受験に失敗し全てが嫌になった青年郷田(ごうた)基徳(もとのり)は、ある日異世界に行けるという呪術を試みた。闇の声に導かれて無事異世界に辿り着いた基徳であったが、そこには魔王軍やスキルなどは存在せず、特別なことと言ったら魔法があることのみであ
った。
しかしその魔法も神の教会に独占されていて人は自由に使うことができなかった。教会は誰にでも扱える『土の魔法』を邪悪な魔法として禁止し、選ばれた者にしか使えない『光の魔法』を正統な魔法と定めていた。基徳が飛ばされた世界は、『光の魔法』を扱える『光の魔法使い』が特権階級を担うディストピアだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-23 09:37:19
171408文字
会話率:39%
『女王の栄光』。
それに選ばれた者は、どんな願いでも叶えることができると言われている。
民を愛し、民に愛された魔法大国のシスティ王国の女王・メイヴィアの結婚。彼女は、宝物である国民たちに、恩返しがしたいと考えた。そこで、とある約束を
一つ掲げる。『この度の結婚の贈り物の中で、最も気に入った品を贈った者に、返礼として、願いを一つ叶える』と。
一方で、アリスには、時間がなかった。世界で最も愛しい人の命の刻限が迫っていた。どれだけ手を尽くしても、自らの手で彼の命を救うことはできない。それが、この世界の理だった。『女王の栄光』に目を留めたアリスは、愛する彼の命を救おうと考える。女王に贈ったのは、心の宿るマリオネットたち。孤独をよく理解していたアリスは、女王の心境にもまた共感していた。自らの孤独を救ってくれたのは、最愛の彼の存在。彼がいつもそばにいて支えてくれたから、今もこうして生きていられる。女王にも、常にそばで花のように咲き続け、希望を与える存在がいたならば、どんなに心強いだろう。願いを叶えたい欲こそあれど、アリスは女王の結婚を、一人の友人として、心から祝福してもいた。
だが、アリスは、この女王の結婚に、どれだけの思惑が折り重なっているかを理解していなかった。『女王の栄光』には、アリスが創ったマリオネットが選ばれた。ただし、アリスではない別の誰かが創った物として。マリオネットを創ったと名乗る彼らは、素性の知れぬ旅人たちだった。女王が豹変したのは、この日からだった。女王は姿形を幼い少女に変え、民に刃を向け、国を荒廃させた。かつての輝かしいシスティナ王国は、どこにもなくなった。そして、女王は、アリスの飼い猫である黄金の瞳を持つダイナを狙う。
アリスは、女王の豹変の原因が自らにあることを知っていた。あの時、欲目のために女王に近づかなければ。最愛の彼の終わりを受け入れることができていれば。彼なくして生きていける『居場所』を見つけていれば。意識を失う最後の時まで、終わりの刻限が迫る彼のことを考えていた。
『―――………世界でもっとも愛しい人。』
これは、彼女と彼女を取り巻く人たちのお話。
誰かのための、居場所の物語。
この作品は「小説&まんが投稿屋」にも「五月雨」名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 22:43:05
493249文字
会話率:26%
魔法の才能。
それを持つものは、この魔法の世界に住む者にとって憧れのような存在だった。
彼ら、彼女らは、魔法使いになるための学舎に通う頃からその才能を発揮し始め、将来を期待されるエリートとしてその道を歩きだす。
それは、選ばれた者にだけ与え
られる権利。
俺は幼い頃から、天才魔法使いと呼ばれる姉の背中を見てきた。
「俺も、お姉ちゃんみたいな凄い魔法使いになるんだ」と、夢を見ていたのはいつまでだっただろう。
怠惰な学園生活。
やる気の失せた日々。
興味も無い―――魔法。
メリゼル魔法学園での日常は、こんな俺に何をもたらしてくれるんだろうな。
Twitterで更新報告してるので、よければフォローお願いします。
https://mypage.syosetu.com/?jumplink=http%3A%2F%2Ftwitter.com%2Ftaka1427折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 19:11:42
138430文字
会話率:31%
通り魔に刺殺された私は、何故か地球とは違う世界で貧乏子爵家の三女として産まれた。
その世界には魔法と、十歳になると選ばれた者だけが授かるとされる《ギフト》があった。
十歳まであと半年、ついに借金で首が回らなくなった両親は、黒い噂のある侯爵家
に養子縁組という形で私を売った。
神様、他力本願で幸せになるのは諦めました。
ですから、もし私にギフトを授けてくださるのなら、どうか幸せを見つけるためのギフトをください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-03 00:00:00
4539文字
会話率:8%
修学旅行の途上で、バズ事故によって死んでしまった高校生達。
彼らは異世界で蘇生された。
勇者として? 英雄として? 選ばれた者として?
