体が弱くて成人まで生きられないかもしれない……そう言われていた私、王女トワイリリィ。高熱の最中、唐突に思い出した。
自分の前世が戦うしか脳がなかった、救世の女王であると!
前世の自分は魔族と戦うだけで若くして一生を終えるという、殺伐としたさ
みしい人生だった。今世こそ、この美貌と権力で、必ずや素敵な恋をしてみせる。
愛に生きると決めた王女トワイリリィ、今世では明るく元気に婚活に勤しみます!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 20:56:52
55674文字
会話率:22%
「ファビアン、あなたとの婚約を破棄するわ」
ミアラ王国の女王、ヴァレンティナは半年の婚約に終止符を打つ。
そろそろ婚姻し、後継者をと周りに嘆願されていた。氷の妖精の血を受け継ぐヴァレンティナは、幼い頃から、次期女王として宰相や大臣から期待
の眼差しを受けてきた。ときに、孫を見るような目で慈しまれた。
それ故に、政略結婚の相手に選ばれた公爵令息の生々しい視線に堪えられなかった。また、距離をおいた付き合いのためか、浮気が発覚しすっかり気を落としてしまう。
「もう一生結婚できないかもしれないわ」
「ご冗談を」
長年ヴァレンティナを支える秘書官、エルンストはいつも彼女を慰め、温かい言葉をかけてきた。ヴァレンティナは彼まで失ったらどうしようかと不安に駆られて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 12:00:00
65828文字
会話率:52%
三年前の事だった。
大型地震が起こった、それに伴って津波も起こった。らしい。
僕はその時はいなかったから知らないけど。
ちょっと前の話。
あれは多分神様の大掃除なんだと思う。
きっと、悪い人たちを掃除するために自信を起こして水で流しちゃっ
たんだ。
でも、それじゃあ、パパとママは何をしたの?
三年も前の事だった。
あれはすごかった。
いろんなものが流されていくんだ。
学校も、家も、車も、皆。
でも、俺は死ななかった。死ねなかった。
三年前の事でした。
暑い夏の日でした。
いきなり体が揺す振られる様な大きな揺れで目を覚ましました。
それはそれは大きな地震で、気が付けば辺りは水で流されていました。
昔の事だ。
でかい地震だった。
凄い津波が来た。
あの子は死んだ。
つい最近の事だ。
ワタシの親は死んだ。
みんな、トイレットペーパーみたいに流されて。
一緒に流されて。
三年前の事だ。
大切な物は何もかもなくなった。
オレも長くはないかもしれない。
凄い爆発だった。
来年の事だ。
暑い夏の事だ。
きっと、あの日見た事実は、
誰かの空想になるでしょう。
そして、その空想は、
いつかまた、
事実になる。
そして、また同じ空想を彷徨って、
何もできないまま、
死ぬことすら許されず、
翻すでしょう。
その身をもって、
もう一度、
何度でも、
僕たちは、繰り返す。
同じ、
『反逆記』を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 07:18:15
3483文字
会話率:16%
もしかしたら悲しみは
誰かに話したとしても
減らないかもしれない
解決できないかもしれないし
心ない返信で傷が増えるかもしれない
最終更新:2023-03-07 01:01:45
277文字
会話率:0%
個人的な観点でしかないけれど、滑稽極まりないかもしれないけれど、毒にも薬にもならないけれど、そんな厄介極まりない感情の話。
最終更新:2023-02-26 20:40:59
717文字
会話率:0%
ありふれたもの。
身近にあるもの。
身近にあればあるほど危険な中毒
正解、不正解選ぶのはあなた自身。
正解はこの世に存在しないかもしれない
ただ迷う権利も得ているだけだ
最終更新:2023-02-24 20:31:55
9953文字
会話率:15%
敗戦国となったとある国。
その国のお姫様だった彼女は、革命の日に死にそびれた。
その結果、その場で殺された彼女の家族とは違い政的利用の為に10日後大々的に処刑されることが決まってー⋯
ーーこれは、全てを失ったお姫様の、全てを喪うまでの
10日間の話。
※同名義でムーンライトノベルズ様、アルファポリス様で連載しておりました別小説の作中作になります。
こちらの作中作のみカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 18:36:14
4147文字
会話率:25%
今月の電気代や夕食のメニューなどを考えていればよいものを、頭の中はこんな有様、そして今日も日が暮れる
最終更新:2023-02-19 00:47:51
2389文字
会話率:0%
これは好きなのか?ほんとに?うそこけ
最終更新:2023-02-16 00:26:09
1119文字
会話率:4%
ある日5人のゲーム実況者たちは異世界に転移してしまう。
5人は異世界に心を躍らせるが、現実はそう甘くはなかった。
国同士の争いに巻き込まれ、理想の異世界生活はどこにもなかった。
5人は異世界で心躍る冒険をすることができるのか?
