ーーチリン
鳴り響く鈴の音。
中に入ると木を基調とした内装が目に入る。入口すぐに椅子が三つ並んだカウンター。六畳あるかないかの、こじんまりとした店だった。
「いらっしゃいませ」
最終更新:2024-12-13 22:03:45
6515文字
会話率:44%
吸血鬼とのクォーターの涼音。
音楽を通じて自分を保つ涼音は、ステージで生まれる音楽が他者と共鳴し、奇跡を生む瞬間を求め続ける。
音楽が心を繋ぐ力を信じ、吸血衝動という宿命を超えて、彼女は新しい音を紡ぎ出していく。
最終更新:2024-12-12 19:10:00
12883文字
会話率:19%
高校生の「蝉木 詞音(しのん)」はある日の放課後、教会に訪れる。
そこで出会ったのは女神を思わせる風貌をした「林道 ゆらら」であった。
哲学を志すゆららに不思議な魅力に取り憑かれた詞音。
ゆららとの会話を通して、自分の未来について考える。
※この物語はフィクションです。実在の地域・団体・人物とは関係ありません。
この作品はノベルアップ+にて開催中の百合文芸コンテストへの書き下ろし作品の原案です。ノベプラにも後々似たような作品が投稿されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 19:40:00
14754文字
会話率:37%
付き合って初めて彼の家へ遊びに行く篠原涼音。とその彼の垣根静流のドキドキ勉強会。果たして無事に終わるのか…?
最終更新:2024-12-08 19:54:37
1354文字
会話率:55%
ブラック会社のせいで今日も残業の俺。夜遅くにアパートに帰ってきて、タバコを吸うためにベランダに出る。すると、どこからともなく鳴り響く腹が減る音。身を乗り出し隣を覗き込むと、そこには制服姿の女子高生がうずくまっていた……
なろうラジオ大賞
6 参加作品。テーマは「ベランダ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 12:26:00
1000文字
会話率:25%
刺殺されて死んだ地味男、こと川上紫音。
生まれ変わったのは異世界!?
よし!前のように地味には生きず、最強になって派手に生きるぞ!
目指すは異世界最強枠!
あれ?なんか違う…?
「え!?異世界?…よし!最強になろう!」
地味男、今は地味に
は生きません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 06:00:00
8982文字
会話率:57%
2011年1月1日。地方の山間にあるひっそりと佇む古びた高校。その名は「明月高校」。古びた木造の校舎が、冷たい冬の空気の中で静かに立っている。生徒数も少なく、時が止まったかのような静かな場所。どこか物寂しく、静けさの中に漂う違和感。しかし
、それは日常の一部として溶け込んでいた。
曇天の午後1時。校舎の中に奇妙な響きが広がる。それは風の音にも似ているが、確かに人の声が混じっているようだった。誰もいないはずの教室の扉が微かに揺れる。廊下の奥から聞こえる、規則的ではない足音。平穏だったはずのこの場所が、一瞬にして不穏な空気に包まれた。
明月高校の静寂は、午後一時のチャイムを境に暗い闇に包まれることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 23:23:06
5147文字
会話率:29%
ここには二つの世界がある。
人間の世界アウローラ。そして魔族の世界ノックス。
人間と魔族は長い間、戦争をしていた。
しかし15年前、ついに人間が勝利の旗を掲げた。
勇者レイヴ・ファレス。
僧侶テラ・パクス。
魔法使いウェネ・クラディット。
三人が戦地へ赴き、魔族の王である魔王を封印することに成功したのだ。
全ての魔族を滅ぼしたわけではないが、終わりの見えなかった戦争。特に最前線である戦地モルスには束の間の休息が与えられ、そして現在。年に一度、魔法使いウェネが魔王に封印を施している。
そのウェネの息子であるマコト・クラディットが主人公。
妖精に愛されるマコトは、妖精の≪おしゃべり≫が聞ける魔法使い。
16歳になったマコトは、封印を施すウェネに同行することとなる。が、ウェネは魔王の封印を解いてしまう。
「どういうことだ! なぜ封印を解いた! 何をしでかしたか分かっているか⁉」