いいえ――冒険者として。冒険者! 冒険者ぁぁぁ!
与えられた有能な職業、スキルを使っての冒険の日々。
だが、平和な高校生活から一転、殺伐とした、何でもアリな殺し合いの日常に、当初はファンタジー世界に浮かれていた彼らも、徐々にストレスと人間関係の歪みが蓄積していく。
そして遂にフラストレーションが爆発し、その矛先は一人の生徒へと向けられる事となった。生贄として。
クラス内の結束を固めるために――だが。
「今までのけ者にしていたくせに、どうしてお前らなんかと一緒にいなきゃならんのだ!」
理不尽な状況に激昂した狩野森人は、クラスメイト達と遂に決別する。
蓄積された狩猟・サバイバルの知識を総動員して、一人で生きていく事を決意する。
それから数年後。冒険者をドロップアウトする事にした彼は、猟師として生計を立てるため、愛玩用を兼ねて、奴隷を購入する事を決める。
可愛い奴隷と過ごす、穏やかな田舎でのゆるふわスローライフ。
ここに開幕!
○登場人物の紹介文がある場合、タイトルに☆マークが付きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-26 00:00:00
112119文字
会話率:31%
人口爆発による住宅不足や食糧難に備えるため、人類は火星への入植を始めていた。抽選で選ばれた者は強制的に火星へと移住させられる。
火星移住機構に勤める小川は旧友の畠山に呼び出され、移住者に選ばれないよう手を回してほしいと頼まれるが……。
近未来を舞台にしたSFの短編小説です。
※この作品は「エブリスタ」、「カクヨム」、「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 17:57:03
7081文字
会話率:49%
大学生の脇谷 玄(わきや くろ)は夏休みに母親に強制されしぶしぶアルバイトを始める。
博物館の巡回警備員、ただ館内を歩いて見て周るだけの簡単なアルバイトのだった。そんな中、あるひとつの展示物に目が留まる。「選定石」この時から玄の人生が、運命
が変化していく。
「おい、お前はワシの声が聞こえるのか?」
謎の少女の声。館内に響き渡る轟音。その先、玄に待ち受けるものは.....。
これは、石に選ばれた者達の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 23:38:36
4516文字
会話率:17%
近い未来。この世界には遥か昔に神が創ったとされる兵器、リバティがあった。
リバティは人を一人選ぶ。選ばれた者は『共鳴印』という印が体の何処かに浮かび上がり、リバティと適合した証になる。その代わりに、選ばれた者はリバティに乗り、異形の〝敵〟と
戦わなければならない。
異形の〝敵〟の正体は不明。リバティも何なのかよく分からない世界。
香月湊はリバティに選ばれた四人目のごく普通の男。ただの高校生だった湊が、非日常に巻き込まれていく。
理不尽さ、怒り、恐怖、色々な思いが湊を襲う。そんな時、いつも隣にいたのは大切な仲間達だった。
『貴方は、世界の為に自分を犠牲に出来ますか?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 02:23:02
45938文字
会話率:42%
老後破産。
縁が無い、分からない、どうでもいい、今から考えても仕方ない。
全てはー。
順番です。
崖に並びながら、夢を見ている哀れな者達。
崖が自分の足元に来て初めて慌てる。
後ろのやつに助けを求める。
しかし。
お金を払えと
いう崖下の、巨大な蜘蛛に払えないなら。
誰も助けてはくれない。
泣きながら、謝りながら、座って泣くばかりな友人達。
そして蜘蛛の糸が飛んで来て、あなたは崖下に消えるのです。
その瞬間、あなたは見る。
列の後ろの方。
呑気に、照れたりしながら、笑っているやつらを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 05:39:10
1350文字
会話率:0%
―――500年に一度、人類と魔物は戦争をする。
血で血を洗うような凄惨な戦いだ。
なぜ500年に一度か。それは“聖王”と“悪王”という存在によるものだった。
聖王とは聖なる王、人間の頂点に立ち、騎士達を率いて魔物を滅ぼす者。
人間に愛さ
れ、魔物に忌み嫌われる者。
悪王とは悪しき王、魔物の頂点に立ち、魔物達を率いて人間を滅ぼす者。
魔物に愛され、人間に忌み嫌われる者。
神から信託が下り、聖王と悪王に選ばれた者は、互いに超越した力を手に入れる。