最終更新:2023-02-11 22:28:01
2926文字
会話率:46%
これは、作者のあったかもしれない他の人生。
なれたかもしれないし、なれないかもしれない。
その内の、なれた。"なれてしまった"方の人生の話。
最終更新:2023-02-09 15:00:00
940文字
会話率:10%
好きな人に、どう話しかけていいのか分からない。どんなアピールをするべきかもわからない。そんなことをしても、どうにもならないかもしれない。そんなことを相談してみて、あることを思いつく。彼女が良く吸っているタバコをきっかけに、距離を縮められない
か、と。俺も彼女も、今だハタチに至っていないので、気は進まないが...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 09:51:06
2603文字
会話率:6%
――開始は、ランダムで組まされた5人のプレイヤーしかいない世界。
その世界で最初のボスが倒された後に広がる世界はその5人のプレイヤーしかいなかったはずの世界ではなく……――
そんなゲームを友人から勧められプレイすることにした陽葵は、
そのゲームを通して少しずつ自分の中の世界を広げていく……そんなお話だったらいいのにな。
※R15や残酷な描写のタグは保険です。(ご都合主義は魔法の言葉と信じてる)
なお、いまいちMMO感ないかもしれないので多分注意。
掲示板回以外の誤字脱字に関してはもしありましたら教えてもらえると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 07:00:00
159046文字
会話率:52%
あなたがパラレルワールドに行ってしまったら、どうしますか。
それが青春時代の自分だったら、どうしますか。
再出発として、喜ぶでしょうか。
あなたは過去に戻りたいですか?
今の人生をやり直したいですか?
そんな世界を肯定できますか?
これ
は僕の日記にも近い物語。
突然与えられ奪われた、記憶のメモとも言える。
当たり前と思っていた幸せ。
それは、嘘のように消えてしまった。
価値をなくし、生きる意味を失ったその世界。
なんの希望もなく、絶望と失望に消えた未来。
そこに現れた、憐(れん)との再開。
未来を取り戻したかに思えた、光。
それでも世界は異なるものだった。
消えてしまった支えに、閉ざされる未来。
何もない世界に、無意味な人生。
失われたそこには、憐との思い出だけが残っていた。
最悪の世界と、最低の未来。
そんな世界に、何の未練があるのだろう。
憐のいない日々に。
この世界で経験した、異なる未来とその結末。
そこに感じるもう1人の自分。
2つの世界と、2人の憐。
戻されてしまった僕が見た、異世界の憐の人生。
2度と戻ることはできないかもしれない。
でも、もし戻れるのならば戻りたい。
幸せになってもらいたい。
これは僕が残す手記であり、記憶。
戻れる時までのメモ。
僕の大切な、異世界の君へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 19:00:00
120901文字
会話率:34%
父の最期の日は、子供たちの成人式の写真を撮った日でした。
長くはないと告知され、ターミナルケアは自宅で、という父の希望をくみ、母と二人で看護しました。
聴覚障害とは関係ないかもしれないれど、自分のための備忘録みたいなものです。
最終更新:2023-01-25 22:49:33
1296文字
会話率:0%
「いつかこの空に降りてみたいな」
犬さんは言った。
「きっとどこまでも青く、澄んでいるに違いないよ」
岬の下にのぞく空を降りてみたい犬さん。
猫さんも犬さんの案に、のりのりだ。
けれど犬さんは重くて、猫さんのようにうまくは雲を飛び
移れないかもしれない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 19:41:17
1447文字
会話率:37%
クズ女こと結城 蘭と、関係した男たちとのクソ話。
一話完結の短編集。
不定期更新。
続くかもしれないし、続かないかもしれない。
最終更新:2022-12-22 12:11:58
38037文字
会話率:34%
会社ではクビになり、現実はそう上手くはいかない。生きてるのが次第に辛くなり、苦しくなり始めていた。……そんな時、思ったのだ。 すごろくで人生を決めてしまおう!! と。ーー何を言っているのかわからないかもしれないが、残念ながらそのまんまの意味
だ。このすごろくには、『〜マス進む』以外にも日常の一コマのような行動が書いてある。そして、俺はその止まったマスと同じ行動をすることにした。そうすれば、楽しく生きれそうだからな! だが、そんな素晴らしい生活を続けていたある日……ついに事件は起こってしまった。そこには『スタートに戻る』と、書いてあり……それを人生に置き換えるということはーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 16:05:13
3700文字
会話率:3%
有期雇用従業員熟年男らんどの始まった5年の前半1年程度における終盤報告である。
発達障害者である主人公は自身のシンドロームを自覚しつつ、穏やかに過ごすことを希求しており、前半の報告書では回想を踏まえ、過去の暗い部分にも触れていく。
日
常の積み重ねが人生そのものであり、何か特別な一日があるとするならばそれは目を見張る物語となる。
現在進行形の物語の性格上、起伏に富むものではないかもしれないが発達障害者の生きざまを示していきたく思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 20:14:37
6968文字
会話率:0%
いつか気づく。サンタは来ないかもしれない。
最終更新:2022-12-23 21:54:23
200文字
会話率:0%
夜の闇の中、星の海を縫うように進む列車。
意図せず垂れ流し状態の癒しの力に悩むセチアは、とある事情により左目に呪いを受けたノアールと、白いモフモフな聖獣のキラと共に星空列車に乗って旅をしている。
二人の目的は、『蠍火の魔女』を探すこと。
セ
チアの癒しの力を封印してもらうため、そしてノアールの呪いを解いてもらうために。
だけど、そのためには何か大切なものを魔女に差し出さなければならないかもしれない。
はたして、蠍火の魔女が対価に求めるものは何なのか……。
こちらの話は、AKIRA33*さん(@33comic)の素敵なイラストからストーリーを考えさせてもらいました!
たくさんの素敵な挿絵と共に楽しんでもらえたら嬉しいです♡
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 20:00:00
20647文字
会話率:41%