「えぇ、分かっていますとも」
いつもと変わらぬ声音。パニックに陥っている地下室の中で普段と変わらない様子の彼女が一番異質だった。
「私、ずっとずっと思っていたんです」
ウェネが振り返る。
妖精に愛される彼女は綺麗に笑っていた。
「意思があり感情がある人間を研究し、実験を繰り返して戦争の道具にする。それどころか魔王までモルモットにしてしまう、こんな最低最悪な世界なんて」
うっとりと。
「滅んでしまえばいいって」
マコトと一緒に逃亡した魔王。しかし魔王にはほとんど魔力がなかった。
人間の世界を守る為に魔王を殺そうとする人間。
魔王という座を奪わんとする魔族。
どちらにも追われる身となった二人は、争いを無くし、真の平和を手に入れるため、世界を二つに分けることを選択する。
その望みを叶える為、女神ダメラスの元へ向かう旅が始まる。
出会いと別れ。
未来と過去。
生と死。
命の重さ。
魔王と人間。
友達になった二人の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:14:51
78564文字
会話率:46%
ある夜、森の中。風に揺れる草木のざわめき、枝が折れる音。虫の鳴き声や鳥の羽ばたき。それらとは明らかに異なる、不気味な音が響き、男は手を止めた。耳鳴りのようなその音は徐々に大きくなり、やがて激しい光とともに周囲を包んだ。思わず仰け反り、男は
顔を手で覆う。
やがて光が収まり、森に静寂が戻った。しかし、男のすぐそばには奇妙なものが残されていた。それはまるで石炭ストーブのような形をした、大きな鉄の塊だった。
「なんだ、これ……。急に現れたけど、宇宙船か? いや、でも空から落ちてきた感じはないな……」
そう呟きながら空を見上げた瞬間、ギイイ……と、扉が開く音がした。
「おっ、これは驚いた。こんな場所で人に会うとはな」
「えっ」
男は思わず声を上げた。暗がりの中、その鉄の塊から老人が現れたのだ。
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最終更新:2024-11-24 11:00:00
2223文字
会話率:85%
秋の夜。開いた窓から入る風がカーテンをそっと膨らませ、心が安らいだのを感じた。あの小さな膨らみで子供を想像したからだろうか。いいな。いずれ、だが。いや、今夜にでもいいかもしれない。なんてな。
目を閉じる。耳の感覚が鋭くなり、幸せの音を掬
い取る。妻が食器を洗う音。それと今、音を立てたのは木製のローテーブルの上に置いたグラスに入った氷。外からは秋の虫の声。恐らく近所の家の庭だろう。この家の庭は人工芝生。いずれ、妻がガーデニングを始めるかもしれないが今はスッキリした状態。新居なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 11:00:00
5112文字
会話率:68%
青い海。白い砂浜。波の音。それに時折、カモメの声。最高のバランスのBGM。パラソルの下。気品と高級感あふれる白いビーチチェアに体を沈め、ふと手にしている本から目を逸らせば澄み渡る青空。
久々の休日……最高だ。遠出、それに奮発してこのホテ
ルを予約して良かった。ああ、そう思っているのは僕だけじゃない。部屋を見た瞬間の二人のあの喜ぶ顔……思い出すと胸が熱くなるなぁ。
と、胸が。これまた厚みのある……ほほほうっと、なんだい? マッサージしてくれるのかい? 参ったなぁ。妻帯者なんだ。
でも君みたいな美女のご厚意を断るのもなぁ。お手柔らかに頼むよ? お、ほぉ、柔らかい……柔らかい……。
――コンコン
「お客様。お夕食をお持ちしました」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 11:00:00
1449文字
会話率:69%
並いるホストクラブでも群を抜いて売上の高いホストクラブーre:バースに君臨するNo. 1ホスト美玲朱音。朱音はNo. 1ホストとして、順風満帆な生活を送っていた。しかし、朱音のバースデーの日朱音はアフターの途中に誰かに刺され、公爵令嬢として
乙女ゲーに転生してしまう。
刺された時のことを何も思い出せない朱音。見慣れない転生後の世界に戸惑うも、周りの人物はどこか見覚えのある人が多くて‥!?