聖王に選ばれた者は体に竜の紋章が刻まれる。
悪王に選ばれた者は体に悪魔の紋章が刻まれる。
聖王、悪王、どちらかが滅亡するまで戦いは終わらず、勝者側には豊かで平和な暮らしが約束される。
幼馴染かつ親友、兄弟とさえ言える二人の少年、ブラックとホワイト。
聖王に選ばれたブラックと悪王に選ばれたホワイトを中心に、世界は戦争を始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-10 14:26:34
20546文字
会話率:30%
十年に一度行われている儀式──精剣祭【せいけんさい】。
それは精霊が宿りし剣に選ばれた者が、地の底から現れる魔王を倒して大地の穢れを祓う儀式……そして魔王を倒した者のどんな願いも叶える祭であった。
足が不自由な少年カナエは大冒険に憧れ、『
足を治す』という願いがあった。そんな彼の元に雷を纏った精剣アリアが飛来、選ばれたカナエはその力で歩けるようになり、幼馴染で同じく精剣に選ばれた少女サラと共に夢だった大冒険に出発する。
旅の行く先々で様々な願いを持った人達と会い、願いを叶える為に起きた事件に巻き込まれ、そして世界の破滅を望む魔王との戦いに挑んでいくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-28 12:00:00
54708文字
会話率:65%
突如現れた異形の怪物【魔人】の出現によりこの世界は混沌と恐怖の時代を迎えていた。
しかしその魔人に唯一対抗し、滅ぼす事の出来る聖なる力を持った【キューブ】という結晶に選ばれた者【ガーディアン】達により世界は何とか保たれている状態であ
った。
ーーーーーーーーーーーー
この物語の主人公である一般市民【春日井蒼人】はとある事件に巻き込まれ謎の少女【ムウ】を助ける事によりこの世界の戦いに身を投じて行く事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 09:50:13
688文字
会話率:45%
人では無いもの、それが確認されたのは、つい最近の事だ。
名前もないその生物は、”再生”と呼ばれる能力を持つ。
果たして、その生物は、一体何なのか。人間にとって彼らは、悪か?それとも戦士か?
最終更新:2018-01-31 16:48:40
3606文字
会話率:32%
10年に一度最高神を選ぶために行われる戦いであり長い時を生きる神々の娯楽である
「神楽大戦」
その参加者として選ばれた者は一人になるまで戦い続けなければならない。
参加者として選ばれた20人の高校生。
己の望みをかなえるため、なんでもあり
の殺し合いが
今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 16:13:53
1517文字
会話率:46%
ブレイブフォン、それは勇者の為の携帯電話。ブレイブフォンから電話を掛けられた者はいつ如何なる時でもブレイブフォンの所有者の呼び出しに応じ、瞬時にその者のいる場所に召喚されその者の為に働かなければならない。時には過酷な戦いを強いられる時もあ
るだろう。そのブレイブフォンに呼びだされた者をブレイブフォロワー、そしてそのブレイブフォンに登録される番号をブレイブナンバーという。ブレイブフォンの所有者に選ばれた者は世界中のブレイブナンバーを持つ者達からその番号を聞き出し世界の平和に貢献する為に旅立たなければならない。
そして今日、ブレイブタウンに住む一人の少年が新たな勇者としてブレイブフォンの所有者に選ばれよとしていた。
※大分前にのべぷろに投稿してたやつですが折角なので小説家になろうにも投稿することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-16 21:11:56
159625文字
会話率:71%
ヒーローたる者、ヒーローならざる者。
それはロマンだけでなく、ただカッコイイだけでは務まらない。
選ばれた者は選ばれた責任を果たせ。
「ぶっちゃけ君の進む先には苦難しかないだろう。それでもやるかい?」
おちゃらけた青年は言う。
そん
なことを言われたって答えは一つしかない。
――ああ、もちろんやってやるさ。
「だって俺は――――、主人公なんだろう?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 22:55:07
37311文字
会話率:31%
“証”それは、魔力を持つ者に浮かぶ模様のことであり、生贄として選ばれた者の印。
