字の代わりに“色”が時間を刻む不思議な街だった。
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◆「純文学×児童文学」な短編小説(文庫本換算で約35p)◆なろうに合わせて5分割折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-30 23:00:00
2397文字
会話率:26%
変わらない毎日に突然起きた惨劇。生きる希望を捨てないで―
※内容が内容なので、事故や天災などにトラウマがある方は閲覧禁止とさせて頂きます
最終更新:2013-10-29 00:00:00
4132文字
会話率:22%
この世のあとあの世の境界、三途の川の中州にある常夜の町。
管理者の娘ユズリと、人を探して町に迷い込んだ遊佐が出会って一ヶ月。
町に出現した辻斬りは生者死者異形の区別なく、ひたすらに血の雨を降らす。
それが遊佐の探し人なのか?
迷い夜行完結編
になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-27 20:43:40
73781文字
会話率:38%
この世とあの世の境界、三途の川の中州にある生者と死者と異形の入り乱れる夜だけの町。
最近町に出入りするようになった遊佐と町の管理者の娘、ユズリはそれなりに平穏な日々を送っていたのだが、ある日管理者から『おつかい』を頼まれ――。
最終更新:2011-11-15 01:18:10
74036文字
会話率:50%
この世はとかく嘘と真の境界が曖昧だ。逆説的に、嘘で騙して金を取る詐欺師の方が、何が真実かも知っているものかもしれない─男はそう語った
キーワード:
最終更新:2013-10-24 01:24:39
4505文字
会話率:3%
両親を交通事故で亡くしたばかりの主人公。ある日、道端に人だかりを見つけて近寄る。すると、み~ず~と声をあげている銀髪・赤と青のオッドアイの少女に出会う。
いつもなら、関わらず避けるこの場面を自ら関わっていく。そして、彼女の生い立ちと家柄を聞
くと、鬼と吸血鬼の混血だと彼女が言うのだ。冗談に思っていた主人公は、成り行きで彼女を助けることに。
彼女の家へと向かい鬼に囚われてしまう主人公。そこで命を落とすが彼女の血で復活し、人間ではなくなってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-15 19:00:00
23664文字
会話率:38%
馴染みの僧侶に連れられ、廓に赴いたある若い男が、偶然入った部屋で、女と出逢う。
明るみに生きる者と暗闇に生きる者の境界線で、苦しみに耐えるモノの話。
最終更新:2013-10-12 12:40:19
2112文字
会話率:31%
気弱な少年が、凛とした青年に成長していく。三枝伊澄(さえぐさいずみ)の高校生活を綴る、男子校を舞台にした青春小説。 ーー友情と恋情、愛情の境界が混ざり合う時間を、僕等は過ごしていた。
最終更新:2013-10-09 18:42:32
1946文字
会話率:31%
少女、白幡(しらば)日向(ひなた)は悪魔の手鏡を貰う。治らない病気を治すため悪魔が欲した代償を満たす。
その代償を目のあたりにして、主人公金井(かない)究(きわむ))が人間修理屋の扉を叩く。
人間修理屋で絶対駆逐主義者の安藤(あんどう)
行脚(あんぎゃ)と出会う。
人と人でないものの境界線を踏み砕いて行く一譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-02 15:09:06
5116文字
会話率:29%
何の変哲のない日常は、突然出没した黒い霧によって一晩で〝異常〟なまでに非平凡な非日常と化した。黒い霧に侵食された“モノ”は何であっても化け物へと姿を変えてゆく。それを人は『世界侵食』と呼んだ。その『世界侵食』に巻き込まれた極平凡なギャルゲー
マー荻菱弥彦は、数年の時を経て化け物を狩る役職に就くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-29 19:50:54
1200文字
会話率:5%