前世で殺した犯人を見つけるために、対象キャラを攻略してみせる!No. 1ホストなら余裕でしょ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 23:40:38
22886文字
会話率:50%
幼いころから、なんとなく人のオーラを認識できた明美 美音。
彼女は、人の色を見てるうちに自分の真っ黒以外何色もないことにひどく退屈していた。
これは、彼女が人を救い、自分が救われる為の物語。
最終更新:2024-11-23 12:00:00
4553文字
会話率:26%
ぱちぱちな音。一日の中で、たくさんのぱちぱちがあるみたい?
※霜月透子さま、鈴木りんさま主催の企画『ひだまりの童話館』の童話が間に合わず、そっと詩を書きました。企画参加作品ではありません。
最終更新:2024-11-22 23:55:26
382文字
会話率:0%
雨の中家に向かって帰る中ふと声が聞こえる。濡れた地面を蹴り上げる音、降る雨が地面を叩きつける音。全て雨の囁きだ。
最終更新:2024-11-19 09:41:42
2024文字
会話率:0%
魔力全盛の時代。大国エリシアは魔王軍との激しい戦いを強いられていた。衝突が起きるたびに残るのは、対戦の疲弊感と敗北に対する暗い感情、そして命を落とした者たちへの深い悲しみであった。
そんな中で発足した、大国エリシアの4大戦力のうちの1
つ、ノワール。この部隊の戦い方には大きな特徴があった。それは、相手が魔王であろうと何であろうと、殺傷をしないことである。それを可能にしたのは、魔力が衰退した世界で新たに主流となった、精神の力、霊力。それを育むカギとなるのは、人間とのつながりであった。
それから300年の時が経ち、16歳にして魔王の座に君臨した1人の男がいた。その男の名はアバウト。かつて最強と呼ばれた魔王が封印された地に生まれ、闇の世界の頂点を目指して生きてきた彼は、一晩のうちにアヴァロニアとシャングリスの二国を支配してしまう...ほどの力を持つ最強メイドを従え、直属の配下たちと共に魔王として生活していた。事実上、魔力全盛の時代以降最強といえる魔王として、彼は新たなる魔力の時代を築き上げる、はずだったのだが...。
「オレ、魔王やめるわ!」
わずか2年でその座を降りたアバウトは、禁断の魔法を発動して己の所有する魔力をすべて封印し、新しい人生を歩むことを決意した。その理由はただ1つ。青春という輝かしい経験を得るためである。齢18にして彼はようやく大恋愛や親友との絆といった一生モノの思い出を欲するようになり、いてもたってもいられなかった結果であった。
そんな中で彼に襲い掛かったのは、突然のピンチ。目が覚めれば戦場のど真ん中だったのである。大地をとどろく爆発音。早くも終了を迎えかけた彼を助けたのは、銀色の長髪をした浴衣姿の女性であった。
戦場に鳴り響くは大砲ではなく花火の轟音であれ。
きらめくは銃の発光ではなく大輪の雫であれ。
流れるは人々の血でなくロマンチックな空気であれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 18:30:20
172138文字
会話率:50%
母を亡くし、古びた田舎町・水瀬町へと引っ越してきた16歳の少女、水乃鈴音。彼女は、自身が古代から続く巫女の血を引く存在であり、大昔に起こった「大きな災い」を封じる役目を担っていた。
鈴音は町に迫る災いに立ち向かうが、過去と繋がる謎が次第
に明らかになっていく。
果たして、鈴音は運命に抗い、世界を救うことができるのか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 23:03:07
18726文字
会話率:36%
観客による鳴り止まない拍手の音。上がる歓声を後にステージから捌ける。
まだ終わらないでと熱狂的なファンからの名残惜しそうな声に、舞台の成功を確信する。誰もが憧れて、一度は夢みるような主役に、ようやくなれた。
……はずだった。
覚えているのは
、自分が演者だったということだけ。
名も知らない劇場での奇妙な出会いが、人生を変える。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-13 07:00:00
14942文字
会話率:42%
長年の修行よりついにステルスの極意を身につけた篠染玲音。
今日も教室の空気の一部となり、クラスのみんなに溶け込もうと奮闘する。
だがごく平凡な日常をまさに送ろうとしていた時、
事件(ラッキースケベ)が起こる。
その事件がきっかけとなり不登校
が更に加速していく。
そして舞台は中学から高校へ。
楽しみにしていたゲームソフトを買うために久しぶりに早起きをする篠染玲音。
だが信号が青に変わるのを待っていると隣に居合わした
女の子スカートめくり上がる
ハプリングに遭遇してしまう。女の子パンツに導かれ、あれれと自転車ごと転倒。
そこにタイミングよく車のクラッシュ音が鳴り響いて、
「……く、謎の光で何も見えないっ」
次に目を開けるとそこは妖精の王女がいる異世界だった。
情けない理由であっけなくアイドルになって死んでしまった
高校生が送る転生ファンタジー。
転生し容姿を変え続け、記憶が混同して生きず続けた未来に
いったい何があるのか?