レオンの恋人、ジルの胸にもその証が突如として現れていた。
血で受け継がれていくはずの証が、ジルの胸に浮かぶはずなどない。
混乱していたレオンだったが、その理由
を知った時、大切な彼女の願いを叶えるため、危険を承知で動き出す。
ジルを想いながら葛藤するレオンと、未来を願い、苦しみ悩むジル。
残された時間を共に支え合い、生き抜いた二人の、悲しく切なくも温かい恋の物語。
拙作「私に世界は救えません!」のキャラクター、レオンの過去の物語です。
私に世界は救えません! を読まなくても恐らく読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-10 18:04:07
58594文字
会話率:24%
小野透子はノーコンセプトガールというアイドルグループに所属する、いわゆるアイドルだ。
透子のグループには神様に愛された者と神様に選ばれた者がいた。神様に愛された万李歌は驚くほど美人で踊りが上手い。神様に選ばれた彩雪は歌や踊りが特に優れて
いるわけではなく、容姿に関してもグループの中で取り立てて良いわけではなかったが、なぜか真ん中に立たされ物語の中心になっていた。
そんな二人を見ながら地道に活動していた透子だったが、突然新しい曲のセンターに指名される。その時を境に、神様に愛されても選ばれてもいない透子のアイドル人生は思わぬ方向に動き出す。
ある日、透子はアイドルになるきっかけにもなった憧れのダンスグループunkNownのメンバーのタエと知り合い、その同居人であるロックバンド百尺玉の中心人物ヒデヨシと出会う。現在は落ちぶれているものの、かつて一世を風靡した彼の言葉は透子の心に静かに闇を落とし、これまでとは違う透子を生み出していった。
センターとしてめまぐるしい毎日を送る中で透子は彩雪の何気ない一言をきっかけにそれまで溜め込んでいた感情を一気に爆発させてしまう。失意の透子は救いを求めるようにタエの部屋を訪れるも、そこにタエの姿はなく、代わりにヒデヨシによって出迎えられた。同じ頃、久々のライブを行うもまったく評価されず意気消沈していたヒデヨシが透子の体を求める。ヒデヨシとの触れ合いで少女でも大人でもなくなった透子は世界に居場所がなくなってしまったと感じ、外側から世界を見ているような感覚に陥る。
そして人が言って欲しいことを言ってあげ、理想として追い求める姿でいてあげることこそがアイドルの存在意義であるということに行き着く。
これまで煩わしくまとわりついていた長い髪を切り落とした透子は、自分の世界を変えるのではなく、誰かの世界を今より少しだけ良くするために休養を経て再びステージに舞い戻る。
神様に愛されても選ばれてもいない透子の復活のステージは悪天候に見舞われ中止寸前になってしまうが、メンバーや周りの大人が言って欲しがっていた言葉を投げかけてあげることで突き動かし、ライブは強行される。
次の新しい曲でもセンターに指名された透子は、ヒデヨシの作った歌に乗せてまた歌って踊り出す。神様に愛された万李歌と、神様に愛された彩雪を後ろに引き連れて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-23 19:41:05
117810文字
会話率:27%
この世界には魔術が存在する。
誰もが使えるわけでもない、ある一つの存在に選ばれた者のみが使えるようになる。
ただし、魔術を使うにはそれにあった代償がいる。
その代償は様々で、砂・紙・血液・記憶・寿命などだ。
そして魔術師同士争う。
ただ
一つのもの、「死者を生き返させる道具」をめぐり殺しあう。
そんな中、一人の平凡な男子高校生が、ある一つの存在に選ばれてしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-04 08:44:29
46341文字
会話率:40%
――ラフマニノフの指先は、選ばれた者だけが持っている。
音大付属高校二年・黒江美紗は己の限界に突き当たっていた。成績はもうずっと横ばいのまま、将来を思い描くこともできない。焦燥と懊悩の日々の中、美紗の前に現れたのは、三歳年下の天才ピアニスト
、真白。ふたりはピアノ・デュオを組むことになるが…。
ピアノの神様に愛された少年と愛されなかった少女の、相克のデュオ。
※このお話は深森浅羽さんからストーリー原案をいただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-03 21:00:00
33837文字
会話率:46%