絶望を繰り返し、新たなる魔王を倒すため僕を召喚したロザリナ姫を
見返すためだったりと波瀾万丈の現代をまたいだ異世界逃避行の勇者を
志す冒険が今始まろうとしている。
「今日のパンツは何色でしょうか?」
って口を滑らすほどユーモアがある主人公の篠染玲音。
普段はバカげていてもそれは愛に飢えた強がりかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 18:00:14
116948文字
会話率:36%
人生に落胆して、心が壊れ引きこもりになった篠染玲音。
学校に登校しなくても全知全能なパソコンの力を借りれば
神様になれるって思っていた中二病の時代の悲しい物語。
最終更新:2022-02-21 17:36:04
12962文字
会話率:15%
夜の街に響く音。
それは、黒い影のハイヒールの音だった──。
キーワード:
最終更新:2024-11-05 12:20:13
455文字
会話率:9%
ある日、黒猫を拾った雫川琴音。部屋から脱走した猫を追っていくと、たどり着いたのは夢乃屋という魔道具を扱う専門店。「こんなに早く後継者が見つかるなんて。ほっとしたわ」「この店の主が旅に出たいと言うから大急ぎで後継ぎを探していたんだ」ピッタリの
人材って、私がですか!? 訳が分からぬまま店を引き継ぐことになった琴音は、言葉を話せる不思議な猫と一緒に、新米店長として奮闘し始めます。ごく普通の街角にあるお店なのに、お客様は見知らぬ世界から訪れる不思議な人たちばかり。そんなお店の日常をぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 21:00:00
93960文字
会話率:50%
聖杯伝説
火。
焚べる薪。
王は太陽を向いて。
月夜に酒の肴として謳う。
「救世主が現れる。其の者は、この世界に大いなる戦火を齎すであろう。」
人々は、笑った。
新しい人の顔を見る。
其の目に隈は無い。
ただ、闇の中に一筋の光が、全て別れる水流の如く裁く。
人々は知っていた。
其の力が、笑顔に代わる新たなる装いを齎す事を、月明かりの(枕)元、日々の本で知っている。
其の後は知るまい。
本が一冊あるだけだ。
其の本は、まるで、空白が目立つ様に、前半にだけ、びっしりとこびり付いた炭と跡とが、こう記した。
Zeus-metaと。
其の本がある。
主(神)は、雷を遣わした。
(主)人を燃やし尽くさんとする為だ。
(主)人は、雷の中、現れた。
大きな鷲が居た。
其の十字架に居座り、大雨に傘と覆い被さった。
晴れた後、(主)人は鷹を追い求めて、旅に出た。
ハゲワシが十字架の周りに居着いた。
雷は時折、降り、新たな種を蒔いた。
(主)人は、其れを持って、全て焼いた。
パンも家も、本も焼いた。
全ては、(主)神の御導きによる福音。
其の災禍の中、覗き込む様に、主(神)は、眠られた。
幾年もの歳月を経て、(主)神は、降臨した。
最強の伝説に勇姿を記す。
マリンが聖杯を、大海から奪った。
ルシファアが顕現した。
魔王「ヤゴー」が討ち果たされた。
カボチャの竜が復活した。
隣国が魔界と戦争を始めた。
ゴジラ が長き眠りから解き放たれた_
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 09:30:26
35554文字
会話率:19%